私のヒロインアカデミア + 短編的なアレ   作:魔剣姫の従僕

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個性把握テスト

わりかし寧ちゃんと相性の悪いお話


4話 個性把握テスト

「ようこそこれが雄英高校ヒーロー科だ」

 

(うるさい)

目の前にいる先生(ヒーロー)の言葉を聞きつつ

何が出来るかを考えた

答えは出ない

 

第1種目50m走

(少しは鍛えたから、速くはなってる……か)

それでも、他に個性を使えるメンツから見れば遅い

出久も私より速かったし

 

第2種目 握力

剣を持つようになったからこそ上がったものの

一般的な範囲内を出ることが出来ない結果

 

第3種目 立ち幅跳び

第4種目 反復横跳び

 

どちらも何も出来ずに終わった

 

第5種目 ボール投げ

(そろそろやらなきゃ……か)

「先生?」

「なんだ」

「円からでなければいいんですよね」

「そうだ」

なら

霊力で手を守り

上にボールを投げる

 

「秘剣・大灼廻天」

 

ボールを手刀で打つ

瞬間

凄まじい勢いでボールが加速

天へと昇っていった

 

「記録ゼロだがお前も無限でいい」

「えっ?」

「計測時間中に計測範囲外にいった」

 

はぁ?と言った声が後ろから聞こえる

 

「あれ、大気圏突入しただろ」

「そうでしょうね」

 

二度目の驚きの声が上がった

 

そして出久の番

(多分後がないのは出久も一緒)

無個性と言っていた彼が個性を発現させたことには驚いたが

「先生」

「どうした木住」

「私の気分が悪いので緑谷さんのケガを治させて下さい」

「……ハァ、好きにしろ」

「出久、指出して」

「う、うん」

 

その他の種目は普通の記録で終わった

 

「じゃあ、結果発表といくか」

「ちなみに、除籍は嘘な」

 

嘘じゃなかったことは知っている

恐らく、お眼鏡に叶わない奴は無条件で落とす奴だ

顔と言葉を見ていれば分かる

 

 

帰宅時、前方に出久を含め3人を見つけた

「私も混ぜてくれる?」

「あ、寧ちゃん!二人ともいいかな?」

「私はいいよ!」

「構わないよ」

 

明日からもっと忙しくなるだろう

(もっと使えるようにならないと)

ーーーーーーーーーーー

「相沢君、そういえば木住君の個性についてなんだが」

「断裂と本人は申告していましたが」

「断裂?しかし彼女は緑谷君の指を治していたが」

「本人曰く、そういう使い方も出来ると言っていた」

「そうか……」

「どうかしたんですか?」

「いや、木住と言う名に聞き覚えがあるような、無いような」

 

「あんたら、知りたいか?」

「「!!」」

二人で話していた場所に現れた女性

二人が一瞬で警戒するが、入校許可書みせると警戒を解いた

 

「あなたは一体」

「まぁ、アイツの保護者みたいなもんさ」

「保護者……?」

 

「あぁ、探偵ヒーローなんてやってるただの女」

ダークグレーのスーツを纏った女性は

 

 

 

 

「貝念梨夢それがアタシの名さ」

そう名乗った

 

 




秘剣・大灼廻天
点から重力・大気を引き裂き高熱を発生させるも、モノを燃やさない状態にする

今回は抵抗、重力を無くしてボールを飛ばすために選択した

手は霊力で防護していたがその上から少し火傷していた

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