お待たせしました……。
(大河の真田昌幸顔)
ちょうど道の駅に来てたので、お風呂屋さんに行く前に、少しのぞいてみることにした。
真ん中に、ででんっ、と、ライトグリーンのとんがり屋根がある、けっこうキレイな感じの道の駅だった。
中も結構キレイめ。入ってすぐにおしゃれなカフェっぽいテイクアウトのコーナー(ソフトクリームめっちゃおいしそう!)、インフォメーションコーナーがあって、その奥におみやげショップやカフェレストランがある。
ショップとカフェレストランの間には、テーブルがいくつか並んだ
座ってたら、いつまでもボーッとできそう。いいなぁ、ここ。
おみやげショップには、びわカレーに、びわドレッシング、びわゼリー、びわバウムクーヘン、びわカステラ、びわムース……と、もう全部びわ、びわっびわ、びわづくし! ってくらい、びわが入ってるっぽいおみやげものが並んでいた。
平塚先生は、すいっとお店の中に入って、「びわゼリー」の箱入りのを一個買って、「君の父上へのお礼に」って、ゆきのんにわたした。
なんかそれが、ほんとにサラッとやってて、ゆきのんもエンリョとかするひまもなくて、「あ、ど、どうもすみません……」みたいになってて、やっぱ平塚先生、オトナだなぁ、って感じがした。
「あたしもなんか買ーおう!」
あたしは「びわバウムクーヘン」を買った。箱入りとバラ売りがあって、一個あたりの値段がビミョーに箱入りのほうが高いけど、パパとママへのおみやげ用なので、箱入りを買った。
せっかくの旅行だし、ケチケチしない!
ゆきのんは、「びわ紅茶」と「菜の花煮」を買ってた。
セレクトがシブいなぁ……。パパへのおみやげかな?
☆★★☆
道の駅を出たあと、『ゆきのんパパ号』は、大きな道(バイパス?)をずっと道なりに走った。
十分ちょっと行って、くいっと交差点を曲がると、すぐ目の前にもうお風呂屋さんが見えた。
「わー、デカっ!!」
予想してたより大きくて新しめな建物だったので、なんかテンションが上がった。
駐車場も広い! 『ゆきのんパパ号』も、はしっこにだけど、ラクに止められた。
「せっかくのオンナ旅だ。お風呂は
平塚先生はウキウキしながらクルマを下りた。あたしたちもそれに続いた。
お風呂屋さんの名前は「
スーパー銭湯、けっこう好き。たまに家族で行くんだけど、広いお風呂ってほんと気持ちいいよね!
しかもここ、あたしが今まで行ったなかでも、かなりリッチな感じがする。
「浜路の湯、かぁ。あれかな、里見八犬伝からとってるのかな?」
あたしが何気なく言ったら、先を行ってたゆきのんと平塚先生の足が、ピタッと止まった。
そのまま、ふたりで顔を見合わせて、ふたり同時に、ものすごくおどろいたような顔であたしの方を見た。
な……なに!?
「ゆ……
ゆきのんは口もとを手で隠しながら、声を震わせていた。
「ば……ばかな……!?」
平塚先生の顔に、汗がつぅっと流れた。
……あっ!
「ちょ、ふたりともヒドい!! 里見八犬伝くらい、あたしも知ってるし!!」
もー! チョー失礼!! どんだけあたしバカキャラあつかいなの!?
あたしが、ぶぅっ! て、ほっぺをふくらませると、ふたりはあわててあやまってくれた。
「あ、い、いえ、ごめんなさいそうよね、知ってるわよね!? 名作だものね!」
「あ、いややや、ちがうちがう! ちょっと感心したんだ! 最近の学生で読んでるものも少ないしな……! アレは名作だ、うん、名作だよなぁ……!!」
むうぅ、まったくもぅ。
……ていっても、あたしが読んだことあるのは、小学生向けの、カンタンになってるやつだけどね。
ホンモノが江戸時代に書かれた、かなり長いお話だっていうのは、小学校の頃の先生に聞いたことがあった。
舞台が千葉県だっていうのもスゴいよね!
