ISってなに?   作:reレスト

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やっぱりこいつら面倒だわ……

さてさて、いい加減パターンも読めてきたと思うが、時間が飛んで今、本来なら高二の水無月 悠夜だ、

 

 

……分かってる、なんでそんなに時間が飛んでるんだよ、とか本来ならって何だよ、とか言いたいと思うが、ちゃんと説明するから少し待ってくれ、

 

 

まぁ、時間に関してはあれだ、作者の都合だ、話しネタが無くてここまで飛ばしたらしい。

……ダメ作者が、

 

 

 

 

んで、本来ならって言うのは俺が一年ほど両親のいるフランスに行ってたんだよ、中学を卒業したから義務教育もねぇしせっかくだからこっちに来ないか?っていう両親からの誘いに飛び付……コホン、了承してフランスに行くことになった、

 

 

……卒業式の日に高校は何処に行くのか天災達に聞かれてそのことを言ったんだが……まぁ、あれだ色々あったな…色々…あったんだよ、で定期的に連絡を取るように言われたんだが、なんでそんなめんどくせぇことをせにゃならんのだ、と言ったら、

 

 

 

 

……ISに乗ってフランスまで行くぞ、って脅してきやがった!ふざけんなよ!そんなことされたら俺の辞書から平穏という字が辞表を出して出て行っちまう!

 

……海と紅葉には定期的に連絡を取るつもりだったからな、そのついでならいいだろってことで了承した。

 

ちびっ子二人にはあらかじめ言っておいたんだが、懐かれてたのか、かなり駄々をこねられたなぁ、まぁ、連絡を取るのとお土産を買って帰って来るので許して貰ったがな、……あの天災達には俺から言うから言わないでくれと言い含めておいた。

 

 

……事前に教えておいたら卒業と同時に行くつもりの便が、というよりもこの国から出る方法が全て遮断される恐れがあるからなぁ、

 

あのウサ耳ならやりかねん、まぁ、あいつらにそんな余裕はないと思うがなぁ、あいつらの進学先はもう決まってるからな、

 

 

 

どういうことだって?ほらあれだよ、あいつらはIS学園に行くことが決定してるんだよ、なんでかって?……ISを開発した天才と世界を救ったIS操縦者にISに関わる以外の道があると思うか?

 

 

答えはNOだ、あの白騎士事件から本人達は拒否してるが取材やら元々多かった告白やらが馬鹿みたいに増えた、

 

でそれに苛ついたウサ耳があんまり干渉してくるなら全てのISを停止させるっと言って黙らせた、がISを学ぶために作られた学園には通うようにした方が条約もあるから楽だと言ってIS学園に行くことになった。

 

 

……よくよく考えたら、あいつらは行くとこ決まってんのに俺の行く高校を聞く必要あったのか?小学校の時みたいに書類をIS学園に流したとしても俺は、というよりも男はISに乗れないんだから多分入ることすらできねぇし、

 

 

俺はISモドキには乗ったがあれはあのウサ耳バカが作ったモドキだから厳密にはISじゃねぇ、……マジで何をするつもりだったんだ?

 

……まぁそれから俺はフランスまで行って一年ほど滞在してから日本に戻ってきた、という訳だ、フランスでは海と同い年の女の子と色々あって仲良くなったんだが、それはまた機会があったらはなすとしよう。

 

 

さてと、とりあえず土産を渡しに行きますかねぇ、……あいつらにIS学園は全寮制って聞いたからな、初っ端出くわすことはねぇだろ、先ず海と紅葉に会って心の準備に一週間ほど使ってから天災達に遭うか、

 

スタスタ、

 

 

〜悠夜移動中〜

 

 

……っと着いたな、さてさてちびっ子達は元気にしてたかねぇ、一年ぶりだからなぁ電話とかはしてたけどな、それとこれとは別だからな、今日帰って来るのは教えてたしウサ耳バカの家に行くって言っといたしな、多分いるだろ

 

 

インターホンを押し………木の棒はないかな、……あった、これくらいの長さでいいだろ、あらためてインターホンを木の棒で押してっと、

 

 

ピンポー、バサッ、ドッカーン

 

 

