【完結】ラスボス詐欺【転生】   作:器物転生

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【あらすじ】
麻帆良祭の期間中に、
世界規模のピンチを仕込んだ、
とラスボスは申しております。


いどのえにっき(下)

 白い女と過ごした夜の思い出を、僕は闇へ葬った。でも、白い女の残したメモはポケットに入っていた。思わず投げ捨てそうになったけれど、これは重要なヒントだ。これまでも白い女の言った通り、悪魔に襲われたり、吸血鬼の真祖に狙われたり、大鬼神は復活したり、また悪魔に狙われたりしている……改めて考えると、酷いラインアップだ。よく生き延びて来れたものだと思う。

 これまでの経験から白い女の言った「世界規模で混乱を生じさせたり、オコジョにされる」という話も笑えなかった。そんな訳でキーアイテムを探すものの見つからない。「カシオペアを探している」と生徒達に聞いても見つからなかった。少しずつ麻帆良祭は近付き、僕は焦る。そんな時、麻帆良祭の前日に魔法教師から庇った生徒から「カシオペアを渡す代わりに見逃して欲しい」と頼まれた。その生徒は魔法を暴露する計画を立てていると、「いどのえにっき」で分かっている。何度見直しても今回の主犯だ……でも僕は、カシオペアを手に入れるために、その生徒を見逃した。今日初めてあった魔法教師の言葉よりも、白い女の言葉を優先してしまった。

 しかし、カシオペアは罠だった。未来へ飛ばされた僕は、魔法先生に追い回される。「いどのえにっき」で魔法先生の思考を読み、僕は逃げ回った。追い詰められた地下で魔力溜まりを発見し、僕は麻帆良祭の3日目へ戻る。未来へ行った際に「いどのえにっき」で手に入れた情報を元に応戦の準備を整えた。そして、僕の生徒は主犯だった事を学園長に告白する。でも学園長は、そんな僕を許してくれた。

 敵の勢力は、6体の鬼神とロボット軍団だ。それを魔法先生達は食い止める。その間に主犯の生徒を倒して、僕はピンチを防いだ。闇の魔法は未だに使えなかったけれど、「いどのえにっき」のおかげで相手のタイムマシンを破壊する事に成功する。幸いな事に「いどのえにっき」の存在は広く知られていなかった。魔法先生に嘘を吐いたことは暴かれず、その事を学園長は誰にも言っていない。でも僕は魔法先生と会う度に、罪悪感で心を痛めた。その影響で僕は、魔法先生から距離を取るようになる。

 

~麻帆良祭編・完~

 

 エヴァンジェリンさんから伝授された闇の魔法の影響によって、僕の体は変化を始める。何度も暴走した結果、僕の体は魔物へ変わりつつあった。魔物へ変わらなければ、人として死ぬしかない。暴走の中で僕は白い女を思う。白い女こそ僕の到達点だった。白い女を頼りにして、僕は意識を再構築する。その思いに影響されて僕の体は白く染まった……もしも悪魔を憎んでいたら、悪魔のように変化していたのだろうか?

 そして僕は限界を突破した。人としての姿を捨て、魔物として再誕する。髪は白く染まって元に戻らなくなり、瞳や肌も生物と思えないほど白い。透き通るような白さではなく、ペンキを塗ったような白さだ。驚いた事に、口の中まで白かった。白い女を殺すという意志を、前よりも強く持っている……あれ? 捕まえるんだっけ? まぁ、いいや。ついに僕は「闇の魔法」を習得し、やっとスタートラインに立った。魔物化する過程で失った記憶もあるけれど、生活に問題はないと思う。

 

「ククク、これで貴様も魔に属する者の仲間入りだ。生まれ変わった気分は、どうだ?」

「悪くありません。でも、この姿で外に出たら驚かれますね。幻術を使わないと……」

 

 そろそろエヴァンジェリンさんを再封印できそうだ。修行に使っている魔法球の外に出れば、エヴァンジェリンさんは呪いによって弱体化する。その時を狙って、氷結封印を掛ければいい。「闇の魔法」の基本形態でも、弱体化しているエヴァンジェリンさんの力を大きく上回る。できれば「高位の魔物を滅ぼす魔法」で処理したかったけれど、アレは禁呪に分類される魔法だ。ウェールズにある魔法学校の禁書庫へ忍び込まなければ、習得するための資料は見つからないだろう。

 修行を終えて、魔法球の外へ出る。すると、肉体に重圧を掛けられた。目に見えない何かが、僕の体を押し付ける。全身に満ちていた力は体の奥底へ封じられ、指先から順に力を抜かれた。誰に何をされているのか分からない……いったい、これは何なのか。手に入れた力を失っていく感覚は、僕を不安にさせる。何とか力を取り戻そうと抗ったけれど、すぐに全ての力を失ってしまった、

 

