俺ガイルSS 二次元に燃える男と二次元に魅了された彼女の恋の物語   作:紅のとんかつ

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今更ですが、大体この話は10、5後位の話です!今更ですが(笑)


その10 ホーリー・エンジェル・モーション

 

 

 

 

 今日は雪、千葉には非常に珍しい天気だ。

 

 とは言ってもパラパラと地面に落ちてはすぐに姿を消してしまうような程度の優しい雪。

 

 だけども雪、普通ならこんな日は外になんて出たくない。しかし俺は今、雪なんてどうでも良いと思える位士気が高い。

 

 雪だからなんだ! そんなのは外に出たがらない奴の言い訳だ! やりたく無いから雪だの風邪をひくだの言い訳を作るんだ!

 本当に気持ちがあるならそんなの関係無く外に出るんだ!

 

 周りで必死に部活動に勤しむ彼等を見てそう思う。素晴らしい気概だ。俺も負けてはいられない。

 

 

「ねぇ、八幡」

 

 

 仕事の確認をする。俺の任務は撮影だ。

 この任務を達成する為には道具、環境、体調、モチベーションが重要だ。

 

 カメラの調子を確かめる。問題無い。

 環境は確かに寒い、しかしポケットにカイロを入れてある。手が悴む事を防ぐには十分だ。対策をすれば寒さなんて敵じゃない。

 体調、普段からここは気をつけている。

 モチベーションは最高頂だ。

 

 ならば一つ一つ、丁寧に仕事をこなせば問題は無い。一枚位失敗しても良い、そんな意識だと最高の一枚は撮れない。だから集中しろ。

 一枚一枚を全部最高のものを取るつもりでいろ。

 

 

「八幡?」

 

 失敗への対策はした。

 後はいかに良い仕事が出来るか、だ。

 

 仕事をするという事は、失敗しなければ良いという訳ではない。力を尽くし、ベストを出して最高の効果を持たせる事が出来る事こそが重要だ。

 

 だから持てる全てで成功への準備を進める。

 俺は手で助手二人に指示を出した。

 

 レフ板を持った材木座が左45°、右45°にはライト、水樹に持たせている。

 

 

 今日は天気が悪いから仕方無くライトを使う。

 別に日常を切り取る訳じゃないくて被写体を撮る事が目的だから多少光の当たりが不自然でも構わない。

 カメラのフラッシュを使っての正面からの強い光で被写体の立体感を損なう方が問題だ。目とかが光の反射で光るのも避けたい。

 

 最高の被写体が相手だからこそ、一瞬の油断も許されない。写真の出来映えはイコール自分の仕事成果だ。だから全力で……。

 

「もう!八幡ったら!」

 

 

 はっと気が付くと天使戸塚がむ~っと頬を膨らませていた。水樹も軽くヒいている。

 

 しまった、俺とした事が……。

 

 

「悪い戸塚、モデルへの気遣いを忘れるとは、カメラマン失格だな。疲れたなら休憩するか? スケジュールにはまだ余裕が……」

 

 

「違うよ! 折角のテニス部見学と取材なんだから、僕以外も撮影しなきゃって事だよ!」

 

 

 戸塚に注意されてしまったわ~。

 っべ~、確かにカメラ戸塚にしか向けて無いわ~。他の撮影とかマジどうでもいいわ~。

 

 

 

 さて、俺達は今テニスコートにいる。

 何故戸塚達テニス部の練習の中に混ざり、カメラで写真を撮らせて貰っているのか。

 

 それは三神の漫画の取材の為だ。

 テニス漫画を描く事が決まり、作画や物語を進めていくにあたり実際にテニスをプレイしている人達の声を聞く事も重要な刺激になるのでは?というアイディアが出されたのだ。

 

 三神はスタートこそ良かったものの、物語を作っていくにつれて、もっと良くなる、これでは駄目だという不安でエンドレスな考え直しが発生していた。

 雪ノ下達に二度手間させられないという思いからも、コンクールに出すプレッシャーからか中々次の展開に踏み出せずにいたのだ。

 

 それでも二日前の気分転換が効果があり、昨日は久し振りに熟睡出来たらしい。フラフラと歩く事も減り、目の隈は取れている。顔色も前より格段に良い。

 しかし、三神はそれが焦りへと繋がっていた。考える余裕が出来た事で余計な事も一緒に考えるようになってしまったのだ。

 

 

 だからアイツに刺激を与える為にも、雪ノ下の作画の為にもテニス部取材を行う事が決まった。

 そうと決まれば俺はすぐ戸塚にアポを取り、一色に生徒会用で使っているカメラを借り、放送部にレフ板、体育館の備品の照明を借りてきた。

 学校内撮影の許可も一応平塚先生にとったし、撮影のイロハも調べて来たしな。俺のあまりの手際の良さに驚いたのか、皆白い目で俺を見てきた。

 

 

 

 そして今、戸塚の素振り姿を撮影していたという訳である。なんて充実した時間なんだ。

 アイドルのカメラマンってこんな気持ちなのかな? 今なら346プロだったら働いても良いな、とすら思う。ふ~ん、アンタが戸塚のぷろでゅーさー?

