ドラゴン・バラッド-龍血の龍討者-   作:雪国裕

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情報屋

 太陽が真上に輝く。昼を迎えようとするそんな頃だった。

「思ったよりも早かったな」

 先に待っていたヴァンが、扉を抜けてきたルナを見てそう言った。

「それを言うなら君もね」

 ルナはタオルで頭を拭きながら言った。彼女の顔は体温の上昇で、少し紅潮している。

 二人は屋外の入浴施設を利用していた。この辺りには源泉があり、暖かい水が溢れ出している。それを舗装して娯楽施設としたものが此処――いわゆる温泉というやつだ。

 身体を洗うためだけなら他でも済ませられたが、この場所の利用料金が思いのほか安かったため、旅の疲れを癒すという名目で立ち寄った。

 こうして二人共、束の間のくつろぎを得たというわけである。もっともヴァンの場合は、理由があって鴉の行水の如く短時間で出てきたのだが、それでも彼なりに満足できた……らしい。

 それから一旦宿屋に戻り外出の支度をした。

 互いに鎧を脱ぎ一般の服へと着替える。始終鎧姿では疲れてしまうためだ。ここでは主に旅の休息を取ることが目的だった。

 ヴァンは無難な一般的な町民の格好に、ルナはフードをかぶったままだが、やはり修道女という出で立ちとなる。

 これでいかにも剣士、戦士と言う感じは薄まった。当然武器は所有するものの、多少は相手に与えるイメージは硬いものから幾分かましになっただろう。

 不要な荷物は全て預け、ヴァン達は部屋を出る。一階で受付に声をかけた後、要件と宿に戻る時刻を大まかに伝え、部屋の鍵を預けた。

「さて、行くか」

「ええ」

 二人はそれぞれに異なる刀剣を腰に携えて、宿屋を出た。目的地はこの街のギルド。主に情報を集めるのが目的だった。もしそこで成果が得られなかった場合は、この周辺の商人や情報屋をあたって見ようと考えていた。

 道は綺麗に鋪装されており、家はレンガを用いた統一感のある物。全体的に調和した、綺麗な街並みをしている。街を覆う外壁が円形に周りを囲っている為、遠目に見ると家や店は若干緩やかなカーブを描いているのが特長か。

 ただ、四方の大きな――中央へ向かう道は違い、直線的で見晴らしが良い。道なりに進んだその先――中央にはギルドやこの街の重要施設がある。バンクと言われる、所謂お金を預け引き出すことのできる施設や、専門的な分野を幾つも持つ総合的な病院もある。

「ここまで来るともはや小国だな」

 ヴァンは街並みを見据え、そんなことをつぶやいた。とりあえず今二人は、目的地の中央へと向かっているのだが、これが案外遠く中々たどり着けないのだ。彼の言葉は存外嘘ではない。この規模であるならば、国と認められても何らおかしくはないだろう。

「でも良い情報もありそうね」

 フードの合間からヴァンを見て、ルナはそう言った。確かに移民も多く様々な情報も行き交うだろうここならば、求める情報もあるのかもしれない。

「そうだな」

 過度な期待は出来ないが、それでもヴァンは何かしらの手がかりが得られるだろうと、そうどこかで感じていた。

 程なくしてギルドに到着すると、二人は早速カウンターの受付に聞き込みを行った。基本的に、ギルドでの情報は訊けば無償で教えてくれるので、上手く行けばノーリスクで情報収集できる。

