キュゥべえである毎日 作:唐草
……解せぬ。
「……何これ。キモッ」
魔女の結界に入ったあすみちゃんが、素直な感想を漏らす。……まあ、言いたいことはわかる。今回の魔女結界と使い魔は、前にも増して一段とキモい。
まず使い魔だが、やたらとカラフルな蛞蝓がヘドロと生ゴミを背負って、それにとろけるタイプの粘土の脚を付けた感じだ。全体的にやたらとドロドロとしていて、そこんじょそこらの幽霊程度には負けそうにない。
次に結界なんだけど、これがまた一秒ごとにマーブルな感じで色が変わる、目に優しくない背景だ。ただ共通しているのは、壁にあるダストシュートみたいなところから使い魔が飛び出してきて、地面に落ちるとべちょりと潰れること。それに、地面はRPGに出てくる毒の沼みたいに流動して、ぐるりと渦を巻いている。歩くとダメージを受けそうだ。そこらに転がっているゴミには、魔女文字で何かが書いてあったが、ドイツ語っぽいのでどれも読めない。
鼻を突くような悪臭がそこらに広がっていて、息を止めた。普通に苦しかった。キュゥべえの体だというのに、何故だ。
「これが魔女の結界と使い魔。どうだい、怖じ気づいた?」
「全然。これ全部殺しちゃってもいいんでしょ?」
にやりと笑って棘付き棒をチャキリと背負い、戦闘意欲を高めるあすみちゃんだが、その台詞は死亡フラグに聞こえるぞ。あの使い魔、なんとなく物理攻撃効かなそうだし。別にあれを倒してしまっても構わんのだろう?
「うわ、ぐちょってしてる……」
あすみちゃんが一歩踏み出すと、靴にねとりとした液体と物体の中間くらいの何かがくっついているのが見える。試しに、足を上げてみると、どろっとした気持ちの悪いものがくっついていた。どこかになすりつけたい気分だが、生憎となすりつけれるような地面がない。
彼女の声で使い魔がこちらの存在に気付いたのか、どろりとした地面の泥と一体化しているような足で、地面から足を離さずに迫ってくる。その動き方が気持ち悪く、もしかしたら脚は地面の泥がそのままくっついていて、上に使い魔を乗せて動いているだけなのかもしれない。
「オラァッ!」
あすみちゃんが掛け声と共に鉄球を振り下ろし、使い魔をぐちょりと磨り潰す。……あれだけどろどろとした使い魔を潰してるというのに、表面はコーティングされたようにピカピカなのは、やはり魔法か。
使い魔は潰されてしばらくはピクピクと動いていたが、しばらくするとやがて動かなくなって、蛞蝓っぽい部分だけが溶けてヘドロと生ゴミ部分は残った。あ、ちゃんと物理効くんですね。サガのスライムの恐怖はさみしそうに去っていった。
使い魔が消えてゴミが不法投棄されると、他の使い魔が活発にこちら……ではなく、死んだ使い魔の方へと寄っていって、吸収するようにゴミを食べて、背中から生やしていく。
当然というか、その間あすみちゃんが何もしていないはずもなく、使い魔たちは棘付きの鉄球であえなく潰される。そして残ったゴミが増えて、またまた使い魔たちが集まってくるとエンドレス。どうやら、使い魔にはゴミを片付ける習性があるようだ。
このままだと埒があかないので、あすみちゃんに助言をする。
「あすみちゃん、使い魔はいくら殺しても経験値など手に入らないよ。適度にゴミが集まったら、そこに使い魔おびき寄せてさっさと先に進んだ方がいいよ」
「それなら早くッ!言いなさいッ!」
そうは言いつつも、楽しそうに使い魔を潰しまくるあすみちゃん。今までは虐げられるだけだったから、急に虐げる側になって興奮しているのかもしれない。
あ、ゴミの中に電子レンジ発見。生ゴミだけじゃなく、粗大ゴミとか燃えないゴミとかも探せばあるのか。見境なしだな。
「さっさと行くよ」
