妖夢が起きる前に白玉楼を出た剣鬼が石段を降りようと一歩を踏み出した瞬間、奇妙な浮遊感に襲われる。
それが紫のスキマに放り込まれたのだと、すでに予想出来ていた事態に剣鬼は落ち着き払った態度で浮遊感を楽しむ。
「っと」
僅かな浮遊感の後に着地。結構な衝撃が足に走り、それなりの高度を落下していたのがわかった。
「また地味な嫌がらせをするもんだ」
スキマを通せば浮遊感すら与えずに住居に迎え入れることなど朝飯前のはずだ。それをせず、わざわざ紫の家の全貌が拝める距離に、しかも高い場所から落とすなど嫌がらせ以外の何物でもない。
しかし剣鬼には紫に嫌がらせをされる理由に、思い当たるフシがやたらと存在した。よくあることだと腹も立てない程度には、彼女の性格を理解していた。
……より正確に言うなら、自分のような傍若無人な男に付き合ってくれるだけ御の字であるという、あまり威張れない根拠だった。
当然、自覚はあれど治す気はなかった。
屋敷の中に入る――ことはなく、剣鬼は脇を抜けて中庭の方へ直行した。
適当な木の根本に座り込み、あぐらをかいて目を閉じる。瞑想の形だ。
(明日……一つの完成を迎えることになる)
剣鬼と呼ばれ始める以前、遠い記憶の彼方へ消え去った人間であった頃より求め続けた剣の果て。その集大成となるべきものが、もう間もなく産声をあげようとしている。
自分の剣が全てを斬れる、とは未だに思っていない。しかし、剣鬼が納得するしないに関わらず終わりというのは訪れるものであり、それはもはや間近に迫っていた。
終わりを飾る一太刀として、剣鬼は不死に挑戦することを選んだ。
かつて一時、藤原妹紅と旅をしていた際に挑んだ時は斬れなかった。今はどうだろうか。
わからない。わからないからこそ斬りたくなる。
瞑想の中で集中を深め、精神の刃を研ぎ澄ませていく。
先ほどの戦いのように多くの刃は必要ない。必要なのは不死を斬るに値するたった一太刀のみ。
深く、深く、己の全てを一振りの刃へと集束し、磨き上げていく――
「――鬼」
どれほどの時間を費やしただろうか。意識の有無すらあやふやになるほど、剣鬼は自らの裡へと埋没していた。
いつの間にか求める刃は不死を斬るだけに留まらず、万象一切を斬り裂くものを求めていることに剣鬼は気付き――
「剣鬼!!」
「ぅおっ!?」
意識が引き戻される。耳元から聞こえた怒鳴り声に驚いてしまい、集中が完全に途切れる。
視線を声の方向へ向けると、小さなスキマが耳元に開かれているのがわかる。どこかから声だけを剣鬼の耳元に届けたようだ。
「いきなり何しやがるテメェ!?」
「こっちのセリフよバカ! 周り見てみなさい!!」
極限まで刃を研ぎ澄ませようと瞑想をしていたところを邪魔されたため、剣鬼の声は大層機嫌の悪いものだったが、スキマから聞こえてきた紫の声はそれ以上に怒りに満ちていた。
「はぁ?」
声のあまりの剣幕に押し返されてしまう。言われるがままに瞑想を続けすぎてモヤがかかっていた視界を拭い、明瞭にすると――
枯山水形式の庭とは似ても似つかぬ、まるで戦争の跡地のように荒れ果てた空間が広がっていた。
寄りかかっていた木はズタズタに斬り裂かれ、繊維が微かに残るのみ。
砂利が敷き詰められた枯山水様式の庭園は見る影もない。巨大な刃を叩きつけたような長大な斬撃の跡が幾筋も奔り、砂利の下の土を大きく露呈させていた。
「……あぁ」
