俺の問いとその先は。   作:to110

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Third/album

今回は入院生活について話すとしよう。

入院期間は二週間くらいか?よく憶えていない。その間、家族はちゃんと来てくれた、3日に一度くらいのペースで。仕事忙しいから仕方ないんだけどさ………

とは言うものの、俺が事故のあと目覚めたときには泣いて喜んでくれた。なんであそこまで感情が出ていたかの理由はまったくわからないが。

入院しているときにお見舞いに来たのは家族と、助けた女の子とその家族、車を運転していた人とその関係者の計7人。友達なんていない、どころか今連絡のとれる人すらいない状態。俺の価値は7人である。いや、むしろ7人も来てくれて俺は嬉しいんだよ?

車を運転していた人とその関係者は一度謝りに来て、親とお金関係の話しをしていたらしいし、女の子とその家族に関して、俺は見ていない。親から聞いたが、俺が寝てるときに何度も来てくれたということだ。会って話しくらいしたかった。女の子がかわいかったからとかそういうことではなくて。いや、かわいかったんだけどね。さすがに中学生に手は出さない。

ちなみに名前は”由比ヶ浜”というらしい。それ以外の情報といえば、髪が黒くておとなしめな感じだった。というくらいか。まぁあと、推測にはなるが犬にやられたってことは力自体はないのだろう。

車について話しておくと黒塗りの高級車。これ以外の情報はないし、そんな車に縁がないんだからこれ以上の情報も得ようがない。

それにしても、ほんとよく助かったよなー俺。中学の柔道の授業で相手がいなかったから受け身をやりまくっただけのことはある。とは言っても片手に女の子を抱いて、さらに傷つけないようにバランスをとるのに必死で大した受け身はできなかった。結果助かってるんだからいいんだけどな。

 

 

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本日10月2日、曇天。

 

 

文化祭の準備も最終段階に入った。校舎はその飾りで染まり、文化祭一色となった。クラスでの俺の役割といえば小道具の作成である。その小道具だが、飾るのは俺じゃないから作りっぱなしでいいあたり、かなり楽である。

今日は明日の文化祭に向けてどのクラスも盛り上がっている。うるさい。

 

今日は家に誰もいない。また同僚に誘われたとか。まぁ俺も一人でいたいし、ちょうどいいんだけどな。

 

 

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本日10月3日、曇天。

 

 

忌まわしき文化祭当日である。俺の当日の仕事は特にない。仕事はしたくないが、一緒に回る人がいない以上、居場所がない。ベストプレイスですら、どこぞの奴らに占領されていた。

どこで時間を潰すか探していると、荷物の散乱している踊り場、階段の一番上に着いた。ちなみに屋上の扉がある。校則で屋上への立ち入り禁止というのはなかったはずだから、屋上へ行こう。扉を開ける。屋上に来たのは初めてだ。なんか、こう、普通だな。想像通りの広さ、想像通りのフェンスの高さ、想像通りの素材、そして想像通りの景色。全てが全て想像通りだった。

さて、床もいい感じの素材だし、ここで寝よう。晴れだと寝れないだろうが、今日陽は出ていない。寝るには適した環境だ。さて、眠たくなってきた………

 

 

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八幡「ふぁぁぁ〜………」

 

 

よく寝た。ふむ、ここはなかなかいいな。なかなかいい、な………え?なんで?なんで?動揺が抑え切れない。いや、あのね、だってね。

 

………女の子が横で寝てるんだもん。

 

まったく状況が把握できてない。

顔の距離30cm弱。少し口を開けて呼吸。ゆっくりと肩で呼吸。制服が少し着崩れている。首とその周りの白い肌が見える。

あれ?わりと把握できてる。そして気づいた、この状況はまずいと。この場では撤退が最善手。逃げよう。

 

 

「………ぅん

………あれ?私寝ちゃったんだ」

 

 

起きた。俺の勘が告げる、もう手遅れだと。てか、なんか見たことある人だな。どこで見た?