 戸塚って絶対属性キュートだよな。雪ノ下がクールなら由比ヶ浜がパッション、トリコロール持ちがいたら完璧な布陣だな。

 

 む、また思考にふけってしまった。再び無言でカメラを向ける俺に困り顔の戸塚に、咄嗟に理由(言い訳)を考える。

 

「確かに他の奴等を撮影して様々なやり方を見る事は必要だけどさ、何より最も正しいフォームを撮る事こそ必要だろ? だから戸塚を集中して撮ってるんだ。一番綺麗なフォームだからな。」

 

 

 うん、間に合わせで出した答えにしては我ながら中々の言い訳だ。理屈は通っているし、何より嘘は無い。

 戸塚は俺の言葉に一瞬目を丸くした後、照れながら微笑みを浮かべた。

 

 

「僕のフォームが綺麗、か。凄い嬉しいよ……。ありがと、八幡……」

 

 その頬は少し紅くそまり、小首を傾げながら御礼を伝えてきた。はにかむその顔は宛ら可憐な野に咲くスミレのように儚く美しい。その言葉や表情から、本当に嬉しいのだと伝わる。

 

 カシャカシャカシャカシャカシャ!

 

「材木座もっとレフ板下から。水樹ぼさっとしてんな、ライトあげろ」カシャカシャカシャカシャ!

 

 

「こうであるか?八幡」

 

 カシャカシャカシャカシャカシャ。

 

 

 回るようにしてあらゆる角度からそのシャッターチャンスを撮影した。

 

 

「先輩方がキモいっす!!!」

 

 

 

 照明に対して集中が足りない水樹に檄を飛ばしながらその撮影を続けた。

 

 その熱中した仕事をしていると、気がついたら他の部員の取材を終えた雪ノ下が三神と一緒に戸塚の後ろに立って微笑んでいる事に今更気付く。

 

 

「……いつまでふざけているのかしら?」

 

 

 ……カシャ。

 

 その眼差しは、俺達の心を射抜くには十分な程に冷たく、恐ろしかった。

 

 すみませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 五分後。

 

 素振りが終わり、次の練習に移行する。

 皆がそれぞれ好きにラリーを続けている。

 

 

 俺達も邪魔にならないように脇にそれて撮影や見学をさせて貰っていた。

 

 三神や雪ノ下はデッサンを取りながら、そして俺と材木座は撮影をしながら、水樹は戸塚を眺めている。

 

 

「戸塚先輩かぁいいっすね~、思わずお持ち帰りしたい位。彼氏とかいるんすかね?」

 

 おい水樹。

 冗談でもふざけた事言うんじゃねぇ。

 

 俺も思わず目が鋭くなってしまった。

 水樹が焦ったように続ける。

 

 

「いや!だってあんなに可愛いんすから男が黙って無いっすよ! しかもおしとやかで、先輩達の撮影にもひかないってすげ~心も広いし! 欠点が無い美少女っすよ! それで彼氏無しとかよっぽどの理由が無いとありえないっす」

 

 まあ確かに男は黙って無い。主に俺が。

 しかしコイツは今誰しもが通る仕方無い勘違いをしている。いや解るけどね?

 

 

「……因みに戸塚は男だぞ」

 

 俺の言葉には?といった視線で見上げてくる。

 まあ仕方無いな。まあ、言っておいてなんだが、俺もまだ信じきれてない。

 

 

「ハハッ! あんなに可愛い人が男の子な訳無いじゃないっすか! ヒキタニ先輩大丈夫すか?」

 

 

 そう言われると自信が無くなるから止めてくれ。今でも一緒にお風呂とか行って女の子だった! かていのじじょうで。みたいな事を期待しているんだ俺だって。幸村可愛いよ幸村。

 

 

「でもアタシが見るに、ヒキタニ先輩、脈アリっすよ? 本格的に攻略始めたらどうすか?」

 

 

 だから止めてくれマジでこのままだと戸塚ルート一直線なんだよ最近もう男でいいやとか錯乱してきてるんだ止めてくれ男でいいや。

 小町がいなかったら落ちてた。多分。

 

 我を失いそうになって水樹から目を反らすと三神のスケッチブックが目に入った。

 

 

