咲-Saki- 神域を継ぐもの   作:スレ主

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男子個人戦1日目やで‼︎


十八話

女子の個人戦と男子の個人戦は同時に行うため、会場は別会場になっており男子二人で会場に向かう

 

長野の個人戦1日目は東風戦のみ2日目は半荘戦

参加人数は600人を越えている

しかしこれでもまだ少ない方であり、東京や大阪は3000人近くの人数からたった3名のみしか上がれない

長野は1日目は北と南に分けその中から本戦行きを決める

2日目の本戦は南北区別なく本戦を始める

 

ルール確認するたびに個人戦の県代表を決める戦いがどれだけ大変か……

 

「うーーん、1日目は京太郎と戦わないな、残念」

 

表の紙をみて達也がそうボヤくが心の中でホッとした俺は絶対に悪くないと思う

 

達也はだるそうにとぼとぼ歩いてるが、俺は会場に近づくたびに心臓がドキドキと鳴る

 

「緊張してんの?」

「えっ?」

 

達也はこっちを見ず前を向きながらだるそうに聞いてくる

 

「そりゃ、緊張するだろ初めての大会だし」

「大方女子が結果を出したから俺も頑張んなきゃとか思ってるんだろ?」

 

図星、女子は全国が決まっているのに男子は初戦敗退なんてカッコつかないとは思ってる

 

「そうだけどさ………」

「勝つために必要なことって分かるか?」

 

勝つために必要なこと?

 

「諦めないとか、勝つ意思を持ち続けるとか」

「その気持ちは大事だけどな、もっと大事なことがあるんだよ」

「大事なこと?」

「勝つことに必要なのは今お前が持っているような勝とうとする意思じゃない、そんなもの邪魔なだけだ、ただ普通にいつもの打ち方をする、そういう事が試される平常心が必要なんだよ………あとお前は潜れ」

「………潜れってなんだよ」

 

「第1試合が始まりますので、選手の方は会場の方に移動して下さい」

 

「って、オレ第1試合じゃん‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

京太郎は今じゃ清澄の女子にもひけをとらない実力を持ってるんだけど、いかんせん自信がないからなぁ

 

それより今は京太郎じゃなくてこっちに集中するか

 

「よぉ、お前清澄なんだろ」

「おいおい天下の清澄様に声かけんなって数え役満ぶつけられるぞ」

「つか清澄って原村いるんだろ、どーせ原村に釣られたやつだろ」

 

………どこにもでもいるんだねガラの悪い連中ってのは

 

「女子は全国行きを決めたから男子はどんなもんなのかなと思ったけど随分ヒョロやつだな」

「ケッ、女子が全国決めたからって調子に乗んなよ」

 

 

「……どうしてだろうね、なんでもっとスカッとやらねぇのかね」

 

 

 

 

 

そして、終局……達也起家で相手をトバして終了

 

「ロン、満貫でトビですね」

「お前……いったい……」

「ありがとうございました」

 

わずか五分で終了………

 

「はぁ……こんなもんか」

 

外に出て思わずため息をする

 

男子の人数は女子よりも多いが、多いだけでそれだけだ、誰も達也の捨て牌には気づかず、ダマにすれば当然のように振り込む鈍感さ

 

(もっとヒリヒリする勝負がしたいんだよ……)

 

「まぁ、2日目は京太郎がいるし1日辛抱だな」

 

 

 

 

 

 

 

達也言うまでもなく、1日目を突破‼︎

 

そして数々の伝説をつくる

 

1日目総合成績歴代1位 836点……ッ‼︎

 

そして、公式には乗らないが20回の東風戦すべてトバして終了……ッ‼︎

 

東風戦平均時間7分……ッ‼︎

 

まさに異常事態……ッ‼︎アリの中に恐竜を入れるような圧倒的な差……ッ‼︎

 

しかし達也はまるで面白くないようにランキングを見る……

 

(京太郎は20位くらいか……確か予選突破は50位以上だけど思ったより下にいるな…)

 

 

 

 

 

 

 

「ロン12000です‼︎」

 

