リナとエトワールの戦いは、終始リナが圧倒していた。
驚異的な破壊力を秘めた戦槌の前に、アイナ先輩の防御結界は卵の殻の様に呆気なく砕け散る。
私の教えを守り『魔法少女たる者、激情は胸に秘め、頭はクールに』という戦いの極意を、リナは幼いながらも完璧に実行していた。
可愛い愛弟子から鬼だ悪魔だと散々罵られながらも扱いた甲斐があったと、天国でも地獄でも草葉の陰でもない自宅のソファの上で見守りながら、私は満足していた。
一方マコと私が抜け残り四名となったエトワールは、まったく勢いが感じられなかった。
マコが私に殺され、私もまたアリサとユリエに殺された。
そんな殺し殺されの急展開に頭が追い付いていないようだ。
私を殺しマコの復讐という大義名分が果たされてしまった今、新たな敵を前に戦意を維持するのは不可能な様子だ。
アリサとユリエは精神的動揺から使い物にならない。
かといってアイナ先輩の魔法では、ほんの少し時間稼ぎするのがせいぜいだ。
それでも彼女達がリナと競り合えているのは、ニボシのお蔭だった。
彼女は体を張ってボロボロになりながらもリナの攻撃に耐えていた。
「お願い! 私達の話を聞いて! 私だってどうしてこうなっちゃったのか、わけがわかんないんだよ!」
「……姉ちゃん殺しといて、言うことがそれかよ!」
戦槌とガントレットが激しい音を立ててぶつかり合う。
拮抗したかに見えたそれはリナが魔力をさらに解放したことで傾き、ニボシの体を容赦なく吹き飛ばした。
「テメェらと話すことなんか、なにもねぇ! あんたらは姉ちゃんを殺した! どんな事情があろうが、あたしは納得しねぇ! だからテメェらを殺す! 話し合い? はっ! 笑わせるぜ! 問答無用で姉ちゃんを殺したのはテメェらじゃねぇかよ!」
追撃しようするリナを牽制したのは、ようやく精神を持ち直したアリサだった。
魔法の弾幕を次々と打ち込みながら、私の死体から目を背けるようにして叫ぶ。
「で、でもあの人はっ! 私達の仲間を殺したんです!」
「はぁ!? 姉ちゃんを殺したテメェらの言葉なんか、信じねえよ! 仮にそうだとしても、あたしは姉ちゃんを信じてる! テメェら人殺しにとやかく言われる筋合いはねぇ!」
「そんな! わ、私は、殺すつもりなんか……っ!?」
人殺し。
古今東西における有り触れた禁忌の象徴。
人を殺した者は善ではいられない。
ましてやその有様を目の前で目撃されているのだ、言い訳の余地はなかった。
その事実に、アリサの引き金を引く指が止まる。
そんな腑抜けた敵の有様に、リナは嫌悪感から舌打ちした。
「なんだよ。なんなんだよテメェら! そんな中途半端で、姉ちゃん殺したってのかよ! あの人はな、使い魔に殺されそうだった私を助けてくれたんだ。使い魔に殺されたサフィを、奇跡で救ってくれた……私を魔法少女にしてくれた恩人なんだ! そんなあの人が、あんな風に殺されていいわけねぇだろうが!!」
「きゃあ!」
リナの祈りは『再生』に分類される。
私の解析では癒しの上位奇跡のようなもので、リナの頑丈さは私の知る前衛型魔法少女の中でも飛び抜けていた。
今もアリサの弾丸を豆鉄砲と嘲笑うかのように容易く距離を詰めると、そのまま戦槌で突き飛ばした。
そして怯えて蹲るユリエまでたどり着いたリナは戦槌を振り上げる。
「まずはテメェから死ね」
「ひっ!?」
絶望に染まるユリエの顔がトマトのように潰れるのを幻視したが、武器を振り上げたリナの一瞬の隙を突いてニボシが体当たりした。
体そのものは未だ小さなリナの体は、ニボシの攻撃で大きく吹き飛ばされてしまった。
僅かに稼いだ貴重な時間で、ニボシは仲間達に告げる。
「みんな! 一旦引くよ! このままじゃ、さらに取り返しがつかなくなる!」