剣鬼は納得したようにうなずく。先ほど、万象を斬り裂く刃と自身を重ね合わせた時がある。
あの時に剣鬼から漏れ出た剣圧が、周囲の空間を薙ぎ払ったのだろう。
「……まあ、悪かった。直しといてくれ」
「そりゃ直すわよ自分の家ですもの! ……で? こんな惨状を作り出しやがった……もとい、作って下さったあなたはどうしてくれるのかしら?」
にこやかな笑みを浮かべながらも額に青筋を浮かべた紫が聞いてくる。
剣鬼は軽く腕を動かすと、腰にぶら下がっている瓢箪を投げ渡す。
「……これは?」
「もう使わんからやるよそれ。お前さんが呑まなくても、神便鬼毒酒を覚え込ませた酒虫のエキスが染み込む瓢箪だ。無価値じゃないだろうさ」
もはや酒の力に頼って鬼の力を抑える必要もない。次で生涯最後の挑戦であり、挑むものは今までで最大の存在だ。
大江山で人間に敗北を喫して以来、肌身離さず持っていたそれに執着する素振りも見せず、自分に渡したことに紫は微かに目を見開く。
「これを渡すということは、妖夢への剣術指南は終わったのね」
「慣れない仕事で四苦八苦したがな。最後は殺さないようにするのが大変だった」
未だ蕾の花というのは、時に何よりも美しく気高く見えるものである。
「じゃあ、最後は……」
「おう。――妹紅の不死を斬る。それで俺の剣は終わりだ」
泣いても笑ってもこれが最後。不老不死を斬って、剣鬼の旅路は終焉を迎える。
「で、瞑想に励んでいたらこの有り様なわけ?」
「悪かったって。反省も後悔もないけど」
むしろ感動すらある。この状況は剣鬼の意志一つで生み出したものであり、彼には確信があった。
――今の自分こそ、生涯の中で最も強い自分である、と。
瞑想をしていた時などいくらでもあったが、このような事象が生まれたことなど一度もなかった。
それが今になって起こるということは、剣鬼がこれまで以上に腕を上げたからに違いない。
かつての自分は不老不死を斬るに相応しくなかった。今は――どうだろうか。
少なくとも昔の自分であれば、数合の刃を交えた後に斬り殺す自信がある。
この場においてこれまでの鍛錬が実を結び、剣鬼を未知の領域へと押し上げた。その事実に剣鬼は押し殺した笑みを漏らす。
「次からは場所を変えてやるよ。事故だと思ってくれ」
「はぁぁぁぁ……。本当に故意じゃないのね? どうせ死ぬんだからついでに私にも喧嘩を売ってやろうとか、そういう魂胆じゃないのね?」
「やるんだったら藍を狙うわ。それよりも紙をくれ紙を。妹紅に果たし状を書く」
本当に紫と戦うのであれば、幻想郷全てを揺るがすような事件を引き起こすか、紫が大切にしている家族を狙った方が確実である。
「……わかったわよ。筆と紙を部屋に用意しておくわ」
「おう」
「もう早く出て行ってもらった方が、私の被る被害が少ないというのを学びましたわ……」
「いや、今回は本当に悪かったよ。俺が渡した酒でも飲んで落ち着け、な?」
「じゃあ遠慮なく……ってこれ鬼殺しの神便鬼毒酒でしょうが! 私でも怖いわよ!」
なんだかんだノリツッコミまでしてくれる辺り、本気で怒ってはいないのかもしれない。心底迷惑に思っているのは事実だろうが。
話を切り上げて部屋に戻ると、すでに机の上に懐紙と筆が用意してあった。
「筆で字を書くなんて久方ぶりだな」
というより、最後に筆を執ったのがいつだったか思い出せない。
