【完結】師弟 ―蟹座の黄金聖闘士の話―   作:駱駝倉

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壁の住人

 

 教皇宮は「教皇の間」に代表される公の空間と、教皇の生活に使われる私的な空間とに分けることができる。これまでセージはマニゴルドとの付き合いを私的な空間に留めていた。教皇としての判断に私情は挟まないという、彼なりの意思表示である。教皇の間で弟子と組み手をして神官に苦言されたのは、彼にとって苦い思い出だった。

 

 しかし弟子にも己の悲願を背負わせるとなると、これまでのように朝晩だけでは修行時間が足りなかった。マニゴルドには対冥王の聖戦において切り札となりうる積尸気使いの才能がある。それはむざむざ独学させるのは時間の無駄遣いだ。目の届く所で、正しく、できる限り高みまで導いてやりたい。

 

 考えた末、セージは己の執務室を新たな学びの場とすることにした。用のある限られた神官しか入ってこないし、聖闘士はまず近づかない。跳び回ったりするのでない限り十分な広さもある。

 

 我ながら名案だと思ったのだが、マニゴルドは顔をしかめた。

 

「朝から晩まで年寄りのツラを眺めて過ごすのかよ」

 

 執務室で修行すると聞いて開口一番、これが感想だった。どこまでも不遜な弟子である。

 

「私からすれば、朝から晩まで洟垂れ小僧の面倒を見ながら過ごすことになるのだ。嫌なら手を動かして早く掃除を終わらせなさい」

 

「ああ、やっぱりハクレイのジジイの弟だわ。言うことがよく似てる」

 

 口の減らない弟子には、修行時の居所を作るために執務室の整理をさせた。掃除の最中に入室した神官が、こちらはセージの予想通り眉をひそめる。

 

「猊下」

 

「言いたいことは分かっておる。だが、この者には聖闘士として私が身に付けた技を継承するのでな。本来であれば十二宮の下まで下りて指導すべきであることは重々承知しておるが、往復にも時間が掛かる」

 

 神官は反論しようと口を開き、だが言いたいことを飲み込むようにそのまま閉ざした。

 

「そなたたちに面倒は掛けさせぬ」

 

「お言葉ですが、ここには世界中の聖闘士や聖域に関する重要な文書が届くのですよ。猊下のお弟子様とは言え、お役目に与らない方がおられるとなると、何かと差し障りがございます」

 

 二人のやり取りを聞いていたマニゴルドが手を止めた。振り返って、

 

「だよな! 俺もそう思ってたんだよ。大人しく外で修行してくる」

 

と言うなり部屋を出て行った。セージが呼んでも戻ることはなく、悪童はさっさと姿を消してしまった。

 

 神官は持っていた書状を執務机に置き、教皇に向き直る。セージは差し出された書状を手元に引き寄せようとした。が、神官自身によってそれを阻まれた。顔を上げると相手は真顔だ。

 

「猊下。余計な火種を作らぬようお気をつけください」

 

 女神の降臨という重要な出来事が空振りに終わってからというもの、一部の神官がセージの判断力の衰えを憂えだしたという。空振りではなく予定外な条件が加わっただけだとセージ自身は主張したいが、結果が伴わない以上仕方がない。

 

 そこへきて、これまで用心深く公私混同を避けてきた教皇が、弟子を四六時中手許に置きたがるようになったとすると、余計な憶測を招きかねない。この神官はそれを心配していた。

 

「弟子の修行を現実逃避とするつもりはないが、口で言っても伝わるものではない、か」

 

 セージは溜息を吐き、改めて書状を受け取った。

 

          ◇

 

 執務室から逃げ出したマニゴルドは、墓のある丘に向かった。目指したのは側に木の立つ水場だ。初めて己の中の小宇宙を実感した場所である。

 

 もう一度小宇宙を燃やせるようにならなければ修行は先に進まないと、少年も自覚していた。急かされるようなことはないが、師が気を揉んでいるのは知っている。黄泉比良坂から戻ってきた場所でなら感覚を取り戻せるのではないかと、彼なりに考えてここへやって来た。

 

 木の根元に寝転がり、空を見上げる。

 

 張り出した枝の向こうに広がるのは青空。あの朝のような星は見えない。代わりに細い白い月が見えた。爪みたいだ、と思いながら瞼を閉ざす。

 

 あの時、生きていることに初めて喜びを感じた。

 

 頭の両脇に添えられた師の掌から、温かいような冷たいようななにかが流れ込むのを感じた。体の内をきらきらとしたものが流れ、勢いよく渦を巻くのを感じた、あの感覚。

 

 頭上の梢で葉がさざめいた。

 

 風の音が遠くなり、彼は無音に包まれる。

 

 しかし。

 

(…………駄目だ)

 

