Fate/Grand Order【The arms dealer】   作:放仮ごdz

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ウェルカム!ストレンジャー…やっと書き終えた令和初投稿なのにあまり満足のいくできじゃなくて若干沈んでいる放仮ごです。何時だって始まりを書くのは難しいと思うのです。令和に入ってから誰も金鯖が来てくれません…私は悲しい(ポロロン

今回からようやく本格的に第5章「第五特異点:北米神話宿命大戦イ・プルーリバス・ウナム・ウロボロス」なのですが…やっぱりあまり進んでません。彼女との再会までいかなかった。カルデアでの日常、つまりはいわゆる準備回となっています。特にディーラーとマシュの語らいは自分でもちゃんと表現できているか分かりませんが、楽しんでいただけると幸いです。


お前が怖いんだとよストレンジャー

 次の特異点が見つかるまでの間、一見平穏な日常を謳歌する中でそれぞれで準備を行うカルデア。ディーラーの開発した新兵器を試し撃ちしてその威力にご満悦な立香は、射的場から出た足で何を思ったのか医務室に赴いていた。

 

 

「ねえ、ドクター。薬液って在庫ある?」

 

「どうしたんだい立香ちゃん。薬液?なんに使うんだい?」

 

 

新兵器片手に医務室を訪れた立香に少々驚きつつ、その用件に首をかしげるロマン。彼の知識を以てしても何をしたいのかよく分からなかった。

 

 

「うん。ちょっと試したいことがあって…」

 

「それなら、まあ薬液なんか君と所長の傷を治すぐらいにしか使わないから残ってるけど…強いのがいい?」

 

「できれば、普通のもと、あとサプリメントもあればもらえるだけくれると嬉しいなって…」

 

「分かった。何か考えがあるんだろう?ちょっと待っててくれ」

 

 

そして手に入れた薬液と薬液(強)の入った瓶が数本入った籠を手に、ご満悦でマイルームに戻ると、棚の中からディーラーから買い揃えたグリーンハーブを取り出して薬液と並べる立香。

 

 

監獄塔の件で手に入れたのは、何もナイチンゲールの知識だけじゃない。エヴリンの記憶も少しだけ頭に残っていた。ナイチンゲールの知識とエヴリンの記憶を合わせて、グリーンハーブと薬液を組み合わせてクラフトする立香。

薬液とハーブ、薬液(強)とハーブをそれぞれ組み合わせて完成、回復薬(仮)と回復薬・強(仮)である。さらに薬液(強)とサプリメントを合成、新兵器用の弾薬「神経弾」もいくつかクラフトすることに成功した。

 

 

「よし、できた。薬液が数本残ったな…うーん。固形燃料が無いから焼夷弾は作れないし…強装弾はさすがにディーラーに相談しよう。あんまり意味ないだろうけどせっかくサプリメントも多めにもらったし精神刺激薬も作ろうかな」

 

 

思考錯誤しながらサプリメントと薬液を組み合わせ、できたのは精神刺激薬と呼ばれる薬。健全ではあるのだが、ロマン辺りにばれたら怒られそうな代物である。ステロイドとかスタビライザーとか欲しいなあと考え始めたあたりで、側に現れた幻影エヴリンに止められた。さすがに看過できなかったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、ダ・ヴィンチ工房には。呪いがなんとかならないものかと自室で魔力供給を試みていた際に、何故かマシュと似たような藤色に一部染まってしまった髪を清姫に指摘されたオルガマリーが内心とある恐怖に襲われながら訪れていた。

 

 

「ねえダヴィンチ。なんか、私の髪の色が変なんだけど…」

 

「ん?おやおや、まあ急ごしらえだしね。さすがに色が戻って来たか。気になるなら直すからこっちにおいで」

 

 

するとダ・ヴィンチちゃんは特に驚かずにオルガマリーを招きよせ、その反応にオルガマリーの中に生まれていた懸念は確信に変わった。ダ・ヴィンチちゃんの側の椅子に座り、確かめる様に髪をいじられ、体の調子も見るためか服を脱がされ診察されながらオルガマリーは恐る恐る尋ねた。

 

 

「…ねえ。今まで恐くて聞けなかったんだけど、この身体って…」

 

