ドライケルス広場で異変が起きて程なく、マーテル公園でも異常事態が発生していた。公園の敷地内には何処からともなく巨大なワニのような魔獣が現れ、人々は悲鳴を上げて逃げ惑う。クリスタルガーデンを警備していた近衛兵や領邦軍の兵士達はその対応に追われ、園遊会が行われている庭園内は最早無防備の状態と言ってもいい。そして他でもない、テロリスト達の狙いはそれであった。
クリスタルガーデン内では爆発音と共に突如地面が陥没し、地下からは今回の騒動を起こした三人の男達が姿を現した。彼らの狙いはアルフィン皇女の身柄を拘束する事、そしてその目的は民衆が抱く革新派への支持を失墜させる為。帝都憲兵隊と協力体制を取っている鉄道憲兵隊の無能さを知らしめ、革新派への支持を下落させようというのが今回テロリスト達が企てている作戦の根本である。
眼鏡の男、ギデオンの指示で皇女の拘束に向かう二人のテロリスト。庭園内は案の定混乱に陥っており、テロリスト達にとって肝心のアルフィン皇女は一人の少女と共に立ち尽くしているだけで無防備な状態であった。難なく拘束に至るだろう、ギデオンはこの時作戦の成功を確信していた。
しかし、計画というものは常に想定外の事態が付き纏うもの。
──そうは問屋が卸さないってな!──
自分達に向けられた明らかな敵意、テロリスト達はアルフィン皇女の目の前にまで迫るも一時的に後方へ下がった。直後に彼らがいた場所には刀による一閃が走る、あれが直撃していたらとテロリスト達は一様に冷や汗を流した。
アルフィンと一人の少女、エリゼの前に現れたその男は、此度皇族の警護で集められたラマール州の領邦軍が着用する軍服を着ている。男は右手に持った刀の剣先をテロリスト達へ向け、その後ろで動揺の色を浮かべているギデオンへと告げた。
「何処が確率四割だよ。本職のオレとしちゃあ九割方こっちが本命だっての……まあ、四割でも想定してただけ十分だとは思うが」
「な、何の事を……」
「悪い、此方の事情だ。
口元をニヤリと曲げて言い放つ領邦軍の男に、ギデオンは驚きと動揺をあらわにする。男の後ろに立っているアルフィンとエリゼも困惑した様子で彼の後ろ姿を眺め、現在の状況が今一飲み込めていなかった。
そしてそんな最中、領邦軍の男の体が突如光を放ち始める。直後に光が収まってそこから現れた人物に、ギデオン達テロリストや男の後ろにいるアルフィンとエリゼも驚きを隠せなかった。
「──ブルブランの特技も役に立つもんだな。アルフィン殿下とエリゼの嬢ちゃん、二人共怪我はないか?」
「あ、貴方は……!」
「兄様と同じトールズの……!」
男が着ていた領邦軍の軍服は、いつの間にかトールズ士官学院の紋様があしらわれた赤い制服へ。そして彼は赤い髪を揺らしながら、その深紅の瞳にテロリスト達を映している。男の姿を正面から見ているギデオン達は驚愕の表情を浮かべていた。
男の後ろにいるアルフィンとエリゼも、その後ろ姿はつい先日に見覚えがある。その姿は正に、リィン達と同じくトールズ士官学院へ通っているグランハルト=オルランドその人。
「『紅の剣聖』だと!? 貴様がどうしてここに……!?」
「何、ただの気紛れだ」
苦虫を噛み潰したような顔で吼えるギデオンに、グランは笑みを浮かべながら一言返した後、瞳を伏せて刀を鞘へ納めた。直ぐ様抜刀の構えに移り、赤い瞳を開いてその視線を一段鋭くさせるとテロリスト達を視界に捉える。この時既に、ギデオン達には為す術など無いに等しかった。
撤退の二文字が脳裏に過り始めた彼らへ向けて、グランはこの場で宣告する。