 スターヒルの麓でがむしゃらに集中しようとするよりは求める境地に近づいた気がするが、後一歩。何かが足りない。

 

 寝付けない夜のような心持ちで目を開けた。

 

「あ、起きた」

 

 マニゴルドの発言ではない。聞いたことのある声だった。首だけ起こすと、すぐ近くにアスプロスが佇んでいるのが見えた。いつ近寄られたのか、全く気付かなかった。

 

「気配を消して近づくなよ。趣味悪りい」

 

「失礼な。俺は普通に歩いてきたぞ。内に向いたきみの集中が深かっただけだろう」

 

 墓参りに来た時にマニゴルドを見かけて、戻る時にもまだ同じ姿勢で寝ていたので近寄ってみたところだと彼は言う。

 

「小宇宙を抑える修行か?」

 

「逆だよ逆。小宇宙を燃やしたいの」

 

「それならもうちょっとだ。頑張れ」

 

 マニゴルドは首を戻してぎゅっと目を瞑った。既に小宇宙を操る術を身に付けた先輩と、まだの自分がどちらも「もう少し」と感じたのなら、それはきっと本当に近いところまで来ているのだ。

 

 少し離れた所から草を踏みしめる音がした。寝物語でもするように穏やかなアスプロスの声が聞こえてきた。

 

「……小宇宙の目覚めは、生命の危機に瀕した時に起こりやすいという。生を希求する本能が呼び水となるのだそうだ。過酷な修行を正当化する言い訳でもあるが、それなりに効果はあると思う。でも、教皇の庇護の下で守られている今のきみに、死にかけの苦しさを味わわせる者はいないだろうな。瞑想だけで目覚めようとは、実にお上品なことだ」

 

 彼の気配がすっと近づいてきた。頭上から重い声が降ってくる。

 

 殺してやる

「目覚めさせてやろうか」

 

 実際にアスプロスが口にしたのがどちらだったのか、マニゴルドには咄嗟に判断が付かなかった。ただ、それが自分に向けられた瞬間に、内側からぶわっと何かが溢れだしたのを感じた。

 

 目を開けると、アスプロスの顔が真上に見えた。聖人のように清らかな顔が輝いている。その向こうには青空と、白い月と、見えるはずのない真昼の星々。

 

 小宇宙が燃え上がる。

 

「ほら」

 

 アスプロスは当然の結果とばかりに、マニゴルドを起こした。少年も体を巡る流れを自覚した。腹の底から指の先まで、体内を隅々まで満たす力。同じような力を傍らの先輩からも感じる。アスプロスの顔が輝いていると感じたのは、純粋な小宇宙のためだった。

 

「今度は自分一人で燃やせるようになれよ」

 

 眩しさに目を細めたマニゴルドの肩を叩いて、アスプロスは立ち上がった。彼が働きかける前から、小宇宙という水はマニゴルドという器に十分溜まっていた。あとは最後の一滴が加えられるのを待つか、外から力を加えれば、すぐに溢れ出すだろうとみえた。彼が行ったのは、器の縁から盛り上がるほどに溜まった水をつついて、水が溢れるのを促す行為だった。

 

 そうアスプロスは説明した。淡々と。だからマニゴルドも相槌のつもりでごく自然に言った。

 

「それで殺意を」

 

 相手は虚を突かれたように口を噤んだ。視線から逃れるように顔を逸らす。

 

「……ちょっと今、俺は自分が嫌になった。さっきのことは忘れて欲しい。もう行く」

 

「アスプロス」

 

 マニゴルドが呼び止めても、彼は振り返らずに水場を立ち去った。

 

 残されたマニゴルドはもう一度仰向けに寝転がった。

 

(変な奴)

 

 妬みと怒りを込めた殺意を堂々と向けてきながら、それを恥じて逃げていった彼のことを考えた。教皇の弟子という立場を嫉妬されても仕方ないし、それを直接ぶつけてくるのは正直で好ましいとマニゴルドは思う。さすがに殺されたくはないが、相手は本気で殺しに来たのではなく、小宇宙発現のきっかけをくれたに過ぎなかった。冗談だよと笑って流せばいいものを、ごまかすこともできずに不器用に走って行ってしまったアスプロス。前途有望な聖域の優等生が、候補生としても出来の悪い元浮浪児に嫉妬する己を許せなかったのだとしたら、難儀なことだ。

 

(後で気にすんなって言いに、いや、それともしばらく顔を見せないほうがいいかな)

 

 年の割に妙なところで達観しているマニゴルドである。アスプロスのことは構わずにおこうと決めた。彼のことより今は目覚めた小宇宙の感覚をしっかりと覚えておくほうが大事だ。

 

 マニゴルドは手を空に翳した。

 