「そりゃあ、カルデアで用意できる肉体なんて君でも一つしか思いつかないだろ?ディーラーに入れ物を、と頼まれた際にこれしかなくてね。見た目を君に寄せ、魔術回路も整えた急ごしらえの物さ。まあ物がものだから魔力量に関しては生前よりも強いはずだ。レイシフト適性を得たのも、この肉体が要因だろうね。あ、調整している際に見せてしまったから、立香ちゃんも知っているよ」

 

 

生前の自分がとある理由から「報復を受ける」と思い込んで「トイレとかで惨く殺されるの!当然だわ!」が口癖になるぐらい恐怖しながら、目を背けられなかった彼女と同じ存在になってしまったのだと今更知って嘆息する。生き返ってからはそんなことはなかったけど、こうして直面させられると自分が嫌になった。おそらく、生き返ってすぐこの事実を知らされていたら鬱でまた死にかけてただろう。

 

 

「…やっぱり、そうか。違和感はほとんどなかったんだけど、それだけに急増品にしては質がよすぎるなと思ってこの可能性は考え付いていたわ。認めたくなかったけど。藤丸も知ってしまったのね、マシュの正体」

 

「君に何も聞かれなかったからね、ロマニからもわざわざ言う事じゃないと言われていたよ。さすがに例の件については言ってないけどね。…知られたら、私達は非難されるかもだね。彼女には実に酷な話だ」

 

「ええ。もし糾弾されたら、甘んじて受けるわ。私にはその責任がある。…同じだというのなら、私も受け入れるわ」

 

「おや。マシュから逃げまくっていた君にしては言うようになったじゃないか」

 

「これまで四度も特異点を修復してきたのよ?いつまでも弱いままじゃいられないわ」

 

「ふむ、いい成長だ。ところで魔力の流れがちょっとおかしいけど…直前になんかやってた?」

 

「…気にしないでちょうだい」

 

「おーけーおーけー。昨夜はお楽しみでしたね?」

 

「ッ…ガンド!」

 

「え、ちょっ、まっ…!?」

 

 

たまたま廊下を歩いていたカルデア職員が爆音とともにダ・ヴィンチ工房の扉を吹き飛ばして出て来た気絶したダ・ヴィンチちゃんと半裸姿で息を荒らげるオルガマリーを目撃したが、見て見ぬふりしてそそくさと立ち去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クー・フーリンとメディア、清姫だけだった料理人にエミヤが入り、これまで以上に賑わうカルデア食堂。いつも自給自足して一人で食事していたもののアルトリアとオルタが太鼓判を押すエミヤの料理が気になったディーラーは焼き魚定食を乗せたお盆を手に食堂を歩いていると、珍しく一人で食事をとっていたマシュを見つけてその隣に座った。

 

 

「ここ、座っていいかストレンジャー?」

 

「あ、ディーラーさん…どうぞ」

 

「どうした、マシュ。元気がないな?」

 

「それは…なんでもありません」

 

 

珍しくはぐらかしてくるマシュの暗い顔を見て、いつも食事を共にしている立香やオルガマリーがいないことに気付くと、元々客の欲しいものを知ることが大事な商人をしていたディーラーは察した。

 

 

「ストレンジャーたちや俺には相談できない事か。…そうだな、銃が怖くなったか?」

 

「え!?」

 

 

図星を突かれたのかお茶を吹き出しそうになりむせて咳込むマシュ。銃はディーラーにとってはアイデンティティと言っても過言ではないものだと知っているマシュはサッと顔を青ざめるが、マスクを一々外して白ご飯と焼き魚を交互に食べながら答えを待つディーラーの姿に怒ってないと察して恐る恐る話し出した。

 

 

「…銃が悪いものだとは言いません。でも、引き金を引くだけで人一人の命を容易く奪えてしまう銃を握っているのが恐ろしくなって…先輩に、お譲りしました」

 

「ナーサリーライム戦だな。あの時マシュがストレンジャーに渡したマシンピストルのおかげで持ち堪えられた。だが、それ以降返却してもらうこともなく俺から新たに購入する気配もない。マシンピストルを購入した際はマスターを守れるように少しでも力を、と息巻いていたのにな?で、ドクターからお前の成り立ちを聞いた。…さぞかし怖かっただろうな」

