転生したらカガリになってた、開発チートでオーブの未来はどっちだ? 作:モフモフ好き
11月23日 修正
私はあの後、メンデルに立ち寄り、事前に用意したもので酸素や水の補給を行なっていた。
「シグマ、施設の復旧状態はどうだ?」
通信で内部に入ったシグマに現状の報告を聞く。
『汚染物質の類はなし、ガンマ線で完全消毒したとの事ですが表向きということなのでしょう……、あちこちの研究施設が破壊されています』
予想はしてたが、破壊されてるところが多いか。
「となると、けっこう大変だな、とりあえず生命維持システムや壁の補修から優先して直していこう、作業ロボットはそれなりに連れてきたから、一区画だけでもいいからまず直していくぞ!」
『了解しました、主殿!』
破壊された設備は諦めて、まずは生活スペースから復旧させるか~。
事前に生産設備そのものをコンテナにいれて運んできたから、ある程度復旧できたら生産も始められる。
それから2日、なんとかコロニーの一区画を復旧させることに成功した。
その間に世界はものすごく荒れていた、そらまあ一般人が多くいる、食料生産コロニーに核ブッパってなったらそうなるよね。
ブルーコスモスのやった一件で、理事国側は結構非難も上がってるね。
そのせいか、地球間でも中立以外では親プラント国家と連合側に別れる自体になっていた。
ブルーコスモスのやらかしたことで連合軍側の一部の人達は頭を痛めているもよう。
『メンデルの一区画ですが、復旧作業完了しました』
「よくやってくれた、ならこれからEカーボンの生産に移る、準備に入ってくれ」
『了解しました、主殿』
「予定数に達したら、一度オーブに戻るぞ」
そろそろバカンスも終わりだな……。
それから3日後、私はオーブに帰還していた。
その間にプラントの独立宣言や、クライン議長による積極的中立勧告、連合軍の南アメリカ合衆国に武力侵攻。
パナマ宇宙港を軍事制圧し、南米大陸を大西洋連合に併合するなどの出来事もあった。
オーブに帰還した私は、船に積載した資材を使って、バルキリーとシーリオンの二機と、ソードブレイカー、シグマの機体の装甲をEカーボンに交換していた。
これにより、装甲の材質はより強固なものになった、さすがに発泡金属はちょっと脆かったので……。
先行生産型の二機はEカーボンで行くとして、量産型は発泡金属をEカーボンでコーティングする方向にするか?
メッキとまでは言わないけど、発泡金属をEカーボンで覆えば、少しは使う量が減らせるはず。
まあ、ACE機体には純Eカーボンで行こう。
そして、PS装甲とSWAGエネルギー転換装甲を両方つけるか考えた結果、いま現段階ではPS装甲だけでいいと判断。
なお、PS装甲については時期を見てVPS装甲に変更する事をここに記しておく。
まあ、PS装甲もある上で相転移エンジン使ってるから、ディストーションフィールドが展開できるんだよね。
実体弾に対して弱いってのがあるから過信は禁物だけど、一応解決策はできたから、多少はマシになっているはず。
実験結果はいい感じになった。
ディストーションフィールドをピンポイントバリアの応用で部分的に収束させることにより、実体弾に対してもある程度の防御力と、エネルギーの効率化に成功した。
ただまあ、これを人力でやろうとすると無理なので、基本AIサポートが必須になることかな。
ダブルオーでロックオンをサポートし、サバーニャではライフルビット、ピストルビットを操作していたハロの様な存在が必要になるかもしれない。
フィールドだけならAIに判断させればいけるかな?