「……ニボシの言う通り、一度状況を整理しないと」
「でも、あの子のことはどうするんですか?」
アリサがリナの方を見るが、アイナは首を振る。
「話し合いが通じる状況じゃなくなっているわ。マコが殺された時の再現よ。もしこれが彼女の望み通りだとしたら……いえ、私の考え過ぎね」
だが逃げようとする彼女達を制したのは、リナの使い魔サフィだった。
サフィは俊敏に駆け回りながら魔力弾を放ち、牧羊犬のように彼女達の逃走を防いだ。
その時間稼ぎのお蔭でリナは完全に復帰する。
「ナイスだ、サフィ!」
「ヴァオン!」
そう、リナは決して一人で戦っているわけではなかった。
サフィのサポートのお蔭で、背後を気にせず戦うことができるのだ。
サフィは純粋な戦力としては一線級の魔法少女に劣るが、リナにとっては最も頼れる相棒だった。
リナの呼吸に合わせて行動し、リナの隙を補うように駆け抜ける。
ただのペットと思っていた面々にとってそれは由々しき事態だった。
自宅のソファで今度はココアを飲みながら、私は随時彼女達の魔力を観測している。
アリスに持たせた観測機器の中には魔法少女の持つ潜在魔力を測る物もあった。
要するに実った果実の食べ頃はいつなのか、調べる装置だと思ってもらえればいい。
私の愛弟子リナはこの戦闘でどんどん才能を開花させていた。
彼女の魔法少女としての大器が満たされるまでまだしばらくの時間はかかるだろうが、師匠として鼻が高くなる成長速度だ。
エトワールのメンバーもまた、まだまだ伸びしろを残している状態だった。
だが彼女達の成長をじっくり待つほど私は悠長ではない。
促成栽培だろうが遺伝子組み換えだろうが、熟れてくれさえすれば何も問題はないのだ。
その結果、土壌が枯れ果てようが汚染されようが、搾れるだけのエネルギーを搾取できればそれでいい。
全ての農家の方に喧嘩を売るような営業理念こそ、我らがインキュベーター社の神髄だといってもいい。
とはいえ、このままでは誰かが死ぬまで争いは止まらないだろう。
実に嘆かわしい事だ。
自演乙とはいえ、それは私の望むところではない。
あくまで彼女達を魔女にすることが私の目的なのだから。
私は状況を一度リセットするべく、エトワール達に助け舟を与えることにした。
愛しのアリスに命令する。
「アリス、予定どおり『黄金の剣』を投擲して」
魔法少女達の戦闘領域の遥か上空にて待機していたアリスは、自らの武器である黄金の剣を地上へと投擲した。
「いい加減死ねよテメェら! ギガ――」
その時、地上ではリナが必殺の魔力を武器に込めていた。
だがそれが発動するより早く数多の魔女を断罪してきた神剣が雷の如く地上へと突き刺さり、爆発とともに彼女達を吹き飛ばした。
黄金の剣を構成していた魔力が解放された結果、地上に大きなクレーターを残す。
容赦のない不意打ちに、爆風をもろに受けたリナは大きく吹き飛んでいく。
エトワール達も吹き飛んだがリナよりは距離もあったため、意識を失うことなく体勢を一早く立て直していた。
「なに? なにが起こったの?」
「こほっ、爆撃でもされたんですか? いったいどこから……」
アリサが空を探すが、目視でアリスを見つけることはできないようだった。
遥か上空にある豆粒よりも小さな点を、さらに十を超える隠蔽魔法まで重ね掛けされた状態で見つけることはいかな魔法少女とて困難だった。
「彼女の味方……というわけじゃなさそうね。かといって私達の味方というのも疑問だけど……」
アイナはクレーターの向こう方に倒れているリナを見た。
リナの前にはサフィが構えていて、主人に手を出すのは許さないと全身で威嚇している。
これ以上戦いたくなかった面々はそれに手出しする気もなく、新たな敵と思われる存在からの攻撃に警戒していた。