あすみちゃんが使い魔を横殴りに潰しながら、小走りで結界の奥を目指す。遠目で見る限り、通路らしきものは見あたらないと思っていたが、しばらく探していると唯一ヘドロが充満していない、穴のような場所があった。
「……多分ここだと思うけど」
「……わたし、これまで色んなことされてきたけど、穴の下にどう見てもゴミの山がある落とし穴に落ちるのって初めて」
「奇遇だね、僕もだ」
そう言って、あすみちゃんと同時に穴に落ちる。幸い、穴の広さはまだ余裕があったようで、穴の縁にある泥には触れずに済んだ。
……だが、ゴミの山に着地。結局はどろどろのぐちゃぐちゃに汚れる。これが世界線の収束か。
「ねぇ、魔法少女って言うくらいなんだから、空とか飛べないの?」
「飛びたきゃ契約しろってキュゥべえが言ってた」
「誰よそれ」
「小動物風、色は白、CV加藤英美里、筋肉モリモリマッチョマンの変態だ」
「どんな小動物だ」
ゴミの山であすみちゃんと話しながら、ゴミをかき分けて脱出を図る。そのはずみで、ゴミの山から空き缶が一つ転がり落ちた。
「……あのさ、上はゴミだらけなのに、こっちはこの山にまとまってるってことはさ」
あすみちゃんが引きつったような笑いを浮かべる。
それに呼応するように、地面の泥の中から下半身の地面との繋がりが曖昧な、デッサンの狂ったパックマンのような使い魔が出てきて、転げ落ちた空き缶を食べる。どう見てもやわらかそうな見た目だというのに、空き缶がプレスされて、縦に潰されスクラップになる。
「ここ、ゴミ処理場なんじゃ……」
似非パックマンが空き缶を潰したのを合図にしてか、大小様々なサイズのパックマンが地面からにょきりと生えてきて、ゴミの山に近づいてくる。
「こんのっ……!」
あすみちゃんが鉄球でゴミを散らしながら突貫して、目の前に大口を開けて迫った使い魔を鉄球で粉砕する。使い魔を構成する泥が飛び散って、上の階層の使い魔とは違うのだとアピールしてきた。あれが潰れて溶けるだけだったからな。
「ああっ、もう、めんどくせぇっ!!」
倒しても倒しても出てくる使い魔に、あすみちゃんがヒステリックな声を上げる。それと同時に、パックマン同士が共食いを始めて、お互いの上顎と下顎を潰しだした。中には、横から食らいついて全体を潰しているものもいる。
「……魔法ってこんなこともできるんだね」
あすみちゃんがにやりと妖しげに笑って鉄球の鎖をじゃらりと引っ張る。
「操ってる……っていうよりは、幻覚……?分身とかできそう」
「チャクラでも練ってればいいわけ?」
杏子と固有魔法が被っているのだが、まずこの時間軸ではマミちゃんを死亡させる予定はないため、彼女がこの町に来るかどうかはわからない。というか、彼女の願いでどうして幻覚の魔法になるのかがわからないのだが……。
あ、もしかしてこのフィールドでは、自分に危害を加える相手の不幸の起きる確立が著しく上昇しているとか、そんなのだろうか。
「にしても、わたしが幻覚使ってるって、よくわかったね」
えー。
使い魔が同士討ちをしている横から鉄球の一撃を食らわせつつ、奥へと進む。幻覚魔法がよく効いているのか、ほとんど戦闘行為と言えるような戦闘行為を行っておらず、比較的楽に進めた。
「趣味悪い門。壊しちゃった方がいいかな」
五人くらいは一気に入れそうな穴の前に、錆びた鉄骨や家電製品の部品などを組み合わせて作られた、バランスの悪い門があった。その門には魔女文字で何かが書いてあるのがわかる。穴も大きいし、おそらくは魔女の名前だろうか。
「W,a,n,d,a……わ、ワンダ……?あすみちゃん、Wandaって何て読める?」
「小学生に外国語を質問しないで」
それもそうだ。あすみちゃんが中学生ではなく小学生だと確認できたところで、穴の中に飛び込む。今までとは一線を画した悪臭がむわっと鼻腔を貫き、使い魔なんかとはサイズが違う魔女が目の前に現れる。