 

「…はい」

 

 

申し訳なさそうに頷くマシュに、「なにも悪くないさ」と笑いながらハンドガンを取り出して机の上に置いたディーラーは、ビクッと反応するマシュに苦笑いしながら説明を始めた。

 

 

「マシュ、お前は間違ってない。銃の本質は「恐怖」だ。音と煙が上がると誰かが死ぬ、その恐怖を刻み付けることが出来る。銃を恐れないゾンビには全く意味がないが、人間はその恐怖に抗えない。必ず足が竦んでしまう。さらに言えば安全な場所から攻撃できる射程や「引き金を引くだけ」の動作の簡潔さから殺傷に対するストレスを大きく軽減出来る上に、どんなに小口径でも当たれば致命傷を与えられる。特殊な資質や技量を必要としない、つまりはお前や所長殿の様な初心者や女子供でも短い訓練期間さえあれば簡単に扱える武器、それが銃だ」

 

「は、はあ…」

 

 

まくしたてたディーラーだったが、若干引き気味のマシュの様子にハッと気付くと溜め息を吐いた。

 

 

「…すまん。銃の利便性について語ってしまったが、そういうことじゃなかったな。…その簡単に命を奪える銃を嬉々として使うばかりか使いこなしてしまうストレンジャーを恐れてしまったといったところか」

 

「っ…はい。私には、先輩が分かりません。誰よりも優しいことは知っています。だけど、銃を握ってゾンビを蹴散らす様を見ていると…理解できなくて、先輩が怖くなってしまって…」

 

「ほう、怖いか。ストレンジャーが嬉々として銃を使っていると?だとしたら、ストレンジャーの事をまるで分っていないな」

 

「え…?」

 

 

やれやれとでも言いたげに肩をすくめるディーラーに、首をかしげるマシュ。話がずれて来てしまったが、藤丸立香を一番知っているからこそ、その間違いは正しておかねばなるまいとディーラーは決意した。

 

 

「いいか?ストレンジャーはな、臆病だ。自分勝手で、自分だけ生き残ることが嫌で、周りの人間が自分を守って死んでしまうことにトラウマを抱いている。戦いたいのに、守られたくないのに、自分にはその力がない。弱いからだ」

 

「っ…先輩は弱くありません!いくらディーラーさんでも先輩をけなすことは許しません…!」

 

 

食事中にも関わらず立ち上がり怒号を上げるマシュに何事かと周りの視線が集まるが、ディーラーは気にせず続けた。食事中にする話じゃなかったなと反省はしているが、勘違いしたままだとどちらにとっても不幸になことになると確信していたからだ。

 

 

「弱くない、ね。そいつはマシュの勘違いだ。いや、ストレンジャーは強くあろうと演じているから勘違いしてもしょうがないが…俺達にはバレバレだ。ストレンジャーが銃を握るのは自分が弱いからと自覚しているからだ。さっき言っただろう?特殊な資質や技量を必要としないって。マシュ、お前はデミサーヴァントになれたから銃を必要とせず戦えるが、心も未熟で肉体もか弱いストレンジャーに限っては…銃しかなかったんだ」

 

「それは…私たちが、弱いからですか?先輩に心配させてしまうからですか…?」

 

「そうは言っていない。さっきも言ったが、守る人間の強弱関係なく、守られるだけが嫌ってだけだ。マシュや俺達を信用していても、万が一にも失ってしまうのが怖いんだ。アシュリーやマイクが倒されるたびにお前は見てきたはずだ。理解できないからって理解しようとしないのは違うぞ、マシュ」

 

 

ビシッと箸をマシュに突き付けるディーラー。すると厨房のエミヤから「マナーが悪い」とお叱りを受けてしぶしぶ引っ込め、変な空気になってしまった場を誤魔化す様に咳払いして続けた。

 

 

「お前のよく知る先輩は、どうしたってマシュや俺達サーヴァントと共に戦う事を選ぶ。危険だろうが死地だろうが迷う事もなく飛び込むだろう。それをできるように努力してきたのが今のストレンジャーだ。幼少期にバイオハザードに襲われ両親を失うという絶望を味わいながら、それでも歩むことを止めなかったのは何のためだと思う?」

