ワンピースをテンプレで生きる   作:楯樰

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テンプレその二
・空島の黄金の回収


銀>銅>金

「……そろそろ武器が欲しいな」

 

 海上に居た天竜人の船を襲撃していたらそんなことを思いついた。

 

 あと自分専用の船も欲しい。いい加減ゴミが乗っていた船に乗りたくないので。

 

 武器……エネルの武器といえば、やっぱり黄金だよね! のの様棒だよねっ!

 

 スカイピアの黄金を奪取するのも手だが、……どうしようか。

 

「……だが一番それが早いな」

 

 態々金塊を買うより手っ取り早いし。

 

 よし、空島に黄金奪いに行こうそうしよう。

 

 

 

 高電流をつくり、高電磁力を発生させてからの雷冶金(グローム・パドリング)で黄金の回収余裕でした。

 

 ……マクシム造れるんじゃなかろうか。

 

 造らないけれども。……むしろ船でなく、飛行機みたいに成形したらいいかもしれない。

 

「ヤハハハハ! ……よし、」

 

 巨大な鎧甲冑に成形しなおし、それを身にまとう。服、着ているモノと認識できれば肉体と同じく雷になれるに違いない。

 

 雷鳴を轟かせて、改めて成形するため空島から逃げ、慣れ親しんだ漂着した島に向かった。

 

 

 

 Ξ-Ξ-Ξ-Ξ

 

 

 

 宇宙を奔る戦艦ヤマトのようにするか、インド神話に出てくるオーバーテクノロジーな船という名の飛行機にするか迷った結果、

 

 

 

 ――どっちも組み合わせたらいいんじゃね?

 

 

 

 という名案が思い付いた。

 

 そして完成したソレは漂着した島を陰で隠す程巨大。

 

 全部黄金なので……凄く、まぶしいです…!

 

 空気抵抗の少ない、四角錐を底辺対角線上で縦に切った黄金塊へ装飾を施し、収納可能な形だけの翼を持たせた。動力は自分の雷の発生による電磁投射砲方式。

 

 陸海空を自由に飛ぶコレの航行には、船の側面左右に後ろに向かって雷が迸り、夜に動かせば閃光が迸るという素敵仕様。

 

 武装に関しては完全に能力頼りだが、100メートル口径の多用途砲の二門の主砲から、雷という名の炎熱を纏った極太のビームを打ち出す、金塊をレールガンでうち出す等。

 

 色々とやらかした。機動兵器なロボットもよかったけど、移動手段が優先だ。

 

 既に物騒極まりないけれど。

 

 ……今度ロボットにも可変できるようにしておこう。

 

 ただし、動力も攻撃方法も全て能力頼りなため、自分が居なければ動かない欠陥兵器だ。いや、むしろただの黄金の塊りだ。

 

 

 

 だがッ、それがいい!

 

 

 

 選ばれしモノだけが使う事を許された至高の兵器。己が能力を持って初めてその真価を発揮する……。我こそが選ばれしモノ…! その事実に身は捩れ心湧きたつ、感動すら覚え――、

 

 

 

 ……ハッ、自分は一体何を。

 

 悪いものに取り憑かれていたのかもしれない。いや、むしろ取り憑いている側だというのに。

 

 二、三年の間。寝ずの試行錯誤をしたから……エネル、あなたつかれてるのよ。

 

 眠るため、造った黄金の舟『黄金の鎧(スヴァルナ・カヴァーチャ)』に中に乗り込み、持っている悪魔の実十七個を仕舞って、見つからないよう海の底へと沈んだ。

 

 

 

 Ξ-Ξ-Ξ-Ξ

 

 

 

 眠っていたらまた二、三年過ぎていたでござる。

 

 肉体操作の出来る生命帰還のせいにござる。

 

「しくじったな……寝過ごしたというわけではないが」

 

 最後に見た新聞の日付から察するに現在、原作開始の11年前。

 

 特にこれといったイベントは起きる予定にはないが、どうしようか。

 

「ゴミ掃除をするか……? だが、うむ。面倒だ」

 

 天竜人とかいう罪人の掃除も正直そろそろめんどくさくなってきた。

 

 中将レベルでも、雷速での攻撃だと見聞色で予知できても避けられず気絶してしまうし。

 

 それでも正体ばれないように記憶消したりするのもだるい。

 

 完全犯罪を犯すのがヌルゲー&作業でしかないというのは如何なものか。

 

「……そういえば試運転していなかったか」

 

 そういやコレをまともに動かしてなかったことを思い出す。

 

 機構的には望んだところへ雷を流せば動くはずだけども……。

 

 

 

 黄金の鎧(スヴァルナ・カヴァーチャ)が予想以上だった件について。

 

 ちょっと凄すぎた。

 

 なんだ、コレ、雷と同じくらいスピード出るじゃん。理論的にはマッハ七のはずなのに。

 

「意味不明、理解不能だな」

 

 いや、むしろ嬉しいんだけどね。着ているモノと認識されたとしたら別に不思議ではないし。

 

 ……ただ、本当にそれが理由なのかを判断しかねる。

 

「うむ、まぁ良い。……このまま空の散策をするか」

 

 この世界ではまずオーバーテクノロジーの塊りである舟に乗り、雲の上の世界を楽しんだ。

 

「ヤハハハハハ! 人がゴミの様だなァ!」

 

 お世話になった無人島に向かって、二門の多用途砲から放った炎熱を纏った極雷『雷剣(ヴァジュラ)』を打った結果。

 

 島一つ吹き飛んで海底が抉れる威力を見せた(震え声)

 

 大規模な「ラ○ュタの雷」だったのが悪い。

 

 調子に乗ってやった。後悔はすれど反省はしない。

 

 

 

 テンション上がったまま空を高速機動で飛んでいたら九蛇の乗る海賊船を見つけた。

 

 これはもう成長したおっぱいを見に行くしかない(迫真)

 

 




>>からのチート兵装の開発
こ、ここまでテンプレ(白目)

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