ま、まぁ、最初は、「101匹わんちゃん」みたいに、犬が八匹出てくるお話なんだーと思って読み始めたっていうのはナイショ……!
それでも、けっこう好きなお話。特に
最後まで読み終わったあと、「……犬は?」っては、なったけど。
さてさて、気をとり直して、あたしたちは建物の中に入った。
建物の中はすごくキレイで、お客さんはそこそこ多かったけど、おちついた雰囲気だった。
料金は平塚先生がおごってくれた。
でもここ、一人、千五百円くらいするの!
「い、いいんですか先生……!?」
こわごわと聞いてみた。
「かまわんさ。きみたちのおかげで本当に楽しい旅になってるしな」
平塚先生は、ぱちっとウインクして笑った。もうホントこういうときかっこいいなぁ……!
「で、でも、ゆきのんはともかく、あたし、なんにもできてないし……」
ホント。クルマをゲットしてくれたのはゆきのんだし、運転してくれたのは平塚先生だし、あたしは実際、ただついて来てるだけだもんね。
でも、平塚先生は、ふふっ、と優しく笑って、あたしの頭をなでてくれた。
「われわれが今ここでこうしていられるのは、きみのおかげだよ、由比ヶ浜」
きょとんとしていると、ゆきのんも、そっとあたしの背中に手をあてて、にこっとほほえんでうなずいた。
「お言葉に甘えましょう」
……ゆ、ゆきのんがそういうなら……!
ふたりで平塚先生にお礼を言って、受付でタオルや
女湯へと歩いて行くとちゅう、それまでキョロキョロとまわりを見てたゆきのんが、くいくいっ、と、あたしの
「あ、あの……由比ヶ浜さん。実は私、こういうところ、初めてで……どういうシステムなのかしら……?」
えっ、マジ!?
「え、ゆきのん、お風呂屋さん初めてなの?」
「ウチ以外でお風呂って、温泉旅館くらいは経験あるけれど……いつも部屋についてるお風呂だったし……大勢で入ったことは……」
ワーォ……!
え、でも、あれ?
「その……小学校とか中学校の修学旅行とかでは?」
「ちょうどその頃は、留学したり、していたから……」
ワワーォ……!
……っ、てことは……?
「じゃ、じゃあゆきのん、今度の修学旅行が初めての……」
『みんなで入るお風呂デビュー』になるところだったんだ……!?
ゆきのんは、はずかしそうにちょっと赤くなって、こくっとうなずいた。
キモチ上目づかいになってるのが、クラクラするほどかわいい!!
っ、でもでも、これよく考えたらヤバいよね!? ヤバかったんじゃん!?
初めての修学旅行で、お風呂の時、よくわかんないまま、テレビの旅番組みたいに体にバスタオル巻いて湯船にズボッと
自慢じゃないけど、うちはけっこう旅行もするし、お風呂屋さんにも行く。ママからその辺はきちっと習ってきたから、自信あるよ!
来た……! あたしのお役立ちタイムが、いま来た!!
「オッケーゆきのん、ここはあたしに任せて! いろいろ教えてあげるよ!!」
あたしはゆきのんを力づけるように言った。ゆきのんもそれでちょっと安心したのか、こくこくとうなずいた。かっわいい……!!
でも女湯のトビラを開けると、すぐそこに「入浴時のマナー」が細かく書いてあって、ゆきのんはそれをじっくり読んで、
「……なるほど、
って、勝手にマスターして、いつものキリッとした顔にもどっちゃったんだけど……。
かろうじて、「最初に百円入れるけどあとで戻ってくるロッカー」の説明をした時に、ゆきのんを感動させることはできた。
まぁ、あたしにじゃなくて、ロッカーに感動してたんだけどね……!
☆★★☆
「由比ヶ浜さん、それ、何?」
洗い場にいっしょに行く時、ゆきのんは、あたしが持ってるポーチが気になったみたいで、聞いてきた。
ふっふっふ……!
「これはねぇ、あたしのオリジナルのお風呂セット!」
これはあたし、ちょっと自信あるよ!