 

「…自分と同じような人間を出さないようにするためなのでは?」

 

「残念ながらそうじゃないんだなこれが。誰かを救うためなんかじゃない。正義の味方になりたかった幼いころの夢を叶えるためじゃない。命は消える時は簡単に消えてしまうっていう現実を知ってしまったストレンジャーは恐れたんだ。

 ただ守られる事を、見守るだけで失ってしまうことを。本当の意味で誰も信用できないんだ。みすみす失い、置いて行かれることが何よりも恐ろしいんだ。その恐怖を乗り越える為に、他人ではなく己に「強くあれば」と求め、ただひたすらに前を向いて努力し続けた行く末に選んだのが銃だ。マシュや所長、俺達を失いたくないからストレンジャーは銃を握るんだ。勿論それが間違っているはずがない、ストレンジャーの選んだ答えだからだ。例え自らの心身が磨り減ろうとも精一杯頑張ってるのがお前の先輩だ」

 

 

その言葉に、どこか納得してしまったのは、今までずっと先輩と一緒にいたためだろう。そんな人間だといつしか気付いてはいた。だけど、理想の先輩を押しつけてしまっていたのだとマシュは気付く。そして、自分以上に先輩を理解しているディーラーに嫉妬した。

 

 

「さっき言ったな。先輩は弱くないと。なら、お前が誰よりも強いと信じる先輩を、ストレンジャーを、いや、藤丸立香を信じてやれマシュ。銃を握ってる程度でそう怖がってやるな、ストレンジャーはあれで繊細だからな。マシュにそう思われてると知ったら泣くぞ?ヒッヒッヒッヒェ…」

 

「ふふっ、そうかもですね…」

 

 

その光景を幻視したのか楽しそうに笑うディーラーに釣られて微笑むマシュ。しかし話が摩り替っていて忘れていたが、銃への恐怖はやっぱり拭えない。人の命を簡単に奪えてしまう、それだけでマシュにとっては忌避する物だ。

 

 

「おっと、話が逸れていたな。まあ今のマシュに銃に対する強い拒否反応があるのはわかった。使いたくないなら使わなきゃいい。無理強いはしないさ。だがな?銃は何も殺す為だけのものじゃないんだぜ?ちょうどレオンって言うおあつらえ向きの英雄様が召喚されたんだ。あいつの使い方を見て、もう一度見定めることを推奨するぜ。考え直して、必要になったらいつでも言えよ?その時は最高の武器を見繕ってやる。客の注文には最大限に応えるぜ。俺は武器商人だからな」

 

「…はい。マシュ・キリエライト、全身全霊で学ばせていただきます!」

 

「何事にも全力で取り組めるのはマシュのいいところだ。なんだ、出会ったころに比べるとだいぶ人間らしくなってきたじゃないか」

 

 

ふんす!と気合を入れるマシュと、感慨深げに頷くディーラー。その後、楽しげに語らいながら食事を共にする両者の光景が食堂にて見られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして数週間後。ついに五つ目の特異点が発見された。セイバーオルタたちがソロモンにかけられた呪いこそ解けなかったものの、万全に準備が整っていた時だった。立香とオルガマリー、そしてマシュとディーラー、レオンたち今回の特異点に同行するメンバーが集まりブリーフィングが始まった。

 

 

「そんなわけで、今回のポイントは魔術師的には驚きの場所だった。だがレオンくんが来てくれた矢先にこの場所はむしろよかったかもしれない。第五特異点は北アメリカ大陸、アメリカ合衆国と呼ばれる超大国だ」

 

「アメリカ…!」

 

 

レオンよりも先に反応する立香。アメリカ。ラクーン・シティを初めにバイオハザードが最も多発し、両親をバイオハザードで失い、そして自らを家族と呼んでくれた人達が暮らす国、もう一つの故郷。反応しない訳がなかった。

 

 

「歴史上においてもこの国を外すことはできないだろう。バイオハザード云々はもとより、魔術的には歯牙にもかけられてない国だけど、歴史的にはローマに匹敵する重要性を持っているからね」

 

「ローマに匹敵するとは…ううむ、滾ってくるな!」

 