「うっ、はい」

 

 

京太郎、午前中は執拗なマークをされ思うような麻雀ができなかったが、相手の作戦を読み溢れ牌から和了る麻雀に変えた

 

(清澄のネームバリューがこんな風になるのか……もう少し早く気付けばもっと上の方に行けたのに)

 

しかし、京太郎予選突破は確実‼︎

 

和了率は高くはないが、20回の東風戦で放銃0回……ッ‼︎

 

目立たないが中々の活躍……ッ‼︎

 

がっ‼︎京太郎納得出来ない……ッ‼︎

 

(達也だって同じ清澄の名前を背負って執拗なマークだってされたし、ランキングトップでさらにマークされてるのにあの結果……ッ‼︎)

 

 

もう京太郎はそこそこの活躍では満足出来ない……ッ‼︎

 

そういう所に、もういない……ッ‼︎

 

睨みつけるようにランキングを見る……

 

(別にこの点数は2日目に引き継がれる訳じゃない……チャンスはまだある)

 

沸々と込み上がる感情、誰しも思う熱……ッ‼︎

 

がッ‼︎抑える‼︎それは今一番必要なことではない……ッ‼︎

 

達也も言ったが平常心が今必要なもの……ッ‼︎

 

「いつまでも突っ立てないで帰るぞ」

「うっお‼︎だから突然出てくんなよっ‼︎」

「時間になっても来ないし、携帯は出ないし、女子は集まってるのにお前が来ないから探しにきたんだよ」

 

個人戦が終了したら、会場の最寄り駅に集合し全員確認してから帰宅するのだが、京太郎が中々帰ってこないので達也がわざわざ探しにきたのだ

 

「……忘れてた」

「どーでもいいけど早く帰るぞ、明日も早いし」

 

早く帰るぞといいつつその足取りはゆっくり駅に向かっていた

 

 

 

 

「遅いよ、京ちゃん」

「悪いちょっとぼーっとしてた」

「初めての大会で疲れちゃった?」

「いえ、疲れはないんですけど……」

「………まぁ、なにはともあれ全員集合ね、それじゃあ帰るわよー」

 

 

 

「おぅ、京太郎1日目突破したらしいな」

「そういうお前は女子の1日目歴代ハイスコアじゃねえかよ」

「私に東風戦で勝てる相手なんて………一部を除いていないじぇ‼︎」

 

優希が大口を叩く瞬間達也と目が合った

 

「小高君は何かしらやると思ったけど、かなりド派手なデビュー戦になったわね……」

「男女含め1日目歴代最高ハイスコア、平均テンパイ速度、テンパイから和了率、リーチから一発率、どれも記録更新………悪魔的じゃのぉ」

 

なんかいろいろと記録更新してるんだ

 

「他に公式記録だと………放銃率ですけど、これは小高君、そして須賀君の2人だけが放銃率0…これもこれで中々の記録ですね」

「京ちゃん地味に公式記録に乗ってるよ‼︎」

「地味は余計だっ‼︎」

 

京太郎、実はこの記録にて記者と少し話をしていた、しかし主に聞かれたのは達也のことばかりだったが……

 

「女子は全員予選突破ですか?」

「咲さんがギリギリまでプラマイゼロで打ってましたけど、後半ギリギリで予選突破しました」

「あはは……」

 

和が如何にも怒ってますよオーラを出しながら説明している

 

「まぁ、男女ともに1日目は突破したんじゃからええじゃろ」

 

清澄高校麻雀部、無事1日目突破‼︎

 




文字数がががが

1日目は描写はありませんが大暴れですねwww

ぶっちゃけ主人公はすでに天、曽我、原田、赤木と打ってますからね
今更高校生に遅れをとるとかないでしょう……って考えたらこんなことになりました……

もうね……噛ませキャラはいらない……
達也と京太郎の一騎打ちで男子個人戦は盛り上げましょうよ‼︎

噛ませキャラは全国編とかにしましょう‼︎うん‼︎

ということでここまで読んでいただきありがとうございました‼︎
感想や評価等お待ちしております‼︎

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