蒼色の名探偵   作:こきなこ

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Level.02 戦う理由

 黒が地を駆ける。

 最近やっと動きについていけるようになった新一の目にも、少女が本気を出せば残像としか映らない。

 黒いマントを翻し、水を纏う剣で敵の攻撃を薙ぎ払い、蒼い双眸は前を――目の前にいるはずの魔物を通り越し、更なる高みを見据える。

「新一」

 戦闘中とは思えないスペイドの静かな呼びかけに、新一は魔本のページをめくる。

「第六の術――」

 ザン、とスペイドが剣を地面に突き刺す。本の輝きが一層増し、新一は呪文を唱える。

「――ガンジャス・アルセン!」

 ゴゴゴゴと地鳴りが響き、敵のすぐ下の地面から複数の水流が不規則に噴き出す。

 予測不可能なそれをまともに受ける魔物とそのパートナー。手から放り出された魔本に水流が直撃し、ボウッと燃え上がった。

 

 

 

「スペイド、怪我はないか?」

「ああ、問題ない。新一こそ無事か?」

「……そのセリフはオレを戦闘に出してから言ってくれ」

 魔界に強制送還される魔物を見送らずその場から逃げ出した人間を一瞥し、新一はためていた息をゆっくりと吐きだした。

 スペイドとともに魔界の王を決める戦いに参戦してから二か月は経ったが、未だ魔物との戦いは緊張する。

 じんわりと襲ってくる疲労感は、心の力を使いすぎたからだろう。

 魔物が本来持つ魔力を使えない代わりに、人間の持つエネルギーを使って術を出す。このエネルギーは感情や精神力などといった精神的な力のことであり、本の使い手たちの間では『心の力』と呼ばれている。ただしこの力は無限にあるものではない、強い呪文になればなるほどその消耗は激しくなり、使い切る頃には身体面にも影響を及ぼす。

 人によって心の力の容量は変わる。元探偵である新一は数多の修羅場を潜り抜けただけあり、容量は人一倍多かった。その分疲労感も増すのだが、これでスペイドの戦いが有利になるのなら安いものだ。

 肩に手をやりながらパートナーを見る。どこからともなく取り出した兜をすっぽりと被っていた。己によく似た顔が兜に隠れいつものように全身真っ黒になる姿に、眉間に少しだけしわが寄る。

「毎回言っているが今回も言うぞ、その兜は戦いの最中こそ被れよ」

「毎回同じ返答をしているが今回も言おう、この兜は戦闘用ではない。

 それよりもホテルに帰ろう、新一。今日はレモンパイの日だ」

「はいはい……勿体ねぇの」

 戦った後とは思えないほどリラックスしているスペイドに、新一はポツリと呟いた。

 日常を捨て非日常を選び、常に彼女と行動をともにしている。その中で気づいたことは、日常生活において頑なに兜を外そうとしないこと。新一と二人きりの時でも外すのを躊躇う。流石に風呂の時は外しているが、寝る時まで兜を被ろうとする。

 そんな中、唯一例外として、魔物との戦闘になると兜を自ら外す。

 肩に届く程度の濡れ羽色の髪を靡かせ、蒼色の目で見据えるその姿は、パートナーである新一でさえ感嘆するほど美しい。敵側の魔物が一瞬目を奪われていることもしばしばあった。

 彼女曰くこの兜は日常用で、壊れないよう戦闘中には外すらしい。新一としてはその時こそ被っていてほしいのだが、この頼みが聞き入れられたことはない。

 好物のレモンパイに想いを馳せふんふんと機嫌よく鼻歌を歌っているスペイドの後に続きながら、新一はやれやれと目を細める。

 何やかんや言いつつも、新一の中で非日常は日常へと変わりつつあった。

 

 

 

 新一とスペイドがここ数日泊まっているホテルは、連泊する利用者に対してティータイムのサービスを行っている。希望する時間に、好きな飲み物と日替わりケーキを無料で注文できる。頼めば部屋まで運んできてくれるため、この時間は二人のお気に入りの時間だった。

 本日のケーキは、スペイドの好物なレモンパイ。

 新一もケーキの中では一番好きだが、スペイドのレモンパイにかける愛は突き抜けていた。

「……っ!」

「分かった分かった、美味しいのは分かったから無言で机を叩くな。壊れたらどうする」

 レモンパイを口に含み、悶えながらテーブルをバシバシと叩くスペイドに新一は苦笑をこぼす。例え女の子でも魔物の子、その力は大の大人以上あるため人間用に作られた家具を壊すことは容易い。勢いの余りうっかり壊しちゃった、などが起きても可笑しくない。実際スペイドは起こしたことがある。