どろどろとしたタコのような足の下に人の手の形をしたゴミの塊を括り付け、その上にある本体は大部分が口で、その歯の一つ一つが上と下で繋がっているプレス機のようになっている。体はゴミでできているようで、塵紙や電気のコード、テレビに果ては泥のようになっているけれど、人なども取り込まれて魔女を構成している。
周りは、高く積み上げられたゴミが天井まで覆っていて、ちょっとした衝撃ですぐ崩れそうにも関わらず、いくら魔女が動いても安定を崩さない。
「……あれが魔女?」
「イエスザッツライト」
「……怪獣の間違いじゃなくて?」
「あれ、元々は女の子だからね。一応女性として扱ってあげようっている心遣いさ」
「……マジかよ。……受けたくないね、そんな心遣い」
口ではそう言っていても、そうショックを受けたような感じはなく、棘付き鉄球をぶんぶんと振り回しつつ、周りのゴミをスクラップにして食べる魔女を狩人の目で見る。やっぱ今言っといて正解だった。言うのが遅くなればなるほど、この娘は激昂するだろうと予想して今言っておいたのだが、この分だと魔法少女が魔女になることを話しても大丈夫そうだ。
あすみちゃんは軽く息を吐くと、今までのような小走りではなく、魔法少女としての身体能力をフルに使ったスピードで魔女に近づいて、その胴体に鉄球を思いっきり叩きつける。
魔女の体がボロリと崩れ、あすみちゃんがすぐさま追撃を与えた。とても今日まで素人だったとは思えない容赦のなさだ。
「うわっ!?」
あすみちゃん目掛けて魔女が噛みつきを放ち、紙一重でギリギリ躱す。
「やばっ、こいつ幻覚効いてない!?」
……彼女の幻覚は、魔女級の相手には効かないのだろうか。うわ、マジでピーキーな性能だ。友達になったり役に立ったりするかと思って魔法少女にしたけど、これ本当にすぐ死ぬんじゃないの。使い魔にはまず負けないのはいいけど、二人組とかじゃないと性能を発揮できる気がしない。
逃げる準備をしようにも、出口は上方向で僕は飛行石を持っていない。形態変化して鳥になったら翼くらいは生えるかもしれないが、飛べる気はしない。
「このっ!死ねッ!」
鉄球を叩きつけていくら削っても、魔女の動きは一向に鈍る気配はなく、むしろ重りが取れたことで動きが素早くなったくらいだ。もちろん、外装はボロボロだが、それでもダメージを受けている様子は見受けられない。
「こいつ……本当に倒せ……ガッ!?」
魔女が壊れた外装を元通りにしようとしたのか、周りのゴミを引き寄せて自分に接続する。その過程で引き寄せられたタンスがあすみちゃんの脇腹にクリーンヒットして、彼女諸共魔女に取り込まれた。
「あっ……ぐがっ……!?」
あすみちゃんは次々と魔女の体に押し寄せてくるゴミに潰され、辛うじて出ている顔を苦痛に歪ませ、口から血を吐く。彼女の魔法が効かず、武器も扱える状態じゃない。これはもうだめかもわからんね。
「そのままだったら死ぬけど、どうするよ?」
煽るように声を掛け、主人公補正とか初陣補正とかで覚醒しないかなとご都合主義の結末を期待してみた。
「死……ぬ……?わ、たし……が……?」
言葉を喋るのも辛いだろうに、わざわざ反応してくれる。ゴミの山から顔を出している彼女の左手はあらぬ方向に曲がっていて、ほぼ間違いなく折れていると見て言いだろう。ソウルジェムが無事なら治るとはいえ、このままだったら濁りきったりゴミに潰されるのも時間の問題だろう。
この娘が死んだら、マミちゃんか織莉子ちゃん、ハルカちゃんでも呼ぼうかな。ポケットの中にある電話を確認して、遠巻きにあすみちゃんを見る。
「い、嫌……。絶対に……嫌だ……死にた、く、ない……」