「皇帝様に進言するってわけじゃないが…歴史的には浅く、若い国だ」

 

「あまり比べないでくれると嬉しいかな…」

 

 

なにやら滾っているネロに苦笑いを浮かべるレオンとアシュリー。我が国ながらローマと比べられるとさすがに恐れ多い。

 

 

「魔術的に薄いと言ってもそうでもないわ。精霊を降臨させるような独自の魔術が発達していたらしいわ。いわゆるシャーマンね。さらに言えばあらゆるものに反逆するアウトローの伝説が根強く残っていて、英霊も多く存在する国よ。レオンやアシュリー、ジル他バイオハザード関連の英霊もアメリカ出身が多いんじゃないかしら」

 

「何故かサドラーがコンプレックスを抱いて嫌悪していた国でもあったな。詳しくは知らないが」

 

 

魔術的な知識に疎い立香に説明を付け加えるオルガマリーと、サドラーを思い出して何とも言えない表情を浮かべるディーラー。レオンとアシュリーも思い出したのか、微妙な顔を浮かべた。

 

 

「これまでに比べると勝手が違うのは明白だ。なにより、バイオハザード発祥の地でもある。この特異点に限ってはバイオハザードが絡んでこないなんて絶対にない。これまで以上にウイルスの脅威にさらされるだろう。気を引き締めて探索に望んでほしい。――――では、レイシフトを開始する。立香ちゃん、所長、準備を」

 

 

いつも以上に緊張した面持ちでロマンが見送り、レイシフトが始まる。そして――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「って!?」

 

「よりにもよって…!?」

 

「先輩…!」

 

 

レイシフトした場所は不幸にも、機械人形と古代の鎧に身を包んだ兵隊たちが争い、リッカーやハンターを始めとしたB.O.W.も投入されている戦場の真っただ中であり、立香達は砲弾の雨に襲われた。




いきなり修羅場。容赦しないです。

・今回のサーヴァント
立香がマシュ、ディーラー、キャスニキ、レオン、アシュリー(控えでマイク)で、オルガマリーがネロ、エミヤ、マリー・アントワネットとなっています。ネロはスキルのおかげで呪いを免れていたので続行です。

・薬液厨になった立香
監獄塔編で得た知識を早速披露。バイオハザード7ネタです。エヴリンの記憶で知ったステロイドとスタビライザーが欲しいみたいだけど幻影エヴリンに止められている始末。

・オルガマリーの事情
今章で明らかになる例のアレの産物。誰かツッコんでくれないかなと思っていたけど触れられなくて残念だったことの一つです。肉体をそんな簡単に用意できるはずがないじゃない。なお、清姫達と何をしていたのかはお察し。

・充実したカルデア食堂
清姫メディアクー・フーリンに加えて、我らがバトラー、エミヤ参入でこれまで以上に賑わうカルデア食堂。メイン料理は物資の問題で魚料理。ブラックバスも美味しく料理できる料理人たちである。

・銃にトラウマを抱いていたマシュ
四章の中盤から使っていなかった理由がこれ。マシュの在り方上、銃は相容れないものでした。現在は握ることもできなくなってます。バイオハザードキャラの誰かと似ている状況ですが…?

・銃を語るディーラー
これまでで一番元気に話している図。銃の本質は「恐怖」だと理解しているからこそ、マシュに拒まられようと受け入れる商人の鑑。

・藤丸立香という少女
誰よりも理解しているディーラーの語る立香という存在。これまでぼんやりとしか語ってこなかった真実がこれ。若干すれ違っていたマシュの立香への認識が改まりました。何気に食堂にいた人間に聞かれていましたが、昼過ぎなのであまりいなかった模様。立香本人はいなかったけどオルガマリーはいた模様。

・最初からクライマックス
監獄塔でしくじった魔術王の意図を感じる…なんてこともなく。原作の地点まで戦場になるぐらい戦線が拡大しているだけの話。


次回、今度こそ彼女との再会。やべー奴×やべー奴。バイオハザード関連サーヴァントも出せるかもしれません。次回もお楽しみに!よければ評価や感想、誤字報告などをいただけたら嬉しいです。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。むしろ感想くださいお願いします。

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