咲-Saki- 神域を継ぐもの   作:スレ主

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と、三話連続投稿

今日の投稿はここまでにして

ゆっくりゆったりのんびり〜ペースでやるんで楽しみにしてください


三話

麻雀部見学をした次の日

 

「宮永さんに一つお願いがあるの」

「え」

「小高君も見にくる?てゆーかあなた来たのに一回も打ってないじゃない。とゆーことであなたも来なさい」

「はぁ」

 

部長の後ろにメガネをかけた人がいた

昨日は居なかった人だな

 

「アンタも麻雀部にくるのか?」

「とりあえず見学ってことなんですけどね」

「そーか、ワシは染谷まこよろしくな」

「小高達也ですよろしくお願いします」

「宮永咲です」

「ほー、この文学少女が例のプラマイゼロ子か」

「じゃあ、早速部室に行きますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「宮永さん、和、まこ、優希この四人で二回戦ね」

「部長はやらないですか?」

「私が入ったらみんなトンじゃうでしょ」

「いってんさい」

「ただし東風赤4枚ね」

 

麻雀は本来東一局から北四局の十六局で争うもの、これを一荘戦というが現代では余り主流ではない

現代の主流は半荘戦もしくは東風戦が一般的である

そして赤4枚とは赤く塗られたドラ、通称赤ドラが4枚入る

 

(完全にプラマイゼロ潰しだな、ただでさえ点数調整の難しいプラマイゼロに加えて、運の要素が高い東風戦、さらに赤ドラをぶっこんで余計に点数調整が難しい)

 

 

東風戦25000点30000返し

赤4ウマなしオカあり

 

東一局

 

「親リーチいっくじぇー‼︎」

(はやい)

(二巡目こがぁなん読めんわ」

(イヤな感じがしますね)

 

「リーチ一発ツモドラ3親跳は6000オール‼︎」

 

 

「これ見てみ」

 

パソコンを見せられる俺と京太郎

 

「優希の過去の平均点数のグラフよ」

「なんていうか東場に偏ってますね」

「東場で稼ぐけど南場で失速して弱くなるタイプね」

「天才なんですけどねっ‼︎集中力が持続しないのだ」

「飽きっぽいの間違いでは」

「それだ‼︎」

 

 

東一局一本場

 

「ロン8300です」

「ええっ⁉︎今染谷先輩が捨てたのじゃん」

「直撃狙いです」

 

東二局

「ロン‼︎1000点」

「優希はもう逃げる気ですね」

「そうね」

 

東三局

「張っとる?」

「はい」

「律儀に答えるなよっ‼︎咲」

「ロン、タンピンドラドラ11600です」

「アイタタ」

 

現在の点数

片岡優希35700

宮永咲30600

原村和27300

染谷まこ6400

 

「プラマイゼロは29600から30500のわずかな範囲」

「ゼロ子は100点捨てりゃぁプラマイゼロの完成じゃの」

 

東三局一本場

 

「ツモ、メンホンツモ中ドラ1、3000・6000の一本付けじゃあ」

 

オーラス

 

(今度は咲が面前混一聴牌)

(5筒8筒が出れば5200でプラマイゼロか)

 

「通るかな」5筒

(スルー⁈)

(優希から直取りすれば逆転トップだぞ)

 

トン 赤5筒

(和から赤5筒もスルー⁈この子あくまで勝ちは眼中になし⁉︎)

 

こそっ、と近くに京太郎が来て聞きに来た

 

「なぁ達也なんで和了らないの?」

「このルールにはウマはないけどオカはあるんだよ」

「オカ?」

「25000点持ちの30000点返しのその差はオカって言ってトップに与えられる訳よ、まぁ簡単に言うとトップはプラマイゼロにならない訳」

「それだとマズイ訳?」

「まぁ、トップを狙うなら問題ないけど、宮永さんはプラマイゼロしか見えてない」

 

(片岡さんの5筒で和了ればトップになるし、原村さんの赤5筒で和了れば2位だけど+2になる)

 

(宮永さんは5200を狙ってるはずですが…)

「リーチ」

(リーチ棒が出たらどうするのでしょう)

(和も意地がわるいのう)

(これで咲ちゃんがプラマイゼロにするには70符2翻を和了らないとだね)

 

「これ1000点増えたってことだよな」

「こうなるとプラマイゼロにできるのは4100点から5000までその条件にあうのは70符2翻のみ」

「70符って…」

 

京太郎が点数表を確認する

そして部長は部のデータを教えてくれた

 

「ついでに部の記録を見る限り70符なんて千局に一回出るかどうかよ」

「役満以上のレアですか…」

「それを2翻で作るとなるともっと難しいわ」

「でも、やるだろうね」

「「えっ?」」

「宮永さんは和了るよ70符2翻でね、賭けてもいいよ」

「じゃあ私も宮永さんの方に賭けるわ、須賀くんは?」

「えっ、流石にないでしょ、俺はあがれない方で」

「うんじゃ負けた人は勝ったやつにジュース一本」

「それくらいなら問題ないけど」

「部長も相変わらず悪待ちですね」

「悪待ち?」

 

京太郎が部長に対して悪待ちと言うから思わず訪ねてしまった

 

「まぁ、わたしは分の悪い待ちが好きで、いつの間に悪待ちなんていわれるようになったのよ」

「へー、でも大丈夫ですよ部長、俺が賭けてもいいって言ったら負けたことなんてないんで」

 

 

 

「カン、嶺上開花70符2翻は1200・2300です」

 

 

「ねっ、言ったでしょ」

 

 

 

この後の二回戦は宮永さんにプラマイゼロをやめてもらい、四暗刻ツモって勝った

 

そして原村さんがどこかへ行ったせいでまた俺は麻雀をすることをなく麻雀部見学を終えたのだ

 

そろそろ打ちたいな麻雀

 

 




まこさんの口調は適当です
とりあえず、じゃ、とか、のぉ、とか言ってればそれっぽい不思議

個人的には結構好きなキャラです
もっと出番増やしてあげてください

それではここまで読んでくださってありがとうございます

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