この辺も課題もだな。
まあ、当面はディストーションフィールドで問題は無いとは思うんだけどね。
後は、このピンポイントディストーションフィールドは、拳に集中させれば原作にもあるピンポイントバリアパンチのようなこともできる……。
それはつまり、原作ナデシコにもあった、フィールドアタック、ゲキガンフレアのようなこともできるということにもなる……。
バルキリー突撃形態とか、流石に危なすぎるか。
シーリオンの方もPS装甲+相転移エンジン+バッテリーの組み合わせの機体となった。
ごく短時間ではあるが空中も飛べる、だけどその機会は早々ないと思われる。
ただ水中で使っているから相転移エンジンは本来の出力の半分しか出ていないんだよな、可能ならやはり核融合エンジンに取り替えるか、併用したほうがいいんだろうな。
時期を見て取り替えたいけど、核融合エンジン使ってるのがバレたら、真っ先にブルーコスモスに狙われるよな。
武装は基本ミサイルなどの実体弾、そこに近接用兵器を搭載。
そして、最後にグラビティーブラストも搭載……したんだけど、真空状態ではないから相転移エンジンも不調なので、チャージに時間がかかる。
なのでそれを少々いじって、低コストのグラビティーショットを開発。
イメージとしては、グラビティーブラストがバズーカやランチャーに例えると、グラビティショットは拳銃やライフルといったところだろうか。
グラビティブラストやグラビティショットは念のためシステムロックを掛けてから、お父様に報告。
その頃には一週間程経過、世界樹戦は終了しており、この時ニュートロンジャマーが初めて使用された。
しかしその脅威が世界に広まればどうなるか……、一度お父様と話し合いをすることにした。
「お父様、世界樹攻防戦で使われたこの兵器、いかが思われますか?」
という訳でいつものようにニュートロンジャマーの使用データを提出する。
「……もう何も言うまい、しかし長距離通信障害も去ることながらレーダー撹乱まで、最後にこの核分裂抑止効果は、先の核ミサイルに対する処置ということか」
「ええ、血のバレンタインとも呼ばれてるそうですよ、コロニーに被害は無かったようですが、プラント側も核の威力に警戒、使われないようにこうして対処してきたということでしょう」
だが、少し考えた末にウズミ代表は
「だが、これは使い方を変えればとんでもない兵器となろう、これを地球のあちこちにバラ撒かれでもしたら原子力発電に頼っている国は確実にエネルギー問題を抱えるぞ」
「そうなりますね、それについてはこちらを」
すでに計画についての一部情報を入手できたので、それをウズミ代表に見せた。
「核兵器に対する報復か……、しかも外交カードとして使うか」
「親プラント国家にはエネルギーを輸出することで対策していると思われます」
「オーブは地熱発電で賄っているから問題ないが、他の中立国家などは厳しいだろうな……」
「ええ、被害を受けないのは、原子力発電以外の方法、水力、風力、火力、太陽光発電で賄える国家でしょうね」
ほとんどそれだけでまかなえてる国ってほとんど無いよな、特に国土がそれなりにある国となったら……。
「お父様は、これについてどうお考えですか?」
「これをやられたらオーブ単独ではどうしようもあるまい、中立である以上、そうそう支援などできんし、する余裕もない」
「お父様は【いかなる事態が起ころうとも、オーブは独立、中立を貫く】と宣言したばかりですからね、理念は他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、また他国同士の争いに介入しないですからね」
中立って難しいですね。
「ちなみに余裕があれば支援はしましたか?」
なんとなく聞いてみた
「オーブの理念に反しない範囲、つまり中立国や新プラント、連合側でない国になら、余裕があれば支援したかもしれんな」
その一言で私の口角はわずかに上がった。
確かオーブの友好国ってスカンジナビア王国ぐらいだったよな……。
確かシーゲル・クラインの生まれ故郷だったかな?
デスティニーではアークエンジェルを匿っていたとかなんとか?
「ですか……、一応やろうと思えば大型蓄電バッテリー開発して、それを支援物資として中立国に配るぐらいはできそうですけど……」
相転移エンジンでいくらでも発電できるからね。
「ふむ、ならば手の空いている時にいくつか作っておいてもらえるか? 何かに使う事もあるかもしれん」
「畏まりました、それから例の機体についての進捗状況ですが……」
そしてウズミ代表に報告を入れて去ろうとしたところで
「カガリ、何時もすまないな……、本来であればお前も普通に学校に通っている歳だと言うのに」
「気にしないでください、私は今できることをしているだけですから」
「何時も厳しくしてすまない……この間のバレンタインにお前から送られてきたチョコはうまかったぞ」
普段は代表としての顔を見せていたお父様が、久しぶりに父親として、娘に微笑む顔が見れた。
