Fate/Grand Order【The arms dealer】   作:放仮ごdz

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ウェルカム!ストレンジャー…どうも、仕事が始まる間際まで書く事をやめられない放仮ごです。なんか追い詰められるとすらすら書ける、不思議。

主役であるはずのディーラーがまるで登場しない監獄塔編第六話。第六・第七の怪物との激闘。驚愕の真実が明らかに…?楽しんでいただけると幸いです。


お前は誰だストレンジャー

―――――告白と嘘は同じものである。告白が出来るようにと、嘘をつく。

 

フランツ・カフカ

 

 

 

 

 

 

「アヴェンジャー!次の相手は、憤怒の具現だって言ってたけど!」

 

「ああ、自らに起因する怒りたる私憤でも、世界に対しての怒りたる公憤でも構わん、等しく正当な憤怒!それこそがこの怪物の宿す、膨大な憎しみの憤怒だ!」

 

 

溶解液を撒き散らしながら襲いくる女性の形をとる灰色の肉塊…カーラスポアSの集団を、鉄パイプで薙ぎ払いサムライエッジで撃ち抜いて蹴散らしながら尋ねる立香に、同じく黒炎を纏わせた手を振るい迎撃するアヴェンジャー。今や監獄塔全てが肉塊で覆い尽くされ、メルセデスの安否も分からなくなり二人は急いでいた。

 

 

「正当な憤怒というものはヒトを惹きつける。古今東西、老若男女の別なく復讐譚を人間(オマエタチ)は好み、愛おしむ。怒りが導く悲劇さえ、時にヒトは讃えるだろう。見事な仇討ちだ、とな。だが奴の怒りは憎しみと自我喪失による暴走だ。

信じるべき男を間違えた。男を見る目と男運が無さ過ぎた。男に唆され、肉体構造に自我と意識までもを根本から別人にされ、裏切られた報復を決意したまではいい。…全世界を震撼させた、2013年に発生した中国のバイオハザード。奴はその首謀者で、憤怒を向ける対象を個人から世界へと向けた。それはもはや、正当な憤怒ではない。俺にはそれが許せん」

 

 

肉塊に包まれた壁から伸びてきた大量の腕による拘束を魔力を雷の様に放出して散らし、天井の肉塊が集った女の顔が変形した怪物の頭部による噛み付きを避け、蹴りを叩き込んで吹き飛ばすアヴェンジャー。監獄塔全体が敵となって襲いくる、その怒りの凄まじさたるや。事実上不死身のカーラスポアSを蹴散らしながら、立香は痛感していた。

 

 

『私が目指したのは、これまで人類が、彼が築き上げてきた安定したものすべての崩壊!ウィルスによる安定しない世界!』

 

 

どこからともなく、声が響いてきた。やけくそと言わんばかりの怒りに震えた笑い声。それは、裁きの間があるであろう奥から聞こえてきた。

 

 

『そのあとに残るものは、なにもない!永遠に安定しない世界、地獄よ!』

 

 

その声と共に、飲み込まんと廊下の奥から巨大な女性の顔が迫りきて、拘束しようとしてくる両際の壁の複数の手を振り切りながら走る二人。裁きの間へと辿り着くと、中心を隔てる様に灰色の肉塊で巨大で歪な顔…カーラスポアの本体であるカーラスポアLが形成され、巨大な赤く腫れ上がった腫瘍を目の様に二つ光らせて溶解液を撒き散らしながらカーラスポアSを次々と生み出してきていた。

 

 

「監獄塔を占領するとは。よほど憎しみがあると見える」

 

『憎い!憎い!殺してやるァアアアアア!』

 

 

魔力の雷でカーラスポアSを蹴散らしつつ、魔力弾を次々と叩き込んでいくアヴェンジャーと、サムライエッジを弱点と思われる目に乱射する立香。そのうち灰色の肉塊が剥がれていって赤い肉壁の内部が露出し、攻撃の勢いが増してきた。

 

 

「物量が…違いすぎる…!」

 

「憤怒の化身、其の名はカーラ・ラダメス!哀しみ、怒り、荒ぶり、噴き上がる黒き炎を宿しているが貴様のそれは正当な憤怒ではない。ただの、八つ当たりだ」

 

『私はエイダ・ウォンよ!本物の、エイダ・ウォン!ニセモノなんかに助けは請わない!あなたみたいなニセモノなんかに!』

 

「私が…ニセモノ…?」

 

「奴の戯言は気にするな。決めるぞ。それを貸せ、マスター!」

 

『死ねぇ!』

 

 

