俺がガンダムで現実無双する話   作:toragonn

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お久しぶりです。



イナヅマは恐い 第九話

あれから倒れたイナヅマが目を覚ましたからガンダムを海底に沈めた。

えっどうやって沈めたかって? HAHA☆ なにを言っているんだい。あのガンダムX は折り畳み式なんでっせ。

 

....おかしいだって? ..........そんなの分かってるから!? いや、だって海底に沈める途中に変な黒い生物が襲ってきたんだって!! そりゃおかしくなっちゃいますよ。なんかイナヅマちゃんに似てたなぁ。まぁ拾っていた鋭利な石で切り続けたら動かなくなくなったから別にいいんダケド。

 

「そういえばヒトを殺すのも慣れちまったなぁ....」

 

「人間そんなもんです」

 

人間....ね。イナヅマは本当に人間なのだろうか。最近不思議に思ってきたことだ。俺が持てなかった丸太を片手で持っていたし、収穫してきた大量のヤシのみを一気に食べてたし。あっ、ヤシのみ20個は一気にいけるか。失敬失敬。女の子が大食いなわけねぇ。

 

「人を何で殺してしまったのです?」

 

「....なんでかな。成り行きで殺してしまったのかもしれない。ただ....ただ日常を守りたかったのかも知れない」

 

「....凄いじゃないですか。他の人の為に命を張れた。あなたは立派だと思います」

 

「ははは....そんな立派なもんじゃないよ。どんな理由であれ人を殺してしまったのには変わりはないよ」

 

「....ああもう!! 男の子なんですからうじうじしない!!」

 

イナヅマがポカポカ殴りながら声を荒げる。始めてイナヅマの大きな声を聞いたので驚く。落ち着いたのか殴るのやめ此方を見てくる。

 

「もう....あなたと一緒に暮らしてまだ1日ですが、ため息の出しすぎです。此方も滅入ってしまいます。はやくやめてくださいよっ!! イラついてイラついてしょうがないんですよ!」

 

「えっ、そんなにイラついた」

 

「ソロモンよ?」ニヤリ

 

ああ....そういう。

 

「私は....私は帰ってきたぁぁぁぁ!」

 

のってくれと言わんばかりにふってきたのでそれにのる。ちょっと恥ずかしくていいとどまりそうになったのは内緒

 

「「ぷっ.........あははははははは!」」

 

久し振りに笑ったような気がするな....。やっぱりイナヅマは優しいのかも知れない。

 

「くくく....まさか知ってるのは思わなかったよ。くふふふ....」

 

「? 寝言で言ってたのです。あと最後の笑い声気持ち悪いです」

 

「....えっ、寝言で言ってたの? というか最後俺の悪口言ってなかった?」

 

「気のせいです。さっさとその丸太を浜辺まで転がすのです。私には力仕事をさせたくないんでしょう?」

 

「アイアイサー....」

 

「声が小さいっ!」

 

「アッアイアイサーァァァ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

浜辺にて

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ....腰がいてぇ」

 

「お疲れです」

 

「そろそろできるなぁ....家」

 

「丸太を組み合わせただけですけどね」

 

確かに不恰好な家だけど雨風に晒されるよりいいじゃんか。イナヅマなんて雑草をヤシの木の下にひいて寝てた癖に。それに比べちゃあいい生活になるでしょうに....。

 

「.....!! なんか来ます!」

 

「うえ?」

 

ザッパァァン!!

 

海 か ら 今 朝 の 奴 が 現 れ た !!

 

し か し 腰 が ぬ け て し ま っ て し ま っ て 動 か な い ! (主人公だけ)

 

『ヴオオオオオォオオォォオオォ....あふん!!』

 

「きゃぁぁあああああ!!」

 

出てきた瞬間に丸太を投げつけてしまったため、相手は気を失ってしまった」

 

 

「あはははは....あいつ生きてたんだ」

 

「ハァハァ....恐かったぁ....ごうちんは恐くなかった?」

 

 

「あんたが一番恐かったわ」

 

 

イナヅマ恐い....。

 

 




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