今日はここまでです。
短いです。
影響無いかなぁと思っていましたが、テンポよくハーレム要員が加わるので、影響ありませんの文は消しました。
「...では、お二方を案内屋の宿に送っておきます」
ギルドの職員に山賊の拠点でそう言われると、冒険者を引き連れ、帰って行った。
どうやら、別の道に山賊が点在していて、それを倒しながら来たらたどりついたようだ。
「お願いする」
「はい、任されました」
では、一人で残ってナ二をするかというと、部屋漁りである。
「さあ、なにがあるかなぁ?」
ニヤニヤ顔が止まらず、取りあえず出口から近い部屋から漁ることにした
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「無い、綺麗に無い」
それもそのはずである。 ギルドの連中がくまなく被害品を持って行ったので、めぼしい物が見つかるはずがないのである。
溜め息を吐き、とぼとぼと帰ろうとすると、いきなり床が崩れ、地中に落とされた。
...ソコまで深くはないが、綺麗に落とされたのである。
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「痛つつ... なんだ? 」
腰をさすり起き上がると、頭の上の穴と、目の前に通路が広がっていた。
「はぁ... こういうの気になるんだよなぁ...」
取りあえず進むことにした。
暫く進み、大広間の様な所に出た。ほのかに光る苔の様なものが、いかにもファンタジーらしさを醸し出していた。
すると、台座にマス〇ーソードのように刺さる、簡素な剣を見つけてしまった。 しかも、いかにも触った者の遺品ですと言わんばかりに片方の篭手が握られていた。
「とんでもない物を見つけちまったなぁ...」
篭手に左手を通し、引き抜こうとすると、簡単に引き抜けてしまう。
「お、おい、抜けちまったよどうすんだこれ。」
勝手に生成された鞘を眺めつつ、はあ、と溜息を着くのだった。
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「って、帰り方何となくしかわからないんだが...」
いざ地上にでると、今度は帰り方に迷う
「はぁ... 地図って無かったっけ? あっ、そういえば視界にあったな。」
どうも気配が薄かった隅の地図は、見ようと考えていないと勝手に掻き消えるようだ。
「気配薄いな...」
失礼な!とでも言っているように点滅した... ように見えた。
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ある意味ボロボロになりながら、インベントリに剣と篭手、M870を突っ込み、門にたどり着くと、シルヴィと車椅子を押す金髪エルフがいた。
「おう、帰ったぞ~」
「遅いです~っ なんで一緒に帰ってきてくれなかったんですかぁっ」
「泣きながら言われても伝わらないんだが。 んで、後ろの奴は?」
「えと、シャノンちゃん、です。」
「宜しく、勇者」
ん? と顔をしかめる。
「何故勇者? シャノン? だっけ?」
「ご飯の前に手を合わせるのは、異世界から召喚された勇者だって聞いた、主に伝記で。 あと、名前はシャノンで合ってる。」
おおう、そうなのか。と、はあと溜息。
「俺は異世界から来たが、多分勇者なんてのは違うと思うぞ?」
「そうなの? じゃあ、なんて呼べばいい?」
「浅間達哉って名前だから、達哉とか言ってくれればいいぞ」
「じゃあ、達哉で」
「おう、んで、一緒に来るか? 主に何も考えず世界をブラブラする予定なんだが」
「ん、行く」
そんな事で、取り合えず旅の仲間が増えたのだった。
~~~ その日の宿屋、ベッドにて。
「たーつやさん?」
「おう、シルヴィ。いいから、寝る時ぐらい一人にしてくれ、だから背中に抱き着くな」
「達哉」
「分かった、だからシャノンは腹に抱き着くな」
『いや(です)』
「いやだからそこは協調しなくて良いから。 ...だぁーっ... しょうがねーか...」
はい、お疲れさまでした。
これで、ゼロ章終了です。 次回から、一章です(多分やります)
では、この話からはちまちま書きます~