やはり俺の真・恋姫†無双はまちがっているฺฺ   作:丸城成年

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董卓と賈駆

 宮廷内に侵入した俺達は恋を先頭に董卓の居室を目指す。敵の本拠地ということで俺の緊張度は天井知らずに上がる。上がっているのだが、先頭を行く恋はまるで自分の家かのようにずんずん進んでいく。廊下も普通に歩いちゃう。慌てた俺がもっと隠れながら進んだ方が良いんじゃないかと聞くと、恋は警護の兵がいても近付けば気配で分かるとのこと。何か色々気を回しているのが馬鹿らしくなる超人っぷりだな。

 ちなみに董卓の居室近くにいた警護兵は恋と夏蘭が優しく寝かしつけてくれました。まっすぐ走り寄り、腹にパンチ一発、ひるんだところを締め落とす。ねえ、簡単でしょう? うん、人間の枠を超えれば簡単なんだろうなあ。

 さて、そんなこんなで董卓の居室前に着いたが、どうしたものか。いきなり入っていくのは拙いよな。ちょっと中の様子を窺うか。

 扉に近づき耳をすませば、聞こえてくるのは少女の話声。

 

(まるで変態だな)

 

 夏蘭の小声の指摘に自分の状況を省みる。

 夜、知らない女性の部屋前、室内を様子を窺い耳をすます男。

 耳をすませばと言えばジブ〇映画に同名の作品があるが、今の俺の姿はジブ〇映画ではなく、さながらAVに出てくる変態男である。だが仕方が無い。これも仕事なのだ。

 部屋の中から聞こえる声は二人分で、どちらも少女である。恐らく董卓とその側近だろう。話の内容は自分達を討つべく進軍する連合軍への対応についてだが、かなり煮詰まっている様子だ。

 戦況は俺達連合軍が圧倒的有利なのだから当然である。彼女達に勝ち筋はほとんどもう無い。だからこそ俺の敵のトップを勧誘するという非常識な作戦が可能とも言える。俺にとっては都合の良い状況になっているのを再確認して、ついつい笑みが浮かんでしまう。

 

(まるで変態だな)

 

 先程と全く同じ言葉を夏蘭は繰り返した。

 まあ、今回に限れば反論の余地は無い。今のシチュエーションを省みて我ながら気持ち悪かったと思う。それからしばらく盗み聞きを続け、タイミングを見計らい董卓と知り合いである恋に部屋へ入ってもらった。いきなり見知らぬ男が入って来るより、ワンクッション入れた方が良いはず。そして恋がこちらを見たのを確認し、満を持して俺と夏蘭も董卓の部屋に入った。

 部屋の中には恋と二人の少女がいた。二人のどちらかが董卓のはずだ。一人は眼鏡をかけた気が強そうな少女。もう一人は優美な出で立ちだが、それとは逆に本人はどこか儚げな少女。

 単純に考えれば後者が董卓だ。お偉いさんという奴は兎角メンツを気にするものだ。特に宮廷のような権威の中心では、その傾向は強くなる。部下の方が明らかに出来の良い服を着ているなんてあまり考えられない。

 それにしても董卓という三国志のキャラとこの儚げな少女ではどうしてもイメージ的に結びつかない。この世界は美少女、美人揃いで見慣れていると言っても過言では無いのだが、こんな深窓の令嬢みたいなタイプは珍しい。

 うちのメンツはどいつもこいつも押しが強いからなあ。

 俺が相手を観察しているように、相手もまた俺を観察している。儚げな少女は俺を見定めようと静かに見つめている。

 眼鏡っ子の方は俺の視線に居心地が悪そうな顔をしていたが、そっと視線を逸らして恋を向く。

 

「恋、あんたどこの誰を連れて来たのよ」

「俺は曹操の軍師をやっている比企谷だ」

 

 自己紹介すらしていなかったことに気付き、すぐに名乗る。無言でジロジロ見てるだけとか、本当に夏蘭が言う通りの変態じゃねえか。心なしか董卓達の俺を見る目が冷たい気がするし。

 

「噂で聞いたことがあるわ。曹操の所には黒の御使いという男がいると」

 

 どうやら眼鏡っ子は俺のことを知っているようだ。うちは主要メンバーが俺以外女ばかりだし、目立つのだろう。

 董卓(仮)が話している内容がこちらに分からないように声量を抑えて、眼鏡っ子に訊く。

 

(でも詠ちゃん、あんな噂本当だとは思えないよ。魂を抜き取るとか、暴れる黄巾党をことごとく焼き殺したとか)

(ええ、でも見て(ゆえ)。賊なんて平気で丸焼きにしそうな顔じゃない?)