だが最も索敵に優れたアイナが幾ら探しても敵の姿は発見できなかった。
ここは撤退すべきだ。
アイナはニボシとアリサに目配せで了承を取ると、呆然自失状態のユリエにも確認をとる。
「この場は引くわ。ユリエもいいわね?」
その言葉に、ユリエは覇気のない様子で頷いた。
こうして一連の戦闘は終了した。
エトワール達が撤退した後。
意識を取り戻したリナは敵の姿が見えなくなったことに気付き、その幼い顔を憎悪に歪める。
「……逃げやがった。ふざけんな! 絶対見つけ出して、殺してやる!」
復讐者と化したリナの叫びを、使い魔はただ悲しげに見上げていた。
状況終了を確認した私は、アリスに帰還命令を下すとソファに深く座りこんだ。
「才能の限界に近かったマコの収穫は終わり、あとの面々も熟れるのを待つばかり。果報は寝て待て、私がすることはもうあんまりないかな」
友情を、信頼を裏切った。
罪悪感などとっくに麻痺している。
私がこれまで、どれほどの魔法少女達を裏切ってきたと思うのだ。
「……人としての心など、とうに忘れてしまったよ」
そのまま私はソファで眠る。
愛しいアリスの帰りを待ちながら。
撤退したエトワール達は、各々ボロボロとなりながら学校の屋上に集まっていた。
日はとっくに沈み夜となっていて生徒達の喧騒も聞こえない。
彼女達は一様に暗い顔を浮かべていた。
特にユリエは、いまにも死にそうなほど思いつめた顔をしている。
遅れながら人を殺した重圧を感じていたからだ。
アリサもまた、マコの死とリンネの裏切りによって我を忘れていたことを恥じていた。
ユリエと二人でリンネを追い詰めてしまった。
そして最後はユリエの暴走によって、リンネは死んだのだ。
アリサには「手を汚したのはユリエだけ」などと都合のいい考え方はできなかった。
アリサもまた殺人という罪の重さに潰れそうになっていた。
これまで数多の魔女を狩ってきたというのに、アリサは自分が情けなかった。
ほんの少し前まで幸せな団欒を過ごしてきた学校の屋上で、エトワール達は憔悴した姿で座り込んでいた。
「一度、状況を整理しましょうか」
最年長者としての責務からか、己を立て直したアイナの言葉に、俯いていた一同はゆっくりと顔を上げる。
「整理、ですか?」
「……なにも、考えたくない。おうち、帰りたい」
ユリエの現実逃避した様子にニボシは険しい顔で何かを言いかけたが、アイナがそれを遮った。
アイナはユリエを労わるように、だが甘やかさない口調で言う。
「……そうね、みんな疲れているもの。ここで解散するのも手よね。だけど、敵の正体を見極めないまま解散するのはあまりにも危険だわ。あの赤い魔法少女に私達は確実に恨まれて……いいえ、あの様子だと復讐の対象として完全に認識されているわ。その対策だけでも考えないと」
それに、最後の最後に横槍を入れて来た正体不明の存在。
敵か味方は分からないが姿を見せない時点で、味方だと考えるのは危険すぎる。
だがエトワールの全員が、その危険性を正しく認識しているわけではなかった。
「……復讐って、悪いのはあの女じゃない! なんで私達が復讐されなきゃいけないの!? 自業自得じゃない!」
マコを失ったユリエは憎悪に支配されていた。
仇であるリンネを殺してなお、彼女の心は満たされない。
「それ、あんたが言うの?」
しんと冷水を浴びたように場が静まり返る。
一瞬、誰の言葉なのか理解できなかった。
ユリエは信じられない思いで彼女――ニボシの顔を見た。
いつも天真爛漫な笑顔を浮かべている印象の彼女が、いまは表情の抜け落ちた人形のような顔でユリエをじっと見ている。
「リンネちゃんを殺した、あんたが言うの?」
ニボシの言葉に「ユリエちゃん」と呼んでいた頃の親しげな様子は皆無だった。
