ある宿敵を倒すために、力を求めた少年がいた。知人の助言で士官学院へと入学したその少年は一人の少女と出逢い、復讐のために封印したはずの過去を少しずつ思い出していく──
──全ては、六年前の悲劇が始まりだった。
──全ては、六年前の悲劇が始まりだった。
序章 | |
始まり | |
八葉の対面、まさかの再会 | |
《Ⅶ組》発足 | |
第一章ーー力を持つ者の条件ーー | |
八葉の使い手とアルゼイド流 | |
名前の違う学生手帳 | |
実技テストに巻き込まれた人 | |
風見亭にて | |
グランの力とラウラの心 | |
光刃残月 | |
道化師の接触、七柱からの手紙 | |
ルナリア自然公園突入 | |
リィンの成長、そして動き始める影 | |
第二章ーー過去と今ーー | |
《Ⅶ組》の変化とグランの素性 | |
誇り高き少女の迷い | |
『魔都クロスベル』へ | |
『赤い星座』と『西風の旅団』 | |
『闘神の息子』との再会 | |
教団事件の爪痕 | |
『紅の剣聖』グラン=ハルト | |
自分によく似た少女 | |
翡翠の公都へ | |
真実は突然に | |
帝国の現状 | |
戦術リンクの断絶 | |
《Ⅶ組》の意味 | |
革新派の影、仲直りの一時 | |
和解と濡れ衣 | |
地下牢脱出 | |
《Ⅶ組》でしか得られないもの | |
第三章ーー迷いの日々の始まりーー | |
中間テストに向けて | |
新たな苦悩の始まり | |
少女の決意と思わぬ再会 | |
雑貨屋での一時 | |
会議室の中で | |
苛立ちの矛先は | |
グランの本気 | |
明かされない素性、行いの報い | |
《Ⅶ組》でいるために | |
受け入れられた過去 | |
守るべき幸せのため | |
八葉一刀流の共通点 | |
古代遺物《アーティファクト》の存在 | |
委員長は泣き上戸 | |
襲撃事件の調査 | |
銀色の傀儡使い | |
予想外の存在 | |
事件の収束 | |
第四章ーー旅の終わりへーー | |
北方からの客人 | |
封筒の中身は | |
賑やかな早朝 | |
それぞれの思い | |
赤い扉 | |
第一ノ試シ | |
少しずつ前に | |
意外な結末 | |
この世界の最強は | |
居心地の悪い場所 | |
譲れないもののために | |
歌姫の誘惑 | |
負けられない一戦へ | |
フィーの過去、グランの本心 | |
怪盗紳士との邂逅 | |
与えられた試練の先は | |
女学院で待ち受ける者達 | |
『放蕩皇子』の真意 | |
当たり前の日常を | |
胸騒ぎ | |
『紅の剣聖』の目覚め | |
不可視の剣技 | |
襲撃の裏で | |
戦鬼の息子の片鱗 | |
白き少女の真相 | |
想いの果てに | |
時代の傑物 | |
第五章ーー明日を掴むためにーー | |
一夏の思い出 上 | |
一夏の思い出 中 | |
一夏の思い出 下 | |
通商会議へ向けて | |
プールサイドの悲劇 | |
かつての戦友達 | |
過去を乗り越えて | |
悩める少女達 | |
霧と伝説の町で | |
出会いは二年の月日を経て | |
畏れと共に | |
可能性の証明 | |
一撃に見出だした答えは | |
行き違い | |
グランの居場所 | |
命を賭して | |
決意の一戦は | |
月夜の再会 | |
似た者姉妹 | |
再会の約束 | |
断章ーー西ゼムリア通商会議ーー | |
温度差 | |
最善手 | |
改められた認識 | |
仔猫の捜索 | |
演奏家の捜索、その裏で | |
母娘の想い | |
邂逅 | |
由々しき事態 | |
絡み合う思惑 | |
西ゼムリア通商会議 | |
束の間の休憩 | |
紅の剣聖の策 | |
紅の由来 | |
決意 |