「ふっふっふ!ひっかかったね!ゆーくん!インターホンを押したら網が出て来る仕掛けには流石のゆーくん…も……」

 

 

「遺言は?」

 

 

俺は扉を破壊してでてきた一年ぶりに会ったウサ耳バカに最高の笑顔で最後通告をしてやる。

 

 

「や、優しくしてね///」

 

 

ガシッ、ギリギリ、メキャ、バタン

 

 

ふざけたことを抜かしたウサ耳バカに渾身のアイアンクローをかまして撃墜して放置して中に入る、

 

「久しぶり〜元気にしてたか?海、紅葉」

 

 

「悠兄ちゃん!」

 

 

「悠兄さん!」

 

 

笑顔を浮かべて駆け寄って来る二人の頭を撫でてやると気持ち良さそうに目を細める、

 

 

「お久しぶりです、悠夜さん」

 

 

「ん、織斑も久しぶりだな」

 

 

織斑がわからない位だが笑みを浮かべて挨拶をしてくる、

 

 

……織斑の俺に対する呼び方はあの事件の後に変わった、織斑なりの信頼の証らしい、

 

 

「束の奴は…」

 

 

「玄関で死んでる、ふざけたことを抜かした罰だ」

 

 

相変わらずですね、と織斑が苦笑しながら言ってきた、

 

んな簡単に変わるか、で、いつの間にか復活したウサ耳をプラスしてお土産のクッキーと紅茶を食べた、それから色々だべって、ちびっ子二人とウサ耳に夕飯の買い出しに行かせた、

 

 

……流石に帰って来てすぐに自炊するきにはならなかった、んで、人払いもしたし本題だな、

 

 

「織斑」

 

 

「なんですか?」

 

 

「お前の…お前達の両親はどうした、」そうこれが織斑を残した理由だった、フランスにいる間連絡を取っていたが織斑からも海からも両親の話しを聞かなかった、それにいくらウサ耳が脅したとしても報道陣からしたら二人は恰好のネタだ、フランスでもたびたび報道されていたが、海と紅葉は小さいから特には話題にならなかったが両親の話しが出ないのは些かおかしい、

 

 

天才の親として話題になる筈だ、現にウサ耳の親はすぐに報道されなくなったが話題になっていた、(多分政府にウサ耳が何かしたんだろ)だが織斑の両親の話しは最初からなかった、だから聞いた、

 

 

「………」

 

 

「言いたくないならそれでいい、ただ少し気になっただけだ、忘れてくれ」

 

 

「……私の、私の肉親は一夏だけです」

 

 

「そうか」

 

 

「……聞かないんですか」

 

「何をだよ?お前の中で結論が出てるのにわざわざ聞く気にはならんし、聞く必要もねぇ」

 

 

「……ありがとうございます」

 

 

「何に対してかは知らんが一応受け取っておくわ」

 

 

さてと、ちびっ子達+αも帰ってきたし飯にするか。

 

 

 

前にきた時と同じように節操のない多国籍料理を食べて、織斑達の学園生活を聞いたりして過ごした。

 

 

で、そろそろ帰ろうとしたんだが……

 

 

ちびっ子二人が連絡した時に次に来た時には泊まると言っていたことを覚えていて、ウサ耳の家に泊まることと相成った、……くそぅ、忘れてると思ってたのに、

 

俺は空き部屋を使わせて貰うことにした、海と紅葉が一緒に寝ようと言ってきたが流石に狭いので断った、……ふて腐れてたが俺はこっちに帰ってきたばかりなので許してもらった。

 

 

で、ちびっ子二人とその付き添いで織斑が一緒に寝に行ったから今は俺の貸してもらっている空き部屋にはウサ耳しかいない。

 

 

「それでね!ちーちゃんったら……」

 

 

やたらハイテンションで話しまくるウサ耳にそろそろ寝ろと言ったが、拒否しやがった、しばらく話しをしていたらウサ耳が急に俯いた、なんだ?