 しかしながらその内容はありふれたものであり、ドラゴンの目撃情報ならまだしも、鎧についてなどのごく少数派が求める情報は極端に少ないのが現状だった。

「どうだった?」

「ダメ。やっぱり専門家でないと難しいみたい」

 結果はやはりというべきか。二人はため息をついた。

 それからしばらく、同じように調べ続けた。しかし、やはりこれでは埒が明かないことを悟った二人は、隣の喫茶店へ入り最寄りのテーブルを境にして丸椅子に座った。

 腹も空いたので何かを食べようと適当に食事を注文する。それからすぐに軽食が運ばれてきた。

 それを摂りながら、ヴァンとルナはこれからについて簡単な会話していた。

「思ったよりも上手くいかなそうだな…」

 サンドウィッチを食べながら、ヴァンは暗いトーンでつぶやいた。ルナは相変わらず好物の牛乳を片手に、先刻からの彼の言葉を聞いていた。

「今後の為に、僕が簡単な仕事でもこなしておこうか?」

 ここには様々な案件が舞い込んでくる。それは彼らの目指す龍の討伐といった大スケールのものから、人や畑に被害を与える猪や野犬の掃討、日常的に必要な木材の確保、野草の収集、探し物の探索…など本当に多種様々だ。

 時間をかけずに資金を得る方法も、ないわけでない。現にヴァンはそういう仕事をいくつもこなして、生きてきていた。

「うん、それがいいかも。ぜひお願いしたいな。…ところで私は、もう少し聞き込みをしてもいい?」

 彼女の提案に、ヴァンは深く頷いた。正直にそれが好都合だと思ったのだ。

「ああ、寧ろそっちを頼みたい。君の方が情報集めには長けている気もするし」

「わかったわ。では役割を分担して行動しましょう」

「ああ。落ち合う場所は宿屋でいいか。時刻は、さっき設定した宿に戻る時間を目安にしよう。僕は時間通りに戻れるか分からないが、なるべく終えるように努力する」

「ええ。ではまた宿屋で」

 そうして彼らは別れた。

 きっとなにか手がかりが見つかるはずだと思っていた。

 ――しかし、その思惑は見当はずれとなってしまった。

 

 

 収穫もないまま、あっという間に二日が過ぎた。小さな”噂話”はあるものの、決定打となる場所を突き止める情報は皆無だった。

 前日と同じように、ヴァンが一仕事を終えて宿屋に戻った時だ。珍しく彼女は先に帰ってきていなかった。

 ヴァンが戻ってから二時間後、彼女は戻った。衣装が少々、髪も少し乱れている。おそらく走ったのだろう。彼女は少しばかり疲れた表情をしていたが、その瞳に希望を宿していた。

「おかえり。何かいい話があったのか?」

「ええ。かなりの」

 ルナは落ち着いた調子で答える。そして椅子に座り、

「この街の離れに、かなり危険な情報も扱う情報屋がいらしいわ。高額な料金を要求されるようだけど…訊けば、でたらめな情報はなしに大体の事を答えてくれるんだって」

「それは……賭けだな」

「利用者を見つけたのは偶然、それから店の場所を突き止めるのに手間取ったわ。おかげで時間がかかってしまった」

 帰りが遅くなったのはその為だったか。

 その後しばらく彼女は話した。場所を大まかに聞いて、ヴァンはそれがこの街の出口の砂漠方面だと知った。

「店は開いていたか?」

「昼間ならやっているみたい。私個人で話を進めるべきじゃないと思ったから、戻ってきた。何せいくらお金が必要か分からないから」

「なるほど。金の引き出しは必要か…」

 情報量は相当な額になりそうだ。ヴァンは一連の話から、明日ギルドに立ち寄ってバンクから資金を引き出すことにした。どれだけ請求されるかわからない。なるべく多くを持ち歩くことにした。

「今から行ってみる?」

 彼女の提案にヴァンは首を横に振る。

「今日はもう遅い。その情報屋も閉店かも知れないし、明日早朝から出かけよう。滞在期間より少し早めのチェックアウトになるけど、いいか?」

 砂漠方面だというなら、おそらく次の目的地への通り道になる。荷物をまとめて、ここを出る時に事を済ませようと彼は考えた。

「いいよ」

 ルナは快諾する。

「じゃあ、休もう」

 二人は一つのベッドに背を向ける形で寝転がった。ヴァンはもちろんのこと、さすがのルナも最初は緊張していたようだが、今は少しだけそれもほぐれた気がする。疲れのせいなのか、それとも安心感なのかわからない。

