オータムさん。   作:秀吉組

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テレビで放送されたあの話は実はtake2だったら? 隠されたtake1のお話が明らかになる!!


IS10話(一期)に隠された真実

「ふあ~~、……う~ん、眠ぃ~、昨日、スーさんと飲みすぎたかな?」

 

 

ISの生みの親、束さんがそう言っているので朝言っている台詞と思われるかも知れないが今は午後七時。 もう夜なのである。 昨晩から飲み友達のスコールさんと居酒屋を梯子に梯子を重ね、挙句の果てには朝帰りときた始末である

 

 

眠い目を擦りながら彼女が起き始めに行った行動は世界の株価のチェックである。 世界から一応おたずね者になっている束さん。 まあウサ耳付けなきゃ見つからなくねぇ?と言いたい人も居るかもしれないが世の中には万が一という言葉があるのです。 逃走資金を稼ぐため人目に付かず楽に(ここ重要)できる方法として株に手を出した束さん

 

 

流石は天才科学者というだけあって持てる頭脳をフル回転させた結果、とある深夜番組に出てくる投資家と同じくらいの株を所有するくらいにまで稼いでいた。 ……まあ優待券で生活するほどはないが

 

 

一通りチェックを済ませた所で聞きなれた携帯の着信音が鳴り出した。 掛けてきた相手は篠ノ之箒、目に入れても痛くないほど可愛い彼女の妹からだった

 

 

「あ~、箒ちゃん。 おはよ~、どうかした?」

 

 

「おはようって。 もう夜の七時ですよ? また飲んでたんですね? あれほど飲みすぎるなって言ってるのに」

 

 

「あはは、ごめんごめん。 でもこればっかりは無理! お酒は命の水だからね~」

 

 

「はあ~~。 飲むのは構いませんがクロエさんに迷惑かけちゃだめですよ?」

 

 

「いや~、保護者はクーちゃんじゃなくて私なんだけどな……。まあいいや、どったの?」

 

 

私がそう聞くとなにやら言いにくいことなのか、えーと、そのですね、としか聞こえてこなかった

 

 

「あ! さてはいっくんについての相談かな~? 前にも言った通り、箒ちゃんはもっと前に出なきゃ! そりゃもう既成事実作るくらいにいかないと」

 

 

「き、既成事実!? そ、そんな事しません!! それに決めるのは一夏ですし、あいつの重荷になりたくないですし……」

 

 

と言いながらその後、私にいっくんの力になりたいと専用機を頼んできた。 自分の想いにホントは気づいてほしいのに、それを置いていっくんの力になりたいって……。

箒ちゃんはもっと自分に我侭になってもいいとおもうんだけどな

 

 

※オータムさん。での箒はと~ても残念な姉を見ながら育ったため大人びた性格になっており、その為原作よりヒロイン力、女子力が共に大幅に上がっています

 

 

「よっしゃ!! まかせとき!! お姉ちゃんがめっちゃすごいIS持っていくから!!」

 

 

「あ、あの姉さん。 頼みを聞いてくれるのは有難いんですが興奮しすぎてまたなんか変な関西弁でてますよ?」

 

 

こうして箒ちゃんに専用のISを持っていくことが決まり、紅椿の最終調整をしていると涼しげな夏パジャマに着替えたクーちゃんがやってきた

 

 

「あれ? 着替えたんだクーちゃん」

 

 

「日本の夏は夜でも暑いです。だからと言ってクーラー付けっ放しだと身体に悪いですし、それで涼しいそうなパジャマに着替えたんですよ。それよりもさっきはどうしたんですか? この間缶ビールに張ってあるシールを集めて送ったビール工場見学ツアーでも当たりましたか?」

 

 

50ポイントを集めた上で抽選で100名様にビール工場見学ツアーが当たるというのを見て、二人でせっせと集めた努力の結晶をこの間当たりますようにとかなり念を込めてポストに投函したばかりだ。 結果は神のみぞ知る……

 

 

「違う違う。 さっき箒ちゃんから携帯掛かって来てさ……」

 

 

クーちゃんにさっきの話の内容を伝えた

 

 

「なるほど……。 確かに箒さんは少し積極的になってもいいかも知れませんね。 なにせ相手はあのキング・オブ・唐変木の一夏さんですからね~。……あのマスター? もしやとは思いますが一夏さんは、その同姓愛とかそういう特殊な方向性に目覚めたりとかはないですよね?」

 

 

「いやいや、さすがにいっくんもそこまで……」

 

 

ないよと言おうと思ったが彼の今までの経緯を思い返すと確かに小学生低学年の頃までは私や箒ちゃんとの交流があったものの、その後私達との交流がなくなった後は異性との付き合いはなし、ひたすら男関係……。 密かにやっていたバイトのほうも異性もなく男ばっかり……。 あ、あれ? い、いや? そんなことない、よね?

 

 

「だ、大丈夫じゃ、ない?」

 

 

「……言い切れない所に物凄く不安を感じますが。 それよりもマスター? 今回の件で致命的な問題点があるのですが」

 

 

「致命的な問題?」

 

 

「はい。 ……どうやって気付いて貰うんですか? 箒さんにマスターの存在を認識してもらう方法」

 

 

「……あ」

 

 

 




とこんな感じでお話が終わってます。実はこれお蔵行きだったお話だったんですが今、世間は夏休みだし見てくれる人多いかも知れないと思い、思い切って出してみた次第です。好評だったら続きかいてみようかと思いますので感想のほうよろしくお願いします。肝心の本編はオータムさんが「オータム様」してるときの言葉使いでちょっと難航してます・w・;

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