[凍結中]魔弾の王×戦姫×狂戦士×赤い竜   作:ヴェルバーン

17 / 17
どうも筆が乗りません。

気分転換に違うssを書いてますが、そちらもムズいです。

次話の更新は来週中に上げる予定です。








第十七話

 扉を叩く打音とともに室内のティグルに声が掛けられる。

 

「ティグルヴルムド卿! 起きていらっしゃいますか!?」

 

 ルーリックだ。

 

「……ああ、起きてるよ!

さっきの音と衝撃はなんだ!」

 

 思わず落胆したが、次いで緊張により身体に力が入る。

 

 バートランは?

 カイムは?

 アンヘルは?

 捕まったのか?

 自分は疑われているのか?

 

 疑念と警戒心から、演技をする余裕がない程自身の顔が強張っているのが判る。

 

 故に、ティグルは扉は開けなかった。

 

 しかし不審に思われないように、声色だけはこの場に沿ったものを心掛ける。

 

 

 扉の向こうには彼だけではない、他にも数人居るようだ。

 

 代表するルーリックの声音は緊張していて、扉から離れたこちらにも彼らの緊迫感が伝わって来る。

 

 

「公宮の上空に竜が現れました!

竜は空から公宮の庭に炎を吐きつけ、そのまま西に飛び去ったようです!

 

被害は、厩舎や鍛練場に火災が発生!

死傷者も多数出ており、城壁の一部にも損壊が見られます!

 

しかし、宮殿に燃え移る危険性はないと判断されました!

現在、他の者が消火作業と負傷者の手当に当たっています!

 

我々は、他の区画に異常がないか調べて回っている所です!

 

こちらに何か異常はありませんでしたか!?」

 

 

 ティグルはアンヘルが炎を吐いた所は見たことはないが、その被害は甚大なものの様だ。

 公宮の人間達に死人が出ているかもしれないことに胸が張り裂けそうなほど痛む。

 彼らにどう償うかは考えてはいるが、今からその時のことを想像すると恐怖に身が竦む。

 

「ああ、こっちは大丈夫だ!

特に異常はない!」

 

 扉越しに、異常がないことだけを告げる。

 これまで自分に良くしてくれた彼を騙し、知らぬ振りを通すのは後ろめたいが、今回ばかりはそうも言ってられない。

 心の中で彼に謝罪し、一刻も早く立ち去ってくれることを願う。

 

 

「そうですか、ご協力感謝します!

 

竜がまた来ないとも限りません、ティグルヴルムド卿も今夜は出来る限り部屋を出ないで下さい!

 

それでは失礼します!

 

行くぞ!」

 

 

 ルーリックは最後にティグルに部屋から出ないよう忠告すると、軍靴を鳴らしながら配下の者と共に去っていった。

 

 ティグルは潜入している筈の二人について聞かれないことに驚いた。

 よほど巧くやっていて痕跡をまだ掴めていないのか、或いは自分には潜入者の情報を故意に伝えないのか。

 ティグルは前者であることを祈りたかった。

 

 

 足音が完全に遠ざかるまで待つと、ティグルは全身の力を抜いた。

 

 そして、罪悪感に顔を歪める。

 

 

「……ルーリック、……みんな、……リム、……エレン、……すまない」

 

 捕虜生活の中で、自分と親しくしてくれた彼らを思う。

 

 チェスで勝ち、トランプで大負けし、ダーツで圧勝し、九柱戯で接戦を繰り広げた遊び仲間。

 他にも、厨房で動物を解体の手伝いをしたとき、駄賃をくれた厨房長。

 ティグルがライトメリッツの政事の書類や記録を見せてもらった際、自身に根気よく丁寧に教えてくれたリム。

 そして、ブリューヌでは蔑視されているティグルの弓の腕前を褒め、部下へと誘ってくれたエレン。

 

 彼らの内、何人が死んだのだろうか。

 

 自分がここで過ごした日々が悪くなかったのは、彼らや彼女らのお陰だというのに。

 こんな形で裏切るのは、やはり良心が咎める。

 

 しかし、アルサスの危機だ。

 彼らには───

 

「必ず戻ってきて、謝る」

 

 テナルディエ公爵の軍勢を退け、アルサスへの安全を守る。

 その上で、またここに戻って来る。

 そして、許されなくても絶対に謝る。

 

 たとえ───

 

「……殺されても」

 

 戻って来たとき必ず処刑されるだろう。

 自分はそれだけのことを三人にやらせてしまったのだ。

 

 問題は自分の首だけで済むかどうかだが……。

 

 

 ティグルがそう思案している時、扉が叩かれた。

 

 

 

   コン、コン、コン。

 

━━━━小僧、起きておるか。

 

 

 

 ティグルは扉を振り返る。

 ノックの音とアンヘルの『声』だ。

 聞き間違いではなかった。

 そして、それを証明するかのようにもう一度。

 

   コン、コン、コン。

 

━━━━開けよ。

 

 しかし、足音がしなかった。それに気配も……いや気配は微かにだが、ある。

 寝ていたなら気付かなかったかもしれない程に微少で、来ると分かっていなかったら確実に気付かなかった筈だ。

 

   コン、コン、コン。

 

━━━━……小僧、お主寝ておるのではあるまいな?