「チッ……そう言うことか。ジジイめ、今度あったら如何してくれよう」

「どういう事なんですか、マスター。僕には何が何だか……」

 

「私の力を抑えているのは、ナギの呪いだと思っていたのだがな……ぼーやの様子を見る限り、違うらしい。ぼーやの力を抑えているのは、ナギの呪いとは別種のものだ」

「それは……いったい……」

 

「さぁな、何にせよ忌々しい……残念だったな、ぼーや。麻帆良学園にいる限り、せっかくの力も発揮できない。むしろ、弱体化した」

「そんな……」

 

 エヴァンジェリンさんの罠かと思ったけれど、そんな様子は見られなかった。落ち込んだ僕は、歩く気力すら湧かない。でも、エヴァンジェリンさんの家に泊まる訳には行かず、学生寮へ帰らなければならなかった……鏡を見ながら僕は、自身に幻術をかけて色を変える。幻術魔法を使ったため、余分な魔力は残っていなかった。肉体を強化できず、いつもより体は重い。闇の魔法は膨大な魔力の保有を前提とした技法だ。やっと暴走を収められたのに、今の僕では発動すら出来ない。

 

~真っ白な魔物と化したネギちゃん~

 

 学校は夏休みに入った。委員長さんによって、明日菜さんと僕は海へ誘われる。学園の外へ出ると、僕の魔力は復活した。しかし、エヴァンジェリンさんは学園の中だ。闇の魔法を使って封印を掛けるためには、エヴァンジェリンさんを学園の外へ連れ出さなければ成らない。それは修学旅行の時のように学園長の承認を得るか、父さんの呪いを解除しなければ不可能だ。どちらにしても、呪いに縛られていない全力開放のエヴァンジェリンさんと戦うことになるだろう。

 それは兎も角、僕達の後を追って、他の生徒達も海へ来た。そこで僕は明日菜さんと仲直りする。タカミチの味方と思って避けていたけれど、その必要はなくなった。麻帆良祭の期間中に明日菜さんは、タカミチへ告白して断られたからだ。もはや明日菜さんはタカミチの味方じゃない。だから僕は「ごめんなさい」と謝って、明日菜さんに許してもらった。木乃香さんに対しても迷惑を掛けたから謝るべきだろう。だって、エヴァンジェリンさんを活躍させるためならば、学園長は孫娘も利用するのだから。木乃香さんも被害者だ。

 飛び入り参加の客に乱入される……なんて事もなく、一日は終わる。夜は宿泊施設に泊まり、お風呂へ入った。女子寮と違って他の利用客もいるので、風呂場へ乱入される事もない――と思っていたけれど、よく考えたら委員長さんによって宿泊施設は借り切られている。男湯へ乱入される恐れを察した僕は、お風呂を早目に上がる事にした。しかし、僕の行動は遅かったらしく、お風呂場の扉は開かれる。

 

「やあ、少年。失礼ながら、お邪魔するよ。女性用の風呂場は、君の生徒達のせいで満杯でね。仕方なく、男湯を使う事にしたのだ。幸い、この宿泊施設は君達によって貸し切られている。他の男性客は居ないので、安心して入れるよ……ああ、心配はいらない。君に裸を見られても私は構わない。君には何度も裸を見られているからね、今さらだよ。遠慮はしなくていい、私と君の仲じゃないか」

 

「なんで居るんですか!?」

 

 最悪だった。まさか、こんな所に現れると思っていなかった。白い女は白い肌を隠す事なく、そこにいる。でも、麻帆良学園の敷地外だから、僕の魔力は復活していた。そういう意味で考えると、外で会えて良かったのかも知れない。今の僕に戦う力はある。杖は無いけれど、発動媒体となる指輪もあった。エヴァンジェリンさんから、闇の魔法の習得記念として貰った指輪だ。「人に紛れて生きるのならば付けて置け」と、よく分からない事を言われている。

 エヴァンジェリンさんから貰った指輪なんて怖くて使えないけれど、指に付けていないと怒られるので最近は付けっ放しだった。おかげで、こんな状態でも魔法を使える。お風呂に入ったまま闇の魔法を発動させて、僕は暗い闇を纏った。闇の魔法の基本形態である「闇き夜の型」だ。ブゥゥゥンという空気の振動によって、お風呂の水面を揺らし、風呂場の扉も震わせる。

 

「こんな場所で闇の魔法を使うとは、風呂場を壊す気なのかね。こんな所で戦ったら君は無事でも、他の者は無事で済むと言えないよ。この風呂場も傷付けてしまうだろう。そんなに怯えなくても、私は何もしない。君と一緒に風呂へ入りたいだけだ。その程度の事すら許してくれないと言うのか……ああ、なんだ。もしや私の声は聞こえていないのか。すでに君は、暴走しているのだね」

 

 