カラの洗面器の中に中身をあけて、ゆきのんに説明してあげた。
お風呂屋さんのお風呂は広くて気持ちいいけど、そなえ付けのシャンプーとかボディーソープとかは、よくわかんないものが多くて、ときどき、使った感じがあんまり自分好みじゃないときがある。
特にボディソープとか、いくら流してもヌルヌルした感じがずっと取れなくて、逆にやだなーってなっちゃうときとかあって。
シャンプーも、ヘンなのは髪に悪そうで、使いたくないしね。
せっかく広いお風呂に行くんなら、そういうことでのストレスは感じたくない!
なので、あたしは、自分がふだん使ってるシャンプーとかせっけん、ボディタオルと同じものを買っておいて、メイク落としや歯ブラシセットといっしょに、ちっちゃな自分専用のポーチに入れて、持ち運びしやすくしてるのだ。
シャンプーは家で使ってるやつを、小さな百均の容器に移してきてて、せっけんは無印○品で買ったソープケースに入れてる。これ、上下に荒い目のスポンジが入ってて、水がよく切れるんだよね。オススメ!
ポーチ自体は、確か百均で買ったかな、布製で、片面がメッシュで、びしょびしょにぬれても気軽に洗ってしぼって、乾かしておけるような、安〜いやつ。そんなので十分!
ボディタオルはこだわりどころ。家で使ってるのと同じものがいい。これを持っていくだけで、身体を洗うときの快適さがゼンゼンちがう。
これ、旅行のときも、友達んちにお泊りするときにもカンタンに持っていけてすごく便利。もちろん、今度の修学旅行にも持ってくよ!
「なるほど……!」
ゆきのんはあたしの説明に、目をキラキラさせてうなずいていた。
よっしゃー!!
ゆきのん、これゼッタイ、修学旅行までに自分用のセット、作っちゃうね……!
ちなみにココのお風呂屋さんのシャンプー類は、そんなにヘンなモノじゃなかったけど、ゆきのんにも、あたしのシャンプーとせっけんを貸してあげた。
平塚先生は何も気にせず、そなえつけのやつをガンガン使ってた。
なんていうか、強いなぁ……!!
しっかし。
このふたりにはさまれてると、なんか、すっごいプレッシャーというか、敗北感というか。
身体をこしこし洗いながら、そんなのを感じていた。
ゆきのんは、やっぱりすっごくキレイ。
顔ちっちゃいし、スレンダーだし、肌は、せっけんの泡に負けないくらい白いし、シミひとつなくてツルツル。
洗う時以外は髪をたばねてアップにしてたけど、長い黒髪がぬれて、いつもよりツヤツヤしているのは、女のあたしでも思わず見入っちゃうくらいキレイ。
で、もっとすごいのが平塚先生。
テレビとか雑誌でしか見たことないよこんな人! ってくらいスタイルいいし、腹筋がうっすら割れてるのがすっごいセクシー。
メイクも落としちゃってるはずなのに、顔がゼンゼン変わってない。スッピンでじゅうぶん美人なんだなぁ。
洗い髪を、ぐいっとうしろになでつけると、おでこの形がキレイで、横顔がキリッとしてて、かっこよかった。
……ホント、なんで先生、結婚できないんだろ……? こんなにキレイなのに。
平塚先生も長い黒髪だけど、なんていうか、ゆきのんが和風だとしたら、平塚先生は欧米っぽい感じ。
もちろんどっちもすごくキレイなんだけど、そんな感じでちがって見えた。
目の前の鏡にうつった自分の顔をぼんやりと見る。
……あたしも黒髪にもどそうかな……? 染めるのけっこう大変だし。
ん〜、でもあたしの場合、すっごいイモいっていうか、地味になっちゃうんだよなぁ……!
メイクを落とした今の顔で想像すると、よけいこどもっぽくて、地味に思えちゃう。
はぁ……。
コッソリため息をつきながら、三人で大きな方の湯船に浸かった。
「くぁ〜、
平塚先生が声をもらした。お昼からずっと運転しっぱなしだったもんね。やっぱ疲れてたんだろうなぁ。
あー、でもホント、広いお風呂はやっぱ気持ちいいっ!!