言われるままに、サムライエッジをアヴェンジャーに投げ渡す立香。アヴェンジャーは手にしたサムライエッジに黒炎を集中させ、隙だらけなそこに襲いかかってきたカーラスポアLの巨大な顔に、咄嗟に防御の構えを取った立香の目が黒く染まり、目の前に黒カビの壁が出てきて塞き止めることに成功した。なんで、と心の中で反芻するが、そんな場合じゃないと立香は叫ぶ。

 

 

「今だ、アヴェンジャー!」

 

「そろそろおやすみの時間だカーラ・ラダメス。情けはかけぬ。存分に、朽ち果てよ!」

 

 

その瞬間、アヴェンジャーの手にした光り輝いたサムライエッジから放たれた魔力を纏った弾丸がカーラスポアLを撃ち抜き、跡形も無く消し飛ばした。

 

 

「今のは?」

 

「さてな。チャージショット…といったか。見よう見真似だが上手く行っただけよしとしよう」

 

 

肉塊が消滅していき、元に戻りつつある監獄塔を眺めながらサムライエッジを立香に返すアヴェンジャー。

 

 

「奴は偽物だと言ったが、サーヴァントとはそもそも英霊の影法師、そういうものだ。オレはお前の魂を導くモノだ。お前にオレが与える行く先は恩讐の彼方ただ一つ。お前が諦めようと諦めまいと、オレは、お前の魂をソコへ叩き落すだろう。その時、お前は果たして生還するのか…それとも永劫に囚われ続け、絶望し、狂い、死に果てるのか」

 

「…それは、いやだな」

 

「だろうな。お前は二度とごめんだろう。せいぜい楽しみにしているがいい。そうだ、こう言うべきだったな。

―――――――待つがいい。しかして、希望せよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゾンビがいなくなった回廊を進み、帰還した二人。そこに見たのは、もぬけの殻となった独房だった。メルセデスの姿はどこにもなく、立香はさーっと顔を青ざめた。

 

 

「メルセデス・・・?」

 

「…監獄塔全体を覆う怪物に飲み込まれたと考えるのが妥当だな。諦めるしかないだろう。それよりも、気付いていたか?この監獄塔からゾンビ共が消えていたことを」

 

「…さっきのに飲み込まれたってだけじゃ?」

 

「いいや、前も言った通り前の回廊とは空間が異なる。残る最後の怪物の司るは暴食…すなわち、無闇やたらとたくさん食べる事。…といえば聞こえはよいが、この世のあらゆる快楽を貪り、溢れども飽き足らず喰らい続けた、実に単純明快極まる悪逆そのものだ。特に暴食の具現は、先の憤怒の具現と密接な関係にある存在だ」

 

「…つまり、彼女が憤怒を向けた対象?」

 

「その通りだ。安定した世界を望むがあまり非道を行い続けた挙句に、自身が最も嫌う永遠に変化し安定しない存在へと変貌、一瞬にして全てを失いあまつさえ怒りを周囲の者へ向け、失ったものを補うように全てを喰らわんとした。後は分かるな?」

 

「…もしかしてゾンビがいなかった原因って…それならメルセデスも?」

 

「その可能性もあるやも知れぬ。急ぐぞ、もしかしたら間に合うかもな?」

 

「っ…急ごう!」

 

 

そう聞くなり己を置いて走って行く立香に、アヴェンジャーは不敵な笑みを浮かべた。

 

 

「ああ、そうだ。お前は決してメルセデスを見捨てられまい。どうやら分かってきたようじゃないかマスター」

 

 

その言葉は、藤丸立香には聞こえていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 辿り着いた最後の裁きの間には、回廊には見られなかった大量のゾンビたちと、その中心に異様な男がいた。全身にひび割れのような赤い亀裂が生じた上半身裸の壮年の男性であり、背中から巨大な蠍の胴体が伸びたような姿をしている。立香達が入ってきたことに気付くと男は呻き声を上げた。

 

 

「……グゥ、アア、アアアアアアアアアアア……オオォオオオオオオオ……オオオオオッ!!」

 

 

瞬間、サソリの胴体から黒い触手を伸ばしてゾンビに突き刺すと次々と取り込んでいき、その姿が膨張、巨大化していく。監獄塔に存在していたゾンビの大半を取り込み監獄塔の天井に壁さえ突き破り、もはや床しか存在しない裁きの間を空を飛んで見下ろしたその姿は、超巨大なハエに酷似していた。雷が迸る暗雲立ち込める嵐の空を背景にその怪物…変異シモンズ・ヒュージフライは吠えた。

 

 

『オオォ、オオオアアアアアアッ!!』

 

「この監獄塔で空が見えるとは!其の名はディレック・C・シモンズ!まるでベルゼブブ、暴食を司る悪魔を模った異様な姿は暴食の罪の末路だ。アレはお前の魂を貪り喰らうまで止まらんぞ、どうするマスター!」

