F-1で怪異に物申す!   作:べっけべけ

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ストパンのストーリーとは何ら関係ありません。

エスコンのPSPのジョイントアサルトに出てくるアレをネウロイっぽくしてみましたが…弱体化しました(泣)



あと、F-1のHUDってどういった情報が表示されるのでしょうか?どなたかご存知でしたら教えてください。


対オルゴイ

あの左右非対称なネウロイとの戦闘をきっかけに僕のネウロイ撃墜が始まるようになった。

 

奴等の特徴は何故か試作機や失敗兵器の面影を持っていることが多く、この二週間で10機墜としたところだ。全翼機だったり円盤だったり…とにかく奇抜なものばかりだったとしか言いようがない。

 

神様はどうやらF-1のレーダーだけじゃ届く範囲が決められているからか、レーダー範囲外のネウロイもタブレットで表示してくれるようになっていた。何故か彼らとはあれから連絡がとれなくなり、音信不通の状態になっている。

 

 

本来人間に必要な食事や睡眠、排泄をしなくても済むこのチートは物凄くありがたい。しかも兵装や燃料は無限なため整備も不要。

つまり、いつまでも飛び続けることができる。整備や補給が必要無いということは、その分時間ができるので訓練や遊覧飛行に回せる。

 

ネウロイが出てこない日は旋回や引き起こしを少しでもベテランパイロットのようにするため繰返し練習していた。

 

ヴーヴー

 

タブレットが震えてレーダーのような画面が表示される。今向いている方角とは真反対側にそのネウロイがいるようなので右に90度バンクし引き上げる。

 

 

 

自前のレーダースコープには何の反応も無い。そんなに離れた距離に居るのか?

 

機首の角度を水平にしスロットルレバーをMILからMAXにまで押し込み、瞬間体に少し掛かる圧力。Gなど気にすることなくネウロイのいる方角へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レーダーに反応が出る。敵は2体のネウロイでサイズはまた馬鹿みたいにデカイ。

 

3分ほどが経ち視界に2つの黒い影が映り込む。

 

 

 

 

 

 

 

(ん?……あれって……オルゴイ?)

 

 

その2体は編隊飛行でこちらに高速で近づいてくる。

……最悪なことにヘッドオン状態となった。

 

 

2体の隙間をかなりの高速で通り抜ける。何せアフターバーナーを使用して最高速で飛行していたのだから。

 

視界の上半分…キャノピー真上がネウロイ独特の赤と黒の模様で一瞬埋め尽くされヒヤッとする。

 

 

すれ違った後は機体がバランスを崩す寸前ギリギリの急旋回で方向転換、ネウロイの後を追いに向かう。

 

ネウロイ達は速度を出すだけで進路を変更せずに一直線に飛んでいて、その速度は約430kt(約800km/h)程を出していた。

 

最大出力で2体の真後ろにつく。

 

大戦中の雷撃機のようにネウロイには下手に腹を見せないよう弾幕と平行に飛び距離を保つ。

 

今は広い海の上、流れ弾など気にせずにトリガーを引き、JM61A120mmバルカン砲の弾幕を叩き込む。

 

ブゥゥゥゥ!

 

重なりすぎて繋がったかのような破裂音がヘルメット越しに耳に伝わり、視界の左後方が白煙に包まれていく。本来のF-1ならば20mmは7.5秒分しか積まれていないがこの機体は兵装が無限。

 

回転する6本の砲身から放たれた数えきれない量の20mmの弾丸は1体のネウロイに雨のように襲いかかりネウロイの装甲を広範囲に渡って蜂の巣にしていく。

 

(まさか機関砲の散らばり具合がこんなところで役に立つなんて……)

 

「イィィィィィィ!!」

 

「っ!?」

 

悲鳴をあげたと思ったら突然2体は編隊を崩し、1体は速度を上げて引き起こし、もう1体の方は反転し急降下していく。

 

(あの巨体で連携!?…いったいなに考えてやがるんだあいつら…)

 

 

2体の主翼下から大量の極短レーザーが発射され機体を掠めてゆく。

 

1体は上昇したため真上から、もう1体は急降下しつつロールで腹をこちらに見せているため弾幕を張ってくる。上からも下からもくる攻撃は避けるのがかなり難しく、主翼に数発被弾する。

 

一度奴等と距離を取り作戦を練ろう。そう思いエンジン出力をIDLEにまで一気に落とし、エアブレーキを全開にした。

 

 

 

 

 

 

 

ネウロイが小さな点に見える距離辺りでエアブレーキを戻しスロットルをMILへと進め、タブレットで兵装を選ぶ。

 

装備するのはネウロイとの初の交戦でも使ったAIM-9L空対空ミサイル。

 

 

HUD内にネウロイを捉えてレーザー照射を行い目標捕捉、兵装リリースボタンを押す。

直後にミサイルが発射され視界前方が白煙に包まれてゆき、ネウロイへと迫っていく。

 

 

 

 

 

やはりどうしてもミサイルの類いはネウロイの弾幕に落とされ、命中する割合がかなり低い。もうそんなことは初戦の時から知っており、次の段階へと移行する。

 

空対空ミサイルは1つだけ?そんなことない。

 

 

AIM-9Pを4発、AIM-9Eを4発と次々に装填、発射しロケット弾の雨のように叩き込んでいく。同じなようで違う兵装なのですぐに切り替えができるためすぐに装填することができる。

 

急降下して腹をこちらに見せていた1体のオルゴイの片翼に集中的にミサイルは命中、根元からへし折れその翼を白い結晶として散らしていく。

 

片翼となったオルゴイはきりもみ状態になりながら海面へと向かって落下していく。その航跡には真っ黒な黒煙だけが残っていた。

 

 

 

 

 

 

残るは1体。ミサイルが再装填するまで時間がかかるのでひたすら20mmバルカン砲で攻撃していく。

 

(……張り合いのないやつだったな……)

 

大量の弾幕は敵ネウロイの再生が追い付かない勢いで組織を破壊していき、内部から露出した真っ赤な核まで到達し砕け散る。

 

 

ミサイルでトドメを刺したかったが、やれるうちにやっておくべきなので拘る必要はそれほどない。

 

 

(……暇だ……)

 

何か暇潰しになるものはないだろうか……

そう考えながら高度を落とした。

 

 

 




友人に「赤城に着艦させよう!」と言われたのですが…どうすればいいのやら。

頑張れば着艦できるかもしれないけど…発艦は?


やっぱりこの作品消さないでおこうと思います。

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