 とは言え、嬉しそうに頬張る姿に強く止めることは出来ない。新一はコーヒーを飲みながら、仕方ないなと目を細めた。

「スペイド、オレのも食べて良いぜ」

「いいのか!?」

「ああ。今日は頑張ってくれたからな」

 幸せそうな様子に絆されて己の分を差し出せば、スペイドの頭上に花が舞った。兜に隠されている顔がどんな表現を浮かべているか想像に容易い。

 いそいそと二皿目に手をつけるスペイドに、なあと新一は話しかける。

「魔界にいた頃から、レモンパイ好きだったのか?」

「ああ。母様が作るのをよく食べていた」

「へぇ」

「他のは何故か異常状態になるものばかりで、安心して食べられるのがレモンパイしかなかったというのもあるが」

「……異常状態……」

 思わず顔が引きつった。非常に気になるが、聞けば後悔する気もする。

 好奇心と嫌な予感がせめぎ合っている新一に気付かず、スペイドは魔界にいた頃を思い出しているのかしんみりとした雰囲気を出した。

「母様のレモンパイを越えるものは、恐らくないだろう」

「そんなに旨いのか?」

「……旨いというよりも、思い出の母の味だから、かもしれない。もう二度と食べられないからこそ、あの味が懐かしい」

「……もう二度と?」

 引っかかりを覚える単語を探偵でいた頃の癖で拾えば、スペイドはキョトンとした後「言っていなかったな」と何でもないように続ける。

「両親は幼い頃に亡くなった」

「……っ、悪い」

「いや、今まで黙っていた私が悪い」

 無神経に踏み込んでしまったことを謝罪すれば、スペイドは首を横に振った。紅茶で喉を潤し、長い話の準備をする。

「新一がパートナーになって二カ月。戦いにも慣れてきたようだし、私について話すべきだろう」

「お前の家庭事情は無理に話さなくていいんだけどなぁ……」

「違う、私のこの戦いでの目的だ」

「――王になることじゃ、ないのか?」

 ともに戦ってほしい、とスペイドは新一に頼んだ。つまりそれは、この王を決める戦いにおいて、王を目指すということになる。

 だが、スペイドは首を縦にではなく――横に振った。

「私は王になりたいんじゃない――王になる者を、守りたいんだ」

 

 

 

「私は幼い頃に両親を亡くし、父様の知り合いだった王宮騎士の一人に衣食住を養ってもらっていた。その恩を返すべく私は修行を重ね王宮騎士になり、王子の世話係として王族を守ってきた」

「……よかった、実は王女だとかじゃなくて……」

「王女? 現王の子どもは男児だけだが……」

「こっちの話だ、気にしないでくれ」

 園子が脚本を書いた話と同じでなくてよかっただけだ、と心の中で呟く。

 誤魔化す様にコーヒーを飲みながらも、新一はようやくスペイドの持つ妙にありすぎる自信の訳を知った。

 王宮騎士がどれほどの存在かは分からないが、少なくとも狭き門を潜り抜けた精鋭集団なのだろう。女の身でありながら王子の世話係という重要職についていた彼女の腕前は、その中でも群を抜いていたに違いない。事実、新一とペアを組んでからというもののかすり傷ひとつ負っていない。本抜きでの戦いでも、頬以外の傷はなかった。

