オータムさん。   作:秀吉組

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亡#%&が!”|&日

「はあ・・・・・・、ただいま~」

 

 

私、織斑マドカは仕事を終え、気分が重いまま一緒に住んでいるルームメイトが待っているマンションに帰宅した

 

 

「おかえり~、ってどったの? 何かあったの?」

 

 

出迎えてくれたルームメイトの桐奈ちゃんが心配そうにこちらを見ながらそう尋ねてきた。 どうやらおもいっきり顔に出ているみたいだ

 

 

「・・・・・・うん。 実は帰り道の途中で足をつまずきそうになって踏ん張ったら、メガネがずり落ちちゃって」

 

 

「ふんふん。 それで?」

 

 

「その時、たまたま近くに居た小さい子に顔見られて……」

 

 

「あー、なんとなくオチが読めたわ。顔見られて怖がられて逃げられた、と?」

 

 

「ううう……。この目つきの悪さが憎い……」

 

 

「まあそのせいで、人を平然と殺せるキャラなんて設定されてるしね」

 

 

「もうその事はいわないでよぉぉぉ」

 

 

その晩、ルームメイトが作ってくれた晩御飯を傷ついた心の栄養にしながら美味しく食べているとふととあることに気が付いた

 

 

「あ、そういえばさ」

 

 

「ん? どうかした?」

 

 

「私、オータム先輩の設定は知ってるんだけど。今ふと気が付いたんだけどスコール先輩の設定、私知らないや」

 

 

「言われてみれば、私も知らない。 ちょっと調べてみようか」

 

 

そうして機業のファイルを調べてみることにした

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

 

「「オータム先輩!!」」

 

 

「うわっ!? ど、どうしたの? マドカちゃん、桐奈ちゃん。 朝からいきなり」

 

 

「スコール先輩のこれ、これはどういう事なんですか!!」

 

 

「これ?」

 

 

そう言って見せてきたのはISの端末から表示されている画面だった。画面にはこう表示されていた

 

 

スコール・ミューゼル。 世界の影で暗躍する謎の美女

 

 

「コレ、ずるくないですか!? 私、平気で人殺せちゃう危ないヤツなんですよ!? 私もこんな無難なやつがいいですよ!!」

 

 

「すみません、先輩。 昨日これ見つけてからこの調子でして…・・・」

 

 

「ああ、なるほどね。 ・・・・・・でも、そっか~、2人とも「あの事」知らないだよね」

 

 

「あの事?」

 

 

うーん、どうしようか・・・・・・、でも今後の事を考えると・・・・・・などとぶつぶつ何か悩んでいる先輩だったが

 

 

「……2人とも、閲覧室でこの番号のファイルを見てきたら何故そうなっているのか判るから。あと見たら他言無用で、ね?」

 

 

そういうと先輩はどことなく疲れた様子で行ってしまった

 

 

「先輩どうしたんだろう?」

 

 

「さあ? 残業でもあったのかな? とりあえず閲覧室にいこう」

 

 

閲覧室。そこには機業内で起きた事や世界で起きた出来事などが閲覧できるようになっている

 

 

「えーと、ファイル番号530000っと。 あ、あった」

 

 

「ちょ、これバグってタイトル誤文字ばっかりになってるけど」

 

 

「とりあえず開いてみようか」

 

 

ファイルを開いてみると動画があり、日付は今から4年前のものだった

 

 

「ちょっと、なにこれ!?」

 

 

「ん? どうかした? オータム?」

 

 

映っていたのはオータムとスコールの2人で、どうやら支部内の映像のようだ

 

 

「小物で、がさつで、しかも同姓愛者!? 酷くない!? 私、先月結婚したばかりだよ!? 旦那いるんだよ!?」

 

 

「あらあら♪ なかなか斬新な設定ね♪」

 

 

どうやらこの日は各自の「設定」が決まった日のようだ

 

 

「笑い事じゃないって!! お、おのれ~、ブラック機業め~~。 ……そういうスコールはどうなのよ?」

 

 

「そういえばまだ見てなかったわね。 どれどれ……」

 

 

そういってスコールはISの端末に目をやっている。どうやら各自のISに送られているようだ

 

 

「・・・…あらあら。これもまた面白い「設定」ね」ニコッ

 

 

「「ひぃっ!?」」

 

 

笑っているけど、目が全然笑っていないスコールさん。それはこの動画を見ている2人が震え上がるほどのものだった

 

 

「す、スコール、さん? ど、どうしたんですか?」

 

 

「これ、見てもらえる? なかなか面白いことが書いてあるの♪」 ニコッ

 

 

「ちょ、ちょっと、拝見、しますね……」

 

 

スコールさんの端末を覗き込むとこう書かれていた

 

 

元米軍所属。10年以上前に死亡したことになっている。一部は機械に置き換えられている

 

 

うん、ここまではらしい「設定」になっているが最後にとんでもない爆弾が仕掛けられていた

 

 

死亡を認定された当時より容姿が大きく変化しているため、外見に反して「高齢」である

 

 

「高齢」である…… 「高齢」である…… 「高齢」である……

 

 

「……これは直接、本部に乗り込んで詳しく説明してもらわないと、ねえ? ふふふ……」

 

 

「お、お、落ち着いてスコール!! 何かの間違いかもしれないし!! それに本部、海外にあるんだよ? 今から出てももう幹部の人達いなくなっ」

 

 

「だったら……。時間を掛けなければ、いいんじゃない?」

 

 

スコールがそう言った直後、激しい振動と共にスコールから光が放たれ始めた

 

 

「最近、事務職が続いて鈍ったこの身体……。丁度解したいと思っていたところなのよね……。オータム、貴方も付き合いなさい」

 

 

「は、はぃぃ!!」

 

 

「まあ、ちょっとしたウォーミングアップよ」

 

 

振動はさらに激しく、光はもっと増し、一瞬世界が真っ白になった……。この日、世界は記録的な振動と光を観測することになる

 

 

ぐぎぎぎ……

 

 

「ね、ねえ? マドカ。 ぐぎぎぎって変な音聞こえるんだけど。これなんの音?」

 

 

「わ、わかんないよ!?」

 

 

次第に振動が収まり、光が消えていくとそこにはISを起動したスコール・ミューゼルの姿があった

 

 

神々しい変貌……後悔などもう遅い……

 

 

「皆さん、どうやら時間がないようなのでサービス(*読者の皆様に送るムフフなシーン)は無しでいきますが……、怨まないで下さいね? ふふふ……」

 

 

そこで一旦映像が途切れ、次に映し出した光景は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無数の閃光が亡国機業本部と思われる建物に降り注いでいる光景だった。 それは天から降り注ぐものが世界を滅ぼす、そう言っても過言ではないものだった

 

 

 

「超ヤバイよ……これ……」

 

 

オータムの悲痛とも聞こえる一言を最後に映像は終了し最後にこう書かれていた

 

 

「亡国機業本部が停止した日」っと

 

 

 

これを見た2人はしばらく何も言わなかった。そしてお互い顔を合わせてこう言った

 

 

「「スコール先輩を怒らせないようにしよう」」っと。もはや「設定」などどうでもよくなっていた




ポプテピピックがいかんのや(泣)中尾隆盛さん出すからこんなネタ思いついてしもたんや(泣) スコールさん、中尾隆盛さんのファンの方、ごめんなさい。 感想、評価のほうよろしくお願いしますw

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