 

 内緒話のつもりだろうけど、本人の目の前では止めた方が良い。ボッチイヤーは地獄耳なのだ。

 説明しよう。ぼっちは基本見ざる聞かざる言わざるを実践している。

 リア充共がはしゃいでいても、それを堂々と見たりしない。チラ見くらいだ。絡んでこられては面倒だからな。

 リア充共がウェーイと言っていても、聞いていないフリをしつつ自分の悪口が言われていないか確認しているだけだ。絡んで……以下略。

 リア充共がキャッキャウフフ状態でも、リア充爆発しろと心の中で言うだけで直接言ったりはしない。絡ん略。

 つまりボッチは自分は関係無いという(てい)でしっかり相手を観察しているのだ。これは校内カーストにおいて下層に位置するボッチ達には、いち早く危険を察知する必要がある為である。この能力が低いと大小さまざまな面倒事に遭遇するハメになる。

 翻って俺レベルのエリートボッチだった者からすれば、同じ部屋にいる人間の会話に出てくる自分に関する悪口くらい一字一句聞き逃さず記憶出来る。そしてジャ〇ニカ暗殺帳に書き込み、その晩枕を涙で濡らすくらい余裕である。何の解決にもなってねえ。そういうことで全部聞こえているんだよなあ。それにしても人間を丸焼きにしそうな顔ってどんな顔だよ。俺悪魔か何かなの?

 全て俺に聞こえているとも知らず、董卓達の内緒話は続く。

 

(あまり目を合わせない方が良いわ。あの濁った目には何か妖しい力があるかもしれないから)

(考え過ぎじゃないかな)

(月は甘いわ。情報収集させていた部下があの男に壊滅させられた盗賊の残党から話を聞けたの)

(その人が噂は事実だったと?)

(いいえ、何も聞けなかったらしいわ。あの男のことを聞いた途端泣きながら震えてまともに話が出来なくなったそうよ)

 

 いや、それ冬蘭のせいじゃないですかね。真っ赤になるまで熱した鉄を押し付けたりしてたから。ん? でも押し付けられていた男は冬蘭があの後殺していたから、眼鏡っ子の話に出て来たのは情報を売ったから見逃してやった奴らのことなのか。見ていただけでもトラウマになってしまったのか。自業自得とはいえ哀れだな。

 

(他にも噂では黄巾党の本陣を火攻めした時は、それを眺めながら旅芸人に歌わせて楽しんでいたそうよ)

 

 比叡山を焼き討ちした信長もビックリな魔王ムーブである。確かに張角三姉妹に歌わせたけど、俺は歌を楽しんでいたわけじゃない。単に黄巾党の士気を落とす為だったのだが少し表現を変えただけで、あら不思議完全に鬼畜の所業である。

 

(それに捕らえた賊は生きたまま串刺しにして街道に並べて立てたらしいわ)

 

 ついには完全な事実無根だ。この眼鏡っ子は何処で情報を集めているんだ。ネットの情報を何でも鵜呑みにするタイプか? 俺はそんなドラキュラ公みたいな行動をやった覚えも、部下に命令した覚えも無い。噂というやつは本当に当てにならない。尾ひれが付くくらいなら仕方が無いが、全く事実に無い事まで言われたんじゃ堪らない。これ以上あることないこと言わせていても、俺にとっては何のメリットも無いので、こちらから話を振るか。

 

「で、そちらの名前を聞きたいんだが」

 