ユリエは信じられなかった。
今でもなおニボシは、リンネのことを信頼しているのだ。
「でも、だって、あいつがマコを……」
「殺したね。それは私達全員が見ていた。でもだからって、あんたがリンネちゃんを殺して良いなんて理由になるのかな? あの赤毛の子、リンネちゃんと親しい様子だった。そんな彼女の目の前で、あんたはリンネちゃんを殺したんだ。自業自得っていうなら、あんたが彼女に殺されるのも自業じと――」
パンっと乾いた音がした。
頬を打たれたのはニボシで、打ったのはアイナだった。
「言い過ぎよ……ニボシ、お願いだから。いつもの貴女に戻って」
アリサとユリエの困惑した顔を置き去りに、ニボシは「……ごめん」と小さく呟いた。
「でも私は、自分の目で見てもまだ信じられない。あのリンネちゃんが、なんの理由もなくマコを殺しただなんて、どうしても思えない」
「アイツがマコを殺したのは確かなんだよ!? どんな理由があっても許せないじゃない! マコ、死んじゃったんだよ、友達じゃないの!?」
泣き喚くユリエに、ニボシは拳を握りしめて苛立たしげに言う。
「……だからさ、あんたが言うなっての。マコが死んで気が立ってるの、自分だけだと思ってるの? あんただけがマコの友達だったなんて、自惚れてるの? そもそも、あんたがリンネちゃんを殺したことで事態が完全に手遅れになったって自覚、あるの?」
「で、でも……わたしは……」
俯くユリエに、ニボシはうんざりしたように言った。
「お願いだからさ、黙っててよ。いつもみたいにさ。こんな時ばかり余計な口出さないでよ」
「二、ニボシ先輩。それはちょっと言い過ぎなんじゃ……」
アリサがぎょっとした顔で思わず静止の言葉をかける。
踏んではいけない地雷を踏んだという、爆発すればもう仲間ではいられなくなる危険を漠然と感じたのだ。
ニボシはアリサに言われて反射的に口を開こうとしたが、しばらく間をおいて出てきたのは大きなため息だった。
「……そう、なのかな。ごめん、自分でもよく分からないや」
冷静でない自分を自覚しているのか、ニボシは辛うじて苦笑を浮かべると壁にもたれ掛った。
ユリエはニボシの言葉にショックを受けていた。
いつも守ってくれたマコは殺され、いつも優しくしてくれたニボシは豹変してしまった。
悪いのは誰なのか、ユリエは必死に考えた。
自分の罪から目を背ける心の防御機構が働く。
悪いのは自分じゃない、なら一番の悪者は……考えるまでもなく、あの銀髪の女だった。
「なによ……ニボシは、あの人のこと好きだったから! だからそんなこと言うんでしょ!」
「ごめん、あんたからニボシって言われるの、なんか嫌。気持ち悪い、やめてくれる?」
ニボシの言葉を、ユリエは理解できなかった。
信じたくなかったのだ。
仲間だと思っていた友達からの、その拒絶の言葉を。
「……え?」
「だいたいさ、自分が最悪の引き金を引いた自覚もないくせに、ピーピー喚くだけなのがムカつく。自分は被害者です、正しいです。だから加害者になってもいいんですなんて、無意識に主張してるのがムカつく。いつも守ってもらえるのが当たり前って顔がムカつく。傷つけられるのが怖い癖に、他人を傷つけることにどこまでも無頓着なのがムカつく。……なんかもう声を聞くのも、目にするのもムカついてきた。ごめん、アイナちゃん。私帰るよ、これ以上はちょっと自分でも抑えられない」
そう言い残すなり、ニボシは立ち去った。
その後ろ姿を引き止めることは、アイナにはできなかった。
引き止めたとしても碌なことにならないと悟ったからだ。
喧嘩というのも憚られる一方的な拒絶に、ユリエもまたふらふらとどこかへ立ち去ろうとしていた。
