「さてと、パートナーのポケモンにニックネームを付けてあげよう。いい名前を考えるんだよ。これから楽しいことや辛いこと、いろんな体験を共にする大事なパートナーになるんだから」
ウツギ博士が言った。かつての自分のことを思い出さずにはいられないのだろう。その大事さを訴えてくる。
ニックネームを付けてあげる──それはそのまま絆を作り上げる行為と同じ。
ポケモンが気に入り、トレーナーにとっても愛着が湧く名前にしないといけない。
ヒビキは考える。ヒノアラシのニックネームを。呼びやすく、雰囲気が良く、特徴をとらえたいい名前を。拳を顎に当てて俯き、ぶつぶつと呟きながら。
「ヒノアラシ……。ヒノアラシ。ヒノ……アラシ。……アラシ!」
ヒビキはハッと顔を上げた!
「決めた! お前のニックネームは『アラシ』だ!」
「単純ね~。でも、良いカンジじゃない?」
「ヒノー!」
ヒノアラシも気に入ったらしい。ヒビキの足元で目を輝かせて跳び跳ねている。
ヒビキはその喜ぶ様子を見て嬉しくなり、ヒノアラシ――アラシの頭をわしゃわしゃと撫でた。
「これからオマエはオレと一緒にすごくなるんだ! ポケモン界に嵐を巻き起こすんだぜ!」
「ヒンノォ〜!」
やる気十分だということを示すように、アラシは背中から炎を激しく吹き出した。
「すでに仲良しだね。あたしはどうしようかな。チコリータのニックネーム…」
コトネはまだ名前を決められていないようだ。チコリータを両手で抱えたまま自分に向き合わせ、頭を捻っている。チコリータは期待をしているような目でコトネを見つめて待っている。
「チコリとか? それともリータ?」
「単純すぎ。ありきたり。おバカさん。黙ってて」
「お、おバカさん……」
ヒビキは顔を引きつらせる。それをアラシはふくらはぎをぽんと叩いて、頷いた。同情しているのか、慰めてくれているようだ。
それにしてもいい香りがするなと、ヒビキは思った。チコリータの葉っぱに顔を近づけて、すうっと鼻を通る爽やかで心地いい香りを吸い込んだ。
「……よし、それでいこうっと」
チコリータの葉っぱの香りを楽しむヒビキの行動を見て何かピンときたらしい。コトネはニックネームの路線を定めたようで、そこから数秒で答えを決定した。
「チコリータ! あなたのニックネームは『ミント』に決めたわ!」
「チコ? ……チッコ〜!」
チコリータは一度首を傾げたが、とりあえず喜んだ。
(良し悪しが分かってないんだな、たぶん)
ニックネームが決まってテンションが上がり、それを連呼しながらしつこくチコリータに頬擦りするコトネをよそに、ヒビキはなんとなく察した事を口には出さずに飲み込んだ。きっとチコリータ――ミントはあんまり細かいことは気にしない大らかな性格なんだろうなと思ったのだった。
「うんうん、素敵なニックネームを付けられたね。センスが良いと思うよ。……さて、じゃあ次は、ふたりが旅をするにあたって、僕からの個人的なお願いを聞いて貰おうかな」
「ウツギ博士からのお願い?」
ヒビキとコトネは顔を見合わせる。ウツギ博士が話を続ける。
「ふたりは僕の研究のこと、しっていたかな?」
「ポケモンの進化について、でしょ?」
コトネが答える。ヒビキもうんうんと頷いて同じ意見だと示す。
「うん、その答えは間違っていないけれど。それは僕のポケモン研究の
「うん? 難しいことを言うなあ、ウツギ博士は」
「もっとあたしたちに分かりやすくおねがいしまーす」
ウツギ博士は困ったように笑って、少し考えてから言葉を選び直して説明を再開した。
「簡単に説明するとね。いま、ポケモンはモンスターボールに入れて持ち歩くのが当たり前だろう?」
そう言いながらウツギ博士はアラシとミントのモンスターボールをヒビキたちに差し出した。ヒビキたちは目を輝かせてそれを受け取り、感慨深そうに眺める。ウツギ博士は微笑ましい光景に口元を緩ませながら説明を続けた。
