召喚したサーヴァントがカオス過ぎて私はもうダメかもしれない   作:パトラッシュS

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ぶるぁぁぁぁぁ!

 

はい、みなさん、お元気ですか?

 

私、ブエナビスタはいつも元気です。元気の意味合いが違うけどね(血涙。

 

今回は引き続き、特異点を倒しにマケドニアとペルシアらへんに来ました。いえーい。

 

サーヴァントの編成は音速丸、東方不敗師匠。ギル様。そして、さっちゃんです。

 

何故この編成かって?修業の成果を見せたいかららしいです。(半ば無理やりねじ込まれた)。

 

マシュは引き続き所長の仕事手伝ってるみたいですね、大変だ。

 

こっちもこっちで違う意味で大変だけどさ。

 

 

「心配しなさんな、このスーパーハンサムボーイ音速丸さんに任せんしゃい。今、メル友の凶暴神父に英雄殺しと人造人間に助っ人に来るように交渉中じゃってぇ、報酬はお前さんの脱ぎたてパンツで手を打ってやるからよぉ」

 

「ちょ!脱ぎたてというか!それ昨日洗濯に出してた分だから!」

 

「ん〜マンダム、エッチな匂いがプンプンしやがる、オークションに出せば100万以上の値打ちになるだろうなぁ…」

 

「人のパンツをオークションに出すな!」

 

「あんぎゃあああ!め、目潰しはよしてぇ!」

 

 

グサッと二本の指を眼に突っ込み黄色い鷹やろうを黙らせる私。

 

なんで転移先でこんなことやんなきゃいけないんですかねぇ。

 

目潰しを終えた私は持ってきたアルコール除菌ティッシュで手を拭くと音速丸から自分のパンツを回収しポケットにしまった。

 

目が潰れた音速丸はすぐさま回復するとギル様にこう話をしはじめる。

 

 

「最近の女は乱暴でいけねーや、私にランボーするつもりでしょう!ベトナム戦争みたいに!ベトナム戦争みたいに!…。いかんモリモリマッチョな変態を想像しちまった…おえ」

 

「頭領、女の子はデリケートな生き物なんですから気を使わないと…」

 

「ばっかやろう!酒飲んだ勢いで朝起きたら裸の聖女を傍に侍らすとんでも馬娘だぞ!デリケートどころの騒ぎじゃねぇよ!ありゃネジが二三本ぶっ飛んだバズーカ娘だ!」

 

 

うん、全部聞こえてるからね。

 

いやしかし、バズーカ娘って…。いや、確かにあれは私の落ち度ゆえ言うことはないのだけど…。(苦笑い)。

 

おめでとう!ブエナビスタは新しくバズーカ娘の称号を手に入れた!

 

って!全然嬉しくないわ!

 

 

「昨夜のセクハラ見たか?エロ天使な僕ちんでもドン引きするレベルの事やってたんだぜ?…人は見かけによらねぇよ」

 

「本当に何やったんだ昨晩の私!?」

 

 

そう言って音速丸の言葉に私は頭を抱える。

 

いや、だって、私、昨日の記憶が無いからね。

 

お酒の勢いってほんと怖いわ。

 

こうして、なにはともあれ、私達一行は前回仲間になったイスカンダルさん達のところへと向かうのであった。

 

 

 

それから数時間後…。

 

 

私達は無事にイスカンダルさんとダレイオスさんに合流した。しかし、合流した場所を見て欲しい。

 

なんと戦場だった。

 

あっれー?先日も戦場だったよね?てか戦場のど真ん中だったよね?あれー?

 

だが、満面の笑みを浮かべるイスカンダルは私達の姿を見た途端にこう言葉をかけてくる。

 

 

「おう!よく来たなブエ娘!」

 

「よく来たじゃなあああい!また戦場じゃないのよ!ちょっとー!」

 

「イヤ、ナゾノグンゼイガアラワレテナ、ワレワレハ、ドウメイヲクンデゲキハシテイルトコダ」

 

「…なんだそれ…」

 

 

どうやら謎の軍勢さんが現れたようです。

 

早い話がそんでもって同盟を結んだイスカンダルさんとダレイオスさんが頑張って対抗しているとかなんとか。

 

あー、なるほど、レ…なんだっけ?…レンコンさんの差し金かな?

 

大聖杯から何事なく帰ってきた寺生まれのTさんの話だとまだ生きてるみたいな事を言っていた気がするし。

 

ただ、Tさんのラリアットの際にレントンさんの首の骨をボキリといったとは聞いてたからまさかこんなに回復が早いとは思わなかった。

 

 

「クソ!なんてこと!レ……レーズン将軍の差し金がこんなとこまで!」

 

「…え?誰ですか?ブエナビスタさん?」

 

「干しぶどう将軍よ」

 

「…常に干からびてそうな将軍さんですね」

 

 

そう言って、私の言葉に苦笑いを浮かべるさっちん。

 

ごめんなさい、嘘つきました。本当は名前を覚えてないんです。レは覚えてるんだけどね?

 

そんでもって思いのほか劣勢だとか、お二人は私に助力願いたいそうだ。

 

だが、そんなイスカンダルとダレイオスさんに黄色い鷹野郎はこう告げ始める。

 

 

「ほほぅ、なるほど事情はわかった。ならば俺様の股間にあるリーサルウェポンの出番だな!おら!ち◯ちんのでけぇやつからどんどんかかってこい! 」

 

「この下品な鷹はいったいどうしてやろうか」

 

「ちょ!やめろぉ!その物騒なRPGの銃口しまえ!俺の鍛え抜かれたマッチョな肉体だけ残してハンサムプリチーな顔がなくなっちまう!」

 

「お主、全部顔だろう」

 

 

そう言って冷静な突っ込みを入れるイスカンダルさん。

 

そうだね、ほぼ顔面だね、てか身体あるの?この鷹?いや、そもそも鷹なんだろうか?