これで果たし状とか大丈夫だろうか、と自分のことながら不安を覚えるも、いざ座って筆を手に持つと内容がスラスラと頭に浮かんでくる。
拍子抜けしてしまうほどあっさりと、果たし状は書き上がった。
「ふむ……」
一通り眺めて、特に問題がないことを確かめてから懐に収める。内心で自画自賛しつつ、剣鬼は紫に頼んで外へ連れて行ってもらう。
「場所は……竹林前の小屋で良かったわね」
「おう」
「人里の守護者もいるみたいだけど――」
「好都合」
「……ああ、そう。再三重ねるけど、殺さないように」
神経質だな、と内心で笑いながら剣鬼は一歩を踏み出し、スキマへ身を投じるのであった。
「よう、妹紅。さっきぶり」
剣鬼があばら屋の戸を開くと、そこには妹紅ともう一人、青が混じった美しい銀髪の少女がいた。
少女の方は剣鬼を見ると、露骨に顔をしかめて立ち上がる。
「何の用だ
「そういきり立つなよ。これを渡しに来ただけだ」
少女――上白沢慧音が静かな剣幕で詰め寄ってくるのを、剣鬼は適当に受け流す。
この少女との付き合いそのものは長くない。旅の途中で妹紅と度々会っていた時に、一緒に顔を合わせたことがあると言った程度である。最初に会ったのは慧音がまだ子供であった頃だろう。
……当然、ただの子供に興味など示すはずもなく相当邪険に扱ったようで、おかげで慧音が美しく成長した今でも蛇蝎の如く嫌われている。
「相変わらず慧音には嫌われているわね」
「お、おい妹紅……!」
「大丈夫よ。普通に相手する分には疲れるけど、悪いやつじゃないわ」
剣鬼と慧音のやり取りをクスクスと笑いながら見ていた妹紅が、慧音の隣に立って剣鬼から手紙を受け取る。
「擁護してくれたところ悪いがな。そんな良い知らせじゃないぞ」
「ここで読んでもいいかしら?」
剣鬼が頷くと、妹紅と慧音が手紙の内容に目を落とす。
「あら達筆。誰が書いたの?」
「俺が他人の手紙なんて届けるわけねえだろ。自筆だよ」
「お前にこんな教養があったのか……!?」
なぜか慧音に愕然とされる。剣鬼自身も驚いていたので、その驚愕には同意を示したかった。
「ここまで書けるとは思ってなかった。それより内容だ。――妹紅」
「……ええ。ずいぶんと待たせたし、待ったわ」
剣鬼と妹紅の視線が絡み合う。出会い自体は八雲紫とのそれより古く、その時からずっと目をつけていた存在。
「挑んで、挑んで、失敗して。相手は不老不死。俺が死ぬまで斬る機会なんていくらでもある。
――腑抜けた考えだよなぁ。負け犬の言い訳にしか過ぎないって、わかっていただろうに」
剣鬼の口から零れるのは自嘲だった。斬りたいものを斬ると言っておきながら、彼女の不死だけはずっと先延ばしにしてきた。
その無様さに口元を皮肉げに歪め、妹紅の顎に手を添えて持ち上げる。
口づけでもしようかと言う距離まで近づく二人に、慧音が危機感を覚えて割って入ろうとするも、剣鬼の眼光に足を止められる。
――今この場で話しているのは俺と妹紅だ。お前の出る幕はない。
眉をひそめ、鋭く睨みつける。そこに威圧が乗っているわけでも、殺意が乗っているわけでもない。
ただ、恐ろしい。生物の根源的恐怖に訴えかけるような強い意志がそこにあった。
「……っ!」
縫い止められる。身体が石になったように動かない。
こんな簡単にあしらわれてしまう。歳を重ね、相応に強くなった自負もあるというのに、なんだというのだこの体たらくは!