 だからと言って、新一を戦闘に出さないのは違う話である。

 この二カ月間ともに修行はするものの、戦闘となれば前線に立たず後方で指示を出し呪文を唱えるだけだった。スペイド一人に戦わせるのは非常に不本意である。

「おい、まさか王宮騎士のプライドからオレを戦闘に出さなかった、とか言うんじゃねぇだろうな?」

 思わず目を半目にすれば、スペイドは体を震わした。

「そっ、そうじゃない。だが新一は人間だ、戦うのは体が丈夫な私一人で十分……」

「オレが嫌なんだよ! お前が戦っているのに、黙って後ろで見ているだけなんて性に合わねぇ」

「新一だって戦っている。不注意になりがちな私に的確な指示を出し、呪文を唱えてくれている」

「そんなの当たり前だろ!? なんのためのパートナーだよ!」

「……新一、そういきり立つな。そう言ってくれるだけで、私は嬉しい」

 どうどうと宥められ、新一は鼻息荒く腕組みをした。この件に関してはいったん保留するが、また近いうちに議論しなければならない。

 渋々ながらも感情を沈めたのを確認してから、スペイドは話を続ける。

「王子の世話係になって一年経った時、この王を決める戦いが行われることになった。だが今まで王族に仕えていた身、王になりたいなど口が裂けても言えない」

「……そうかも、しれないな」

 この戦いに参加出来た時点で王になる権利は持っているはずなのだが、根が真面目なスペイドには恐れ多いものなのだろう。

「だが私はこの戦いに参加している。ならばと考えた」

「――王族を守るってか?」

「……いや、王子は私など必要としていない、あの方は……」

 そこで言葉を切ったスペイドは、その後の言葉は続けなかった。

「私は、私が仕えたいと思える『王』を探したい。だからこそ、この戦いを生き抜きたいと思っている」

「――だから、『王になる者を守りたい』か……」

「今まで黙っていてすまなかった。だが、これが私の本当の願いなんだ」

 深く頭を下げるスペイドの兜を、新一はこらと軽く小突く。

「言っただろ? お前はオレのパートナーだって。お前の望みがそれなら、オレはそれを叶えてやるだけだ」

「……いい、のか?」

「じゃねぇと、今頃ここにいねぇよ」

 恐る恐る見上げてくる少女に新一はニヤリとした笑みを向ける。

 確かに予想外だったのは事実だが、裏切られたとは思わない。むしろ話してくれたことのほうに喜びを感じた。

「探そうぜ、オレ達の『王様』を」

「っ、ああ、よろしく頼む」

 今の新一に、スペイド以上に大切だと思える存在はいないのだから。

 スペイドが望むのなら、新一はそれを叶えてやりたい。

「ついでに聞いておくが、お前の中で『王』候補はいないのか?」

「……いないことは、ない、が……」

 参考までにと問いかけたそれに、スペイドは歯切れ悪く唸る。

 珍しい反応に意外に思いつつも、「そいつは?」と遠慮なく追及する。

「まだ生き残っているのか?」

「……恐らく。新一と出会う前だが、遠目から一度見たことがある」

「場所は? 国外だったらパスポートを発行しないといけねぇんだけど……」

 頭の中で発行までの計画を練りつつも、出来れば国内であってほしいのが本音だ。今の新一に戸籍は存在しない、スペイドは魔物なため論外。一人分ならまだしも、二人分だと骨が折れる作業になる。

 しかし、国内にその『王』候補はいないだろう。二カ月も隣にいたのだ、そんな存在がいれば気付いている自信がある。

 案の定、スペイドは「国外だ」と小さく答えた。だが国名は言わず黙ったまま。

 詳しい場所まで分からないのか、はたまた行きにくい国なのか。

 スペイドはそわそわとしながらも、覚悟を決めその国の名を告げる。

 

「――日本、だ」

 

 ――ヒュッと、息をのんだ。

 固まる新一にスペイドは膝の上で手を握りしめる。肩が震えているのは新一を怒らせるという恐怖故か。

 日本。そこは新一が生まれ育った国。新一の大切だった人たちが住む、大切だったはずの――帰る場所のない国。

 もう二度と、踏み入れることはないと思っていた。このまま異国の地で、静かに人知れず死に絶えるつもりだった。

 そっと目を伏せる。二カ月経った今でも、幼馴染への想いは諦め悪く心の中から消えていない。今彼女がどうしているだろうかと、ふとした瞬間思い出しては告げられた別れの言葉がよみがえり、何とも言い難い感情に襲われる。

 忘れろと、この長年胸に抱き続けた彼女への想いを無かったことにしろと、運命はそう言っているのだろうか。

 行きたくない。出そうになる言葉を飲み込み、新一は伏せていた目を開ける。

「分かった、日本に行こう。すぐに準備をする」

「新一……」

「大丈夫、オレは平気だ」

 暴れだしそうな感情を抑えて。震えだしそうになる体に気付かないふりをして。

「平気、なんだ」

 相棒の為に、嘘をついた。

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 善は急げとあらゆる手段を用いて二人分のパスポートを発行手続きを済ませた新一は、長い空の旅を終え故郷の大地を踏みしめていた。

 日本では盛大に工藤新一の死が報道されたと聞いている。ネット情報によると、空前の探偵ブームが沸き起こっているらしい。日本のみならず世界を代表する名探偵になっている新一が当然そのきっかけであり、死人へのプライバシーの配慮など知らないように個人情報が多く曝け出されていた。学園祭で『黒衣の騎士スペイド』を演じた時のことまで流れていたので、折角だからとスペイドに見せると盛大に驚かれた。閑話休題。

 顔もさらに広く知れ渡っているので、帽子を被りサングラスをかける。スペイドは着替えてもいいが兜は絶対に取らないと駄々をこねたため、何時も通りの騎士の恰好。

 つまり、余計に非常に目立つ状況になってしまっていた。ひそひそと聞こえてくる話し声が耳に痛い。

 逃げるようにタクシーに飛び乗ったが、運転手からじろじろと見られた挙句「コスプレですか?」と聞かれスペイドが静かに怒りを露にし、止む無く途中で降りることになった。

 日本についてからというものの、後先不安になることしか起こっていない。

「新一、私の恰好は決してコスプレではないからな!」

「ちゃんと知っているから、そう怒るな」

 プンスカと怒っているスペイドを宥めながらも、新一は周囲を警戒する。幸い米花町から離れたモチノキ町で降りることができたが、何時どこで知り合いと遭遇するか分からない。早いところスペイドに『王』候補の居場所を探ってもらいたいのだが、肝心の彼女はまだ怒りに支配されている。