 

 やや、呆れ混じりのアンヘルの『声』に、慌てて扉に駆け寄り少し開けて暗い廊下を覗く。

 

   しかし、誰もいない。

 

 ティグルは、囁くように小さな声で呼び掛ける。

 

 

「……バートラン? ……カイッ……!?」

 

 

 しかし、最後まで続けられなかった。

 

 扉から覗いた景色の半分がぼやけていく。

 そして、ぼやける空間が徐々に色づいて、人の形を当て嵌めていく。

 昏い闇から浮かんできたのは、同じく暗い色調の外套を頭から被り、縦に並んだ二人組だった。

 

 

 手前の一人はフードを目深に被りどんな風貌か見えないが、片刃がギザギザとした白い刀身の小剣を右手に握っているのがチラチラと見える。

 奥の一人も同様で、暗く光源がない廊下では顔が見えないが、手前の人物の左肩に右手を置き左手は口元を押さえ、嘔吐く様に震えている。

 

 手前の一人が右手の剣を翻して逆手に持ち、人差し指と中指、親指でフードを取って漸くその顔が窺えた。

 

「カイムさん……!」

 

「……」

 

 カイムはティグルを無感情な瞳で見詰め、自身の身体の上から下まで眺めると、すぐに視線を外して周囲の警戒に入った。

 

 他者から見れば一瞥と言っていい程だ。

 しかし、ティグルに取ってはその表情も視線も雰囲気も、すべてが懐かしい。

 カイムは一応心配してくれたのか、ティグルの身体に異常がないことを確認した様だ。

 

「バートラン……?」

 

 次に、後ろの人物──バートランに声を掛ける。

 この従者は文字通り、息と気配を殺してここまで来たのだろう。

 左手で口を押さえ、微かな声すらも上げんとしていた。

 しかし、手で顔の下半分は見えないものの、目元の部分は涙を流しながら綻んでいる。

 ティグルはバートランに近寄り、カイムの肩に置いていた手を取る。

 

「バートラン……!」

 

「若……! よく……無事で!」

 

「お前こそ! 本当によかった!」

 

 バートランはティグルの手を力強く握り返してきた。

 感極まったティグルの視界が涙で滲む。

 

「本当に……よかった!

バートラン、アンヘルさんから大体の事情は聞いている。

しかし、お前の口からも確認したい。

ティッタやマスハス卿、アルサ……」

 

 続けてアルサスの現状について口を開きかけたティグルに、アンヘルの『声』が掛かる。

 

━━━感動の再会も良いがな、此処は敵地で、我らが侵入者だということを忘れてはおるまいな?

━━━部屋の中に入ってからにしろ。

 

 苛立たしげなアンヘルの口調に、ティグルは慌てて部屋の中に入るよう促した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 凡そ、四半刻前。

 

 公宮の庭園に八つの火球が着弾し、炎と粉塵が舞い上がる中にカイムとバートランは着地した。

 アンヘルはそのままヴォージュ山脈の麓で待機し、カイム達がティグルと合流した時点でまた戻って来る予定だ。

 

 そして、カイム達は公宮内の宮殿に潜入するための入口と、ティグルのいる部屋の特定、そしてそこまでの経路を把握しなければならない。

 入口は簡単だ。

 この混乱で向こうから開けてくれる。

 問題は、ティグルの部屋の位置とそこまでの経路。

 位置はアンヘルの指向性の『声』でも、大まかにしか分からなかった。

 従って、カイム達はその足でティグルを探し回らなければならないのだが、公宮の人間ではない者が動き回れば当然捕まる。

 カイム一人なら、この規模の建物を制圧することは訳ないのだが、今回はバートランがいる。そして、敵にティグルとカイム達の関係を知られていた場合、最悪、彼を人質に取られる危険性がある。