冷えてた身体が、ポカポカあったまってきた。
と。
横から、チラッチラッと視線を感じたのでそっちを見ると、ゆきのんが、パッとそっぽを向いたところだった。あったまってきたのか、顔がほんのり桜色。
「どしたのゆきのん?」
何気なく聞いたら、ゆきのんは「え、いえ……なんでも……」って、ちょっとほほえんで答えて、そっと「はぁ……」ってため息をつきながら、うつろな目で胸をおさえながらうつむいた。
のぼせたのかな?
って油断してたら、反対側からいきなり、そっと腕をつかまれて「ひゃうっ!?」って声が出た。
平塚先生があたしの二の腕を持って、手のひらでお湯をすくってかけていた。腕の上で水玉がコロコロ転がってるのを、真剣な顔でじっと見ていた。
「ひ……平塚先生!?」
呼びかけると、先生はハッと気づいて、あわてて手をはなした。
「や、す、すまん! ちょっとその、
先生も顔をほんのり赤くして、明るく笑ってたけど、「はぁ……」ってため息をつきながら、視線をなにもないところへ向けた。
はっすいせい??
☆★★☆
お風呂から上がったあと、あたしたちは受付で貸してもらった館内着を着て、建物の中でのんびりしていた。
平塚先生は「ちょっとマッサージ受けてくる!」といって別行動。
あたしたちはテレビ付きのソファのある部屋でゴロゴロしていた。
「お風呂、どうだった? ゆきのん」
となりのゆきのんに声をかけたけど、ダメ……なんかぽへーってなってて、気が抜けた声しか出なかった。
「そうね……最初はちょっと恥ずかしかったけれど、慣れてくるものね。
ゆきのんも、ぽやーんとした声で答えてきた。
「千葉市にもね、ニューポートリゾートの方とか、似たようなトコがあるんだよ。あと先生が前に言ってた、スポーツセンターの近くにも。あたしけっこう家族で行ってるんだ。そのうちまた、いっしょに行こうよ」
「寒い時期にはそういうのもいいわね。幕張方面にはないのかしら……?」
「あー、こういうトコはなかったかなぁ……。岩盤浴のお店はあった気がするけど」
「岩盤浴、行ったことないのだけれど、少し興味あるのよね……」
「あたしもー。ふたりでゆっくり岩盤浴ってのもいいねー」
なんか、そんな、ぽへーっとぽやーっとした会話を、だらだらやってた。
ぜんっぜん女子高生らしくないよね(笑)
でも、たまにはこんなふうに、ぽやーってするのも、いいと思うんだよね。
ゆきのんと、そんな時間をいっしょに過ごせて、ホントに幸せだなぁと思った。
☆★★☆
「わ、さぶっ!」
お風呂屋さんから出ると、外はもうすっかり暗くなってて、すごく寒かった。
湯冷めしないように、いそいでクルマの中にかけ込んだ。
「そういや、夕飯どうする? なんならどっか店に入って食べるか」
平塚先生がエンジンをかけながら、あたしたちに聞いてきた。
「いちおう、かんたんな調理道具は持ってきましたので、どこかで買い出しして、車内で作って食べるという手もあります。作るといっても鍋料理くらいのものですが……」
ゆきのんがなぜかエンリョがちに言った。先生に食べたいものがあればそっち優先でオッケー、みたいな感じで。
でも平塚先生は、ゆきのんの提案にノッてきた。
「お、いいなそれ! キャンプっぽい! 賛成!」
あたしもすかさず賛成した。
「あたしもさんせー! あたしもてつd」
「由比ヶ浜さんあなたにはぜひ味見をお願いしたいの
めっちゃ早口でカブせてくるように頼ってきた!?
文化祭の時の頼られ方とは明らかにちがうよねぇ……うぅっ。
……でもね、先生にはあんな言い方だったけど、ゆきのん、実は土鍋とかカセットコンロとか調味料いろいろとか、気合入れて持ってきてること、あたし知ってるもんね!
たぶんゆきのん、キャンプご飯、やってみたかったんだと思う。かわいい!