「だけど、モンスターボールが発明される前は、みんなポケモンを外に出して連れ歩いていたらしいんだ」
「あ、それ、あたしのおじいちゃんから聞いたことあるわ。昔はモンスターボールなしでポケモンと仲良くなって、ポケモン勝負もしてたんだって!」
「ふうん。モンスターボールなしで……オレとビートみたいな?」
「そうっ!」
ウツギ博士はいきなり声のトーンを上げた。ヒビキとコトネの驚いた顔を見て我に返ると、咳払いをして話を進める。
「もちろん、モンスターボールにはポケモンを持ち運び易くしたり休ませてあげられたりという利点もあるけれど。連れ歩くことにも何かしら意味があると思うんだよね。それはもしかするとポケモンの成長や進化に関係があるのかもしれない……」
ヒビキとコトネは相槌を打ちながら、興味津々に話を聞いている。コトネは祖父から聞いた話と、ヒビキはビートとの仲とで関係のある話に聞こえているようだ。
「そこで! 君たちふたりにも、旅をしながらポケモンを連れ歩いてみて、ポケモンと人間との間に特別な感情や絆が生まれるものか調べてみてもらいたいんだ! これが、僕から君たちへのお願いさ。引き受けてくれるかな?」
ヒビキとコトネはまた顔を見合わせる。今度はふたりとも満面の笑みを浮かべて頷き合い、笑顔はそのままウツギ博士に向き直った。
「もちろん! そんな簡単ですごく楽しそうなこと、引き受けないわけないぜ!」
「あたしも! ミントやマリンを連れて色んな場所を歩き回りたいな!」
ふたりのYESの返答を聞き、ウツギ博士は満足したようだ。笑顔でふたりに手を差し出し、握手を交わした。
「それじゃあ、よろしく頼むよ。どんな場所でポケモンがどんな行動を見せたか、ときどき電話で聞いたり、助手をひとり向かわせたりするから、覚えておいてよ。君たちから面白いお話が聞けるのを助手共々楽しみにしているからさ!」
助手のみんなも笑顔を浮かべながら頷いている。そして、自分たちからもプレゼントがあると、ヒビキとコトネはそれぞれ手渡された。それは、新しいモンスターボールと、ポケモンが傷ついたときのためのキズぐすりだった。どちらもトレーナーにとっての必需品だ。
新しいポケモンとの運命の出会いがあっても、そのときボールを持っていなければ仲間にすることは出来ず、たった一度きりかもしれないチャンスを失ってしまう。どんなときでもボールは常備しておき、チャンスをものにしてこそ優秀なトレーナーである証なのだ。
そして、ポケモンが傷ついたままでは、いざという時にバトルをしたりトレーナーを助けることが出来ない。トレーナーは、いつでもバトルできるよう自分のポケモンの状態を気遣い、バトルの後はしっかりと労わるのが基本である。
ふたりはそれをしっかりと理解している。いつもウツギ博士の研究所を訪ねてきては、いろんなお話を博士と助手のみんなから聞いてここまで育ってきたのだ。知識は普通の駆け出しトレーナーよりも上なのである。
ふたりはしっかりとお礼を言い、道具をカバンにしまいこんだ。カバンには、トレーナーの必需品となるものが他にもいろいろ入っている。さっきヒビキが貰ったトレーナーカードが入ったカードケースもそうであるし、お金の管理を簡単自動で出来るハイテクお財布に旅の記録――レポートなどを取ることができる電子手帳などもしまってあるのだ。
そして、それはどれも、お茶・みかん畑で働くお母さんやワカバタウンのみんなを手伝ったりして稼いだお小遣いで購入し揃えたものである。
ふたりがトレーナーになることをどれほど待ち望んでいたのか、一番よく分かるバッグの中身。それを見たウツギ博士はとても温かい気持ちになった。もう、他に教えたりする必要のあることは何もないなと思い、次の予定に事を進めることにした。