「──『紅』のグラン、これより皇女殿下とその友人の護衛に入らせてもらう。今回は運が無かったと思って諦めてくれ……言っておくが、二人には指一本触れられると思わない事だ」
要人警護において十割の任務達成率を誇る彼の宣告は、テロリスト達の作戦の失敗を告げていた。
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「これは……」
ドライケルス広場をあとに、リィン達はマーテル公園へと辿り着く。彼らの眼前に広がる光景は、混乱で逃げ惑う人々と、所々で姿が確認出来る大型魔獣を相手に戦う領邦軍の姿だった。肝心のクリスタルガーデンはマーテル公園の入口からではその様子が確認出来ないため、魔獣の相手は領邦軍に任せてリィン達はクリスタルガーデンへと一直線に走る。
庭園内へ足を踏み入れた一同は、目の前の光景に驚きを隠せなかった。陥没した地面を後ろに膝をつく三人のテロリスト達、彼らの膝を地に着かせたであろう赤い髪の少年の後ろ姿。そして少年の後方ではアルフィン皇女とエリゼが立ち尽くしている。
ふと、リィン達の姿に気付いて駆け寄ってきた人物がいた。園遊会に出席していた人達を、庭園内の角に避難させていたレーグニッツ知事である。一同はレーグニッツ知事の無事に安堵の気持ちを抱きながら、彼の息子でもあるマキアスが現在の状況を問い掛けた。
「父さん、無事だったか! しかしこれは一体……」
「来てくれたか。だがここはもう大丈夫だろう、全く彼には驚かされる」
「彼……?」
レーグニッツ知事の言葉に疑問を抱いたリィン達は、先程からテロリスト達と対峙している赤い髪の少年へと視線を移す。アルフィン皇女とエリゼを守っているであろう少年、その後ろ姿と彼が手に握っている刀には見覚えがあった。
アルフィンとエリゼがリィン達の姿に気付いて振り返る。彼女達の嬉しそうな顔を目に、一先ず無事を確認出来てリィン達は胸を撫で下ろした。そして、少年も同じくリィン達の姿に気付いたのか、その場で顔を僅かに後ろへと向ける。
「やっと来たか、遅かったな」
「グラン!?」
「どうしてそなたがここに……!?」
テロリスト達と対峙していたのは、朝からその姿を消していたグランだった。リィンとラウラは彼の顔を見るやいなや驚きの声を上げ、その反応を待っていたと言わんばかりにグランは笑みをこぼす。そんなグランをフィーは半目で睨み、マキアスとエリオットに至っては驚きの余り口をパクパクさせていた。
各々の様子を見て、後で文句の一つ二つは覚悟しないといけないだろうとグランは苦笑を漏らした後、改めて眼前で立ち上がったギデオン達へ視線を戻す。
「これは恐れ入った……『紅の剣聖』の異名、改めてこの胸に刻んでおこう」
「勝手にしてくれ。此方はさっさと身柄を拘束させてもらう」
「フフ……まあ、そう急く事は無い。この身を引き渡す前に、一つ贈り物といこうではないか」
先程の動揺や驚きは消え去り、突然不敵な笑みを浮かべて余裕の態度を見せ始めるギデオン。彼の急な変化には流石のグランも違和感を覚えた。まさかここに来て気でも狂ったか、そう感じずにはいられない。
テロを起こす段階で正気も狂気も無いのだが、この時ギデオンは確かに気が狂った訳ではなかった。絶対的劣勢を覆す一打、彼はその術を未だ残していた。
「そろそろか」
「何をする気だ……っ!?」
ギデオンが呟いた直後、突如として外部より轟音が響き渡った。何事だと一同が振り返った先、ある場所からは爆発で生じたであろう煙が立ち昇っている。方角と距離から計算するに、爆発が起こった場所はドライケルス広場で間違いない。