 ティグルがカイム達の事を喋った可能性もあるし、賊狩りや風聞で探りを入れている可能性もあるかもしれない。

 判らない以上、知られているものとして動く。

 もし、カイム達の関係が知られていて潜入を悟られてしまったなら、敵は必ず「賊よ、姿を見せろ。ティグルが死ぬぞ」と、この公宮内で大声で触れ回るだろう。

 

 故に、カイム達は潜入したことは悟られてはいけない。

 この騒動はティグルの救出を目的としたものではなく、攻撃を目的としたものと誤認させなければならないのだ。

 

 誤認させた際、ティグルが処刑されるかもしれないが、これだけの損害を出したのだ、目に見える形で処断しなければ他の者に示しがつかない。

 そうなればこちらの思う壺。

 ティグルが衆人環視の中にいるなら、不意を打って救えばいい。

 問題は彼の居場所なのだから。

 

 そして、潜入を悟られない手は既に打っている。

 アンヘルは一度も地に降りなかった。

 それ故に、人が約三十アルシン(約三十メール)も上から飛び降りて来るなど敵は想像出来ないだろう。

 更に、アンヘルの炎が着弾する間際、カイムは右腰の小剣を抜き放った。

 

 銘を《白蝋の剣》

 

 刀身は白く鋭く片刃は鋸状になっており、細身の剣を折ることが出来る。

 その切れ味も然ることながら、真価は籠められている魔法にあった。

 

 《透徹の息吹・インビジブルブレス》

 

 使用者を透明にする魔法。

 今回はその応用で触れているバートランにも効果が及んでいる。

──アンヘルを透明にさせなかったのは幾つか理由があるが、最大の理由はあれ程の巨躯を透明にすると魔力の消費が激しいからだ──

 カイムはその魔法を発動させた。

 

 

 そしてティグルの部屋の位置と経路は……。

 

 

「こりゃ……ひでぇな」

 

「……」

 

 透明となったカイムとバートランは目の前の惨状を見渡す。

 

 美しかったであろう庭園は炎に彩られ、その名残を微かに残すのみだった。

 

 公宮の門から宮殿までの石畳は、めくれ上がり土が露出し破片が飛び散っている。

 一部では、炎の直撃を受けてまだ赤熱している箇所もあった。

 並木道の木々や、綺麗に整えられた低木は炎に包まれ、その火は更に拡大しようと風の煽りを受けて火の粉が舞う。

 公宮をぐるりと囲む城壁の西側の一部はは、アンヘルの火球の直撃を受けて崩れ去り、夜空と城下町が見えている。

 そして、壁上の歩哨達が混乱し右往左往しているのが松明で判断出来た。

 彼らは消火活動や上官への伝令やらを大声で怒鳴りあい、自身を含める兵達を必死に宥め、纏めようとしているのが厩舎の馬の嘶きや轟々と燃え上がる炎の音に混じって聞き取れる。

 歩哨達は庭園に降り、巡回中だった兵士と共に消火に専念しているが、大半の者はアンヘルの再来を恐れ上空を頻りに見上げている。

 

 アンヘルを透明にさせなかったのは上空に注意を逸らす意味もあった。彼らが上空を警戒すれば地表のカイム達に注意を払う目も弱まる。

 火災への対処と、負傷者の手当て及び救出、更に上空への警戒と人手を割けば、侵入者の捜索は人数が絞られるだろう。

 

 そして漸く宮殿の扉が開き、甲冑を着ける間を惜しんだ騎士や兵士が続々となだれ込んできた。

 彼らはこの惨状を見て茫然として立ち尽くしたが、一人の女性の声が火の粉舞う庭園に響き渡り、兵達を我に返らせた。

 

「何をしているのですか!

各班は即刻、消火作業に移り負傷者の手当てと確認を急ぎなさい!

ルーリック、隊を纏め宮殿の中、及び公宮内の被害の確認を!」

 

 くすんだ金髪の女性が険しい口調で命ずると、兵達は即座に立ち直り持ち場に移る。

 思ったよりも混乱が少なく、この女性が部下への統率力が高いことが窺えた。

 

「了解です、リムアリーシャ殿!

 

アラム!

