ISってなに?   作:reレスト

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 ちょっと改稿が思っていたよりも時間がかかりそうなので、改稿前の物を投稿させていただきます。あー、こんなんだったなぁ、こんなのだったんだ、くらいの気持ちで読んでくださると嬉しいです。やー、勢いで書いていたものをあらためて見たら……悶絶しました。自分の黒歴史を見ているような感じ、というかまんま黒歴史ですね、はい。
 楽しんで頂けたら幸いです。


改稿前
何? こいつら……


羞恥プレイに耐えることかれこれ五年が経った。

 

ん?  時間が経ちすぎだって? ……赤ん坊の成長を見て何が面白いんだよ。ひたすら寝る、食う《この場合飲むか?》の繰り返しだしなぁ、まぁ二歳頃から普通に動けるようになったが。

 

 

あの時は感動したなぁ。まぁだいたいこんな感じの生活を送ってきたな。

 

 

今でもあるいは羞恥プレイだがな、大学前まで行った男が幼稚園児に混ざって遊ぶとか羞恥プレイ以外の者物でもねぇよ。

 

 

まぁそれは良い。いや良くはないが、諦めと言うか何と言うか、一年も通ってたらね、慣れたんでな、悲しいことに……

回りくどい? 何が言いたいんだ? ってか?現実逃避だよ、いいじゃねぇかよ。辛いんだよ、今の状況が……

 

 

新しく子供が幼稚園に入って来たんだが…何人か明らかにおかしい奴がいるんだよなぁ。

 

 

先ず一人目だが、この年頃の子供は普通落ち着きなくてそわそわしてるもんなんだが。この子は身じろぎひとつせずに、ジッとこちらを見ている。綺麗な黒髪黒目で将来クールな美人に成りそうだ。

ただ少し目付きが鋭いな。

 

 

二人目は……とりあえず、あれだ。なんでパソコン持ってんだよ………しかもこっちを完全に無視してるな。コイツも将来美人になるだろ。綺麗な桃色? っぽい髪に整った顔付きしてるしな。ただし美人の前に残念な、が付きそうだが。

 

 

 

 

んで、三人目なんだが……正直コイツが1番なんて言うか、気持ち悪い……

生粋の日本人のはずなのに銀髪のオッドアイで、既にイケメンって判別出来る顔立ちしてるしな。

 

 

何がダメなのかって?

よく考えてくれ、幼稚園児なのに既に顔立ちが出来上がってるんだぜ? バランス悪いって、まぁ目に関しては人のこと言えやしねぇけどなぁ。

 

 

今はカラーコンタクトで黒にしてるが……紫なんだよなぁ、どこのマンガだよ。

はぁ……まぁ今はそのイケメン君は別の所で遊んでるが、やたらと睨んで来るんだよなぁ。あ゛ぁ゛ー、鬱陶しい。

しかも宙返りとか普通にしてるし、ほんとに四歳かよ?

 

 

「あの」

 

っと、現実逃避し過ぎたか。とりあえず考えるのは一旦置いて置くか。

 

 

はぁ、園児の数が多いからってガキにガキの相手させるなよ。いや、他は良いかも知れんがこの二人を固めて相手させようとするなよ。いくら俺が普段ガキらしくないからってそりゃねぇぜ、先生。

 

 

じー、スッ。あ、目ぇ逸らされた。押し付けてる自覚は有ったんだな。考えてもしゃーないし、とりあえずテキトーにやるかぁ。

 

 

Side???