 

 

「ごめんね?それからありがとう、私が寝てたから起こさないでくれて」

 

 

違う違う。関わらないために起こさなかったんだ。

だが彼女は誤解したまま話を続ける。

 

 

「あ!私、城廻めぐりっ、よろしくね。君の名前は?」

 

 

………なんだろうか。このポワポワフワフワしたほんわか雰囲気は。この屋上という空間が、彼女から発せられるほんわか雰囲気に包まれる!

 

 

八幡「ひ、比企谷です」

 

 

こういう会話は慣れない。話掛けられること自体慣れていないからというのが理由だが、それプラスに彼女が徐々に距離を詰めてきているというのが頭を混乱させる。

 

 

めぐり「比企谷君、ね。よろしくねっ!」

 

 

八幡「よ、よろしくお願いします………」

 

 

軽い会釈をする。そのとき下をチラリと見て、彼女の履いているスリッパの色が緑ということがわかった。俺の一つ上の学年、2年生だ。

 

 

めぐり「ねぇねぇ比企谷君。こんなところでなにしてたの?」

 

 

八幡「ええと、昼寝です」

 

 

めぐり「文化祭なのに?」

 

 

八幡「やることないので………」

 

 

学校で一番盛り上がる行事の文化祭でやることがないってすごいよな。自慢できる。する気もする相手もいないけどね。

 

 

めぐり「へぇ〜。あ!ならちょっと手伝ってくれる?」

 

 

八幡「なにをでしょうか」

 

 

めぐり「ちょつとした仕事を、ねっ」

 

 

ねっ、とかすごいかわいい。ほんわか雰囲気と合ってるし。いかんいかん、意識を戻さねば。

なんだろうちょっとした仕事って。掃除とかゴミ捨てみたいな雑用ならともかく、いや待てよ。人の死体の掃除とかゴミ捨てとかは無理だな。ならやれることないな。この先輩をなんだと思っているのだろう。

 

 

八幡「具体的にお願いします」

 

 

めぐり「う〜んとね〜、生徒会で私が担当してる仕事があるんだけどね。力仕事で、その、手伝ってくれない、かな?」

 

 

そんな上目遣いをしないでください。そういう行動が勘違いを招くんですよ。うっかり好きになっちゃうでしょうかが!

いや待て、聞き慣れん言葉が出てきた。生徒会?あ、そういえばこの先輩って、

 

 

八幡「………もしかして副会長?」

 

 

めぐり「あ〜。やっと気づいてくれたね〜」

 

 

どうりで見たことあるわけだ。この間(一学期)演説会やってたな。前期生徒会副会長、名前はーーーーーあれ?なんだっけ。さっき名乗ってくれたのにな。

 

 

めぐり「それで、その、やってくれる?」

 

 

八幡「わ、わかりました。手伝いますよ、先輩」

 

 

めぐり「ありがとう!」

 

 

八幡「それじゃ、ささっと済ませましょう」

 

 

めぐり「うんっ!付いてきてね」

 

 

八幡「わかりました」

 

 

さてと、これで俺は文化祭に貢献できるわけだ。イヤーコウエイダナー。

 

 

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八幡「そういえば先輩。どうして屋上で寝てたんですか?」

 

 

めぐり「えっとね、屋上からの景色を見てみたくて行ったらかっこいい男の人がいたから横から見てたんだけど、眠たくなっちゃって。それで、そのかっこいい人が起きたらいたんだけど、眼のせいで少し残念だった」

 

 

八幡「そうですか………」

 

 

残念て。いや自分でも眼があれだってことは自覚あるから気にしないけど、ここまでストレートに言われるってのもどうなんだろうか。

 

 

めぐり「あ!ごめんね、その………あ、あと文化祭がちょっと楽しくなくて。だから屋上に来たんだよ!」

 

 