「僕らがしたかったお話はもうこれで終わりだ。ふたりはトレーナーの心構えも、旅をする準備も十分に出来ているみたいだからね。さてと、実はね、ふたりの門出を祝うためにケーキを用意しておいたんだよ。最後はそれを食べてお開きにしよう。――持ってきてくれ」
助手のうちのふたりがケーキのしまってある冷蔵庫がある部屋に向かった。この日のために注文していたらしい。ヒビキとコトネは手を叩いて喜んだ。子供は甘いもの、特にケーキなんかは大好きだ。
「アラシ〜! ケーキだってよ! 楽しみだなあ。やっぱりイチゴのショートケーキかな。それともチョコレート? いや、チーズという可能性も……」
「楽しみね〜♪ ……あれ、そういえば、マリンはどこいったんだろ」
コトネはマリンがそばにおらず、研究所の中を見渡しても見当たらないことに気が付いた。確かに一緒に研究所に入ったはずなのに。
「〜〜〜〜〜!!」
その瞬間、大きな悲鳴のような声が冷蔵庫のある部屋の方から聞こえてきた。
何があったとウツギ博士がすぐに駆けつけ、ヒビキとコトネもそれに続いた。
そして、みんなが目の当たりにした光景は―――。
「るっふん♪」
「・・・・・・・・・・・・」
―――そこにはマリンがいた。
しかし、そのマリンの様子は、研究所に入ったときのマリンとは明らかにかけ離れた姿をしていた。
「まるくなる、かな。いや、たくわえると言った方が正しいか……」
ウツギ博士がずり落ちたメガネを直しながら、口調は冷静にしかし内心は激しく動揺しているのが丸分かりな顔で言葉を紡いだ。
「マリン……どうしちゃったの」
「ウソだろ……」
コトネとヒビキも驚きを隠せなかった。あまりにその光景が衝撃的だったためだ。
―――マリンは、膨らんでいた。1.5倍は大きくなっているだろうか。胴体が大きくなりすぎて、手足が地面に着かない。コロコロと、ダルマのように重心が下で転がっていた。
どうしてこんなことになった。それは、扉の開放された冷蔵庫と、マリンの傍らにあるマリンの胴体と同じくらいの面積の大皿が如実に語っていた。
大皿には、何も乗っていない――が、生クリームがこびり付いているのだ。それは、最初は大皿には何かが乗っていて、後に誰かがそれを処理したという証拠である。冷蔵庫の中を見てみると、有るはずのものが確かに無かった。
そして、あらためてマリンを見てみる。その丸々とした身体の中央やや上部にある口。さらにその周り――!
―――生クリームが、付着している……!
ということは、つまりだ。
「マリン、ケーキぜんぶ食べちゃったの!?」
「マジかよ……」
「あの大きさのケーキをたった1匹で全部食べ切るなんて、なんて食欲なんだ……!」
「るるっふ〜♪」
―――マリンは、みんなで食べるはずだったお祝いのケーキを、すべて平らげてしまっていたのだった。
ヒビキとコトネがウツギ博士からポケモンを貰い、ニックネームを付けてお話を聞いていた間に、ずっと。
ここでもぐもぐとケーキを堪能していたのだ。
そして、この有様である。食べ過ぎで身体を動かせなくなったのだ。
「・・・・・・・・・・・・」
ケーキを注文したウツギ博士も、取りに行った助手たちも、楽しみにしていたヒビキとコトネも。
マリンのその情けない姿にただ呆れ果てることしか出来なかった。
「あの、本当にごめんなさい……。うちのマリンが……」
「いや、これは、うん、仕方ないよ。ね、ヒビキくん」
「うん……。もう……いいよ。ご馳走はきっと母さんが作ってくれているさ……ははは」
何とも言えない空気が流れている。
マリンの憎めない上機嫌な顔だけが、とても眩しく輝いていた。
――――――
ヒビキとコトネはウツギ博士たちにお別れの挨拶をして、ポケモンたちを連れて研究所の外に出る。
外はもう夕焼け空でじんわり赤くなっていた。