「昔、お前に発破をかけたこともあったっけな」
歯噛みする慧音を他所に、剣鬼は親しげに口を開く。
妹紅の顎に手を添えたまま、どちらかがその気になればいつでも口づけが出来る距離のまま、二人は昔の思い出を話していく。
「あったわね。ちょっと長く生き過ぎて、毎日が辛くなって、そんな時にやってきた剣鬼にすがりついたっけ」
「今でも鮮明に思い出せるぜ。なりふり構わず殺してくれって頼んでくるお前の姿は」
「やめてよ、恥ずかしい」
破顔。どちらも積み上げてきた年齢を忘れさせるような無邪気な笑みを浮かべる。
共有する思い出を語れる相手がいるというのは、妹紅にとって大事なものであった。
剣鬼もまた、妹紅の過去に思いを馳せていく。
不死の身体を憂い、全てを投げ出し、心が膿んで朽ち果てるのを待つだけの生きた屍となった妹紅の姿。
自分のことを見るや足元にすがりつき、不死を斬って終わらせてくれと懇願された光景を、剣鬼は克明に思い出せる。
「まあ、懐かしい思い出というやつだな。――次が、最後だ」
「ええ。私を殺して――不老不死を終わらせて」
妹紅の瞳に浮かぶのは、隠し切れない期待の色。
幻想郷に来て様々な出会いや、長年の仇敵とも相まみえることが出来た。
しかし、それでも――自らの身体を呪わない日はなかったのだ。
妹紅が距離を詰め、まるで恋人との逢瀬のように剣鬼の耳元に唇を寄せる――と、剣鬼はすげなく身体を離す。
「あら?」
「ま、楽しみは明日だ。いきなり現れて斬っておしまい、じゃ味気ない」
剣鬼は視線を慧音に向け、挑発するように口角を釣り上げる。
「おい、チビ」
「っ、もう大きくなった! あの頃と同じ呼び方はするな!」
「っははは! 小さいことは気にすんな。で、お前さんは妹紅が大切なんだろう? ――時間はくれてやる。別れの挨拶を告げるなり、俺を止める準備をするなり、好きにしな」
わざわざ手紙をしたためたのもそのため。剣鬼が妹紅に口で伝えるだけでは、彼女が死を望んで誰かに伝えないかもしれない。
なので彼女の周りの存在に周知させるようにしたのだ。
全てが自分の知らぬところで終わっている。それが途方もなく辛いことである、ということくらいは剣鬼も理解しているのだ。
妹紅を斬ることを止めるつもりはないが、それでも機会は与えたい。その方が斬りたいものへの邪魔も増えて、剣鬼としても非常に嬉しかった。
目的外の障害は鬱陶しいだけだが、目的への障害は多ければ多いほど、乗り越えた時の感慨もひとしおなのだ。
剣鬼の意図を読み取ったのだろう。慧音は剣鬼への敵意を隠さず、静かに構えを取る。
「……ここでお前を倒す道もあるんだな?」
「……ほぉう?」
剣鬼が面白そうな顔で威圧を飛ばそうとして――再び妹紅に遮られる。
「ストップ。剣鬼の威圧が飛んだら家が壊れるでしょう。慧音も落ち着いて。時間をくれるって言うんだから、ありがたく受け取っておきましょうよ。そのぐらいは待ってくれるんでしょう?」
「ああ。妹紅が執心の竹林の主に告げるも良し、頭数揃えて待ち構えるも良し。罠でも毒でも認めよう。逃げても構わんぜ? ――地獄の果てまで追いかけるだけだ」
紫が、という部分は黙っておく。
「逃げるにしろ、戦うにしろ、機会は与える。準備を整える時間もくれてやる。だから全力で抗え」
「……わかった。お前も今この瞬間で始めるつもりはないんだな?」
「明日の夜。それまでは手を出さない。信じる信じないはそっちに任せよう」
どこか慧音を試すような言葉だった。
剣鬼の言葉を聞いて、慧音は決心を固めたようだ。毅然とした表情で妹紅と剣鬼の横を通り過ぎる。
「次に会う時がお前の命日だ。……ついでに名前も覚えさせてやる。いいな!!」
「おーおー、頑張れ頑張れ」