 ヴァンはそっと明りを消した。睡魔はすぐに降りてきて、ふたりをまどろみへ誘う。

「おやすみなさい…」

 暗くなる視界の中で、青白い光が降り注いでいる様をルナはぼんやりと見ていた。

 そして、月光の降り注ぐ部屋で二人は静かに眠りについた。

 

 

 ◇

 

 

 事を済ませた二人は、いよいよ例の情報屋へ趣いた。その店は岩壁の内にあるものの、街の端にあり、左右の高い建物が影になって、全く存在感を消している。装飾は地味で、廃墟とまではいかないが寂れていた。開店はしているらしいが、人気はまるで感じられない。

 二人は扉を軽く叩き、そのあとに続いて店内に足を踏み入れた。

 店の中には、昼間だというのに光が殆ど入ってきていない。薄暗い中に頼りない――切れかけた電球がひとつだけ、この店の主のテーブルを照らし出していた。奥には武器らしきものが多数鎮座し、あたかもこちらを睨みつけてきているかのような、そんな重圧を与えてきている。

 この場所は殺伐としていた。

「武器を外せ。この部屋には持ち込み禁止だ」

 唐突に低い声が響く。二人は互いに顔を見合わせて、小さく頷くとそれぞれの武器を外し、地面に置いた。

 そして入口へ踏み出そうとする――その瞬間。

「待て。俺が話をするのは一人だけだ…二人ならその分金を払え」

 先程よりも大きな、威圧的な声だ。店主のものだろう。

「私が行くわ」

 すぐさま切り出したのはルナだった。瞳には固い意志が伺える。彼女は直ぐに一歩踏み出そうとするが、それをヴァンは右手で制止した。

「いや、僕が訊く。武器を見ていてくれ」

 ルナは困惑し、一瞬「なぜ?」という表情を浮かべた。しかしそれも束の間、無言で頷いて身を引く。

 ヴァンは入口を通り抜け、そして扉は閉ざされた。

 

 薄暗い店内には、大柄の字黒い肌をした店主と、小さな少年が居た。

「お前の聞きたいことは?」

「抗龍鎧…ブルースケイルの場所を教えて欲しい」

 ヴァンは迷いなく発言した。

「…なるほど」

 少し間を置いて男は返事をする。それから腕組をしたり、首をひねったりしていた。何を考えているのかは想像できない。

「…額は?」

 しびれを切らしたヴァンは率直に訊く。重要な問題だ。

「30万Lだ」

 口頭で告げられた掲示額に、ヴァンはたじろぐ。

 情報にそんな金額を注ぎ込んだ試しがない。二ヶ月以上手ぶらで暮らせる。それだけにこれは高額だった。一応、手持ちの金額で足りるが、想定以上の状況に彼は頭を抱える。

「もう少し安くはならないのか?」

 さすがのヴァンも、易々とこれを受け入れることはできなかった。無謀と分かっていても、交渉を開始せざるを得ない。

「難しいな」

 だが彼の提案に、男は考えることもなく即答した。「それにこれでも破格のつもりだが…」と付け加えたのは、これ以上付け入る余地が無いことを暗に示していた。ヴァンは思わず表情を曇らせる。きっと今の自分は、苦笑を通り越した…苦痛にも例えられる表情をしているのだろう。