「ありがとうございます! また来年も作りますね!」
「ああ、楽しみにしている」
そしてそれから時は流れ、CE:71年1月
その間にも世界は動く、エイプリルフールクライシスにより、原子力発電が行えなくなり、世界各地でエネルギー問題が発生した。
それにより、一気に反プラント熱が一気に加熱する……はずだったのだが、今は比較的反プラント熱はピーク時の半分にまで下がっていた。
その理由は、私が介入しちゃったからだ。
前にウズミ代表から頼まれて作った大型蓄電バッテリー、ぶっちゃけると劣化ハイパーデンドーデンチのバッテリーを作ったのだ。
容量にして、都市一つを3ヶ月ぐらい賄えるクラスだ。
それを私が作った電力会社を使って、各都市に合わせたバッテリーの電力を一般市民に売りつけたのだ。
なお、大本は私だが、各支社の名前はバラバラにしてある。
この支社をブルーコスモス勢力がなるべく少なく、かつある程度は安全な場所に配置した。
一応ブルーコスモスの勢力圏にも2件ほど立てて見た。
その結果、支社を設置した場所では最低限の電気が保証され、原作よりエネルギー問題が減り、餓死者も原作より減少、その結果、ブルーコスモスの力がとても強い所以外では、反プラント熱が減少したのだった。
なお、ブルーコスモス勢力圏ではバッテリーを強制的に接収しようとするおバカもいたので、即撤退。
その結果、逆にブルーコスモスや連合への反感が生まれてしまったという事が起きたのだった。
後はまあ、戦艦一隻を都市に横付けすれば、ある程度はエネルギー問題が解決できるが、連合軍はそれをわかっていてやらず、民間人の犠牲を無視してでも戦争にエネルギーを回してる事実をネットにばら撒いたら大炎上したのもある。
ちなみにこの電力はすべて宇宙空間で発電した相転移エンジンで生み出し、それをミラージュコロイドを使用して空輸、大体二月に一度充電する方式を取った。
なお、充電方法は最終的に、普通のパラボラアンテナに偽装した、マイクロウェーブ受信機に、ミラージュコロイドで隠れた船から受け取るようにする形になった。
まあその結果、シグマの様なロボットを数体作ることになったのだった。
運び屋リ・ガズィタイプと、アレックス、Z、ν、ZZのアルガス騎士団等のSDガンダムをモチーフにした子達だ。
しかし、電力売るだけでここまで儲かるとは……、それはそうだよね、火力発電なんかと比べたらコストかからないもん。
そして今現在の太陽光発電や、風力、水力、地熱などの自然利用発電よりも効率がいいと来たらもうね。
他にもサハク家が行なった、連合へのMS開発協力も当然阻止したかったのだが、完全に阻止はできなかったのだ。
ある程度話が決まったところで、ウズミ代表が介入、その後話し合いが行われ、期日まではサハク家もといモルゲンレーテが協力するが、それ以降は協力しない。
期日を過ぎてもヘリオポリスにとどまるならばその場合、強制退去、直ぐ様退去しないならば連合軍による中立地帯への武装占拠扱いで拘束するとのこと。
まあ、秘密裏に進められた会談の場に突然現れたウズミ代表に、ハルバートン代表とロンド・ミナ・サハク、並びに同席していたマリュー・ラミアス技術大尉は驚いていましたが。
ミナお姉さまは忌々しげに見てらっしゃいましたが、ヘリオポリスを壊されるわけにはいきませんので。
後は建前でも、ZAFT側への言い訳として、スパイが来ることを想定して、ヘリオポリスの施設は連合軍に占拠されている体で行くので、内部でも見かけだけはそう見えるようにしてもらっています。
そしてそんなこんなで、現在私はヘリオポリスに来ていた。
一応ヘリオポリスへの視察という名目でここに来ているが、実際はヘリオポリスを守るためだ。
その為、輸送船に偽装したウエポンブレイカーと、バルキリーも数機連れてきている。
ただまあ、お父様の命令とは言え、まさかキサカを護衛に付けられるとは……、原作からして腐れ縁を感じるな。
「キサカさん、視察予定の場所は、この先でよかったんですよね?」
「ええ、この先にある工科カレッジが予定地です」
現在ヘリオポリスの大通り、キラの通っている工科カレッジの視察へ向かう途中だ。
流石にシグマを連れて歩くと目立つので、今回はお父さんの部下であるレドニル・キサカ一等陸佐さんが護衛についてくれている。
シグマはウエポンブレイカーでお留守番だ。
そしてまあ行き先は、キラのいる工科カレッジなんだ。
そして視察先ではキラがおそらく教授に頼まれたであろうプログラム組んでいる姿が見れた。
うん、うちの弟はかわいいな~。
他にも工科カレッジの中を見て回ったりもしたよ、ちゃんと視察もしたんだよ。
そして数日の視察が終わった後、1月24日、モルゲンレーテでは連合軍への退去勧告が秘密裏に行われた。
MSもロールアウトしているのだから後はその専用運用艦でとっと出ていって欲しい。
念のため、ZAFT艦がこちらに向かってきているのも通達してある。
それにしても、嫌な予感がするな~……。
案の定だよ、まだOS開発が終わってないとかでしぶり始めやがったよ!
