東方極楽伝   作:一向一揆

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簡単な人物紹介

簡単な人物紹介。(ネタバレもあるかもね!)

 

 

藤原信孝

 

主人公。

転生時に気とか魔力とか貰っているのに半ば忘れている上に、最近不比等や宇合、麻呂のせいで出番や出世を食われがち。

 

史実では不比等の直系以外の中臣氏は藤原姓を名乗らず、全員中臣姓(後に大中臣等別の姓へ変更)だったりするのに藤原姓を名乗っているが誰も気にしない。

駄神という高位の神格を持つ神自ら行った転生の影響で神気を宿しているが、そんなことは知る由もない。

 

以前、八雲紫に文珠を渡したせいで文珠使いと疑われているが、実はその辺で拾った石をプレゼントしただけであり文珠だったとは本人も知らない。

知ってたら確実に大事に持っていただろう。

 

 

 

藤原不比等

 

史実では壬申の乱発生時幼少故に関与せず功績を上げられなかったため下級役人からの叩き上げで出世し、後に律令制度完成へと導いた屈指の内政官にして藤原氏興隆の祖。

なのにこの小説では、己の筋肉であらゆる障害を力技で解決するハイスペック脳筋に。

 

輝夜から『竹取物語』の原作通り五つの難題のうち車持皇子に課された「蓬莱の玉の枝」を持ってくるよう要求された際、そのへんの石を集めて中央に「蓬莱」と大きな文字を書き、それを拾った枝に括りつけて輝夜に渡したため、ブチ切れた輝夜の神宝「蓬莱の玉の枝-夢色の郷-」を喰らうというエピソードもあったのは余談である。(勿論不比等は無傷)

 

このとき渡した蓬莱の玉の枝(仮)が後々重要になって来る…かもしれない。

 

 

 

藤原武智麻呂

 

史実では大学制度の確立や聖武天皇の家庭教師に選ばれるほどの教養人として多くの人物から期待されていた。

しかし、この小説ではシリーズ屈指のピサデブ+ニートの希望の星に。

 

月人の地上攻撃の障害として藤原一族が選ばれている中で、武智麻呂だけピサニートなせいで存在がスルーされる程度の能力。

転生してもピサニートは不変(断定)

 

 

藤原房前

 

史実では兄武智麻呂よりも先に出世し、元明天皇から首皇子(後の聖武天皇)の後見役の一人として内臣に任じられ、藤原四兄弟の中心人物として辣腕を振るった四兄弟随一の才覚の持ち主。

 

この小説では、藤原一族最後の良心として信孝のみならず、高市皇子・文武天皇・持統上皇など、王朝の重鎮の心の清涼剤として重用され、彼らや父親の後押しにより史上最年少で殿上人になる。

 

 

 

藤原宇合

 

史実では遣唐副使になったり蝦夷討伐をしたり西海道節度使になったりと東西あちこち動き回り、難波宮造営に携わったりと文武に活躍した。

 

そのせいか、この小説ではあらゆる地の情報を網羅する諜報員、謀略家として大活躍する。

東方風に言えば「八雲紫をもっとあくどい性格にし、情報・謀略に特化した存在」になる。 それ何てチート?

さらに、宇合の血筋のみならず藤原家全体が彼の残した書物のせいで悪影響を受けてゆく…

 

 

藤原麻呂

 

史実では兵部卿兼山陽道鎮撫使になり、出羽国では道路開削工事を行なった。

本来の藤原四兄弟では、武智麻呂と房前及び宇合と麻呂は1歳差で、房前と宇合は13歳離れているが、この小説は全員1歳差の年子4兄弟となっている。

 

この小説では兵部卿兼山陽道鎮撫使という役職から、四兄弟で最も軍事的才能を持った人物として扱われ、最終的には戦略家兼暗殺者という厄介極まりない人物となった。

 

 

 

藤原妹紅

 

原作では父親が輝夜に大恥をかかされて輝夜を恨むようになったのだが、この小説では寧ろ暴走に拍車がかかる父親(藤原不比等)の存在を藤原一族の恥として思っている。 但し親子仲は良好。

 

輝夜の屋敷に侵入したことから輝夜との交流が始まり、今では慧音も加えて家族ぐるみの付き合いとなった。

しかし、信孝の死により輝夜を恨むようになる。

 

戦闘力はCだが、蓬莱人になったのに成長中という輝夜が聴いたら永遠亭を崩壊させそうな事実を抱えているが、本人は気づいていない。

絶賛放浪中。

 

 

 

上白沢慧音

 

天武天皇の長男高市皇子の庶子として誕生。 まだ人間です。

天武天皇の孫娘という血筋から召し出され、内裏で暮らすようになった。

街に散策へ出たときに信孝の姿を見て何故か一目惚れし、その思いと戦闘力Gを駆使し信孝を篭絡して関係を結んだら息子(織田信等)まで誕生しちゃったある意味一番の勝ち組。

ついでに、藤原不比等のせいで常時胃痛持ちとなった父親(高市皇子)に孫を見せると何故か胃痛が一時的にだが治るらしい。 孫馬鹿万歳。

 

 原作で出てくる『終符「幻想天皇」』や『産霊「ファーストピラミッド」』は慧音自身が天皇家の血筋だから誕生したという独自設定があったりなかったり。

 

妹紅や信孝を探しつつ私塾で子供たちに教育をしている。

教え子に空海とか菅原道真とかいる時点でレベルはお察しください。

 

 

 

蓬莱山輝夜

 

 

なよ竹のかぐや姫本人。

この話だと求婚してきた5人の皇子うちの1人の求婚があまりにぶっ飛んでいたので、他の皇子の存在は忘れてしまった。

そもそも不比等は皇子ですらないけどな!

 

妹紅に恨まれていることを自覚しており、何時か誤り和解したいと考えている。

戦闘力Aで今後も成長はない。

現在日本へ戻って隠れて暮らすために永琳と準備中。

 

 

 

 

八雲紫

 

初代幻想郷縁起にものっている彼女はこの時すでに重鎮クラス。 つまりバb(ピチューン

原作よりもはるかに早い時期で第一次月面戦争や幻想郷誕生が起きているが気にしてはいけない。

 

信孝を文珠使いと疑うも、故人(と思っている)ため、貴重な文珠を壊さないように細心の注意を払いながら研究しつつ幻想郷発展のために力を尽くしている(同時に数々の問題に頭を抱えている)。

だが忘れてはいけない、信孝は文珠使いではないことを。


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