 何か方法はないものかと、思考を巡らせている最中、

「まあ、場合によっては安くできないこともない」

 男はそんなことを言った。

 声は相変わらず低く、重いまま。その調子から、足元を見られているわけではないということはなんとなく判る。

 男は嘘を言っていない。

「場合とは?」

 ヴァンは問うた。

「物々交換、この場合は情報交換に当たる。俺が欲しいのは、新鮮な情報だ。何よりも欲しいものはそれだ。金ではなくな」

 脳裏にルナの姿が思い浮かぶ。彼女もまた、情報――知識に固執する人間だ。この男も同じたぐいなのだろうか。

 分かることはこの男の、情報屋という仕事に対する強いこだわりだ。

 しかし、今の自分にこの男を満足させられる情報などありはするのか。彼女でもあるまいし、話の引き出しは殆どない。

 やはり自分は適任ではなかったか…そう弱気になりかけた時だった。

「ちょっといいかしら」

 ルナが扉を開き、店内に侵入してきた。盗み聞きしていたのだろう……タイミングは見計らったようだった。

「言ったはずだ。交渉は一対一でしか行わないと。それとも、お前も金を払うか?」

「いいえ。”私はお金を払わない”。その代わりあなたの欲しいという新鮮な情報を払おうと考えているわ。それで減額できたなら、また彼と二人きりで話せばいい…ダメかしら」

 無茶苦茶だ。盗み聞きしていた時点で、相手との交渉が失敗したのも同然だとヴァンは思った。

 しかし、男は考えていた。まさかとは思うが、この二人は本当に思考が似ているのかもしれない。だとすれば可能性はある筈だ。

 長い沈黙の後、男は静かに口を開いた

「……面白い女だ。話を聞こう」

 ヴァンはほっとした様子で胸をなで下ろす。彼女を見ると、自信気な顔をしているものの微かな緊張が見られる。それを見て、彼女はこの役回りを”演じている”のだと、彼は気が付く。この必死な思いは、彼女もまた同じなのだ。

「では始めましょう」

 ルナはおもむろにフードを脱いだ。煌びやかな銀髪と真紅の瞳が、男を見据えた。男は一瞬、身震いをしたように見えた。たぶん、自分が最初に彼女と会った時と同じような、畏怖の念。あの重厚なオーラをまとった男さえも、彼女にそれを覚えたのだ。

 男はにやりと口元を緩める。

「これは面白い話が聞けそうだな」

 そう言った。

 

 ヴァンは速やかに退出し、彼女の帰りを待った。どれくらい時間が経ったろう。少しの時間ではない。彼女は話題をいくつも持ちだし、男を満足させるに至るまで頑張っている。

 空を仰いだ。今ほど彼女に世話になった事はなかった。

 旅は一人もいいが、二人はもっと良きものになる・

 レヴァ神父が旅立つ時にそんなことも言っていたな。ヴァンは思い出しながら、空を舞う雲の流れをぼんやりと見つめていた。

 

「お待たせ。交代ね」

 部屋から出てきたルナは、少々暗い表情をしていた。

「ああ、ありがとう」

 何を話したかが気になるが、今は一刻も早く話を聞き出したい。ヴァンは扉を抜け、男のもとへ向かった。

「中々興味深い話を聞けたぞ。お前の連れは有能だな」

「それで、額はどうなった」

「半額だ。半額でいい。15万Lだ」

「わかった」

 ヴァンはすぐさま紙幣を出して男へ渡した。

「交渉成立だ。では説明するとしよう」

 条件をのんだ途端、男は態度を一変した。立ち上がって最寄りの世界地図を手にし、テーブルの上へ広げて見せた。

「お前のような若者が訪ねてきたのは初めてだからな、俺も驚いている。珍しいことは嫌いじゃない。今回は特別だ。何から何まで説明してやる」

 機嫌が良いのはあからさまに分かる。ルナは一体何を話したのか。気になるが話に集中する。

「この街を出て砂漠を横断しろ。次の街へ向かう貨車に乗ればいい。途中、白い岩が並ぶ地帯に出るはずだ。そうしたらそこで降りて、徒歩で北へ移動しろ。星から推測もできるが、全て天候次第になる。念のため方位磁石は持っておけ」