 

私はとりあえず、コマンドーからここに来る前に頂いたRPGを音速丸の顔面にクリーンヒットさせた後。気を取り直して改めてイスカンダルとダレイオスさんに話を続ける。

 

 

「えっと、それで?今どんな状況なの?」

 

「おう、そうだな、まずここなんだが」

 

「サスケ……このバズーカ娘…ガチでバズーカ撃って来やがったぞ、最下位の自動雀卓で追い討ちに国士無双を直撃させられた気分だ」

 

「まさに焼き鳥ですね」

 

 

アホな会話をしている二人は無視無視。

 

私はイスカンダルさんの出した地図を見つめて考える。どうやら戦力は割と拮抗しているようだ。

 

この二人の軍勢に対抗する戦力を用意するなんてレアメタルさんもなかなかやるね。

 

 

「なるほど、状況はわかったわ」

 

「理解が早くて助かるぞ」

 

 

とりあえず私達はイスカンダルさんから見せてもらった地図を頼りにそこから戦力的に押され気味な軍勢が小競り合いをしている場所に行く事にした。

 

ここを崩せば、こちらが優勢になるみたいだしね?

 

総大将はお二人だし、二人は歴史に残る英雄だ。

 

まぁ、安心して任せておけるよね?。

 

それからさらに…数時間後。

 

 

戦場を移動した私達であるのだが、なんとそこには先客が居た。しかもだいぶやばそうな人達である。

 

敵兵の数といえば数千やら数万単位なのにも関わらず彼らは暴れていた。それはもう豪快に…。

 

どうやら話を聞くと彼らが音速丸が話していたメル友の人達の様だ。

 

 

 

「我らは神の代理人 神罰の地上代行者 我らが使命は 我が神に逆らう愚者を その肉の最後の一片までも絶滅すること――― エ゛ェェイ゛ィメン゛ッッ!!」

 

「今日の俺は紳士的だ…運が良かったな…。安心しろお前らの死に場所はここだぁ…」

 

「死ぬか!消えるかァ!土下座してでも生き延びるのかァ!…ジェノサイドブレイブルァァァァァ!」

 

「つい最近、究極完全体になった私を相手にするとはァ…貴様らも運が悪いな…。今の私には地球どころか太陽系すべてが吹き飛ぶ程の気力が溜まっているぞ…」

 

「ねぇ…あれ?もしかしてあれかな?頭領のメル友って…」

 

「…思いのほか冗談半分で送ったんだがな…よほど暇人だったんだなあいつら…」

 

「…いや…もはやそういう問題じゃない気が…」

 

「大丈夫だ!ブエ娘!見てみろぉ!あんな、いかしたダンディボイスした奴なら誰でも気さくな良い奴らばかりだ!…ちょっと頭のネジが富士山の樹海あたりまで飛んで行って行方知れずになってはいるがなんの問題はない!…多分な…」

 

「……大問題なんですが…それは…」

 

 

そんなこんなで音速丸が呼んだダンディな優しい叔父様達は私達が着く頃には敵兵をほぼ掃討しており。

 

地図に載っていたであろう地形が壊滅的に崩壊して敵兵らしき死骸が転がっていた。うん、なんの問題もないね(白目

 

そして、生き残った兵隊達はというと…。

 

 

「俺の乖離剣が真っ赤に燃える! 勝利を掴めと轟き叫ぶぅぅぅぅ!」

 

「そうだ!ドモンよ!修行の成果を見せてみよ!」

 

「も…もうやめたげてよぉ!」

 

 

なんと、手を真っ赤に燃やしたの東方不敗師弟コンビからカイシャクを受けていた。

 

それでは見てみましょう!いつの間にかBGMが処刑用の明鏡止水に早変わり!奥様方もビックリなスピード対応!

 

暑すぎる師弟コンビは最早止まることを知りません!ペルシアとマケドニアあたりのお近くにお住いの方は今すぐ御避難ください。

 

あの化け物みたいな人達の次はこれか!こんなの心折れてしまうわ!。

 

地球の環境破壊加速を推進するのは本当におやめください。(真顔

 

だが、こんな話を当然、彼らが聞く訳が無く。

 

 

「ばあああああああああくぬぇつぅ・・ゴッド・・エアアアアアアアアアアアアアッ!」

 

 

なんとまぁ、見事に天地を割ってみせました。

 

敵兵なんてものはですね。跡形もなくそりゃもう吹き飛びましたよ。

 

手が燃えた我らが英雄王様は燃え盛る手と乖離剣を握りしめて決まったとばかりにキリッ!っとした表情を浮かべている。

 

 

「・・・ヒイイイト・エンドッ! 」

 

 

そして、最後の掛け声が終わると共に謎の爆破が起きる。

 

残ったのは抉れた大地とダンディボイスな音速丸のメル友。そして私達だけだ。

 

多分、あの様子だと、マケドニア軍とペルシア軍の人達、絶対この巻き添えに吹き飛ばしたわね…。

 

あ…あとで総大将の二人にはちゃんと謝っておこう…(吐血。

 

こうして、私達は無事?にマケドニアとペルシアに攻めてきた謎の敵兵を掃討することに成功した!

 

なお、味方も含む模様(掃討)。

 


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