八幡「いや、気にしてないんでいいですよ。というか、楽しくないってどういうことですか?すごい盛り上がってますけど」

 

 

めぐり「ええと、まぁいろいろあってさ。だから、私が来年会長になって、全員が楽しめる文化祭にするんだ!」

 

 

八幡「会長になれれば、ですよね?」

 

 

めぐり「そんな意地悪言わないでよ〜、比企谷君〜」

 

 

八幡「まぁ、頑張ってください」

 

 

めぐり「うん!」

 

 

危うく惚れそうになる。そんな笑顔を俺に見せないでください。笑顔、か。そういえば彼女、学年一の才女の笑顔がかわいいという噂は流れてないな。まぁいちいちそんな噂立てるまでもないことというだけかもしれないが。

 

………それから、なぜほんわか雰囲気が一瞬なくなったのだろうか。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

めぐり「比企谷君!今日はありがとね!」

 

 

いくつか少し大きめなダンボールを運んだだけだ。

 

 

八幡「いえ、大したことじゃありませんよ」

 

 

それに、そのおかげで文化祭の閉会式に並ばなくて済んだのだから、むしろありがとうございました。

 

 

めぐり「ねえ比企谷君。今日生徒会で打ち上げやるんだけど、比企谷君も来てくれない?お礼もしたいしさ」

 

 

八幡「いや、俺はそういうところに行きたくないですし、お礼もいらないですよ」

 

 

めぐり「お礼したいんだけどな」

 

 

ははは、と乾いた笑い声を奏でる先輩。ちっ、どうすればいいんだよ。

 

 

八幡「本当に気にしなくていいですよ。先輩は打ち上げ楽しんできてください」

 

 

めぐり「えっ?私行かないよ?」

 

 

八幡「………はい?」

 

 

いやいやいや、打ち上げどうこう言ってたじゃん。なんで先輩行かないの?もう忘れちゃったの?

 

 

めぐり「私、今の生徒会、嫌いなんだ」

 

 

思ってもみなかった理由だった。先輩が生徒会を嫌い?あんなにすごく動いていたのに、あんなに仕事をこなしてたのに、あんなに頑張っていたのに。そんな先輩がどうして。なら、なんで先輩は生徒会に身を置いているんだ。

 

………先輩の顔は暗かった。屋上や、ついさっきまであった柔らかい雰囲気はない。さきほど一瞬なくなったときに感じた空気だ。彼女は、一体どうしたというんだ。

 

 

八幡「どうして、ですか」

 

 

めぐり「ごめんね、それは言えないよ」

 

 

彼女の抱える闇だ。ただ単に生徒会の人が嫌いだとか、そういうつまらない話ではない。いや、嫌いなんだろうが、嫌いのレベルが違う。先輩の嫌いは、嫌いという言葉よりも、憎いという言葉の方が適切だ。

 

………こういう使い方はしたくないが、いた仕方ない。

 

 

八幡「先輩」

 

 

めぐり「な、なに?」

 

 

八幡「お礼、してくれるんですよね?」

 

 

めぐり「そうだけど」

 

 

八幡「なら、そのお礼は先輩が生徒会が嫌いな理由を教えるということで、いいですか?」

 

 

めぐり「比企谷君って、卑怯なんだね」

 

 

卑怯、か。俺はこれを卑怯だから使いたくないわけじゃない。もっと単純な理由だ。恩を与えたくてやった行動じゃないのに恩を返してくれる、というのが納得いかないだけだ。俺がその人に恩を与える気で行動したのならばその返ってくる恩は受け取るのだろうけど。

 

 

めぐり「うん、わかった」

 

 

決して納得した顔ではない。すごく嫌そうな顔だ。それでもいい、俺には関係ない。事実のみが必要なのだ。

 

 

めぐり「………いじめが、起きてる、の」

 

 

