カルデアがダブルマスター体制だったら。   作:バナハロ

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堂々としろ。トップなら特に。

 想定外にも、新たな戦力を手に入れ、いろんな話を聞けた。奴らがなんかアークとか言う頭おかしい兵器を使おうとしてる事、その為にエウリュアレを必要としている事、と、とにかく色々だ。

 まぁ、大体は理解したわ。要するにイアソンは誰かに踊らされているんだろう。そこは正直、問題じゃない。

 今、重要なのは敵にアキレウス、ヘクトール、ヘラクレスが揃っている、と言う事だ。前回の作戦では受けに回ろうとしていたが、それでは限界がある。

 こちらの味方はマシュ、オルタ、リップ、佐々木さん、沖田さん、クーさん、エミヤさん、アストルフォ、清姫、船長、アステリオス、エウリュアレ、アタランテ、ダビデ、オリオンとアルテミス……うん、頭数だけで言えば多いんだけどなぁ……。

 ……まぁ、うまくやるしかないか。一応、作戦を編み直しているし。

 

「……さて、その前に召喚だ」

 

 藤丸さんとマシュとエミヤさんとクーさんと佐々木さんと一緒に召喚しに来ました。この他にも霊脈があるみたいで良かったよ。

 

「次の戦闘に備えて、って奴か?」

「そういう事。相手はアホ強い英霊が揃ってるわけだし、少しでも戦力は多い方が良いでしょ?」

「まぁ、その通りだが……しかし、マスター。魔力の方は大丈夫なのか?」

「え?」

「扱うサーヴァントが多い程、魔力は消費すると思うが」

 

 ……あ、それもそうか……。じゃあ、次の特異点からは全員を連れて行く、と言うわけにもいかないじゃん。

 

「まぁ、何とかなるっしょ。とりあえず、今は戦力アップが最優先だよ」

「しかし、気に入らねえなぁ。俺達がまるで力不足みてぇじゃねぇの」

 

 クーさんが後ろでボヤく。その隣の佐々木さんがさらに呟いた。

 

「同感よな。我らも英霊、如何に相手が強力であっても、現状の戦力で負ける事はないだろう」

「俺もそう思うよ」

「む?」

「でも、戦いに100%は無いよ。だから、俺は今、99.9%を目指してるってだけ」

「……」

 

 そのためにも頭数は多い方が良いに決まっている。まぁ、他に理由を挙げるとすれば、アーチャーが多い現状では、寄られたら弱いため新たな壁役が欲しいと言う所なんだよね。

 一応、俺の言うことに納得してくれたのか、エミヤさんが別の質問をしてきた。

 

「ちなみに、マスター。細かい作戦は決めたのか?」

「大体ね。……まぁ、やっぱり俺達も戦力を分散させざるを得ないんだけど。特に、藤丸さんには負担をかけちゃうと思う」

「え、わ、私……?」

「うん」

 

 正直に言って丸投げだからなぁ。それに、相手の戦力もヘラクレス、ヘクトール、アキレウス以外にメディア、イアソンと他に二人いる。他二人が不確定である以上、すべてを任せるしかない。

 

「藤丸さん」

「な、何……?」

「後で将棋、教えてあげる」

「なんで急に?」

「んー……何かの参考になれば良いかなって」

「?」

 

 そんな話をしつつ、全員で霊脈まで来た。さて、召喚である。正直、なんかもうこの下りは分かってきたからね。だって、あんま良い思い出した事ないし。欲しい、って時に何も来ないのはわかり切った話だ。物欲センサーという奴。

 しかし、佐々木さんやクーさんの言うとおり、戦力が過剰なのも分かるよ。特に、俺の班の役目は陽動。相手にする人数も多く無い。

 だから、これはどちらかと言うと藤丸さんのための召喚だ。俺の元には単独行動のスキルを持つサーヴァントがくれば、それを藤丸さんの方に回せる。

 

「……って言って来ないんだよなぁ」

 

 多分、どちらかというとサポートメインのサーヴァントが来る気がする。ま、良いさ。もうそういうのに慣れた。出来れば、優しい人が良いんだけどね。

 とにかく、対物欲センサースキルを発動だ。こういう場合は、候補を増やせば良いんだ。全てを兼ね備えたサーヴァントが来ないのはわかり切っている。

 ならば、第一希望、第二希望と分けてリストアップしていけば良いのさ。

 そんなわけで、リストアップ。

 まず第一候補、強いサーヴァント。

 第二候補、優しいサーヴァント。

 第三候補、単独行動を持つサーヴァント。

 第四候補、空を飛べる宝具を持つサーヴァント。

 第五候補、おっぱいの大きいサーヴァント。

 流石にこれだけ候補を上げて、全部外れるなんて事はないでしょ。

 

「よっしゃ来い!」

「相変わらずすごい気合いだな……」

 

 召喚を始めた。まずは藤丸さんから。サークルが回転を始め、中央に白い稲妻が走る。人影が姿を現し、そこに出て来たのは、巨大な男だった。

 

「おおう、よくぞ余を引き寄せた! 征服王イスカンダル、貴様の道を切り開こう!」

「あ、どうもはじめまして! 藤丸立花です!」

「マシュ・キリエライトといいます。よろしくお願いします」

 

 イス、カン、ダル。あ、あの征服王? 最果ての海を目指して東方遠征を行い、道中の国々を蹴散らしてはその国の王や兵士達を配下に加えていったっていうあの人? 