 どうしたものかと悩んでいると、「ヌオォオオオ!」という叫び声が聞こえてきた。

 それに新一は悩みを、スペイドは怒りを忘れ声のした方を見る。

「バルカン! バルカーン!」

 並び植えられた街路樹の一つの下で、小さな男の子が泣きながら手を伸ばして飛び跳ねていた。愛くるしい顔立ちに金髪の髪だけみれば単なるかわいらしい少年だが、大きな目の下の一本線に胸にブローチをつけた紺色のマントがスペイドと同じ匂いをさせている。

 ピョンピョンと飛び跳ねている先を見ると、枝のほうに何かが括り付けられていた。どうやらそれを取りたいらしい。

「届かぬ! 私の背では届かぬ! バルカン……バルカーン!」

 膝から崩れ落ちる姿だけ見れば、可哀想な少年そのもの。だがその叫んでいる対象を見れば、途端コメディと化す。

 真剣だからこそ面白い。思わずクスリと笑うと、それが聞こえたのか少年が勢いよく顔を上げた。

「おお、人が来てくれたのだ! 頼む、バルカンを助けてやってほしい! 清麿に括り付けられてしまったのだ!」

 ダダダダッと走ってきた少年は叫びながら新一の足にしがみついた。涙目で見上げられ、新一は笑いを引っ込めて宥めるようにその頭を撫でる。

「いいぜ、助けてやるよ」

「本当か!? お主はいい人だな!」

 パァッと男の子の顔が輝いた。早くとお尻を押され、踏ん張り切れず押されるまま動く――この少年、外見から想像できないほど力が強い。

「押すなって。スペイド、オレの鞄持ってくれ――……」

 慌てて肩にかけていたスポーツバックをスペイドに手渡そうと振り向き、視界の端で黒が揺らめく。

 無意識に目で追いかければ、スペイドが飛んでいた。

 高く跳躍をし、軽々と太い枝に飛び乗ったスペイドはサル顔負けの機敏さで移動し、細い枝に括り付けられていたものを手に取った。そのまま軽やかに地面に着地し、少年の前で膝をつく。

「これで間違いないか?」

「おお、バルカン! どうもありがとうなのだ! お主もいい人なのだ!」

 少年はスペイドの手から受け取り、ニッコリと太陽のような笑みを浮かべた。彼がバルカンと呼んでいたものは、お菓子の箱に割り箸の手足がつけられた手作りのオモチャで、『バルカン300』と書かれている。

 何も警戒していないその姿から、スペイドが魔物であると気付いていないことが窺える。つまりただの一風変わった人間の少年なのか、とスペイドを一瞥し――新一は目を見開いて固まった。

「どう致しまして」

 スペイドが笑っていた。否、兜に隠れているため表情は分からないのだが、雰囲気がとても柔らかなものになっていた。唯一見える口も弧を描き笑っている。どう考えてもこれは、笑っている。

 先ほどの怒り具合との差に、新一は我が目を疑った。一体彼女にどんな変化が起きたのか、考えるのが怖い。

 無論そんなことなど知らない少年は、元気よく自己紹介をする。

「私はガッシュ・ベルなのだ!」

「私はスペイド。そしてパートナーの新一だ」

「スペイド殿と新一殿だな! 二人はバルカンの恩人なのだ!」

 オモチャを取ってあげただけで大げさな、とも思わないでもないが、少年――ガッシュの顔は真剣そのものなので小さく笑うだけにとどめる。

「……本当に、そういう所も変わらないな」

 ポツリと、スペイドが呟く。その言葉にガッシュは「ウヌ?」と首を傾げ、新一はまさかとガッシュを凝視する。

「スペイド殿、変わらないとは何だ?」

「……貴方のその性格が、昔と変わっていないという意味だ」

「昔? お主、私の知り合いか?」

「知り合い……とは呼べないな。こちらに来る前に一度だけ、会ったことがあるだけだから」

 信じられない言葉に新一は嘘だろ、と呟く。スペイドの言葉を否定するものではない、その言葉の意味するものが信じられなかった。

 こちら、とは人間界のことだろう。すなわちガッシュと会ったのは、魔界でのこと。

「私も貴方と同じ、魔物だ」

 スペイドの言葉に、魔物の子どもであるガッシュは大きな目を更に見開いた。




邂逅編突入です。
時期は10月下旬なので、VSバランシャの前後あたり。まだ魔物の数は40以上です。
次回は清麿との出会いです。


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