先の陽動でドライケルス広場の人々は避難をしている筈、今更同じような真似をして何の意味があるのかとグランは疑問を抱く。だが、広場から煙が立ち昇っているのを見たリィンの顔が蒼白とする。そう、彼らがここに来て間もないという事は即ち。
「そんな、トワ会長とアンゼリカ先輩が……!?」
「……っ!? リィン、今のはどういう事だ!」
「恐らくまだ会長とアンゼリカ先輩が避難誘導を行っている筈……!? 不味い、あの爆発に巻き込まれた可能性が高いぞ!」
リィンが煙を見詰めて瞳を揺らす中、グランが発した怒号に答えたのはラウラだった。爆発音と立ち昇る黒煙から規模を推測するに、ドライケルス広場内に人がいれば確実に巻き込まれる大きさ。無論取り残されていれば無事では済まないだろう。
グランの表情がこれでもかというほどに歪んだ。対照的に彼の睨み付ける先では、ギデオンが愉悦に満ちた表情を浮かべていた。広場では更に爆発が起こったのか、新たに黒煙が舞い上がる。このままここにいれば、取り返しのつかない事態に陥る可能性があった。
と言ってもあの優秀なトワの事だ、異変を察知して先に避難を終えている可能性もあるだろう。二人を信じて、グラン達はテロリストを先に拘束するべきなのかもしれない。
だが、グランはこの時今朝方に感じた胸騒ぎを再発していた。その次に彼の脳裏を過ったのは、朝に見た悲劇のような最悪の事態。故にこの状況下で彼の取る行動は一つしかなかった。
「(朝の胸騒ぎはこれか……!)」
「どうやら学友が広場の爆発に巻き込まれた様子。フフフ、運が無かったと思ってくれたまえ」
「っく!? リィン、この場を頼む!」
彼のミッション、アルフィン皇女とエリゼの身柄の保護は既に終えている。グランはギデオンの声に腹立たしさを覚えながらも、今はこの場をリィン達に託してドライケルス広場へと駆け出すのだった。
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硝煙の匂いが辺りを漂い、黒煙が立ち昇るドライケルス広場。その広場の中心では現在、肩で息をしながら小型の導力銃を構えるトワ、そして彼女を護るように手甲を手に立ちはだかるアンゼリカの姿があった。彼女達の眼前にはガラクタと化した傀儡の数々、しかしその周囲には未だ数体の機械人形と魔獣達が控えている。質より量、如何に優秀な二人と言えど数の暴力には敵わなかった。
先に起きた爆発は、トワが事前に民衆を避難させていたため死傷者は一人もいない。そして彼女の機転により彼女達自身も何とかギリギリの所で回避するに至った。しかし何故かARCUSの通信機能が働かず、応援を呼ぶことが出来ない。この広場にはトワとアンゼリカ、広場の各所で戦闘を行っている憲兵が数名程度しかいなかった。
とは言えこの異常事態だ、他の憲兵達が異変に気付けば直に応援が来るだろう。何せ目の前には皇帝の居城のバルフレイム宮もある、応援が駆け付けるのにそれほど時間は要さない筈だ。
直に苦境は去る、ならば今の自分達に出来る事はこの状況を何とか耐え凌ぐ事。彼女達が行動に移すのは早かった。
「背中は預けた!」
「うん、アンちゃんもお願い!」
二人は戦術リンクの接続を確認後、機械人形の一斉掃射を合図に左右へ別れて同時に駆け出す。トワはARCUSの駆動を開始すると共に、機械人形達に向けて導力銃を構える。今から単身で魔獣達の元に突っ込むアンゼリカを援護する為だ。
アンゼリカはワニのような姿をした大型魔獣の内一体に接近、魔獣の突進を寸前で回避するとその胴横に回転蹴りを叩き込む。魔獣の胴が盾になり機械人形の掃射も無かった、ここまでは計算済みである。