 

 

このようちえんにはいってしばらくして、としうえのひとたちとあそんでみよう! とせんせいがいって、なんくみかのぐるーぷになりはじめた。

 

 

わたしはいつもいっしょにいる、たばねちゃんといっしょになった。

けどほかのこたちがこっちにこようとしない。

 

 

いつもとおんなじだ。たばねちゃんはきょーみがわいたひととしかはなそうとしない。

 

 

わたしもみんなにこわがられてるみたいだし、さっきこっちにきたおとこのこは、たばねちゃんが「うるさい。」っていっておいかえした。

 

 

そのままたばねちゃんはじぶんでつくったっていう、ぱそこんをやりはじめた。

 

 

そんなたばねちゃんをひきずりながら、せんせいにいわれたところにいくと、すこしとしうえのおとこのこがいた。

 

 

そのひとはだまってなにか、かんがえてるみたいだったけど、なにかいわなきゃとおもって「あの」

 

ってはなしかけてみた。

 

 

そのひとはすこしおどろいて、またなにかかんがえて、こっちをむいてすこしめんどくさそうに、はなしかけてきてくれた………

 

 

SideOut

 

 

とりあえず、自己紹介からいくとしますかぁ。めんどいけど。

 

 

「あぁ〜とりあえず、初めまして、俺の名前は水無月 悠夜《みなずきゆうや》だ。気が向いたら覚えてやってくれ」

 

 

「はじめまして、おりむらちふゆっていいます。このこはともだちの、しののの たばねちゃんです」

 

 

「ほら、たばねちゃんも」

 

 

「えぇ〜、するひつようがないし、めんどうだよ」

 

 

「そんなこといってると、またおこられるよ」

 

 

 

 

………なんか俺忘れられてる? まぁいいけど

 

 

「あぁ〜いいよ、気にすんな。んなことで怒ったりしねぇよ。」

 

 

あん? なんだ?キョトンとして? って、あぁ、なるほど。こんな対応とったやつが今までいなかったのか。

 

 

そりゃそうか。普通の子供なら怒ったりするし、先生なら注意するだろうしなぁ。

とりあえず、無難に

 

 

「何かしたことあるか?」

 

 

これでいいだろ、さて反応はどうだ?

 

 

「えっと」

 

 

おりむらが(聞いただけじゃ漢字が分からん)何か言おうとしてるが

 

 

「なにもするきないし、したくない」

 

 

 

 

 

とそのまえにしのののがばっさりと話を切ってパソコンを再開した。

 

 

「……わたしはたばねちゃんのをみてます」

 

 

「そうか」

 

 

まぁ、したいことするのが大切だからな。

なんでもいいや、俺は寝るとするか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………はぁ、めんどくせぇなぁ。さっきから、おりむらが向こうの遊びに混ざりたそうにしてるんだが。行きたきゃ行きゃいいのに……一応仕事だしな声かけとくか。

 

 

「どうした? 遊びに行きたいなら行ってきていいぞ?」

 

「……だいじょうぶです」

 

 

いやいや、んな顔して言われてもなぁ。未練たらたらって顔してるぞ。

 

 

「それに……わたしみんなにこわがられるから」

 

なんで? ……あぁ目付きが怖いのか。俺は前世があるから美人になりそうだなぁ、としか思わんが、園児には睨んでるようにしか見えないんだな。

 

 

「んなこと園児が気にすんなよ。ほれ、行ってこい」

 

 

背中を軽く押して行かせてやる。

 

さてどうなるかなっと。

あぁ〜やっぱりちょっとビビられてるなぁ。なんかイケメン君が騒いでるが意味ねぇな。あっ、やべぇ俯いちまった………このままスルーしたら俺が怒られる。

 

 

めんどくせぇけど、行くかぁ。後ろに行って、せぇーの。

むにむに、むに〜っと。

おぉ、めちゃくちゃ柔らかい頬っぺただなぁ。

 

 

「ひゃにふるんへふか」

 

 

「気にすんなよ、ただの暇つぶしだ」

 

「ふふ」

「あはは」「へんなかお〜」「おもしろ〜い」

 

 

「えっ?」

 

 

「ねぇねぇ、おなまえなんていうの?」

 

「えっと、おりむら ちふゆ」

 

 

「ちふゆちゃん!いっしょにあそぼう?」

 

 

 

「っ…うん!」

 

 