私は宮殿内に異常がないか調べて回る、お前はこの庭園の被害状況を!」

 

「了解!」

 

 金髪の女性が禿頭の青年に指示を出して事態の収集を図り、彼と日に焼けた丸顔の男が行動に入る。

 

 カイムとバートランは、宮殿の中に向かうルーリックと呼ばれた禿頭の騎士の背中を追った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━後は、この公宮の人間共がお主の部屋まで導いてくれたな。

 

「……そうか、それで……」

 

 アルサスの現状や、ティッタとマスハスの様子をバートランは涙ながらに語り、預かった手紙からも彼らの近況は窺えた。

 カイムは扉に程近い壁に背を預け、廊下を油断なく探りながらアンヘルに言葉を伝えている。

 バートランは疲れと安堵が共に来て寝台に腰掛けながら寝てしまっている。

 そして潜入方法に話が及ぶと、カイムの言葉を代弁するアンヘルの皮肉気な声に、驚愕しながらも納得した様に頷く。

 そして、問題の剣を見せてもらう。

 

「……これが?」

 

 ティグルは恐る恐るといった風情でその手に持つ。

 白い刀身に片刃はギザギザとした鋸状。

 その鋒と鋸のような刃は如何にも鋭利といった具合だ。

 このサイズならティグルにも扱えそうだが、使いたいとは欠片も思わなかった。

 カイムには悪いが、この剣はかなり薄気味が悪い。いや、この剣だけではない。出会ってから今まで敢えて視界に入れないようにしていたが、カイムが今腰に佩いている剣もだ。

 家宝の弓と同じ様な息苦しさと、圧迫感を感じる。

 時間はないが、気になったので少し聞いてみることにした。

 

「カイムさん。こういう魔法の籠った武器ってもの凄く珍しいと思うんだけど……?」

 

 もしかすると、カイムの話からあの弓のことが少しは分かるかもしれない。

 あと、エレンの竜具アリファールのことも。

 

 しかしカイムは首を横に振り、アンヘルがややあって答える。

 

━━━此方ではそうかもしれんが、我らの居た地ではそう珍しいものでもない。

━━━確かに、その剣に籠められている魔法は殊更特殊なものだ。

━━━だが、魔性を帯びた武具という点で見れば、それ程稀少なものではない。

━━━魔法、魔術、呪術、怨念、祝福、強い想念。

━━━果ては我の様な竜が加護を与えたものや、神が作り出したものすら存在する。

━━━それらの武具の魔性や聖性の強いものだけを挙げても数えきれん。

━━━効力の弱いものを含めるなら腐る程あるだろう。

━━━そして、我らはそんなものに一々気を取られていたら切りがないと知っておる。

━━━故に、お主もあまり気に病まないことだ。

 

 何処か諌める様なアンヘルの言葉に、ティグルは胸を撫で下ろして頷いた。

 話の内容には驚いたが、忠告めいた助言には少し胸が軽くなった。

 アンヘルの言葉は──自分とは比べるまでもなく長い時を生きてきたのだろう──聞くものを納得させる重みがあった。

 知らず、弓の存在が心の中で大きく占めていたのかもしれない。

 ティグルは謝意を籠めて礼を言う。

 

「そうか、ありがとう。アンヘルさん、カイムさん」

 

「……」

 

━━━フン、納得したのなら早くその部屋を出るがいい。

━━━我は何時でも飛び立つ準備は出来ておるぞ。

 

「ああ、そうだな。

そろそろ、ここを出てアルサスに帰らないと。

 

バートラン、起きてくれ。

疲れているのは分かっているし、俺の為に申し訳ないとも思うが、もう一頑張りしてくれ。

アルサスに帰ったら好きなだけ寝てくれていいから」

 

「……ぁあ、……若?」

 

「……」

 

「すまない、バートラン。もう少しだけ頑張ってくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうして、ティグル達は透明になり部屋を出た。

 ライトメリッツの公宮にアンヘルの咆哮が響き、と火球が着弾してから約半刻(約一時間)後の事だった。










白蝋の剣の魔法で他者まで効果が及ぶのは、皆さん言いたいことがあると思います。

しかし、DOD2でカイムが見せた三つの魔法を見て、他の魔法もバリエーションがあるんじゃないかなぁ、と思った次第です。

ちょいちょいこういうオリジナル技を入れていきますので、苦手な方は申し訳ありません。
出来るだけ少なくするよう努力します。

それから武器に関してですが、3は知らないので出せませんが2のほうはある程度出します。
具体的に言うと

DOD1の全武器-(DOD2の一周目で手に入る武器+キャラ別の武器+破天シリーズ)=今作品に登場予定の武器

とする予定です。
必然的にロングソードは少なくなりますので、期待してる人は申し訳ありません。
カイムの剣が多くなります。

そして他の武器は18年の放浪で手にいれたことにします。

ご了承下さい。


前書きでも書きましたが現在筆が乗っておりません。
こんなんだらだら続けたくないので、早く戦闘に入りたいのですが巧くいかなくて……。
書いても書き直す事が多々続き、この身の未熟を恥じ入るばかりです。

お待たせするのは申し訳ありませんが、もう暫しお待ちください。

よろしくお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。