あれから、旅でどんなことをしたいかや、どんなところを巡りたいか、どんな感じでポケモンを育てたいかや、どんなポケモンを仲間にしたいかなど、いろいろなことを語り合った。
途中でウツギ博士の奥さんと娘さんがやってきて、ケーキの事情を聞いていたのか、自慢の手料理やお菓子を作ってくれていた。
どれも非常に美味しくて、ヒビキとコトネは大満足だった。娘さんとも、ポケモンを交えて遊んでやって、とても楽しいひとときを過ごすことが出来たのだった。
「はあ〜。楽しかったな。旅に出れば、しばらくはああいうのはお預けになるのかねぇ」
「そのかわり、もっとワクワクするような出来事がいっぱい待っているんじゃない?」
「きっとそうだよな! ポケモンも一緒だし!」
「帰ったら家族に自慢しようっと♪」
ふたりは研究所を後にしようとする。と、視界の隅に、なにやら気になるものを見つけた。
研究所の横に人影が消えていったのだ。
ヒビキとコトネは訝しげな表情を浮かべて、目配せをした。研究所には隣接する建物などないし、客なら正面入口か、外から階段を上がって2階の玄関に行くはずだ。
怪しいと思い、後を追ってみる。
「…………。ここが、有名なウツギポケモン研究所……」
研究所の陰から覗き見ると、ぼそっと声が聞こえた。どうやら、窓から研究所の中を覗いているらしい。思っていたよりも幼い……とは言っても、ヒビキたちと同じくらいの年代の少年だった。
「……………。なんだよ。
気づかれていたらしい。隠れていたわけではなかったが、こちらのことを一瞥もせずに発言したため、ヒビキたちは少したじろいた。姿を現す。
怪しい少年はこちらを向いて、数歩近づいてきた。夕方の木漏れ日が、その顔を少しだけ照らす。
暗い赤色のハネた長髪。そして、背筋が凍るほど冷たい目をした少年だった。身長はヒビキと大差なく、年齢は同じくらいだと思えた。
「ここで、何してるんだ?」
「覗きなんて、怪しいよ」
ヒビキたちは警戒の目を赤い髪の少年に向ける。赤い髪の少年は、それをものともせずに、冷たい視線でヒビキたちを睨み続けて、答える。
「別に、少し興味があっただけだ」
「興味? ウツギ博士にか? それともポケモンに?」
「何にしても、だったら直接訪ねればいいじゃない」
赤い髪の少年は迷惑そうに溜め息を
「……もうこんな時間だろうが。相手の迷惑を少しは考えたらどうなんだ――ガキが」
「ああ? お前だってガキだろーが!」
「チッ。もういいだろ。あっち行けよ」
赤髪の少年はヒビキを突き飛ばした。ヒビキは尻もちをついて痛そうな顔をする。
「ヒビキっ!」
「ヒノォ!!」
それを見たアラシが、憤りの炎を背中から吹き出して赤い髪の少年を威嚇した。コトネとミントは倒れたヒビキのもとに駆け寄った。
「……こいつは」
赤い髪の少年はアラシを見下ろすと、睨むわけでもなくじっと見つめた。
アラシは炎で威嚇しながら、いつ飛び出してもおかしくない剣幕で睨みつけている。
「アラシッ! ……もういいっ。ここで騒いだら、ウツギ博士たちに迷惑だ……」
立ち上がり、歯を食いしばりながらヒビキは言った。
「望み通り放っておこうぜ。別に何もするつもりは無いみたいだし。なにより、コイツ嫌いだ」
「…………ふん」
ヒビキと赤い髪の少年は背を向け合って歩き出した。アラシは心配そうな顔でヒビキの後を追う。
「……ベーっだ!」
コトネはミントを抱えて、片手で下まぶたを引き下げてあっかんべーをした。ミントもその腕の中で舌をいっぱいに出して赤い髪の少年に嫌悪感を向けた。反転してヒビキを追いかける。
「……良いの? やられっぱなしで」
不満げな表情でコトネはヒビキの顔を覗き込んだ。
「別にやられてねぇーし! 男は意味のないケンカはしないんだぜ。っふん!」
(うわ〜……すごく悔しそう)
気を取り直して、ふたりは帰路に着く。あの少年のことを考えないようにするのは難しかったので、いっそのことぐちぐち言いながら帰ることにした。