 想像以上に丁寧な説明する男に、ヴァンはやはりこの男の仕事への真摯さを感じた。機嫌もあるが、適当な事をする男ではない。奥の資料も、よく見るとかなり専門的なものばかりだった。

「その場所は昼間ではたどり着けない。蜃気楼が幻を見せるからだ。行くなら必ず夜にしろ。見通しは悪いがそれしか方法がない」

「砂漠の真ん中に、遺跡を抱くオアシスがある。鎧は、そこにあるはずだ。しかし」

「誰も手に入れていない、か」

 ヴァンが口を挟んだ。

「そうだ。秘宝を狙う連中も多いが、誰ひとりとして生きて帰ってきたものはいない。おそらくガーディアンがいるのだろう。それが何者なのかはわからない」

「なんとかする」

「なんとかする、か。しかしお前…そんな甘い考えでいたら、ガーディアンどころかほかの連中に殺されるぞ」

 野盗は子供だろうが女だろうが容赦はしない。森での出来事や、これまでの旅においてそれは重々承知していた。

「ああ、わかっている」

 ヴァンは静かだが強い口調で言った。わずかな殺気を含んでいたかもしれない。

「だといいがな」

 男はにやりと笑い、それだけを素っ気無く言った。ヴァンは踵を返し、出口へと進む。

「待て」

 それを、男が呼び止めた。

「最後にいいことを教えてやる。お前はこの先連中と必ず戦う事になるだろうが、気をつけたほうがいい。先日もお前と同じ…いやお前よりも尖った男がここを訪ねた」

 ヴァンは顔だけを男に向けた。

「奴は殺し屋にも似ていた。そういえば…お前の持っている、その剣とよく似たものを携えていたな」

 それを聞いて、ヴァンは一瞬だが肝を冷やした。前に睨んだ通り、もう一本のブルークラウンの所持者が鎧を狙っている。

 目的はわからない。ただその人物が危険な雰囲気を纏うことは、今の発言から知った。いずれ、戦う事になるかも知れない誰かを思い浮かべ、ヴァンは険しい表情をした。

「…そうか」

 訊きたいことは山程あった。しかしそれらを訊いてしまえば、資金は底をついてしまうだろう。それが、この男と関わる際のルールだ。

「ああ、気をつける。世話になった。」

 ヴァンは踵を返し、部屋を出た。

 

 店を出たあと、ルナに話の内容をありのまま伝えた。鎧について、そしてそれを護る者、それを狙う者たち。

 立ちふさがる深刻な問題の数々に、彼女もまた険しい表情になる。

「でも、やらないとならない」

 ルナは言った。勘違いしてはならないが、これらは全て前提なのだ。あの龍を討つためには、必要不可欠な。

「ところで、君は一体何を話したんだ?」

 これ以上下げられないと言われた額を、半額にするほどの内容を知りたかった。

「私の事よ。フードを取ってみせたのも、それの意思表示のつもりだった」

 ヴァンは絶句した。それは、タブーではないのか。

「こんなこと聞くのも悪いと思うが…良かったのかそれで」

「ええ。それで資金が抑えられるのだったら結果的には良いじゃないかしら。だって、私たちには目的があるんだもの。それを考えれば、ね」

 でも――と彼女は続ける。

「でも、いつか。そのことは君にも話そうと思う。もちろん、お金はいらない」

 ルナの健気さが身にしみる。同時、ヴァンは自分の情けなさを恥じた。

 金が何だというのだ。目的のためなら、出し惜しみなどするべきではなかったのではないか。未だ手に持った紙幣を握り締め、彼女に痛みを負わせてまで守るべきは、こんなつまらないものでなかったはずだと、そう思うのだった。しかし、その感情は結果を無駄にしてしまうだろう。今は、彼女の思いを素直に受け止めるべきだ。

「悩んでいても仕方ない。この情報を信じて先へ進もう」

 二人は空を見上げる。

 青空には眩い、金色の太陽が輝いていた。

 


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