なお、連合の良心マリューさんは退去しようとしてくれたのだが、上のほうが渋ったのだ。
まあ、マリューさんには悪いけど、期限が来たので最後通告を噛ましてから制圧するとしましょう。
予め用意しておいた武装を、ヘリオポリスで待機させておいたオーブ軍に使ってもらい、とっとと制圧してもらったのだ。
まあ、抵抗しない人には手荒な真似はしないで済みましたが。
抵抗する人たちには痺れてもらいましたけどね。
今回使ったのは銃弾なんて物ともしない防具一式と、メタサイコロジー、精神物理学から生まれた非殺傷兵器のパラライザーを使いました。
周りの人達は驚いてましたがね。
引き金引くだけでターゲットが痺れるんですから。
そうして捉えた人たちをアークエンジェルに詰め込んで、ZAFT軍が来る前にとっとと退去してもらいました。
連合軍からは恨まれそうですけど、期日を守らないほうが悪いし、ついでに言うならZAFT軍がこっちに向かってるってつってんだからバレない内にとっとと帰れってんだ!
そして上がしびれて動けない間は、一番階級が高かったマリュー・ラミアスさんが指揮をとることになっていた。
一応、地球までいける補給物資は積んでおいて上げたので、まあなんとかなるでしょう。
まだZAFT軍も来てないから、多分逃げ切れるでしょう……。
そして翌日、ZAFT軍艦ヴェサリウス、他多数がヘリオポリスに現れたのだった……。
「こちらヘリオポリス、ZAFT艦、応答願います、繰り返す、応答願います!」
そして無視される通話。
「接近中のZAFT艦に忠告する、これ以上の接近は我が国の法に違反するものである、直ちに停船されたし、停戦されない場合は撃沈する用意あり! 直ちに停船されたし!」
「強力な電波妨害を確認! これは明らかに戦闘行為です!」
こうして、ZAFT軍はオーブに攻め入った。
そして、本来の歴史であればヘリオポリス内で爆発が起き、アークエンジェルが瓦礫の下敷きになり、乗組員や作業員が犠牲になるはずだったのだが、この世界では大きく変わってしまった。
そう、もうアークエンジェルや連合軍はいない。
パラライザーなど、開発した非殺傷兵器を使って、スパイを可能な限り徹底的に捉えることに成功。
そして、ヴェサリウスから来た突入部隊も、予め侵入ルートに仕掛けておいた罠と、配置しておいた部隊によりまとめて御用。
ついでに捕まえる直前でこっちからも通信妨害を入れたので、あちらに情報がほとんど伝わらないから……、さて、どうでる?
ラウ・ル・クルーゼさん。
そして発進するジン、それに対してこちらは、外装を偽装したウエポンブレイカーを出す。
「キサカ、バルキリーを三機だすが、構わないか?」
「ウズミ様からは伺っていますが、よろしいのですか?」
「ああ、機能をいくらかセーブしておけばそこまで問題あるまい、シグマ、バルキリー三機を発進させろ」
『主殿、私も出撃しても良いのでしょうか!』
「当然だ、指揮は任せるが可能ならなるべく殺すなよ、後がめんどくさいからな。
可能なら捕縛しろ! 制限については基本変形無し、グラビティショット無し、ディストーションフィールド無しだ」
「了解しました!」
ただ、流石にクルーゼが出てきたら、制限を少しゆるくするか?
いや、シグーぐらいまでならスペック的には多分問題ないはず。
シグマがブリッジから離れ、格納庫へ走り出した。
「しかし、電波妨害は厄介だな……、無力化か、別の通信手段を模索するべきか……」
ニュートロンジャマーキャンセラー、あれは電波妨害も無効にするんだっけ?
いっそ、どうにかしてフォールドクォーツもどきでも作るか?
だがそんなことを考えている間に戦闘は開始されたのだった。
side:ZAFTパイロット
最初は気楽な任務だと思った、中立国とは言え、所詮相手はナチュラルだ。
中立国と連合が組んでMSを開発してるそうだが、ナチュラルがコーディネーターである俺たちに勝てるわけがないだろう!
生意気なんだよ! ナチュラルがモビルスーツなど!