 テニスラケットよりデカい頭でボールに横向きで走っているマジキチスマイル男子。

 目が怖い。こっち見たまま走るな。

 走る⑨動画を思い出す。躍動感があり、だんだんこっちに近付いて来てるような気がする。

 

 ありがとう目が覚める一撃をくれて。

 

 俺の目に気付いたのか三神が此方を見て微笑んだ。

 

「戸塚彩加先輩、まさに”彩りを加えて”くれる太陽のような、方ですね」

 

「うん解ってるなお前、偉いぞ」

 

 

 戸塚はまさにその通りなんだ……。

 俺の灰色の学園生活の中での俺の彩り。

 俺の腐りきった眼は戸塚だけをカラーで認識してるまである。

 

 三神によしよしと頷いていると材木座が元気に前に出た。

 

 

「名が体を表すのは我もであるぞ!それは?」

 

 

 それは?と俺に振られてもな。

 武に秀でていて剣豪将軍と呼ばれている男、と言えば良いの?嘘は言いたく無い。

 

 すると自分が振られたと勘違いをした三神が応えてしまった。

 

「は、はい。”義が輝く”、あの時助けてくれた材木座先輩は、まさに輝いて見えました。」

 

 

 材木座は”へ?”と顔を赤くして三神に振り向いた。きょとんと首を傾げる三神に、材木座は顔を背けてしまった。

 

 

 ……ふむ。

 案外順調なんじゃねぇの?解らないけど。

 

 

 ニヤける材木座を見ながら俺はそんな風に感じた。

 前に比べて三神は喋るようになったし、材木座も特訓のせいか自分から話す事が出来るようになっている。

 

 そんな成果を見ながら二人の様子を見ている。

 水樹は何も言わずに前を見ていた。

 

 

 

 

 

 

「出来たわ」

 

 

 そんな時、雪ノ下から急に声があがる。どうやらスケッチが終わったようだった。

 

 満足そうにテニス部と自分のスケッチを見比べている。そんな雪ノ下のスケッチを除き混んだ。

 

 

 

 

 ユアショーック!!

 

 

 

 

 そこには世紀末漫画風に描かれたテニス部達の練習(襲撃?)風景が描かれていた。

 

 いや、上手いけどな?

 

 

 ヒャッハー!練習だぁ!と素振りをする姿は完全にモヒカン達である。ラケットが武器にしか見えない。イカれた部活へようこそ!

 

 確かにテニス部は実に楽しそうに練習をしているが、ここまで楽しそうでは無いぞ。

 

 本当あの漫画のモヒカンの楽しそう感は異常。

 戸塚もユリ○みたいに書かれてるし。

 良くみたらモヒカンに紛れて俺までヒャッハーしてるし。なにコレ本当の俺より幸せそう。

 

 

「……貸した漫画、気に入ったみたいで良かったわ」

 

「ふふっ、あの漫画は素晴らしかったわね。悪事を働く不逞の輩が情け容赦無くぶちのめされていく様は実に爽快だった。正しく生きる者の救世主、それがケンシ○ウよ」

 

 

 あ~、お前確かにそこ好きそうだよな。だから貸したんだけど。

 

 コイツは生きていく中で何人アタァ! したい奴がいたんだろうか。俺も多分50回位あべしってるな。ここが世紀末じゃなくて良かった。

 

 ”なんで俺がこんな目に~!”とビルから落とされた上に真っ二つにされて”うわらばっ”するまで想像までした所で絵から目を背けた。

 目が綺麗な俺がいたら本物の兄さんだよ。多分今の俺は偽物。俺の名はトキ。

 

 

「ねぇ八幡」

 

 

 目を背けたその先には線が濃くない戸塚が微笑んでいた。一気に意識が現実へと戻される。寧ろ今が夢に落ちたのかもしれないけど。

 うん、この笑顔ならユリ○並みに色んなキャラが落とされる。拳王すら涙し、腹違いの兄は堕落し、俺も南斗五○星の一人として風の如くやられるまである。

 

 自分の数ページで拳王にぶっ飛ばされる様を考えていると、戸塚からテニスラケットが全員に渡された。

 絵を描いていた三神や雪ノ下まで目を丸くして戸塚を見やる。

 

 

「見るだけじゃなくて、実際にやってみた方が理解は深まると思うんだ♪ 一緒にやろうよ♪」

 

 

 そして戸塚は三神の手を取り、コートへ歩きだす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーーーーーーーーーーー

 

 俺達はテニスコートを借りている。

 

 

 裏表でチームを決め、ダブルスで大まかなルールで試合もどきをやっていた。

 

 その展開に、チームAの俺と雪ノ下は冷や汗を流す。俺達もありとあらゆる作戦を全力で行っているにも関わらず、この戦いの厳しさに挫けそうになっていた。

 

 

「ひ、比企谷君、またあそこに打ち込めば良いのかしら……?」

 