オッケー。今回あたしは味見、しっかりがんばる! ゆきのんの料理、おいしいし!
キャンプ場にもどる道で、お風呂屋さんからすぐのところに大きめのスーパーがあったので、そこで食材を買い込んだ。クルマに冷蔵庫ついてるから、ホント便利。
食材を選ぶのはゆきのんにおまかせした。おカネはみんなでワリカン。
けっこう買ったなーと思ってたけど、意外と安くすんだ。
女三人だし、そんなたくさん量はいらないっていうのもあるけど、ゆきのんは「調味料を家から持ってくるだけで、出費がずいぶんおさえられるのよ」って言ってた。
確かに! 調味料って、新しく買おうとするとけっこう高くつくもんね。
レジでお金を払って、買ったものを袋に入れてると、平塚先生がそわそわし始めた。
「ちょ、ちょっと買い足したいものが……先にクルマにもどっててくれ」
って、クルマのキーを渡してきた。
しばらくして、クルマにもどってきた先生の片手には、買い物袋が一つ。中身は見えない。
先生はそれを、あたしたちの目に触れないように、そっと、助手席に置いてあった自分のバッグの中に隠した。
……っと。
あ、あれかな、デリケートなアレかな? 「何買ったんですか?」とか聞かないほうがいい雰囲気だよね! うん、空気読む。とくぎ!
「ふんふんふ〜ん♪」
平塚先生はゴキゲンで、はなうたをうたいながら、クルマのエンジンをかけた。
さっきお風呂屋さんでマッサージ受けて、元気になったのかな? 肌もつやつやしてた。
「由比ヶ浜さん、ちょっといいかしら」
買い物袋と荷物の袋をゴソゴソやってたゆきのんが、あたしを呼んだ。
「なぁに?」
「これ、ひとつかみくらい出して、半分に折ってくれる?」
そういって渡してきたのは、さっき買った、スパゲティの
「う、うん……?」
言われたとおり、中身を半分出して、何回かに分けてパキパキ折った。
ゆきのんはそれを受け取ると、ジップのついた袋に入れて、その上からペットボトルのミネラルウォーターを入れだした。スパゲティが水に浸っていく。
わわっ!?
「な、なにしてんのこれ?」
ゆきのんは、その袋を、安定するようにキッチンの台の上に置くと、ふふっ、とイタズラっぽく笑って、
「後のお楽しみ」
と言った。
えっ、これも料理かな? こんなの初めて見た……! 何ができるの?
でもゆきのんは、それから後、なにもせず、ずっとそれをほったらかしにしていた。
謎!!
そうこうしてるうちに、クルマはもとのキャンプ場に戻ってきた。
今度は、さっきよりちょっと離れてて、海がもっとよく見える方の駐車場に止まった。
【いちおう解説】
①結衣が「南総里見八犬伝」を知ってる、というのは、単なる書き手の思い付きです。逆に知ってる方が面白いなと思って。ちなみにモデルになったスーパー銭湯も、施設名に同作に出てくる名称が使われています。
②原作ではよく分かりませんが、当SSでは、雪乃は小、中とも、諸事情あって修学旅行には参加していない、ということにしました。ひょっとしたら原作と違うかも。まぁいいや。
③平塚先生がお風呂で「おうおう由比ヶ浜は育っとるねぇ。雪ノ下にはちょっとおまじないしてやろうかぐへへへへ」とか言いながらふたりの胸を揉むシーンとか想像した?
残念! きわめて同性目線でした!! まさに外道!!?
【おねがい】
今回のお話で、モデルにした地域周辺についていろいろ書きましたが、モデルになったキャンプ場は、2015年初頭ころから、シーズン(7月〜8月頃)以外のキャンプを禁止しています。ゴミの不法投棄やマナー違反の問題などがあったための、地域の方々としてもお辛い判断だったと思います。
その決断を尊重するため、もしモデルにしたキャンプ場が分かっても、伏せておいていただきますようお願いします。
今後、良きキャンパーばかりが集まって、ふたたび通年利用できるようになる日が来ることを、心からお祈りしています。