いじめ。一方的に少数勢力を物理的に潰すことである。少数勢力は学校でいえば一人、多数勢力は三人以上のケースが多い。なぜ三人かというと、やりやすいからだ。少数勢力の人間はいじめから逃げない理由はいたって簡単だ。逃げられないのだ。いじめが生活の一つとして染み付くのだ。嫌だ嫌だ、そう思えば思うほどその呪縛は強くなる。そして、日々大きくなるいじめのレベル。少数勢力はそこから逃げるために自殺をする人が多い。だがいじめた側に罪はかからない。証拠がない、ただそれだけだ。いじめられている、なんて誰にも言えるわけがない。言えるようなやつはそもそも少数勢力に入る失態はしない。いじめから逃げ出す方法はもう一つ。無関心になることである。なにをされても、なにが起きても反応をしないことである。反応がなくなればつまらなくなり、勝手にいじめはなくなる。だが、その考えに行き着くには多大なる犠牲が伴うことになるが。さらに実行するともなると、無関心の制御ができなくなって、興味そのものを人に対して持たなくなるだろう。

 

 

めぐり「生徒会の三年生三人が、一年生の一人、を………」

 

 

腕に力がこもり、体中が震えている先輩。今にも崩れそうな、弱い脚。声は震えて泣き声ともとれるほど湿った声だ。

おそらく、この先輩は何かやろうとしたのだろう。だが、先輩は無力だった。止めることもできないし、先生に言ったところで相手にしてもらえなかったんだろう。

 

 

めぐり「一年生は、生徒会にも、関係ないのに………」

 

 

八幡「名前は?」

 

 

めぐり「えっ?」

 

 

八幡「主犯の、名前は何て言うんですか」

 

 

めぐり「会長の、田中、先輩」

 

 

八幡「わかりました」

 

 

めぐり「ち、ちょっと!何する気なの!私が、私がやるから何するか、教えてよ!」

 

 

助けたいという気持ちは本物なのだろう。無力な自分に失望も、絶望も、全てを味わったんだろう。それでもなお、いじめをどうにかしたい。そんな優しい先輩に、何かさせるなんてことはできない。

 

 

八幡「俺一人でできることですから先輩は手を出さなくていいですよ」

 

 

めぐり「嫌だよ、そんなの。私が止めないと、だめなの」

 

 

八幡「先輩はそのいじめられてる人を守ってあげてくださいよ。俺が止めるのは主犯だけです。あと二人はどうしようもありませんので」

 

 

めぐり「うん、わかったよ」

 

 

………嘘は胸が痛くなる。

 

 

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本日10月5日、晴天。

 

 

文化祭のパンフレットに会長である田中の顔やクラスが載っていたから目的の達成は容易いな。それにしても、俺がここまで動くとは。いじめという言葉に反応をしたのだろうか。自分がされたことがあるから動いた?そんなばかな。俺の性格上、俺の遭った嫌なことは他人も遭ってしまえということを思うはず。なら、なにに反応したんだ?先輩に一目惚れ?充分ありえるから困る。いや、一目惚れでなくとも普通に好きになったとか。それが一番可能性が高いが、なんかパッとしない。まぁいいや、ひとまずその話は置いておこう。集中集中。

 

 

おっと田中がクラスから出てきた。さてと、シャーペンはどこだったかなとポケットを探る。

 

 

八幡「いっけね」

 

 

シャーペンを落としてしまった。あーこれは大失態。いやはや恥ずかしい。

落としたのは先輩の前。

 

………いいタイミングだ。

 

 

田中「痛っ」

 

 

おいおいどーしたんですか?突然叫んで。まぁどれもこれも、

 

俺がやったことなんだけどな。

 

簡単なことだ。シャーペンを拾って立ち上がるときに田中の足をかけて転ばした、ただそれだけのことだ。

 

 

八幡「あ、どうもすみません」

 

 

田中「てめえ、土下座して謝れ」

 

 

八幡「それでは失礼します」

 