「おいおい、きみはあのとき死んでもいいって言ったんだぜ?きみの復讐は完了した。じゃあ大人しく死んでもいいじゃないか」
「生き、るって決め……たんだ……。嫌、だ……ようやく、わた、しの人生……。死に、た……く、ない……。嫌だ……理不、尽になん、て……」
魔女の外装修復が完了して、完全にあすみちゃんが見えなくなる。おそらく、このまま押し潰されて終わりだろう。結局、初陣補正は発動しなかったな。
「ふ…………し、て……」
あすみちゃんの声が聞こえた。生きているのか結構だけど、早いとこ意識を手放さないと、生きたまま内蔵を抉られて潰される痛みを味わうことになるから、気絶しておきなさいと忠告したくなる。
「ふ、く……う………やる…………」
魔女の外装の後ろ側から、棘の付いた鉄球が飛び出してきた。回転しながらゴミの外装を吹き飛ばして、鎖でゴミを裁断しながら再びゴミを抉りつつ戻っていく。
「復、しゅ、う……してや、る……!」
抉られ、壊された外装の中から左手のシルエットが少しおかしい、ゴスロリ姿の女の子が出てきた。勿論、右手には棘付き鉄球を鎖で繋いだ拷問用の武器。
「わたしの、復讐は……まだ終わってない……!」
目には暗く狂気を灯した炎を宿して、口角は裂けるほどに持ち上がってた。
……案外、この娘は面白いかもしれない。
「あの程度じゃあ、満たされない……ッ!わたしが受けた痛みは!苦しみは!絶望は!あんなものじゃなかった!だからわたしはこんな理不尽だらけの世界に復讐する!それまで……死んで、たまるかあああああああああ!!!」
あすみちゃんの叫びと共に、いくつもの鉄球が空気中を走り回り、魔女の歯を貫いて鎖で串刺しにしながら魔女を空中に拘束する。歯を貫かれて砕かれた魔女が、苦しげな呻き声を上げて暴れるが、既に身動きは取れないため、ゆさゆさと左右に動くだけだ。
「あ、そうかぁ……そっちの口が本体だったんだ。考えてみればラクショーだったね。あの体を削りきれば勝てると思ってたんだけど、失敗だったな。でも仕掛けは破られた。わかりやすい盾はなくなった。身動きも取れず、ご自慢の歯も砕けちゃった。……こういうとき、お母さんがよく言ってたんだけど……なんだっけな。確か……」
魔女を吊し上げながら、鉄球を構えて、勝ち誇ったようにあすみちゃんが言う。
「サヨナラ勝ち」
次の瞬間、特大の鉄球が魔女の口を貫通して、溶けるように消えていく。
グリーフシードが落ちて、空間が破れるようにして元の場所に戻った。
この娘は、完全な利己主義だ。
自分が虐げられたのだから、他人にも同じ苦しみを味わって欲しいと思うし、自分が幸せになるためなのだから、他人が犠牲になっても構わないと思っているし、理不尽に苦しめられる世界が嫌で、そんな世界を自分が生きやすいように、周りだけでも変えようと思っている。
紛い物なんかじゃない、完全な悪。
素晴らしい。是非友達になりたい。
「おめでとう。魔女をよく倒せたね、これできみも一人前の魔法少女だ」
「……これは?」
あすみちゃんはおかしな方向に曲がっている左腕を庇うようにして、地面に落ちているグリーフシードを拾った。
「グリーフシード。前も言ったと思うけど、それでソウルジェムの穢れを吸い取ることで魔法を行使できるんだ。ちなみに、ソウルジェムが完全に濁りきると、魔女る」
「……何となく予想はしてたし、『全てを懸ける』なんて言っちゃった手前文句なんか言わないけどさ。商売方法は考えておいた方がいいと思うよ」
「それもこれも、全部キュゥべえって奴のせいなんだ。おのれキュゥべえ!」
僕がこんな性格なのも、僕が人間じゃなくなったのも、この娘が魔法少女になったのも、マミちゃんの精神が不安定なのも、全部キュゥべえが悪いんだ。僕は悪くねぇ!
