ワンピースをテンプレで生きる   作:楯樰

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テンプレその七
・革命軍の勧誘
・フィッシャー・タイガーの救出



次代への礎

「……ふぅ」

 

 やった。やってやった! やりきったっ!

 

 威圧感が凄かったけど治したっ! よく頑張った自分!

 

 もう休んでもいいよね(フラグ)

 

 変なフラグ立ってそうだけど、もう疲れた…!

 

 あ、でもやらないといけないことがまだ沢山あるね(白目)

 

 世界会議(レヴェリー)にドクトル・ホグバックの想い人の救出(使命感)

 

 フィッシャー・タイガーが死ぬのも防がなきゃ(使命k)

 

 あぁ、あとグレイ・ターミナルの火災もか(使m)

 

 世界会議(レヴェリー)はまぁ……出ないとだめか()

 

 一応、お飾りとはいえワポルは王様なんだし(涙声)

 

 ……まずはドクトル・ホグバックの想い人、ビクトリア・シンドリーが生きているかどうかを確認しないと(たすてけ)

 

 

 

 Ξ-Ξ-Ξ-Ξ

 

 

 

「……大丈夫か」

 

「は、はい! あの、助けていただいてありがとうございました!」

 

「そうか。……ではな、舞台女優。足元には気を付けたほうがいいぞ」

 

「あ、あの! お名前を――!」

 

「名乗るような者では無い」

 

 

 

 シンドリー生存。

 

 

 

「……っ」

 

「……チクショウ、人間どもめ…!」

 

 

 

 フィッシャー・タイガー、死亡。

 

 

 

「グレイ・ターミナルを喰らいつくせば問題は無かったか」

 

 

 

 ゴア王国グレイ・ターミナル。

 

 バクバクとゴロゴロの能力の応用で住人含め地下に埋まっていたゴミを喰らい、天竜人訪問後返却。

 

 ゴミに埋もれていた貴金属及び悪魔の実、回収。

 

 

 

 Ξ-Ξ-Ξ-Ξ

 

 

 

 ……終わった。あとは世界会議(レヴェリー)だけ。

 

 フィッシャー・タイガーは間に合わなかったよ……。

 

 張り込んでたのに、助けられなかったよ……。

 

 アレが一番精神的に堪えた。

 

 ついカッとなってゴア王国に来たゴミをポイしちゃったけど問題ないね(白目)

 

 息子が心配だからって来てた革命軍の勧誘と、勧誘してきたドラゴンさん諸共蹴っちゃったけど問題ないよね()

 

 ……気が乗らないけど、ドラムに戻ろう。

 

 

 

「――お待ちしておりました、ワポル様」

 

「ドルトン、お前という奴は……私の代わりに王に成ればいいものの。ご苦労だった。チェスにクロマーリモもご苦労。……何か問題はあったか?」

 

 ワポルの姿で王の私室に入るとドルトン、チェスとクロマーリモは傅き、敬礼をした。

 

「いえ、特には。ただ移住してくる住人が増え、住居に設置する上下水道の遮熱パイプが我々では造れず……。ガスパイプは何とかなったのですが……」

 

「余っていたパイプを鍛冶師に持って行ってもお手上げだとのことです……」

 

 あ、そうだった。配管設備はワポルお手製だったっけか。……まぁ、アレを造れっていうのは無理だよな。

 

「……わかった。私が後で造っておく。で、その新住人は?」

 

「現在は旧ドラム王国の建築様式の家に住んでもらっております」

 

「成るほど。……自らの行いのせいとはいえ、住民たちの反応が気がかりだ」

 

「? 特に問題は起こっておりませんが?」

 

「パイプが造れないという事は、王が不在だったということに他ならない。……国民たちは不安を抱いたことだろう。――今の暮らしには私という存在がいたからこそ、存在する。良い意味でも悪い意味でも、な」

 

 ワポルの今までの政治が悪かったからこそ、自分の政治が善政といわれるようになっている。

 

 そして国が住みやすい環境へ変わったのもまた、皮肉にも悪政を敷いていたワポルの能力のお蔭だ。

 

「しばらく国の大黒柱であった私が消えた事により、また元の国へ戻ってしまうのではないか、と国へ不信を抱いたものも居るのは当然だ。……実際に民衆からの声を聴いた」

 

「そんな……! 一体誰がそんなことを!」

 

「マハハハ。……言わぬよ。言われても当然だからな。別に不敬罪で処罰する必要はない。むしろ純粋な感想を言ってくれて有難くすら思うよ。……ドルトン。少しの間、王をやってみてどうだった?」

 

「そんな、突然なにを」

 

「いいから、……答えてみろ」

 

「王の心持が少し、わかった気がします。……ですが! 私にはとてもじゃありませんが王の務めは無理です! やはり、ワポル様こそが――」

 

「うむ、もうよい。二人はドルトンに仕えて、どう思った?」

 

 ドルトンの横にいるチェスとクロマーリモに聞く。

 

「……最初は違和感しか感じませんでしたが。ですが、ワポル様の次に善き王となられるかと」

 

「……右に同じく」

 

「お前たち!」

 

「だまれドルトン。……そうか。私が王であるべきだと、お前たちは思ってくれているのだな……。だが、己の過ちに気づき悔いたとはいえ……私には王というには自覚がなさすぎる。それは私の行いを見ていてわかっているだろう? ……国の象徴であり、国の運営にこそ力を注がねばならないというのに、……贖罪とはいえ、民のため人のために働きすぎていると。そうは思わなかったか?」

 

「それは王がお優しいからであって…!」

 

 優しいなぁ、ドルトンは。でもこれも全てはワポルという存在が為。

 

 自分(ワポル)が無茶苦茶にしてしまったこの国を治すためには、新たな政治体制を整えた上で、王が変わらないといけない。

 

「……国政にはな、時には残酷にならねばならぬ時がある。……余分な物を切り捨てるという行いもしなければならない。その余分な物が私だ。……私は今、優しすぎるのだ」

 

 だからこそ、はっきりと言わないと。

 

 不確定要素は消え、新たな善王になれと。

 

「ドルトン、お前は不甲斐ない私によく付き合ってくれた。……国を誰よりも想ってくれていたお前に、――この国を任せたい」

 

「「「……!」」」

 

「とはいえ、いきなり王に成れといわれても実感がわかないだろう。……次の世界会議(レヴェリー)まで私が表向きの王をやり、裏でドルトン。お前がこの国を統治し、王としての為すべきことを学ぶのだ。良いな?」

 

「……ワポル様!」

 

「…………すまないと思っている。唐突すぎることだろう。だが、悪政を敷いていた私には前科があるのだ。悪政を敷いていたという、その事実が。……何時、前の生活に戻ってしまうのではないか。何時、圧政に苦しむ日々がまた訪れるのではないか……そう憂う者達もこの国の民には少なからずいるのだ……」

 

「…………」

 

「判ってくれ……」

 

「……わかり……ました」

 

 ドルトンは心底納得いかない様子で。

 

 チェスとクロマリーモも納得のいかない表情を浮かべていた。

 

 

 

>>ワポル(エネル)は国王という役職をブン投げた!

 

 

 

 




>>蹴る(物理)
>>出来ない。これによってアーロンコノミ諸島襲撃フラグが建ったよ! やったね、たえちゃん!(ry
張り込みという名の過労が原因ですた。(マモレナカッタ
時期がハッキリしてないのが悪いんや!

原作開始八年前が楽しみですね(ゲス顔)

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