 

 

「ちーちゃんに聞いた?」

 

「何をだよ?主語を会話に入れろ」

 

 

「ちーちゃんといっくんの親のこと」

 

 

「あぁ、一夏だけが肉親だって言ってたな」

 

 

「……そっか、ねぇ、ゆーくん」

 

 

「なんだよ」

 

 

「私が、私がちーちゃんを巻き込まなかったらちーちゃんといっくんはこんなことにならなかったのかな」

 

 

「ちーちゃんがISのことで手伝うって言ってくれて、すごく嬉しかった、でもこんなことになるんだったら、ちーちゃんにあんな顔をさせるくらいだったら、手伝ってもらh」バッチィ、

 

 

「〜〜〜っ!?!?」

 

 

なんかうざくなっていたウサ耳にデコピンをかました、うむ、我ながらすばらしい威力だ。

 

 

「な、何するの、ゆーくんすごく痛いよ!」

 

 

うっせぇ、痛くしたんだから当然だろう。

 

 

「お前がそれを言ったら織斑に失礼だろうが、あいつはちゃんと自分の中で結論を出してる、それに対してとやかく言うのはやめろ」

 

「それにお前あんまり寝てないだろ、織斑が心配してたぞ、自分のせいで束に迷惑をかけてるって、」

 

 

「ちーちゃんが?」

 

 

「織斑がだ、お前らはなんでわざわざ人を間に挟まなけりゃ会話もできないんだ?いちいち間に挟まれる俺のめんどくささを考えやがれ」

 

 

「一回織斑としっかり話しをしろ、普段から親友だって言ってんだったら悩みくらい言えっての」

 

「……わかった、ありがとうゆーくん」

 

 

よし、いい感じに話しが終わったな、これでやっと寝られる……と思っていたらウサ耳が人のベットにダイブしやがった、

 

 

「オイ、俺はもう寝たいんだ、とっとと帰りやがれ」

 

「束さんは眠くなったからここで寝る〜」

 

 

「自分の部屋で寝ろ」

 

 

「もうムリだよ〜動けない〜」

 

 

この野郎、……はぁ、もういいや疲れた。

 

 

「勝手にしろ、俺はリビングのソファーで寝る」

 

 

と出て行こうとしたら手を掴まれた。

 

 

「……なんだよ?」

 

 

「私が眠るまでここにいてくれないかな?…ゆーくんがいたら気持ちよく眠れそうだからね!」

 

……はぁ〜、普段はめちゃくちゃするくせに自分が気に入った相手に嫌われるのがそんなに不安なのかよ、やっぱ似てるなぁ、こいつら、

 

 

「わかったわかった、寝るまでは居といてやるから、とっとと寝ろよ、『桜』」

 

「ありがとう、ゆーくん」

 

こっちの名前で呼ぶのも久しぶりだな、ま、たまにはいいだろ。

 

ウサ耳が完全に寝たのを確認して部屋を出る、それでだ。

 

 

「という訳だ、分かったら明日にでも話し合えよ、織斑」

 

 

「やはり気付いてましたか」

 

 

織斑が廊下の角からでてきた、

 

 

「たりめぇだ、こっちはお前らのせいでやたら気配に敏感になったからな」

 

 

「ありがとうございます」

 

「褒めてねぇよ、」

 

 

「いえ、そっちではなく束のことです、私ではあそこまでうまくいきませんから」

 

 

「人を緩衝材がわりにもうするなよ、帰って来てそうそうになんでカウンセリングみたいなことをしなけりゃいけねぇんだよ、めんどくせぇ」

 

「分かりました、」

 

 

「そーいえば、なんでニュースに海と紅葉のことが出てなかったんだ?」

 

 

「そのことですか?束が意地になって隠してましたよ、箒ちゃんといっくんには手を出させない!と」

 

 

あ〜、なるほどあのシスコンのせいか、多分ブラコンのこいつと一緒になってやったんだろ、

 

 

「何ですか?」

 

 

「いや、なんでもない」

 

 

あっぶね、こいつはブラコンってわかりやすいのに否定してくるからな……刀付きで、流石に今そんなのを相手する気にはならないからなぁ、

 

 

そこからテキトーに話しをしてリビングに行った、織斑が空き部屋を探すと言ってくれたがもう遅いので断ってソファーで寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

織斑達が家に居たのは一夏を一人にしないように家から通っているらしい、どうしても抜けられない時はウサ耳の家で預かってもらってるんだと、大変だな。

 

 

 

 

 

 

とりあえずもう寝るか、お休み〜………


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