三姉妹のライブ後、すぐに出撃し、前方に敵さんの旗が見えたため、陣形を展開。展開後、華琳と馬超が舌戦を行っていた。馬超も女の子かぁ。可愛い娘だなぁと思っていたら
「如月さん?」
凪がジトーと冷たい目で見てきた。あれ?凪以外からも冷たい視線が・・・・凪を含めて霞、人和、季衣、流流、風の五人からの視線を感じた。いや!みんな!結構離れてるのによく分かりますね!
「如月さん。我々を侮ってもらっては困ります。」
如月「今後・・・・気をつけます・・・・」
「うぅ・・・・凪ちゃん・・・・怖いの・・・・」
「副ちょー。戦前に士気さげんなや!」
如月「ごめん・・・・」
とそんなコントみたいなことをやっていたら、いつの間にか舌戦が終わっていた。早っ!
「総員。戦闘配置につきなさい!この苛立ちだらけの涼州の戦に、さっさと終止符を打つわよ!全軍!」
「とっつげきぃぃぃぃぃぃぃぃっ!」
華琳の檄の後に地和の突撃の声が聞こえた
一刀「・・・・地和・・・・」
如月「まぁ・・・・いいんじゃね・・・・気を取り直して・・・・オメ―ら!歌姫様からのじきじきの突撃命令だ!歌姫様にお前たちのカッコイイ所見せてやれ!勝って、三姉妹のライブをみんなで見に行くぞ!」
『おおーー!!』
戦闘が始まって数刻後、真桜率いる工兵達の手によって細工されたぬかるみに涼州の騎馬は機動力を完全に奪われ、こちらが優勢になってきた所で野戦の戦闘は決着がつき始めてきた。そんな時
「伝令!北郷様。如月様。曹操様から本陣に合流すように。合流後、城の制圧に向かう。とのことです!」
一刀「了解。」
如月「分かった。真桜。沙和。華琳に呼び出されたから、本陣に行ってくるわ。ここの指揮頼む。」
「へーい。隊長と副長も気をつけてな。」
「分かったなのー。」
如月「凪は俺達についてきな。攻城戦になるだろうから一人でも多くの将が欲しい。」
「了解です。」
俺、一刀、凪の三人が本陣に合流後、城の制圧に向かった。
一刀「日が暮れる前に陥落か・・・・」
如月「まさかここまで城の守りが手薄とはなぁ・・・・」
「馬超達の隊が本隊だったようね。あなた達も馬騰を探してきてちょうだい。」
如月・一刀「「了解」」
如月「さてさて。馬騰さんはどこにいるのかねぇ・・・・」
部屋を一つ一つしらみつぶしに探していると、ある部屋で倒れている人を発見。
如月「ちょっ!あんた!大丈夫か!?しっかりしろ!」
だが返事はなく、体がつめたくなっていた。
如月「くそっ!もう亡くなっている。・・・・ん?よく見ると顔が馬超に少し似ているような?・・・・っ!!」
部屋を出て
如月「誰か近くにいるか!?」
「はっ!ここに!」
如月「秋蘭を呼んできて来てくれ!」
「了解です!」
少ししたら秋蘭がやってきて
「如月どうした?」
如月「馬騰らしき人を発見した。確認してくれ。」
「・・・・そうか。」
秋蘭は部屋の中へ入り
「如月。華琳様に馬騰が見つかったと報告してくる。この部屋の中には誰も入れないように、ここで見張っててくれ。」
如月「ああ・・・・分かった。」
数人の兵達と部屋の扉の前で待っていたら、、秋蘭が華琳と一刀を連れてやってきた。
如月「毒を呷ったみたいだ。」
「・・・・そう。」
それだけつぶやいて、部屋の中へ入っていく。
「秋蘭。ここに人が入ることを禁じなさい。破った者は斬り捨てて。それから、女官がいれば何人か呼んできて。馬騰の亡骸はこの地の流儀で丁重に弔わせなさい。」
「承知いたしました。・・・・そういうわけだ、北郷。如月。」
一刀「・・・・ああ。凪たちの仕事を手伝ってくる。」
如月「女官もこっちにくるように手配しとく。」
「頼む。」
馬騰の埋葬を済ませた後、涼州を併合し、早々に帰路へついた。元々馬騰は体を患っていたらしい。馬超達は、春蘭と霞の追撃から逃げた後、劉備の所に身を寄せたとの噂があった。関羽、張飛、趙雲、諸葛亮、鳳統、そして馬超。黄忠はわからないが、蜀としての形が着々と揃いつつあるなぁ。