しかし直後に回り込んでいた機械人形の一体が彼女の横から掃射を開始する。無理矢理バックステップを取るが勢いが足りず、アンゼリカの頬に銃弾の一つが掠った。僅かに鮮血が舞うが気にしている場合ではない。直ぐ様鋭い蹴りによって発生させた衝撃波のカウンターを決める、機械人形は直撃を受けてガラクタの一部と化した。
「キリがないね、早く援護を受けたいものだが──!?」
アンゼリカが呼吸を整えた一瞬の隙、彼女の左方からは先程回転蹴りを決めた筈の魔獣による尾の凪ぎ払いが襲った。瞬時に両手をクロスしてガードするも、後方に弾き飛ばされて宙を舞う。空中に投げ出された彼女は機械人形にとって格好の的である。
しかし機械人形達が体の一部でもある銃口をアンゼリカへ向けたその時、突然の冷気と共に辺り一面が凍り付いた。凍結された機械人形達は行動を封じられ、掃射どころか身動きすらも取れない。アンゼリカが空中から見詰める先には、ARCUSを片手に近くの魔獣を銃撃で牽制するトワの姿があった。
「アンちゃん大丈夫!?」
「ああ。トワの援護のお陰でね、この通り無事だ」
「良かった! このまま何とか凌げば──」
「トワ、そこを離れるんだ!」
「──えっ?」
油断していたと、この時トワは自身の考えの足らなさを悔やんだ。彼女がアンゼリカの声で振り返った後方、魔獣の巨体が直ぐそこにまで迫っていた。強靭な顎を開き、噛み砕かんとばかりにトワの体を捉える。
幸いな事に重症は免れた。アンゼリカが空中から蹴りによる衝撃波を放ち、魔獣の一撃を僅かに逸らしたからだ。しかしトワは魔獣の突進をその身に受けてしまい、僅かに後退して片膝を着く。
直後に巨大な尾による凪ぎ払い、これは流石に離れた場所にいるアンゼリカも対処のしようが無かった。凪ぎ払いの直撃を受けたトワは吹き飛ばされ、近くの地面にその体を打ち付けた。
「かはっ……!?」
全身を駆け抜ける激痛に、トワはその場を直ぐに立ち上がる事が出来ない。アンゼリカも援護に向かおうと着地後に直ぐ様駆けるが、魔獣と機械人形がその道を塞ぐ。流石の彼女も後退せざるを得なかった。
その間にも魔獣は刻々とトワの元へ近付いている。アンゼリカが必死に声を荒げるが、周囲の憲兵達もそれぞれ対応に追われており助太刀を期待できそうにない。
ふと、滑りとした感覚が頬を伝いトワはその場を見上げる。彼女の頬にかかったのは魔獣の唾液、眼前ではその顎を大きく広げてトワを飲み込む寸前。最早タイムリミットは迫っていた。
「……ぁ……」
ここで終わってしまうのかと、トワは力ない声を上げて魔獣の巨体を見上げた。死へのカウントダウン、それは秒刻みで訪れている。
これから自身の身を襲うであろう恐怖に耐えきれず、彼女の瞳に溜まっていた溢れんばかりの涙が崩壊した。次々と頬を伝い、じわりと地面を濡らしていく。そして魔獣の牙が眼前に迫る中で、最後にトワは微かな望みをその胸に抱いた。
──グラン君、助けて──
直後、トワの眼前に迫っていた魔獣は轟音と共に吹き飛ばされる。事態の飲み込めない彼女は涙を流したまま呆然とし、痛みを必死に堪えて顔を動かした。
トワが向けた視線の先には、刀を地面に振り下ろした赤い髪の少年がいる。顔は影に隠れて見えずとも、それが誰なのかトワには直ぐに分かった。
「(嘘。願い、届いちゃった……)」
少年は刀を鞘に納めるとトワの体を抱きかかえ、比較的安全な広場の隅へ向かって歩き出す。そんな中、近くにいる魔獣達は不思議な事に隙だらけの彼を襲う事は無かった。一切の障害無く目的の場所へ移動した少年は、トワを座らせて壁に寄り掛ける。
相変わらず少年の顔は前髪に隠れて見えなかった。しかし、少年が誰なのかは最早問うまでも無いだろう。意識が遠退いていく中、トワは涙をこぼしながら今出せる精一杯の声と共に少年へ向けて苦笑を漏らした。