 眼鏡っ子に聞くと、彼女はムッとして元々きつかった目がより厳しいものになった。しかし同時に少し腰が引けている感じがする。

 

「ボ、ボクは賈駆、軍師を務めているわ」

「私は董卓です」

「やっぱりそっちが董卓か」

「ちょっと! 相国である月にその態度はなんなのッ!? 忍び込んで来たことといい非常識よ!!!」

 

 賈駆と名乗った眼鏡っ子が怒りを露にする。先程までの腰が引けていたのも、怒りで上書きされたようだ。これはこれで都合が悪い。あまり興奮されると交渉がしづらくなってしまう。予想が当たっていたことで、つい口に出してしまったが失敗だった。宥めるのにはどうすれば良いか考えていたが、その必要はなくなる。

 董卓が怒る賈駆の手に自らの手を重ね「詠ちゃん」と落ち着かせるように言っただけで、怒りの炎はとりあえず収まった。天使かな? 一応俺の方でも言い訳しとくか。

 

「常識的な礼儀正しい形式にのっとった使者として来たのでは、出来ない類の話をする為にこういう訪問の形になった。そこは悪いと思う。が、それを差し引いてもお釣りがくるような提案を持ってきたつもりだ」

「それが恋さんの言う、手があるという話なんですか?」

「ああ」

 

 董卓は賈駆と違い終始落ち着いた面持ちで、こちらを隙なく窺っているような気がする。彼女は皇帝がお飾りと化しているこの国において実質的トップである相国にまで登りつめた偉人なのだ。天使のような姿をしていても、相応の能力を持っているだろう。絶対にこちらへ引き込みたい人材である。

 

「もうそちらに今の状況を覆す手段は残っていない。少なくとも独力ではな。だが俺達ならその手段を用意出来る」

「討伐されかけている私達を憐れんで手を差し伸べる、などという話ではないですよね。何をさせるつもりですか?」

 

 俺が弱みに付け込むような交渉をするつもりだと、董卓は予想しつつ非難するでもなく問う。この状況で敵意も弱さも見せない董卓は、俺でもその内心を読みづらい相手だ。それに比べ賈駆の方は分かり易い。今も俺と董卓のやり取りを聞いて怒りに震えている。

 

「ま、まさか月を手籠めにしようと……そんなことボクが絶対ゆる」

「しないからな」

 

 手籠めってお前、いつの時代の人間だよ。あ、後漢だったわ。それにしても賈駆の俺に対するイメージは鬼畜で固まっているようだ。下手にもったいぶると勝手に変な解釈をしそうなので、さっさと話を進める。

 

「単刀直入に言うと俺は、君を勧誘に来た」

「「えっ」」

 

 一瞬董卓をどう呼ぼうか考えた結果、君になった。小柄で年下にしか見えない少女を「董卓様」や「董卓さん」と呼ぶのは抵抗があったし、呼び捨てや「董卓ちゃん」というもの可笑しい。こういう時の敬称はどうすれば良いんだろうな。

 

「勧誘、ですか?」

「はあっ!? 相国である月に自分達の下へつけって言うの!!!」

 

 董卓達の反応は対照的だった。俺の言葉を確認するような董卓、ありえないと強い拒否反応を見せる賈駆、どちらかと言えば賈駆の方が常識的な反応だろう。俺と董卓の立場を現代で例えれば県知事のアドバイザーと総理大臣みたいなものだ。もちろん董卓が総理である。それなのに勧誘しようというのは、かなり無理があるのだが、そこに一つ条件が加わることで状況が大きく変わってくる。

 

「その相国という地位は、もう意味が無いんじゃないか?」

 

 クビがほぼ確定した状態では、どんな高位の役職であっても出来る事は限られる。しかもここで言うクビは物理的に首が飛ぶ。

 

「最後まで戦い抜いて、この都を火の海にして一人でも道連れを増やしたいっていうなら話は別だけどな」

「そんな事は望んでいません」

「まあ、そういう人間じゃないと思ったから、こうして勧誘に来ている訳だが」

「じゃあ、なんでボク達を攻めたの。アンタ達の言い分では、ボク達が圧政を敷いているから討伐する為に立ち上がったんでしょ。でも本当は違うことを知っているのよね。今更こうやって勧誘に来るくらいなら、最初からボク達と手を組めば良かったじゃない」