 内なる小宇宙に意識の焦点を合わせたまま、死霊を引き寄せる。すると慣れ親しんだ感覚と共に鬼火はやってきた。いつもやっていたように青い光を指先で戯れさせる。小宇宙に目覚めた状態でも、鬼火を操る感覚に違いはないので安心した。

 

 ふと「積尸気使い」という言葉を思い出す。

 

 鬼火は物心つく前から彼の遊び相手だった。お陰で周囲には気味悪がられたものだが、死に親しむこの力があったから独りで生きることも、追い剥ぎをすることも怖くなかった。しかもセージに見出されることにもなった。他人が思うほど悪い力ではない。積尸気使いとは、この力を使うことを肯定してくれる言葉だ。

 

 少年は鬼火を解放した。

 

 それはゆっくりと青空に溶けていった。

 

          ◇

 

 部屋から脱走してどこかで小宇宙に目覚めてきた弟子は、しっかり夕飯前に帰ってきた。今はセージの向かいでキャベツのスープを啜っている。

 

「次の修行行こう、次」

 

 セージは頭を一つ振り、あつかましい弟子の要求を斥けた。安定して小宇宙を制御することができるようになるまで、新しいことは教えられない。修行は一足飛びにはいかない。

 

「小宇宙は人に人の限界を超えさせる。暴走すればたちまち肉体を破壊するほどの力だ。喩えるなら今のおまえは火薬を左手に、火種を右手に持ち歩いているようなものだ。一触即発だ。その火薬をしっかり管理できないまま次の修行に移っても何もいいことはない。良いか、小宇宙は聖闘士の基本であり真髄だ。焦ることはない」

 

 つまらなそうに口を尖らせ、それでも弟子は頷いた。

 

 食後、星見の供としてスターヒルまで付いてきたマニゴルドに、小宇宙を燃やすのを止めるように言った。せっかく感覚に慣れてきたのに、と渋られた。

 

「いいから一度鎮めなさい。その程度の制御もできないうちに次の修行に移れるわけがなかろう」

 

 セージの見ている前でマニゴルドは小宇宙を完全に鎮めた。初めて意識的に行うことなので、それなりに時間は掛かった。完全に落ち着いたのを見届けてから、再び燃やすように弟子に言う。

 

「星見を終えて私が戻るまでに、自分の意志で燃やせるようになれ」

 

 まあ無理だろうと思いながらセージはスターヒルを登った。

 

 しかしマニゴルドはこの言いつけをやり遂げた。汗だくの顔で、頑張った、と誇らしげに胸を張って師を見上げる。「当たり前の事が出来たぐらいで威張るな」と言ったものの、師としては嬉しい驚きだった。

 

 幾日か同じ修行を繰り返し、頃合いを見計らってセージは別の課題を与えた。

 

「巨蟹宮にあるものを見てこい」

 

          ◇

 

 十二宮の四番目に位置する巨蟹宮。蟹座の黄金聖闘士が守護する場所だ。蟹座といえば現在セージがその聖衣をまとうことができるが、彼は教皇であり十二宮よりも重要な聖域の最奥を守っている。つまり巨蟹宮の守護者はいないに等しい。

 

 闘技場での訓練のために普段から十二宮を上り下りしているマニゴルドは、そこが無人であると知っていた。せいぜい屋根のある通り道としか思っていない場所だったから、宮の奥には入ったことがなかった。

 

 柱の間を抜けて巨蟹宮の中に足を踏み入れる。日陰に入った途端、ひんやり気温が下がる。

 

 そこに何があるのか、師は語らなかった。

 

 十二宮は十二層の砦であると、聖域に来たばかりの頃に聞いたことがある。もしかしたら敵を迎え撃つための秘密兵器でもあるのか、とマニゴルドは期待した。それが大砲の類だとは、彼ももう考えなかった。下手な火器よりも聖闘士の拳のほうが威力は大きい。

 

 時を刻んだ石の回廊を進み、奥へと進んでいく。

 

 冷ややかな空気。少年を左右から見下ろす高い柱。日差しを直に受けることのない、薄暗い空虚。宮付きの従者が手入れをしているので埃は溜まっていないが、人のいる気配はない。

 

 若い頃の師がいた名残でもあれば見たかったが、何も無かった。

 

 辺りを見回しながら歩いていたマニゴルドは、ふと人の声を耳にした。ような気がした。声が聞こえてきたと思しき方角に足を向ける。

 

 廊下を曲がって見えてきたものに、彼は首を傾げた。白い仮面が幾つも壁に架けてある。一つ一つ形が違う。

 

(お師匠の趣味?)