「……それで、このグリーフシード?ってどう使うの?」
「ソウルジェムに近づけるだけ。簡単お手軽とっても楽ちん。なんと今なら穢れも付いて、お値段据え置き八万円」
「……なるほどね」
僕に反応せず、グリーフシードに穢れを吸収させて感心するあすみちゃん。そのついでと言わんばかりに、左腕の向きを正常に戻して、痛そうに呻く。
「あんま穢れ吸わせすぎると、魔女孵化するから気をつけてね。やばいやつは僕が処理しておこう」
「ん。あんがと」
「それで、きみはこれからどうするんだい?家は燃えてるし、保護者もいない。泊まる場所が欲しいっていうんなら、マミちゃんに聞いてみてもいいけど」
「何するって?言ってなかったっけ、わたしがこれからすることは、細かいことなんか気にせず一つだけ」
あすみちゃんは、唇に指を当てて悪女っぽく言った。
「ふ・く・しゅ・う」
今回の魔女(オリジナル)
屑籠の魔女。その性質は断罪。汚いものが大嫌いでゴミの掃除をしていたら、いつの間にか自分がゴミだらけになっていた。自分が汚れようとも、いつまでも終わらない掃除を続ける哀れな魔女。ちなみに名前の読みはWanda(ヴァンダ)。
屑籠の魔女の手下(カタツムリ)。その役割は捕獲。穢れた罪人を捕まえるために動くのだが、人とゴミの区別が付かずに、いつまでもゴミを飲み込み続ける。
屑籠の魔女の手下(パックマン)。その役割は処刑。何かを食べようとしても、彼等には食べることができなく、いつも飢えている。だが、何かを考えることもできないため、彼等は食事に失敗するばかりだ。
-ドロドロ
ヒューという音が最初に聞こえたら幽霊。
ところで、これどんな効果音なんだろう。太鼓?
-毒の沼
靴と通り抜けて肌から浸透して、一歩ごとにHPが減る。
そんなやばい毒ならビンに詰めて敵に飲ませれば一撃だと思う。
-これ全部殺しちゃってもいいんでしょ?
別に、倒してしまっても構わんのだろう?
-物理攻撃効かなそう
アニメ版ベトベトンは強敵でした。
-サガのスライム
みんなのトラウマ。魔法じゃなきゃろくに殺せない。
-さみしそうに去っていった
なかまになりたそうなめで こちらをみている!
なかまにしますか?
はい
→いいえ
-世界線の収束
どうやってもその結果に行き着く。
エル・プサイ・コングルゥ。
-筋肉モリモリマッチョマンの変態だ
でも、そんなキュゥべえの絵やAAはよく見る。
-チャクラ
忍術の素。サンスクリット語で車輪を意味するらしい。
-飛行石
バルスを覚えるための技マシン。空も飛べるはず。
-これはもうだめかもわからんね
どうあがいても絶望。
-ご都合主義
死にそうになって戦士の血が覚醒するとか、大事な人を失って魔王の力が開花するとか。
-魔女る
魔法少女が魔女になること。一部では、さやかるとも言われる。
-全部キュゥべえって奴のせい
乾巧は悪くない。
-おのれキュゥべえ
ゆ゛る゛ざん゛!
-僕は悪くねぇ!
悪いのは全部ヴァン先生なんだ!