 

 賈駆の憤りは理解出来る。立場が逆なら俺もそう思う。今回の討伐連合を袁紹が呼びかけた切っ掛けも恐らく相国となった董卓への嫉妬という下らないものであるし、彼女側からすると理不尽に感じるだろう。さらに今の段階になってまるで手を差し伸べるかのような体を装い近付いて来た俺は、あちらからすればハゲタカみたいなものか。

 

「こちらからすれば中央の権力闘争は宦官と何進の間で起きていたはずなのに、突然空位だった相国に就く者が現れた。どういう手を使ったのかは知らないが、今の状況を見る限り納得していた人間は少なかっただろ。そんな状態なのにすぐ手を組もうなんて言う奴がいるか? いたとしてもろくでもない奴だろ」

 

 色々思い当たる節があるらしく賈駆の勢いは弱まった。それでも言わずにはいられない思いがあるようだ。

 

「でも(ゆえ)この国を少しでも良くしようと……」

「上の人間がいくら高い志を持っていたとしても、そいつが組織を御する事が出来なければ結局破綻するんだよ」

「私達が力不足だったのが悪いという事ですか」

 

 董卓は事実を冷静に分析し受け止めている

 ダイの大冒険のアバン先生も正義なき力が無力であるのと同時に、力なき正義もまた無力と言っていたからな。小学生の時、男子は傘でアバンストラッシュの真似を一度はしたものだ。俺? 俺はザボエラ役だったな。なんでザボエラなんだよ。せめハドラーだろ。いや待てよ、黒の御使いの悪評があれば満場一致でバーン様に決定だな。全然嬉しくないけど。でも「今のはメラゾーマではない、メラだ」は言ってみたい。

 

「じゃあ曹操なら、天の御使いが認めた曹操なら良かったとでも言うの!?」

 

 賈駆の問いを聞いて、華琳が董卓の立場だったらと少し考えてみた。が、すぐに行き詰まる。

 華琳が充分な戦力もなく、根回しも不十分で周りが敵だらけになるような相国就任なんて手を使うだろうか。華琳は自信家ではあるが、意外と堅実な性格である。人の上に立つ者として名誉を重んじる言動を心掛けてはいるが、戦いにおいても一発逆転やハイリスク・ハイリターンな戦法は好まない。むしろ搦め手が好きな俺とは逆に正攻法を好む。つまり立場が逆だったらという前提条件で言うなら、そもそも董卓達と同程度の陣営状況で相国になんてならない、という風になるだろう。

 

「曹操は先ず戦いや政治で名声を高め、世に自分を認めさせようとする。一足飛びに天下を獲ろうとはしないと思うぞ」

「そ、それは、でもボク達は、だってそんな事をしている時間なんて、この国にはそんな時間……」

「詠ちゃん私達は最善を尽くしたよ。結果はついてこなくても」

 

 口惜しそうに俯く賈駆の肩に董卓が優しく手を置く。彼女達も自分達の取った手段のリスクを分かっていたのかもしれない。それでも行動に移すしかない董卓達の事情があったのだろう。今これ以上二人を凹ませても仕方が無い。

 

「まあ、待て。結果は出ていないだろ。俺の提案を受けた場合だけだがな」

「それは……仮に提案を受けたとしても、貴方達と私達では方針が違うのではありませんか?」

 

 董卓の表情にはかすかに戸惑いと疑念が混じっている。そういや彼女達がしていた先程の内緒話を聞く限り、俺の事を相当な鬼畜か外道と思っているもんな。彼女達的には悪魔に魂を売れと言われているようなものか。

 

「あー……ちなみにだが、俺は賊を生きたまま串刺しにしたりしないぞ。あと戦いで火攻めをすることはあっても楽しんだりはしないからな」

「「えっ」」

 

 董卓と賈駆の驚きの声は大きかった。特に賈駆は後ずさりする程である。

 