夕焼けがワカバタウンを燃やすように照らす。その景色に奮い立たされるように、やる気が満ちてくる。
先ほどの件で少々水を差されたが、あんなの些細な事。そういうのをいちいち気にしていたら楽しむことを忘れてしまう。
だから、話そう。今はコトネと。帰ったらお母さんと。寝る前はアラシと。いっぱい話して、明日に備えるんだ。
ヒビキは笑う。ワカバタウンを燃やす夕日のように、眩しく。すると、周りは一気に明るくなる。楽しくなる。笑顔を返してくれる。そしてその笑顔はヒビキの力になる。明日、力強く歩むための力に。
ついに明日から、旅が始まる。
大人になるための。
まだ見ぬ世界を知るための。
様々なポケモンに出会うための。
最高の仲間を見つけるための。
行く先々で出会うであろう手強いライバルたちに勝利するための。
そして、ポケモンマスターになるための。
長く果て無き旅が、始まるのだ。
―――そしてヒビキはまだ知らない。
―――あの赤い髪の少年は、いずれヒビキの一番のライバルとして立ちはだかるということを。
―――ワカバタウンを熱く赤く明るく燃やす美しい夕日は、それすらも祝福しているようだった。
――――――
そして、新しい朝が来た。
希望の朝だ。
ヒビキとコトネの出発に際して、たくさんの人たちが見届けに来てくれた。
「ワカバタウンも、寂しくなるな〜」
お世話になったワカバタウンのみんな。あいさつは欠かさず交わし合っていた。
「たまにはすっげぇポケモン見せに帰って来いよな!」
夢と希望を語り合ったイタズラ好きの少年たち。来年も、彼らの中からヒビキたちのようにトレーナーになる者が出てくるだろう。そうなったら、後輩ということになる。
「コトネのこと、頼んだよ」
「ポケモンと一緒なら何があってもきっと大丈夫よ」
人の好いコトネのお父さんとお母さん。
「無理はしないこと。もちろん、ポケモンにも無理はさせないこと。トレーナーもポケモンも、みんな元気な状態を保って、急がず焦らず旅をするのよ。張り切って、行ってらっしゃい!」
新品の格好いいランニングシューズを出してくれたお母さん。一番ヒビキのことを理解してくれていて、一番ヒビキのことを常に案じてくれていて、一番ヒビキのことを応援してくれている。
「いい報告を期待して待っているよ。30番道路のポケモンじいさんにもよろしくね」
ポケモンのことを色々教えてくれて、トレーナーになるきっかけの全てをくれたウツギ博士。奥さんと娘さんも一緒だ。
「ありがとう、みんな! オレ、必ずすごいトレーナーになってワカバタウンに帰ってくるよ!」
「あたしは、やりたいこと、なりたいものをきっと見つけてみせるわ。この子たちと一緒に!」
「チコチッコ〜!」「ルリルリ〜!」
それぞれの決意を胸に、ついに歩みだす。冒険への一歩を。
のどかな田舎町、ワカバタウンより。期待と応援を
たくさんの夢と溢れる希望を抱いて。
最高のパートナーと一緒に!
「行くぜっ!! アラシ!!」
「ヒッノォ〜!!」
目指すはポケモンマスター!
ポケモントレーナーのヒビキの旅がスタートした!
「―――OK!! 完璧!!」
―――TO BE CONTINUED
―――アニメ的次回予告―――
ついに始まったオレ、ヒビキの旅!
ヒノアラシのアラシを連れ歩きながら、まずは隣町のヨシノシティへ向かおう!
でも、その前にビードルのビートを迎えに行かなきゃ。
って、えー!?
オレと一緒には行けない!?
野生のポケモンとしてのプライドだって!?
……いいぜ。そっちがその気なら、こっちはトレーナーのプライドだ!
ポケモン勝負をして、オマエをゲットしてやるぜ!
次回、ポケットモンスタースピリットクリスタル
野生のプライド!? きまぐれのビート!
―――みんなもポケモンゲットで! OK!! 完璧!!