これでいいだろ。とりあえず仕事は半分はしたし、戻って寝るかぁ。

よいしょっと、あぁ〜慣れないことはするもんじゃねぇなぁ。イケメン君がまた睨んで来てるし……もう慣れたしどうってことねぇけどウゼェ。

 

 

お〜お〜楽しそうだねぇ、混ざった途端リーダーシップ発揮してるよ。

俺要らなかっただろ、あれは。一種の才能だぞ、あれ。

 

 

将来お姉様とか言われそうだな。

 

んで、問題はこっちのしのののだったか?どうすっかなぁ……

 

 

とりあえず謝らねぇとな。

 

 

「しののの」

 

 

………やっぱ無視か、まぁどっちにしろやることはかわらねぇしな。

 

 

「悪かったな」

 

 

おぉう、何言ってんだこいつって顔してるなぁ。

 

 

「おりむらを連れていってちまって」

 

 

「…………なんで?」

 

 

初めて俺に対して話してきたな。

 

 

「何に対してのなんでだ?」

 

 

「ちーちゃんをつれていったのはちーちゃんがいきたそうにしてたから」

 

 

「それでなんでわたしにあやまるの。わけがわからない」

 

 

あぁ、そのことか。

んなもん。

 

 

「お前楽しそうにしてただろ。それを邪魔したからだな、理由としては」

 

 

「なんで?」

 

 

またなんで? かよ。めんどくせぇな。

 

 

「だから会話に主語を入れてくれ。なんでだけじゃ分からん」

 

 

嫌そうな顔してるなぁ。

 

 

「なんでわたしがたのしそうだった。っていえるの」

 

 

えぇ〜、自覚無しですか?

あんなにわかりやすいのに。

 

 

「いや、だってお前おりむらが見てる間、嬉しそうにパソコンいじってたし」

 

 

「おりむらが居なくなった途端、無表情になったらそらそう思うだろ。普通」

 

 

前世から無駄に得意だった、相手の表情を読むことが役に立ったな。

 

 

「……ちーちゃんしか分からなかったのに」ぼそっ

 

 

 

なんか言ってるが……聞こえなかったしいいか。

 

 

「とりあえず、そういう理由だ。まぁ間違ってたら聞き流しといてくれ」

 

 

もう仕事頑張ったし、後は好きにしていいよな?

 

 

えっと、確かこの辺に……おっ、あったあった。チョップチャップス〜。俺のささやかな癒しだぜ。

 

種類も多いし、安いから好きなんだよな〜。今日は無難にコーラ味で行くか。

 

 

パクッ、カリッ、コロコロ。はぁ〜うまうまだぜぇ。

やっぱり、チョップチャプスが至高だよなぁ。

 

 

じー。あん? なんか視線を感じるな? ここに居るのは俺としのののだけだから……チラッ。サッ………チラッ。サッ………これか? チョップチャプスか?

 

 

……欲しいなら言えばいいのに。おりむらとこいつ似てるなぁ〜。正反対のようで共通点がなにげに多い。

 

 

ごそごそ。ヒョイっと、出したのはいいが、こいつは多分素直に受け取らないだろうしなぁ。めんどくせぇ。

 

 

………よし、これで行こう。

 

 

トン。チョップチャプスを置いて。ゴロッと俺が反対向いて寝ときゃ勝手に取るだろ。

 

 

………カサカサ、カリッ。コロコロ。

 

 

よし食べたな。もうこれでいいだろ。なんでこんなに頑張ってんだろ……

 

 

止めよう。頭が痛くなる。五歳で胃に穴を開けたくねぇしな。はぁ〜、疲れたなぁ。こんなの俺のキャラじゃねぇよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

…………決めた。俺は平穏で安全な暮らしを目指す!! 俺の夢の邪魔はさせねぇ!

……フラグのような気がするが気のせいだ。きっとそうだ。

 

 

夢の第一歩として!………寝よう。よく考えたら、そんな厄介事に簡単に巻き込まれるなんてそうそうねぇしなぁ。

 

 

……ないよな? ないったらない!! もう寝る!


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