煽るような剣鬼の言葉に、肩を怒らせて去っていく慧音。
それを二人で見送ると、妹紅が剣鬼の行いに注意を入れ始める。
「もう……慧音は真面目なんだから、あまりからかっちゃダメじゃない」
「それより自分の心配をしろよ。明日になったら不老不死ともおさらばだ」
「どうして? ようやく死ねるようになるのに?」
妹紅の言葉を聞いて、剣鬼は眉をひそめる。
「……お前がそれを疎んでいるのは知っているさ。胸を張れとまでは言わん。だが、卑下してくれるな。
そいつは俺も――お前を必死に守ろうとするチビも貶める」
自分が貶められるのは構わない。鬼畜外道の剣の鬼を名乗る以上、そんなことは慣れている。
己が斬りたいと認めたものが、当人にとって下らないものであっても良い。どんなに無価値であろうと、斬りたいものを斬る。そこに自分ただ一人が価値を見出していれば良かった。
しかし、妹紅の卑下は慧音まで貶めてしまう。まるで彼女が無価値なゴミを守ろうとしているように聞こえてしまい、剣鬼としても気分が良くなかった。
「俺に気持ちよく斬らせろよ。ゴミを斬ろうとして、そのゴミを必死に守る奴と戦うなんて笑い話にもならん」
言いたいことはここに帰結する。どうせやるなら楽しく斬りたいのだ。
「……何よそれ。良いこと言ったと思ったら自分のことばっかり」
「鬼が自分本位でなくてどうするんだよ」
どこまでも自分勝手な男のくせに、時折まともなことを言う。
この男には己の悩みとは無縁なのだろう、と妹紅はぼんやり思う。少なくとも友人との別れや拒絶を悲しむタイプには全く見えない。
間違っても剣鬼と同類にはなりたくないが、その唯我独尊とも言える気質だけは見習っても良いのかもしれない。
「よし、言いたいことは言った。明日の夜までどっか消えとくから、お前さんも竹林の主に別れを告げるなり、俺を返り討ちにする準備をするなり好きにしろ」
「私が今すぐあなたに斬って欲しいと頼むのは?」
「そりゃダメだ。あのチビに話して了承してもらえたらにしろ」
それに剣鬼も自身の刃を研ぐ時間が欲しい。最後だからこそ心残りなく、というのは剣鬼にも適用されるのだ。
「仕方ないわね。剣鬼にはだいぶ待たされたし、今更一日くらい大したことないか。……ねえ、昔の話を覚えているかしら。あなたに斬られるのは心地良い、って話」
妹紅は剣鬼に斬られる感触を思い出して恍惚とした顔になる。
本人曰く、冷たい鉄の刃が痛みも斬られる感触すら与えずに脂肪を裂き、肉を斬り、骨を断つ感覚は慣れると病みつきになるくらい気持ち良いとのこと。
それを聞いた時、剣鬼は物理的に五歩ぐらい距離を取ったことをよく覚えていた。
「あの時からずっと、死ぬのならあなたの手で死にたいと思っていた。ほら、どうせなら苦しまずに逝きたいじゃない?」
「苦しいよりはマシだろうな、そりゃ」
同意を示したことに妹紅は嬉しそうに微笑む。
そうして微笑んだまま妹紅は剣鬼の頬に手を添える。
「ようやくね、剣鬼。ようやく――私を終わらせてくれる」
「ああ。お前は――俺が斬る」
――お前の不老不死は俺のものだ。
ゴールへのハードルは積極的に増やすスタイル。なおゴール外のハードルは全て蹴っ倒す模様。
剣鬼も妹紅も斬ることと斬られることを望んでいるけど、これで完結するのも味気ないし、焦らした分楽しみたいという剣鬼の粋な心遣い(これにより自分が本懐を遂げる可能性はかなり下がる)です。
本末転倒? アーアーキコエナーイ。
次のお話以降、この鬼の物語も最終章に入ります。多分3~5話で終わる……はず。多分、きっと、メイビー、だといいなあ(願望)
この珍妙な鬼の行末、最後まで見届けていただけると幸いです。
……まあ本編が終わった後にチラホラと過去話を乗せるかもしれませんが(ボソッ)