 

軽く会釈。俺ほんと礼儀正しい。こんなやつにも会釈するとか。

 

 

田中「このやろ!」

 

 

八幡「ぐはっ⁉︎」

 

 

鳩尾にグー入れてきやがったこいつ。鳩尾は呼吸を止めるボディブローだぞ。シャーペン落としたよ、殴られた拍子に。さて、ここからが俺のターン。相手が暴力に打って出たのだ。さて、俺も次の行動に移るかな。

 

 

八幡「先輩」

 

 

田中「なんだ」

 

 

八幡「ストレスか何かですか?いきなり殴ってきて。情けないですね」

 

 

田中「んだと」

 

 

八幡「それじゃ、先輩さようなら」

 

 

ちゃちゃっと逃げようそうしよう。逃げ切れれば俺の勝ち。めぐり先輩の悩みも解決。完璧だ。

 

 

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さて、逃げ切ったことだし、俺への被害を最小限にとどめる努力でもしよう。幸い、今日は文化祭の片付けということで授業がないから大した荷物はない。

スリッパを袋に入れていざ帰らん。まぁあれだな。田中が奇妙な人脈を持ってなければいいんだが、たぶん大丈夫だろう。いくらなんでも始まったばかりの学校生活、目立ちたくはない。

 

 

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10月13日、曇天。

 

 

今日はいい感じの天気ではあるが、午後から雨予報。だから電車で来た。午後といっても夕方を少し回れば止むらしいが、まぁ念のためだ。最近はところどころで寒さを感じるようになっており、もうすぐ冬なのかと憂鬱になる。

 

田中を引っ掛けて一週間。毎日毎日朝から下駄箱に張り込みをされている。まったく、よく懲りないものだ。むしろ感心する。いやしないな、そんな労力の無駄使い。だが俺は一度も見つかっていない。もともと常時発動スキルの存在感を消すものがあるから見つかりにくいが、さらに相手の隙を見て行動してるから見つかるわけがない。ミスディレクションとエンペラーアイを同時に使ってるみたいなものだ。バスケ始めようかな、いややめとこう。チームプレイが俺にできるわけがない。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

今日の授業も終わり、現在雨が降っている。空を長年見続けたからわかる。今日は止まないな。だが、あと一時間で弱くなるな。なら待っていよう。ほんと自転車で来なくてよかったー。

 

 

ほんとに一時間で弱くなったよ。つっても自転車で帰れるかと問われたら無理と答えるけどな。

 

そんな日の帰り、下駄箱に知り合いがいた。

文化祭の日に屋上で話したあの、ええと、ほんわかな先輩だ。名前が出てこん。しかしなんだろう、突っ立っていて、さらに傘を持ってないってことは忘れたのか?なら声でもかけて傘を貸すか。幸運なことに誰も周りにはいないし。

話しかけようと、近づく。

 

 

めぐり「やっぱり頭の回転がいい人って雨が弱くなることもわかるのかな。それとも、見え方が違うのかな」

 

 

いきなりなんの話だ?誰に向かって話してるんだ?俺には見えないなにか、かな?妖とか見えるってことか先輩は。とんでもない方向に予想が飛んでったな。

そして先輩は、ゆっくりと振り返る。

 

 

めぐり「ねえ、比企谷君」

 

 

屋上で感じたほんわかな雰囲気でも、いじめのことを話していたときのような暗い雰囲気でもなく、ただ冷たい表情で、彼女はそう言った。




今回は会話をメインに話しの展開をしてみました。いかがでしたか?会話もモノローグも各話で量は異なりますが、これから会話量は増えていくと思います。
めぐり先輩どうでしたか?私原作でめぐり先輩までいってないのでどんな感じかがわからないので、アニメの感じを書いてみたってところですね。
お読みくださいましてありがとうございます。
次話やその先も(ついでに私の他のシリーズも)、よろしくお願いします!

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