 殴る叩く潰す捻じる曲げる千切る倒す壊す殺すHitSwatSmashTurnBendTear-offDefeatBreakMurder焼死溺死凍死感電死斬死圧死Death-by-fireDrownDeath-by-freezingElectrocutionDying-by-cuttingSuffocation氷結石化FreezingPetrifaction白い女を白い女をしろいい女をしろい女をしろいいおんなをしろいいおんなをMurderMurderMuurderMuuurderMuuurderrMuuurderrrしろくしろくしろくしろくしろくしろくdyedyedyyedyyyedyyyeedyyyeee

 

 

「しかし、そんな様では、私に勝てないよ」

 

――アデアット

 

 

~ほわいと☆ネギちゃん鎮圧中~

 

 暖かい。誰かに抱かれている。温もりによって、心と体を癒される。僕は人肌の感触と体温を感じていた。失った部分を埋め合わせているような感覚を覚える。顔も知らない母親に抱かれているような気分だった――それで僕は、心を満たされていた。全てを忘れて僕は、その感覚に体を預ける。無条件の信頼を相手に寄せていた。こんな事をするのは新学期の時に、明日菜さんと眠らなくなって以来だ。

 

「少年、長湯すると肌がフニャッとなってしまうよ。そろそろ目覚めては如何かね。私としては嬉しいのだが、こんな所を誰かに見られたら勘違いされてしまうよ。まあ、貸し切りとは言っても、彼女達も男湯へ突入する事は無いと思うけれどね……それにしても君は柔らかいね。ついついプニプニしてしまうよ。やはり小さい物は素晴らしい。このまま目覚めないのならばスリスリしてあげようか」

 

 カッと僕は目を開き、白い女を突き放す。しかし、体に力は入らず、白い女をポヨンと揺らすだけだった。お風呂の中に倒れた僕を、白い女は拾い上げる。いったい如何いう事なのか。どうして、こうなった。たしか闇の魔法を発動させて――暴走した。それを白い女に止められたのだろう……危ない所だった。こんな場所で暴れたら、生徒達まで巻き込む所だった。暴走は制御できたと思っていたけれど、暴走し難くなっただけだったのか。

 

「放し……くだ……」

「起きたようだね。意識はハッキリしているのかな。ちゃんと話を聞いてくれないと困るよ。そろそろ私の時間も終わりなのだから……では、話を始めようか。君に交わした約束のために、私は説明しなければ成らない。これまでに起こったこと、これから起こること。全ては君のためだった。君の父親を呼び寄せるためだった。それも次で成功すると、私は確信している――ピンチの話だ」

 

 またピンチの話だ。その話に僕は疑問を持っていた。前回のピンチで主犯となった生徒は、僕の生徒だ。ピンチを防いだ後に本人の許可を得て、「いどのえにっき」で心を読ませてもらった。それによって、生徒は単独勢力であると証明される。今回の事件は生徒の意志で起こされ、他者の意思に影響された跡は無かった。白い女は本当に、ピンチを用意したのだろうか。白い女は他人の起こした事件に便乗したのではないか?

 

「超さんは……操られて……」

「超鈴音の無意識を読んだのだね。しかし、私の影も形も見当たらなかった。それは当然だよ。私は超鈴音の意識に干渉したのではない。世界樹の大発光を一年早めただけなのだ。「世界中の大発光が早まったために、計画を一年早めた」と超鈴音は言っていただろう。「異常気象で世界樹の大発光が一年早まった」という話も学園長から聞いているはずだ――それは私の仕業だよ。魔法世界側で魔力を集め、麻帆良学園の地下にあるゲートを通して世界樹へ送り込み、大発光を一年早めた。君のいる間に事件を起こすためにね」

 

 そんな事をするとは思えない。そんな事をして白い女に利益はあるのだろうか。こんな事をして意味はあるのだろうか。本当に父さんは来ると思っているのだろうか。本当に来た所で意味はあるのだろうか……ピンチになった僕を助けて、また父さんは去って行くのだろうか。死ぬほどの苦労をした所で、父さんは何のくらいの時間、僕の側に居てくれるのだろうか。一年か、一ヶ月か、一日か、一時間か……そんな結果に意味はあるのだろうか?