 マジかああああああ。ここに来て大当たりを引いたぞあの人おおおおおお。

 前々から思ってたけど、なんであの人ばっか良いサーヴァント引くの? おかしくない? 

 

「ガッハッハっ、余を前にして元気な娘だ! 気に入った! それで、どんな状況だ⁉︎」

「最終決戦の前でして……後で説明しますね? ……あ、皆さんを紹介致します」

 

 礼儀正しい言葉を使いながら藤丸さんは俺達に顔を向けた。

 

「佐々木小次郎さん、私のサーヴァントです。で、あっちがエミヤさんとクー・フーリンさん。あの二人はあそこにいる私達のリーダー、田中正臣さんのサーヴァントです」

「む……リーダー?」

「はい」

 

 ジロリと俺を見下ろすイスカンダルさん。しばらく俺を見下ろした後、小さく鼻息を鳴らした。

 

「ふんっ……まぁ良い。で、余は何をしたら良い?」

「あ? や、少し待ってて。俺も召喚するから」

「ふむ……分かった」

 

 うん。羨ましがる事はない。俺は俺、藤丸さんは藤丸さん。ちゃんと分けて考えないとキリがない。

 

「よし、来い!」

 

 そんなわけで、召喚を開始した。また円形にサークルが回転を始め、人影が姿を現した。

 

「……召喚に応じ参上した。貴様が私のマスターというヤツか?」

「……」

 

 オ……オルオルオルオルオルオルタァアアアアアアアアッッッ⁉︎

 

 ×××

 

「っ……」

「おい、マスター。どうかしたか?」

「い、いえ……」

「なら、早く貴様の分の飯もよこせ」

「ど、どうぞ……」

 

 現在、全員での飯中。俺のおかずをセイバーオルタ様に差し出した。

 ……分からなぁい、意味が分からなぁい……。なんでこうなるの? 何を持ってしてこうなるの? 俺、前世でどんだけ悪人だったわけ? どこまでのカルマを背負ったらここまで望み通りにならないの? 

 や、確かに望み通りにはなったよ? しかも第一候補の「強いサーヴァント」が来たわけだ。

 でもさぁ、だからって他の候補の要素がマイナス値に振り切っているのはどうなの? いや、それだけでは無い。俺の脳裏に浮かんでいるのは、あの時の光景。

 

『っ⁉︎ な、何故パンツに手を掛ける⁉︎』

『聖剣を出すからだ!』

『どんな聖剣だ‼︎』

『男の聖剣だ‼︎』

『意味が分からん‼︎』

 

 あの忌々しいトラウマが全力で蘇りやがるうううううう‼︎ 幸い、本人にあの記憶はないようだが……知られたら死んじゃう! 死にたくない! 

 

「……あの、立花さん。マスター、どうしたんですか?」

「……あれは拭い去れないトラウマの擬人化だよ……」

 

 まったくだよ! 

 

「まったく……やはり見た通り臆病な男であったか。アレが余らのリーダーとは、情けない……」

「ま、まぁそう言わないであげて下さい」

 

 イスカンダルさんが苦言を告げるが、それに反応している場合では無い。だって死んじゃうもん。命の方が大事だからな。

 

「……ふむ、マスター。腹が減った。何か獲物でも取ってこい」

「へい、お待ち! ただいま、お待ち下さい!」

 

 頭を下げると、俺はとりあえず近くにいた沖田さんに声をかけた。

 

「おい、沖田! 狩の時間だ! 行くぞ!」

「あーもうっ、情けないバカマスター! 少し黙っていなさい!」

「お、おいおいテメェ何言ってんだ⁉︎ アルトリア様の邪魔をするな!」

「だから黙ってなさい!」

 

 マスターとしての威厳など全く無視して俺を黙らせた沖田さんは、目の前のアルトリア様に言った。

 

「あなた、マスターの何なのか知りませんが、それ以上、私達のマスターに勝手な命令をするのはやめて下さい」

「知ったことか。それに、私から命令をした覚えはない。さっきその男は『何なりとお申し付け下さい、我が王』と私に跪いた」

「……清姫さん?」

「嘘は言っていないそうです」

「マスター! どこまで情けないんですか⁉︎」

「うるせぇばーか! こんな所で死んでたまりますかってんだ!」

 