「や、やっぱり心を読ん」

「いや、普通に声が聞こえていたから」

「えっ嘘っ」

 

 賈駆は意外とリアクションが良いな。

 

「嘘じゃないし、自分で言うのも何だが、俺は軍師としてはかなり優しい部類に入ると思うぞ」

「……でもアンタの護衛はそう思っていないみたいよ」

 

 振り返ると夏蘭は首を傾げていた。

 夏蘭、君さあ、一応俺の部下なんだから空気読もうぜ。荀彧に比べれば俺優しいだろ、優しいよな? 黄巾の乱の初期、まだそれが黄巾の乱だと気付いてなかった頃に真っ白に燃え尽きる程仕事をさせたりしたけど、俺も頑張ってたし、他のみんなも頑張ってたからな。つらかったのはお前だけじゃないんだぞ。同調圧力をかけることに何の疑問も持たない社畜の鑑がここにいた。というか俺だった。この身に沁みついた社畜根性がつらい、就職したこともなかったのに何でだろうな。もしや学校というものが社畜を生み出す魔のシステムだったのだろうか。

 現実逃避の為、日本の社会システムについて考え始めるほどの圧倒的アウェー感。だが思わぬ所から援護射撃が届く。

 

「八幡は優しい」

 

 俺が部屋に入ってから、自分の役割は終わったとばかりにずっと黙っていた恋の声だった。皆の視線が恋へ集まる。それでも恋は顔色一つ変えず淡々と話す。

 

「恋は八幡の部隊と戦った。でも恋も八幡の部隊の兵も、どっちも無事。死人、なるべく出ないように工夫してた」

 

 恋に集まっていた視線が俺へ移ってきた。恥ずかしいから凝視するのは止めてくれ、ボッチは人の視線に敏感なんだよ。チラチラ見られるのも嫌だけどな。あと改めてこういう風に優しいって言われるのも恥ずかしい。なんだろう、凄まじくむず痒いし、居心地が悪い。これならチョット悪く言われるくらいのほうがマシだわ。まあ、さっきまでのはチョットどころじゃなかったが。

 しばらくの間、俺を見詰めていた董卓が意を決して口を開いた。

 

「実際に戦った恋さんが言うのなら私は信じます」

「月っ!?」

「私は詠ちゃんの事も信用しているけど、詠ちゃんが話を聞いた相手は」

「それは……」

 

 董卓の決断に賈駆は一度大きく溜息を吐いてから頷いた。

 

「素性の定かではない元賊の証言だからね。分かった。ボクも恋の言う事の方が信用出来る」

 

 こちらに対して完全に気を許したわけではないが、とりあえず前向きに検討してくれそうな感じだ。ん? 前向きに検討ってダメなフラグじゃね? とはいえ第一印象から考えれば劇的な改善である。




おまけ1
メタルギア式潜入作戦

八幡「このままじゃあ董卓の部屋周辺は警備の巡回が多くて近づけないな」
夏蘭「人数が多いから力ずくで行くと、騒がれて増援が来てしまうぞ」
八幡「こいつで何とかするか」

八幡はスマホを取り出す。画面のタイムアウト時間を10分に設定し直すしてエロ画像を表示する。そしてスマホを警備の巡回路へ置く。
しばらくすると通りかかった敵兵がスマホを発見する。

敵兵「!」
敵兵「なんだこれは」
敵兵「初めて見たぞ」
敵兵「良い物を見つけた」
敵兵達がスマホに近づき画像を凝視する。

八幡「今だ、気絶させろ」
恋 「わかった」
夏蘭「んー最低。華琳様に報告だな」

こんな感じのを前の話に入れようかと思ったけど、そろそろスマホの電池切れてんじゃね?と思い直して止めました。

おまけ2
ハチマン

賈駆「貴様何奴、何奴、何奴」
八幡「俺はボッチだ」
八幡「ボッチマン、ハチマン」

ひとりぼっちの名を受けて
何も持たず戦う男
ぼっちヴォイスは不協和音
ぼっちイヤーは地獄耳
ぼっちアイは腐ってる


今回も読んでいただきありがとうございます。

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