「ごめんね……ごめんね、グラン君」
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──ごめんね……ごめんね、グランハルト──
何故忘れていたのかと、空を見上げながらグランは自身に向けて問い掛ける。
忘れる事を望んだからだと、自身の心がグランに向けて返してくる。
グランは黒煙が立ち昇っている目の前を見渡し、マーテル公園で見た大型魔獣や見慣れた機械人形の数々と視線を合わせた。そして足元で眠りについたトワを一度見下ろした後、魔獣と機械人形の群れに再度視線を移す。その突き刺すような視線に、魔獣達が一斉に後退したのは見間違いではないだろう。
グランは刀を鞘から抜刀し、その刀身を静かに見詰めていた。かつてこの刀に刻んだ思い、願いの全てを思い出しながら。数分、数十分、或いは数時間にも感じる一瞬の時。瞳を伏せ、つい先程手に入れた鍵を用いて封印していた全ての記憶を解き放つ。
そして全てを思い出した時、彼はその場で盛大に笑い声を上げていた。
「くっははははは……! そうか、そういう事だったのか。クオンを忘れていた事も、剣の道に限界を感じたのも全てオレ自身の“弱さ”が原因か……こりゃあいい、傑作だ」
頭を抱えて笑い声を上げたと思えば、途端に鋭い目付きで魔獣と機械人形の群れを見渡す。この時のグランの雰囲気は明らかに異常だった、先月の実技テストで彼が暴走した時の姿に近いだろう。
グランが一歩前に足を動かす度に、彼の眼前の群れは同じように一歩後方へと下がる。魔獣達は獣の直感で、機械人形達はある種のセンサーでも働いたのだろうか。“今の彼に触れてはならない”と。
いつの間にか魔獣達は壁際まで後退しており、これ以上下がる事が出来なかった。
「感謝するぞガラクタ共。この二年引っ掛かっていた、クソ親父への殺意の元凶を漸く思い出した」
動きを止めた魔獣達に向け、グランが声を発する度に彼が纏っている紅の闘気は幾度と無く膨れ上がる。底知れない凄まじいまでの気当たり、ドライケルス広場で未だ戦闘中のアンゼリカや憲兵達の視線までもが彼へ集中していた。
グランの闘気に充てられたのか、彼の持つ刀は徐々にその刀身を紅く染め上げていく。そして全てが紅に染まった時、彼はその刀を顔横に構えた。
「詫びに面白いものを見せてやる。『紅の剣聖』の所以、その最たる絶技の一端を──」
グランの姿が蜃気楼の如く揺らめいた。恐れをなした魔獣達は突撃を始め、機械人形達はここぞとばかりに一斉掃射を行う。しかし、魔獣達の突撃は全てが意味をなさず、機械人形の掃射は何れも不発に終わった。グランの姿は元の場所から一切動いていないのにも関わらずだ。
奇声を上げる魔獣達を背に、駆動音を発する機械人形を前に。グランはこの空間に存在する全ての敵へ告げる。
「蹂躙劇の開幕だ……無事で済むと思うなよ」
オーガクライ→オーガクライⅡ CP100 自己 STR+50% DEF+50% SPD+50%(5ターン) CP+200
という訳で本編だとシャキーン! という音と共にクラフトが進化します。因みにグランが話している絶技の一端、これは未完成の技だったりします。もしかしたら5章で完成するかも……?
ギデオンの作戦は一応潰したと言ってもいいのでしょうが、何とも微妙な結果に終わってしまいました。広場に現れた魔獣や機械人形は一体誰の差し金だコノヤロー!
原作だと避難誘導して終わりなのに、グランがいるから会長もこんな酷い目にあってしまうという……取り敢えず次回は非常に貴重な、グランによる無双が繰り広げられると思います。