 俺の命がかかってんだよ! ……特にあの時の戦いを知られた暁には……想像するだけで身震いする。

 そんな時だ。ゾッとするような声が清姫から漏れる。

 

「……しかし、確かにわたくしのますたぁにあまり勝手な命令をされるのは不愉快ですね」

「そうね。あんま不愉快な事してると、出て来て早々、座に返すわよ?」

 

 エウリュアレも同じように声を掛ける。アステリオスの上に乗ったまま。

 が、そんなセリフに怯えるような王ではなかった。ニヤリとほくそ笑むと、聖剣を持って立ち上がった。

 

「面白い……文句がある奴は全員、掛かってくれば良い」

「上等です」

 

 菊一文字を抜く沖田さんを見て「あ、まずい」と思った俺は、反射的に二人の間に入った。

 

「ちょーっ、待った待った。落ち着いて二人……というか五人?」

「退け、マスター。貴様の部下は少々、躾がなっていないようだ」

「いやいや、こんな俺の事で喧嘩する事ないですから。明日、最終決戦なんですし、戦力減らすような真似しないで下さいよ」

「そいつら次第だ。返答と態度によっては……」

「いや、お互い次第でしょ。自分の行動を人の所為にしないで下さいよ」

「……」

 

 ……あ、つい本音が。怒られる前に沖田さん達にも注意を入れておかないと……! 

 

「沖田さん達も。俺はどんなにボロカスな扱い受けても気にしないから、作戦に響くような真似はしないで。一応、人類の命運がかかってるんだから」

「……まぁ、マスターがそう言うなら」

「ですが、ますたぁ! わたくしにますたぁが良いように使われているザマを黙って見ていろと⁉︎」

「そうよ! あんたそれでも男な訳⁉︎ プライドのカケラも無い……!」

「うるせーよ! 俺のプライドなんざ、人類の命運に比べりゃ安いもんだ!」

 

 というより、俺の命だが。生意気な口を叩いて殺されるくらいなら黙って従うわ。

 しかし、その場にいた全員は別の理由で捉えたようだ。

 

「……ふっ、ただの蝙蝠男だと思ったが、中々キモが据わっているようだ」

「生意気だと思って殺さないで下さいごめんなさい!」

「……いや、というよりただの臆病者か」

 

 はい、そうです。

 

「だが、そこまで正直な臆病者も中々いないだろう。ここは、マスターに免じて引き下がろう」

「ありがとうございます。……で、お肉狩って来ましょうか?」

「お前、バカだろう」

「そうですよマスター! なんでまた振り出しに戻すんですか⁉︎」

「えっ、いやだって殺されたくないし……」

「……お前には私がどう見えているんだ? そんなに傍若無人に見えるか?」

「違うの?」

「今の一言で殺しそうだ」

「わー、嘘ウソごめんなさい!」

 

 とにかく、その場は丸く治ったので、とりあえずホッとしておいた。

 

 ×××

 

 ……お腹が空いて眠れない。明日が決戦なだけあって、見張りはサーヴァントの方が変わってくれた。

 作戦は全部会議中に話したし……ハッキリ言って明日の俺の出番なんてないようなもんだから、多少眠れなくても良いんだけど……でも寝たい。

 

「……はぁ、何か夕食余ってないかな……」

 

 身体を起こし、ライターの火を灯して、さっきまで食事をしていた辺りをうろうろし始めたのだが……何にも見えねえ。流石、夜空の星空だけが灯りになってくれているだけある。

 

「諦めるか……」

 

 仕方ない、もっかい寝直そう。もっかいっつーか一回も眠れてねえけど。そう思った時だ。ヌッ、とライターの小さな明かりの中に可愛い人の顔が出てきた。

 

「マスター」

「え……だ、誰? 天使? 結婚して下さい!」

「ふえっ⁉︎ な、なんですか急に⁉︎ 沖田さんです!」

「……なんだ、沖田さんか」

「んがっ……ど、どういう意味ですか⁉︎」

 

 チッ、めちゃくちゃにドチャクソタイプの子が飛び込んで来たと思ったのになぁ……。

 

「何か用?」

「どうせお腹空いて眠れないんでしょう? 獲物、取ってきましたよ」

「……え、わ、わざわざ?」

「はい。……ここではみなさんが眠っているので、離れた場所で食べましょう」

 

 ……マジか。もしかして沖田さんって良い人なのか? 

