「アッハハハハハ!モンちゃんモンちゃん!コレ凄くない!?ヤバくない!?異世界だよ!草原だよ!夜空キレー!!」「あの、キャンさ「アルちゃん喋ってる可愛い!エンちゃんも可愛い!!コキュートスカッケェ!」」   作:カミカミュ

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何故か再開したシリーズ

ちょっと前に活動報告で投稿予定はないといったな


 あ れ は 嘘 だ 


さて、1年以上も更新してないこんな作品など皆様の頭の中からは華麗にすっ飛んで行って忘れられているようなもんですが、少し時間ができそうなのと久々に狂った作品が書きたい私の中の衝動の枷を外し更新の再開をしていきたいと思っています。気まぐれが8割含まれている作品なので気長に更新をお待ちくださる方向けですけどね。


12話 装☆着

 

 

 

キャンは村に行く前にちゃっかり回収していたものをモンちゃんに手渡す。

 

 

「恐怖に歪んでるだろ?これ死んでんだぜ…」

 

「むしろ首だけで生きてる人間いたら即アンデットの仲間入りだろうが…」

 

 

私が手渡したのは先ほどの兵士の頭だ。モンちゃんにならこれで眷属を作れるし、生贄の儀式は、生きてないとダメか…そしてモンちゃんは受け取った頭を大きな骨の手でわしづかみ、果物でも食べるかのように豪華にかぶりついた」

 

 

「心の声溢れてんだよクソアマァァァ!!!食べてたまるかぁぁぁぁ!!!!」

 

「いけるってwww自分を信じて!www騙されたと思っていっちゃいなヨ!」

 

「お前ここ来るときすっごいシリアスだっただろ?なんなのお前、テンション下げると命が削れる呪いでもかかってんの?」

 

「そうか…そんなに言うなら仕方ない。無表情無言でモンちゃんの目の前を反復横跳びし続けてやろうか!」

 

「おいやめろ。そんな状態のお前は意味不明で恐怖以外の何者でもないぞ」

 

 

そして行われるアンデット作成。頭だった物から黒い液体がドバドバと溢れ出す。液体が形作るのは中位アンデッド死の騎士(デスナイト)。ゲーム内では壁としてそこそこ優秀な話はあったけど、私と相対した時にこれを作成したら愚策中の愚策。壁と言われるだけの巨体のアンデットであるこれは作成者の視線もある程度妨げてしまう。死の騎士を作成者にの方に吹き飛ばしながら死角を付いて殺す。まぁ、そんなことしなくても暗殺でもすれば楽なんだけどっと、話がずれちった☆。モンちゃんは死の騎士に散らばった鎧を指さし、この鎧を着ているものたちを殺せと命令を出す。モンちゃん的には自分に近づいてきたら殺せ的な命令だったみたいだけど、死の騎士はドタドタと足音を立てながら村の方へと行ってしまった。

 

 

「えっ?えぇぇぇぇぇ…」

 

「ぶふっw壁が特攻していったwwwwwwwこwれwはw予想外wwww」

 

 

壁役が敵陣へ特攻していくのにキャンは腹を抱えて笑い、モモンガは呆然と死の騎士(デスナイト)が走り去った方向へと手を伸ばしている。

 

 

「はぁ…行ってしまったものは仕方ないですし、とりあえず変装して俺たちも行きますか」

 

「きひひっwww確かに人間の村にモンちゃんそのまま行ったら、ただの魔王降臨www人々は地にひれ伏しwwwモンちゃんへの忠義を露わにするだろーうw」

 

「死神が何言ってるんですか…さっさとキャンさんも顔隠してくださいよ」

 

「魔王らしく背後に絶望のオーラⅣを出して行こうか♪」

 

「そうかそうか、Ⅴ発動してお前に抱きついてやろう」

 

「抱く?キャー!モンちゃんのセクハラー!パワハラー!レ○プ魔ー!」

 

「おぉい!?変な事叫ぶなアホ!!俺に冤罪かけまくってどうする気だ!!」

 

「そして、捕まったモンちゃんは薄暗い牢屋に鎖で繋がれ、全裸に剥かれる……あれ?wこれってただの白骨死体www」

 

「よーし、そこに立て。失墜する天空(フォールンダウン)するから、詠唱時間が長い?そうか、ならば課金アイテムで時間短縮もしてやるぞー」

 

「ふふふ、重課金者がモンちゃんだけだと思っていたの?ここにいる私こそ重課金者+リアルラックに恵まれ!超位魔法対策のレアアイテムをたくさん持っているのだー!!」

 

「ほう、リアルラックが高いとな…ならば流れ星の指輪を何個持ってるかで勝負だ!これを出すために俺が夏のボーナスをすべて注ぎ込んで…」

 

「15個」

 

「え?」

 

「15個♪」

 

「ファッ!?はぁ?え、いや…うぉぉぉぉぉ…嘘だろぉぉぉぉ」

 

「で、モンちゃんは何個もってるのー?(・∀・)ニヤニヤ」

 

「ぐぉぉぉぉ…その顔をやめろぉ!すっげぇイラつく!!」

 

「ねぇねぇ?どんな気持ち?w自分のリアルラックが貧弱すぎって圧倒的にボロ負けした今のモンちゃんってさ…どwんwなwきwもwちwwwwwwwファーwwwww」

 

「ぐぐぐぐぐ、うぉぉぉぉ……」

 

「よーし、特別にまるまる1個使ってアルベドをもっとモンちゃん大好きっ子に変貌させちゃるけんねー!w」

 

「おい馬鹿やめろ」

 

 

ある程度モンちゃんへの弄りを終えた私は、変装のために頭装備を装着し正体を解らなくさせる。暗殺者として顔を隠すことは重要であり、表情を読まれなくするので便利である。インベントリに手を突っ込み、とっておきの変装マスクを装着だ。

 

 

「アニマルマスクverサラブレット 装☆着 」

 

「うまぁぁぁ?!!」

 

 

運営の全力の悪巫山戯である装備の一つ、アニマルマスクシリーズのverサラブレットを被り、高速でバク転しながら村へと進んでいく。その姿は無駄に洗練された無駄の無い無駄な動きであり、異種族である身体スペックを存分に生かした行動である。

 

 

「よっしゃぁ!!殺戮じゃぁ!!先行くぜモンちゃん!あでゅー☆」

 

「あ、え、ちょっ、こっち準備がって、えぇ!?マジでそれで行くの?!てかそんなマスク実装されてたか?!おい、マジふざけんな!置いて行くなよぉぉぉ!!お前だけで行ったら絶対ろくでもないことになるだろぉぉぉ!!!!」

 

「モモンガ様、準備が整いm「ア゛ルベドォォ!!!今直ぐに特攻した馬面のあの馬鹿止めて来いィ!!!ぶっ殺しも可ァァ!!」ひぇぐッ!??・・・わ、わかりました。今直ぐ止めて来ます!!」

 

 

ブチ切れるモモンガと、その剣幕に涙目になりながらキャンを追いかけるアルベド。キャンはキャンで緩急をつけながら走りつつアルベドをからかいながら村へと行く姿が見える。途中からムーンサルトのような軌道を描き、「バックステッポゥッ!」とか意味不明な言葉が聞こえてきた気をするが、短時間でひどく疲れたモモンガは嫉妬の仮面を被りつつ二人の後を追うように溜息をつきながら歩き出した。

 

 

 

 




あらすじを文句言われそうですが最初のに戻します。

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