 不安そうな顔で俺を見る雪ノ下。今は彼女のサーブ権だ。サーブには俺も手が出せない。

 

 だから不安そうな彼女を励ます事しか出来なかった。正直俺もどうすれば良いか解らない。もう万策尽きてしまったのだから。

 

 

「……もうそれしか無い。気持ちをしっかり持て。お前は何も悪い事はしていないんだ。だから、気にするな」

 

 

 俺の言葉を聞いて、雪ノ下は深呼吸をした後、ジャンプではなく普通のサーブを優しく放った。優しく、ゆっくりと。

 

 雪ノ下のボールはネットを越えて地面に弾み、そして相手に向かっていった。

 

 

 

 ガンっ。

 

「あうっ……」

 

 

 そのボールは見事あたふたとする三神の頭に命中した。

 

 

「……もう一回お願いします」

 

 

 頭を押さえながら此方を見上げる。

 目には悔しそうに涙をうかべていた。

 

 

「……ゲームセットよ」

 

 

 雪ノ下は力無く三神を制止する。

 

 あれから試合開始してから数分間、雪ノ下のサーブのみで完封終了した。

 雪ノ下も最初は普通に打ち込んでいたのだが、あまりにサーブが返されず続くものだから、途中から全力で超手加減して打っていた。

 全力で手加減とか言葉としておかしいが、まさにその通りなのだから仕方ない。

 三神はラケットにボールをかすらせる事すら出来なかったけど。

 

 

 後半、やはり試合は早かったかな?と試合の中止を申し出た意見もあったのに、三神は”あと少しで何か掴めるかもしれない”と続行する。

 

 だからひたすら雪ノ下が三神にサーブを打ち込み続けるだけの試合となった。

 しかも三神が果敢にボールに突っ込むものだから大半三神の体に命中していた。

 三神ゾーンである。まるで雪ノ下が超しごいてるみたいだった。

 

 ボールを良く見る、体でボールの前に出る。

 見るだけじゃなくてラケット振れ。

 ぶつかってから振っても意味ねぇから。

 多分イメージだけが先行して動いているのだろう。

 

 折角相方は現役テニス部がサポートに付いてくれていたのに・・・。

 

 

「ボールを良く見て、ボールを恐れない・・。それで良かったはずなのに・・・」

 

 

 しょんぼりとコートを出る三神。

 その姿を見て雪ノ下がバツが悪そうだった。

 

 いや、雪ノ下。

 お前は頑張ってたよ。取りやすいゆっくり球打ったりとか、三神のベストポジションに打ち込んだりとか、寧ろラケットに狙って打ったりとか凄い工夫をしてたもんな。最後の方はどうすれば・・・と真面目に困ってた。

 

 

 

「ふん!三神を倒したか!だが安心しろ!我等が仇をとってやるからな!」

 

「軽く捻ってやるっすよ!」

 

 そしてその後水樹&材木座チームと戦う事となった。

 

 返す球は常に上半身だけ使ったフルスイングの材木座に、ボールを異常に怖がる水樹で一方的な試合がまた始まった。

 

 

 

「い、今のは変化球ディメンション・ボールであるな!やるな!八幡!」

 

「そんなの使うなんて大人げないっすよ!ヒキタニ先輩!初心者相手に!」

 

 

「普通の球だっつの。ていうか水樹もドッチボールじゃねぇんだから逃げんな」

 

 

「打ち返す度にびくついて目をつぶっているものね。良くあんな大口を叩けた物だわ。もう良いわ、比企谷君、せめて貴方があっちに付きなさい。水樹さんは私が養うから」

 

 

「は?材木座養うとか冗談じゃないんだけど。俺が養われたい位だし。」

 

 

「ママ~!」

 

「パパ~!」

 

 

「えぇいよるな鬱陶しい」

 

 

 

 くすっ・・・。

 

 

 三神美嘉はくすりと笑うと、俺達を見ながら微笑んだ。そして、三神のペンが動き出す。

 

 

 

「おい雪ノ下、俺が敵になった途端に球強くし過ぎだろ。まるで取れる気しないんだけど」

 

「えぇ。貴方が相手なら心がまるで痛まないもの。素晴らしい相手だわ」

 

 

「八幡~、下手くそ~」

 

 

「雪乃先輩~、次はアタシサーブ打ってみたい~、打ち方教えて下さい~!スネイクとか!」

 

 

 

 煩い位の声で騒ぐ彼ら。

 三神のスケッチには、楽しそうにじゃれ会う四人が描かれていた。

 

 

 

 

 

 




続く

足捻挫して日常を時間前倒しになり、地味に忙しくなってしまいました(笑)自業自得ですが。

捻挫って痛いんですね、舐めてました。

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