今にも自殺してしまいそうなその様子に、思わずアイナは声をかける。
「……ユリエちゃん」
「うるさい! みんな、私のこと嫌いなんでしょ! こうなったの、みんな私のせいだって言いたいんでしょ! みんな私を悪者にして、悪いのは全部アイツのせいなのに……もうほっといてよ!」
癇癪を起こし、ユリエもまた屋上から去って行った。
内向的なユリエだったが保護者のマコを失い、信頼を寄せ始めていたリンネに裏切られ、友達だと思っていたニボシから拒絶された。
今の彼女の心は大嵐に漂う小舟のようなものだ。
それを助けに飛び込めるほどの気力と覚悟は、今のアイナにはなかった。
彼女もまた精神的に大きく疲弊していたのだ。
周りのメンバーよりたった一、二年長く生きただけの少女に、他の少女達の面倒を見れるほどの余裕など望めるはずもなかった。
寂しくなった屋上で、アイナは疲れた笑みを浮かべる。
「……なんだかな。みんな勝手よね、アリサちゃんはどうする?」
「先輩は……どうするんですか?」
「うーん、正直疲れちゃった。帰ってお風呂に入って眠りたいってのが本音。だけどまぁ、あなたの面倒を見る余裕くらいはあるわよ?」
「……すみません、私だけ先輩に甘えるのは、自分で自分が許せなくなります。こうなってしまった一因は、自分にもありますから」
ユリエ先輩を追います、と言い残してアリサは屋上を去って行った。
一人残された場所で、アイナは夜空を見上げる。
星は見えなかった。
「……私ってほんと、駄目な先輩ね」
外から帰ってきたアリスが準備した夕食を食べ終えると、私はアリスと一緒にお風呂に入ったり、膝枕されながらテレビを見てゴロゴロしたりと甘えまくっていた。
そう言えば、としばらく使わなくなるだろう通学鞄から、読みかけの本『モンテ・クリスト伯』を取り出す。
偉大なるデュマ様には遠く及ばないものの、自身もまた復讐劇を脚本する身として参考になればと読み進めていた本だ。
もっとも頁はニボシのせいでほとんど進められていないが、邪魔されることはもう二度とないだろう。
だが主人公のエドモン・ダンテスが復讐の刃を突き立てるのは、まだまだ先の話になりそうだ。
借り物の本ではないので続きはゆっくりと次の転校先にでも読むことにし、再び鞄にしまう。
攻略対象の状態を観測している計器を眺めると、みんないい感じに感情エネルギーを絞り出していた。
その中でも特に一人、良い具合に熟れて絶望一歩手前になっている少女がいた。
「アイナ先輩がそろそろ食べ頃かな」
意外なことにそれはアイナ先輩だった。
まぁ私からすれば、意外でもなんでもなかったが。
彼女の願い事は「みんなの役に立てる人になりたい」というもの。
そんな条理を越えた祈りが真っ先に潰れるのは、至極当然のことだった。
しばらくシリアスが続くので、気分転換。(本編には一切関係ありません)
おまけ:『モンテ・クリスト伯』読了後
――パタン。
……エデ可愛いよエデ。
悲劇のヒロイン、一途な恋心。
表向きは伯爵の奴隷で、裏では伯爵の寵愛を受けた亡国のお姫様。
復讐を願う共犯者にして、伯爵の理解者。
仇を目にして、怒りのあまり気を失っちゃうところが可愛い。
仇を裁判で弾劾する場面はまさに戦うヒロインで、カッコイイ。
伯爵との絡みはYOUヤッちゃいなよ! と応援したくなるほどの健気さ。
惚れるね、まったく。
だが私にとってのエデは、もちろんアリス以外に有り得ないのだが。
「アリスー、ちょっとコスプレしてみない?」
この後、溢れるリビドーをアリスにぶつけ、めちゃくちゃにゃんにゃんした。
つい、もやっとなってやった。今では後悔している(賢者タイム)。
こんなんじゃオリ主ではなく、エロ主と呼ばれる日も遠くないかもしれぬ。
ハーレムは大歓迎ですがね?(ゲス顔)