 

 初めは仮面演劇で使う仮面だと思った。彼の出身地イタリアは、コメディア・デラルテやコメディア・エルディータのような、庶民のための仮面劇発祥の地だ。十八世紀当時はヨーロッパ各地でも人気があった。彼がそういった演劇を楽しんだことはなく、舞台に気を取られている連中から掏ることにしか興味はなかったとしても、仮面劇の存在は知っていた。

 

 しかし近づくうちに思い直した。劇で使われる仮面は顔の上半分しか覆わないが、ここにある仮面は額から顎の下まですっぽりと顔全体を覆う型だ。そしてこの生々しい表情。人の顔から型を取ったに違いない。

 

 石膏の手触りを想像したが、触れると少し弾力があった。

 

 仮面の一つがなにか呟いた。

 

 マニゴルドはぎょっとして、別の仮面に触れていた手を引いた。だが呟きを漏らしたその顔は、それきり黙り込んで静かになった。

 

 師が見ろと言ったのは、きっとこの仮面たちのことだろう。辛気くさい顔ばかりだが仕方ない。壁際から離れて眺めることにした。

 

          ◇

 

 弟子から巨蟹宮に行ってきたと報告を受け、セージは頷いた。そして特にその話題に触れることのないまま夕食を取った。弟子のほうも心得たもので、食卓では他愛ない話に終始した。

 

 セージが話を切り出したのは、私室に戻ってからだ。

 

「巨蟹宮で何を見た」と師が尋ねる。

 

「壁に浮き出てた顔を」と弟子が答える。

 

 それから弟子は語った。見つけた時はただの仮面だと思ったこと。触れてみた感触や時折言葉を発することから、すぐに違うと分かったこと。顔に触れた時に伝わる雰囲気が死霊に似ていること。指の力では壁から引きはがせなかったこと。しかし鬼火と戯れるのと同じ感覚でその顔を呼び寄せてみようとしたら、僅かに反応があったこと。

 

「だからあれは死者の遺志が具現化したもので、何かの理由で釘付けにされてるんだと思った」

 

 そこまで語ると、マニゴルドは言葉を切ってセージの顔を窺った。彼は腕組みを解いて言った。

 

「まあ、いいだろう」

 

 弟子はあからさまに安心した。

 

「おまえの推察した通り、あそこにあるのは死者の顔だ」

 

「壁にくっつけてあるのはお師匠の蒐集品だから?」

 

「そんな趣味はない」

 

 ばっさり切り捨てる。

 

「蟹座の黄金聖闘士が在位している間、どういうわけか巨蟹宮は冥界と繋がりやすくなるらしい。すると現世に未練のある死者の念が巨蟹宮にさまよい出てきて、あのように現世に留まろうとするのだと言われている」

 

「顔だけで?」

 

「顔だけでだ」

 

「留まったって、壁にへばりつくしかできない奴らに何ができるんだよ」

 

「そこまでは分からぬ。中には現世に戻っただけで満足して消える顔もあるが、そうした自然消滅には時間が掛かる。結果として顔は増えていく一方に見える。減る数よりも増える数のほうが多いのでな」

 

 弟子は師の解説を消化しようと視線を虚空に向けた。

 

「でもお師匠がずっと蟹座をやってるんだろう。就任してから結構経つだろうに、それほど顔の数は多くなかった。増え方がゆっくりなのか、あんまり根性のある奴がいないのかな。それともお師匠が普段は巨蟹宮にいないから影響が薄い?」

 

「いいや。蟹座の黄金聖闘士は、定期的に死者たちを冥界に送り返している」

 

「……積尸気冥界波か」

 

 マニゴルドは彼の意図を察したようだった。

 

「そうだ。巨蟹宮に浮かぶ死者の顔を全て消す。それをこれからのおまえの課題に加える。人は遠ざけてあるから、あそこで冥界波の練習をしなさい」

 

「独りで?」

 

「私と一つ部屋で修行するのが嫌なのだろう」

 

 それを聞いて弟子は嫌な笑い方をした。

 

「笑い事ではないぞ。積尸気冥界波の練習は、巨蟹宮か、私の見ているところ以外では練習してはならない。そして私が許すまでは、決して誰にもその技のことを話してはならない。これだけは守ってくれ」

 

 セージの真剣な様子にマニゴルドも笑みを消す。

 

「分かったよ。ところでお師匠、あの死者の顔を送り返さずにずっと放っておいたらどうなんの?」

 

「害はないと思うが、分からぬ。とりあえず巨蟹宮は死者の顔で埋め尽くされてしまうだろう。おそらく壁だけでなく、天井や床まで」

 

 想像したのだろう。弟子は顔を歪めた。

 

「従者や通過する者が嫌がるので、そこまで放置した者はいないはずだ」

 

 こまめに消していれば宮の奥だけに留まっているから、巨蟹宮だけのこの現象を知っている者は少ない。そう伝えると、弟子はますます嫌そうな顔をした。 

 


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