 

「信じ……ませ……」

「私の裏工作なんて信じなくても構わないさ。君はピンチが起こると知っていればいい――次のピンチは世界の存亡を賭ける。この世界ではなく魔法世界の消失だ。それほどのピンチとなれば、君の父親も駆け付ける事だろう。消失するのは魔法世界なので、現実世界に与える影響は少ない……そうは言っても、最終段階になると麻帆良学園の下にあるゲートで魔法世界と繋がって、多少の影響は出るのだがね――ああ、このゲートというのが、世界樹の大発光を引き起こすために使った物だ。それで何が起こるのか具体的に言うと、魔法世界の消失に巻き込まれる」

 

 魔法世界だから関係ないと思っていたら、そんな事はなかった。放って置けば生徒達は消失に巻き込まれる。どんな状態を「消失」と呼ぶのかは分からない。でも、間違いなく良くない事だ……それは許せない。でも今の僕は麻帆良学園で、一般的な魔法使いに劣る程度の力しか持っていなかった。事件に巻き込まれても、麻帆良学園では戦えない――僕の力では何もできない。

 

「僕は……でき……」

「ああ……そう言えば君は、人では無くなったのだったね。それならば魔法世界へ渡るといい。魔法世界側から行けば、全力を発揮できるよ。そうすれば最終段階へ進む前に、作戦を止める事も出来るのかも知れないね……ならば場所を教えて置こう。我々の本拠地は墓守り人の宮殿だ。そこで私の息子達は、魔法世界消失の準備を行っている。しかし、君一人で息子達全員と戦っても一方的過ぎるだろう。だから、君の父親の友人であるジャック・ラカンを探すといい。闘技場で戦っていれば姿を現すだろう。きっと力になってくれるはずだ。たぶん……」

 

 なぜか白い女は言い淀む……これは珍しい事だ。ジャック・ラカンという人物の行動を、白い女は制御できないという事なのか。いったい、どんな人なのだろう。そう思うと、少しだけ行きたくなった。でも、行き先は魔法世界だ。一人で行くのは不安だった。行かなければ魔法世界の消失に巻き込まれるらしい。それを防いだとして、僕は何を得られるのだろうか。苦労をしてまで父さんと再会する――意味がない

 

「父さん……なんて……」

「魔法世界へ行くのならば、一つ良い事を教えてあげよう。魔法世界の「夜の迷宮」というダンジョンに、鬼神の童謡という魔法具が眠っている。「鬼神の童謡」は相手の名前を見破る魔法具だ。君の持っている「いどのえにっき」と合わせて使えば、名前を知らない相手の無意識も読み取れる。それを使えば私の正体も見破れるのかも知れないね――まあ、行くも行かないも、君の好きにするといい」

 

 そんな事を言われて行かない訳はない。見えている釣り餌に飛び付く事しか、僕はできなかった。麻帆良学園に残っても、世界の滅びを待つだけだ。ならば夏休みの間に魔法世界へ行くしかない。魔法世界へ行って、鬼神の童謡を手に入れて、闘技場でジャック・ラカンという人を見つけて、見つからなくても白い女の本拠地へ行き、消失を止める――それは白い女と僕の、最後の戦いになるのだろう。

 

~カモ君なら女湯へ行ってるよ~

 

「あ、ネギ君おきたよー」

「だいじょうぶー? ネギくーん?」

「ああ、ネギ先生。こんな事ならば、お風呂を御一緒にするべきでしたわ」

「大丈夫ですか、ネギ先生」

「ネギせんせー、おはようございます」

「ネギ、しっかりしなさいよ」

「ネギくん、しっかりしいやー」

「お気は確かですか、ネギ先生」

 

 目覚めると生徒達に囲まれていた。熱くなった体を冷やすために、氷の入った袋を押し当てられている。どうやら僕は、お風呂に漬かったまま気絶していたらしい。僕の様子を見に来たカモ君に発見され、カモ君は明日菜さんに助けを求め、男湯へ乗り込んだ明日菜さんによって僕は救助された。僕は明日菜さんに御礼を言って、皆にも御礼を言う。こんなに優しい生徒達を戦いに巻き込んでは成らないと、僕は改めて思った。

 夏休みの間に、魔法世界へ行こう。これは僕の我がままだ。生徒達も小太郎君も置いて行く。僕は白い女に会いたい、白い女を倒したい、白い女の正体を知りたい、白い女の秘密を暴きたい。そのために魔法世界へ行く。麻帆良学園に降りかかるピンチを防ぐためでもあるけれど……結局は自分の望みを果たすためだ。麻帆良学園を救うのではなく、白い女を倒した結果、麻帆良学園は勝手に救われる――自分の責任で、自分のために、僕は白い女を倒す。

 白い女を倒さなければ僕の人生は前へ進めない。白い女は僕の全てで、白い女を倒すために僕は強くなった。人ではなくなり、僕は魔物になった……いいや、今さらな話だ。6年前に村を滅ぼされた時から、僕の人生は白で染め上がっている。あの時から僕は、とっくの昔に、心は魔物となっていた。もう過去には戻れない、もう元には戻れない。白い女を倒すために僕は存在する。魔法世界へ行って、白い女を倒そう。

 

 

それで全て終わりだ。




▼『仮称』さんの感想を受けて、脱字に気付いたので修正しました。急に田舎言葉になっていたのね。
 君一人で息子達全員と戦っても一方的過ぎるだ」ろう←ここ重要


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