そして出てきたのは健気にも時代遅れの戦闘機を宇宙で使えるようにしたものだった。
あわれすぎて涙がでるね~。
そう思っていた時期が、俺にもありました。
気づいたらジンは大破寸前、コックピット回りだけ綺麗に無事だけど、両腕と片足が破損、ブースター系がかろうじて動くから母艦には運が良ければ戻れるレベル。
だが、何あれ? 明らかにナチュラルどころか赤服でも無理だぞあんな動き!?
しかも電波妨害入ってるはずなのに、明らかにこっちの動きすべてを把握して行動してるぞ!?
しかも機動性にいたっては人外の領域だ!
人間がのったら明らかに加速する時のGでブラックアウトするぞ!
あ、また一機やられた……しかも俺とおんなじ被害で。
確信した、あれは狙ってやってるな。
さて……どうするか……。
side:out
side:カガリ
いや~、圧倒的だったね。
バルキリーの機動性と、慣性中和機能もあるテスラ・ドライブの親和性がやばいやばい。
原作のイサムやガルドが死ぬ思いをしたあのスピードを多少苦しい程度のGに緩和するってすごいわ
しかも早すぎてジンがまったく対応できてない。
気がつけば出てきたジンはすべてやられていた。
うん、とりあえずMS部隊にはNDKと言っておこう。
まあ、やってることがぶっちゃけマクロスのシステムゴーストと変わらないんだけどね。
一機はシグマが乗ってコントロールしてるけど、複数のカメラから得た情報で、全方位把握して動いてるから有視界の戦闘においても死角がない。
シグマも操縦桿は握ってるけど、ダイレクトコントロールできるからね。
電波妨害がなければそれこそ船に乗ってる状態でも操縦は可能なのだ。
ちなみに残りの二機にはアルガス騎士団の二人を乗せている。
AIコントロールという意味ではマジでマクロスのゴーストです。
それにしても、あんな軌道を描くゴーストを、ミサイルも使わずに落としたマクロスのエースたちは本当に人間やめてるよね、いい意味で。
コーディネーター、なにそれつよいの? レベルだよな……。
さて、いろいろぶち壊しにしちゃったけど、どうするのかな?
ラウ・ル・クルーゼ隊長さん。
sideout
side;クルーゼ
何なのだあれは!?
時代遅れの戦闘機かと思えば、MAは愚か、MS以上の性能を叩き出している!?
ものの数分でジン部隊が全滅だと!?
しかも、内部に侵入させたアスラン達から応答がないだと!?
まさか中立国と侮ったか!?
これほどの戦力を揃えているとは……。
まさかオーブにいるのか……、あの差出人が!?
だが、どちらにしろ厄介なことになりそうだ……。
sideout
side:キラ
鳴り響く警報がカレッジ内を埋め尽くす。
『避難警報が発令されました、市民の皆様はシェルターの中に避難してください、繰り返します……』
そして避難を呼びかける内容が繰り返されるが、危険度で言えばまだ低い方だった。
「一体なにが起こってるんだろう……」
思わず外、コロニーの外を思いそちらを見つめる。
「何やってるんだキラ! さっさと避難するぞ!」
「あ、ちょっとまってトール!?」
急いで携帯端末をしまうと、トールに手を握られながら避難場所に連れられる。
その途中でミリアリア達と合流したが、その時ふと昨日見学に来ていた人を思い出した。
あの金髪の、自分と少し似た人を。
「あの人も、ちゃんと避難できたかな?」
ふと思い出すように見学に来てた人と話してみたが自分と同じかそれ以上にプログラムにも精通していた彼女との会話は楽しかった。
初対面の人なのに不思議な人だった、同い年みたいな気がしたのもあるんだろうけど、まるで家族、姉弟と話しているように気さくな感じがして話しやすかった。
また会えるだろうか?
しかし、まさかこの翌日に思わぬ再会を果たすとは思わなかったのだった……。
という訳で本編の第一話でした、次回書くとしたら飛ばし飛ばし、原作はブレイクしてしまったので、どうなるか……。
割りとオリ展開もいれつつ原作の流れも踏襲できると良いな~……。
と言うより短編だよバカヤロー!
まあしばらくはこっちは書かないと思います、連載で書いてるのもあるのでそっちええかげんかかんといかんので。
そしてなろうでスランプで書けなかったのもちょこちょこ書き始めないと……。
では皆様、いつかまた ノシ
ちなみにジン相手に、マクロスプラスのガルドVSゴーストの時のような戦いをするのはいかが思いますか?