 

「サンキュ、じゃあ食べよう。一緒に」

「はい」

 

 少し離れた場所に移動し、二人でキャンプ。ライターで火をつけた焚火に串刺しにした肉を焼く。

 こうして星空の下、現地調達した食材を焼いて食べれる、と言うのは、考えたらグランドオーダーならではだよなぁ。日本で山の中に籠って熊を討伐して食おうものなら立派な密猟だし。

 やっぱ、そういう風に考えていかないと息抜き出来ないや。

 そんなことを思ってると、沖田さんが声を掛けてきた。

 

「あの、マスター」

「何?」

「臆病なのも結構ですけど……やっぱり、その……少しはプライドを持ってくれませんか?」

「はぁ? 何急に」

「だって……何があったか知りませんけど、あんなに新人に怯えるのはやめて欲しいです」

 

 ああ、その話。けど、そんなん言われたってなぁ……。

 

「でも……殺されたくないし」

「そこがおかしいんですよ。なんですぐに『殺される』って思うんですか?」

「あー……」

 

 どうしよう、言おうかな。言っちまうか? うん、言っちゃおう。表現をうまく隠せば良いんだから。

 

「……実はさ、沖田さんを召喚する前に、冬木に降りてるんだよ」

「は、はあ……」

「その時のラスボスが、あの人だったわけね? ……つまり、その……バレたら殺される気がして……だから、バレた時に少しでも印象を悪くしないように、と……」

「……」

 

 特に、殺し方が殺し方だったしなぁ……。羞恥と煽りをプレゼントした上で殺され兼ねない。ダイエット中のデブに、ゴリゴリに盛り付けたスタミナラーメンご馳走ようなもんだ。

 そんな俺の身震いとは裏腹に、沖田さんはそれはもう本気で呆れたようにため息をついた。

 

「はあぁぁぁ〜……」

「な、なんだよ⁉︎」

「英霊の皆さんは一度、死んでいるんですよ? その死因が殺されたのか病死なのか事故死なのか知りませんけど、そんな事で一々、突っかかって来る人はいませんよ」

「……え、そ、そうなの?」

「そうです。現に、ジャンヌオルタさん。あの方は過去の戦闘の記録を見ても、立花さんに仕えているじゃないですか。アルトリアオルタさんだって一緒です」

 

 ……いや、でもなぁ……。藤丸さんがジャンヌオルタを倒した時どんな感じだったかは知らないけど、こっちのセイバーオルタさんの倒し方は異常だしなぁ……。

 

「……でも、俺が死んだら人類史が生き残れないっしょ。生き残るための確率は少しでも上げておいた方が良くない?」

「そう言う言い方をされると、その通りなんですけど……」

 

 ……今の質問は少しずるかったな。なんか変だ、今日の俺。

 そんなことを語っている時だ。新しい顔が焚き火に割り込んできた。

 

「なるほど……そう言う魂胆か、小僧め!」

「うおっ、い、イスカンダルさん?」

 

 巨大な赤い人は豪快に笑うと、肉の串焼きを許可も得ずに一つとって頬張った。

 

「邪魔するぞ、セイバー」

「あ、は、はい」

「あ、俺には何も無し?」

「ふんっ、最初はただのヘタレかと思っとったが、中々、見所があるな」

 

 ほほう、ガン無視ですか。その耳は耳っぽい餃子かな? 

 

「だがな、小僧」

「は、はい」

「臣下の価値は上のものによって決まる。貴様がヘコヘコすれば、その分、臣下もそれと同じ価値になるぞ」

「え、そ、そうですか……?」

「そうだ。……それに、トップに立つ者によるが、マスターが醜い扱いを受ければ、配下が不快に思うのは当然だ。そこの沖田や、あのバーサーカーが怒ったのはそういうことだ」

 

 そうなの? って感じで沖田さんを見ると、照れたように顔を背けた。そうだったのか……。なんか、少し意外だ。清姫はともかく、沖田さんにはもっと嫌われてるもんだと思ってたけど……。

 

「分かったら、もっと堂々とせい。生き残るのが貴様のプライド、と言うことかもしれんが、臣下の事も考えろ」

「……あ、は、はい……」

「そんなわけで、いつまでもあの騎士王にビビっている場合では無い。明日辺り、目を覚ましたら少しは堂々とした所を見せてやれ。それが、お前のために怒ってくれた者達への礼儀というものだ」

「わ、わかりました……」

「では、早く寝ろ」

 

 それだけ言って、イスカンダルさんは立ち去っていった。言いたいことだけ言って去っていったなあの人……。

 俺と沖田さんは顔を見合わせる。まぁ、ここは謝るべきところだろうなぁ……。

 

「ごめん、沖田さん……」

「い、いえ……お気になさらず」

 

 そう言って、とりあえず食事を進めた。

 

 ×××

 

 翌朝。

 

「あ、あの……アルトリアオルタさん」

「なんだ?」

「やーい、貧乳」

 

 顔が変形するまで殴られた。

 

 


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