 

「もちろん、倒す!そしてカルデアに戻るんだ!」

 

『殺してやるぞ、貴様ら…!バラバラに引き裂いてやる…!』

 

 

響くような言葉を紡いだヒュージフライは赤い複眼を光らせて巨大な節足を振り下ろし、アヴェンジャーの黒炎を纏った拳と激突。弾かれたところに立香の手にしたサムライエッジの弾丸を複眼に連続で受け、怯んでグシャリと複眼が砕け散り、そのまま裁きの間へと落ちて倒れ伏した。

 

 

「やったか…?!」

 

「いや、ここからだ。気を付けろマスター!」

 

 

砕けた複眼から黒い触手が伸び、裁きの間に次々と姿を現すゾンビの一体に突き刺すと取り込み、さらに次々と周りのゾンビを吸収して、間接以外はより硬質化し共に巨大化、眼をカバーする様に口元の強固に発達した触角が昆虫の顎の様にカチカチと鳴り、蝿と蜘蛛が融合したような異様な外観に姿を変えたヒュージフライは、裁きの間の外壁に節足を伸ばしてその巨体を持ち上げ、唖然とする立香と好戦的に見上げて笑うアヴェンジャーを見下ろした。背後で光った雷も相まって、絶望感に打ちひしがれる立香。

 

 

『これで終わりにしてやる…!』

 

「暴食とは即ち、摂理を持たない捕食行為だ。崩したのは外装に過ぎん、ゾンビがいる限り奴は再生し続けるぞ!即ち、この監獄塔に置いては不死身の怪物だ!」

 

「そんなの反則では!?」

 

 

現実世界ではなく精神世界であるために、罪の具現であるゾンビが無限湧きするこの監獄塔ではまさしく最強の相手。立香は物怖じしながらもサムライエッジを乱射して再び複眼を狙うも触角に弾かれ、アヴェンジャーの放った魔力弾も巨大な節足で消し飛ばされ、質量の伴った一撃が裁きの間の中心に炸裂。吹き飛ばされ転倒する立香。防御したものの耐えきれず体勢を崩したところに強烈な一撃が叩きつけられダウンするアヴェンジャー。せめてものと、脆そうな関節部分にサムライエッジを連射して破壊してダウンはさせたものの、すぐに周囲のゾンビを黒い触手で取り込んで再生するヒュージフライ。その姿はまさに暴食の権化だ。

 

 

『それで全力かね…!』

 

「ちぃ、今までの怪物どもには存在しなかった質量差がここまでとはな…質量保存の法則とやらはどうなっている?」

 

「それは私も聞きたい。ディーラーがいればロケットランチャーなり使えば行けそうだけど、今手元にあるのはハンドガンと鉄パイプ…それと何故か使えるエヴリンの力だけ。どうすれば…ああもう、邪魔!」

 

 

精神世界だからサムライエッジの弾に限りはないとはいえ、リロードする必要があるその瞬間を襲ってきたゾンビに、咄嗟に鉄パイプを突き刺して蹴り飛ばす立香。その瞬間、暗雲が光り鉄パイプが避雷針の役割を果たしてすぐ近くに雷が落ちてきた。思わずビクッと反応した立香は、とある手を思いついた。

 

 

「アヴェンジャー!触角を外して複眼を攻撃することはできる?!」

 

「できるだろうな。だが、本体までには届かんぞ。どうする?」

 

「打開策、思いついた!私が隙を作るから、頼んだ!」

 

「ふっ、いいだろう…任された!」

 

 

アレクシアと対決した際から何故か使用できる様になったエヴリンのスキル「自己改造(特異菌)」を使用し、左腕に黒カビを収束させて盾を作り、右腕はブレード・モールデッドの刃にして構え、飛び出す立香。ヒュージフライの節足の一撃を優先的に防ぎ、群がるゾンビを右腕の刃で斬り裂きながら耐え続け、アヴェンジャーはその背後でゾンビを迎撃しながら、ヒュージフライを見つめ続けスキル「窮地の智慧」を行使した。

 

 

「ッ…!重すぎる…!?」

 

『さあ、追い詰めたぞ…!助かりたいか!?死にたくないか!?ならば命乞いをしろ!泣いて助けを乞え!』

 

 

連続で節足を立香に叩き込み、頭部を近づけて触角を顎の様に動かして威嚇し勝ち誇るヒュージフライ。中々倒れない少女に集中するあまり、その視界から復讐者の姿は完全に外れていた。

 

 

「ぜぇやっ!隙ありだ、紛い物の悪魔よ」

 

『グゥオオオオアアアアアアッ!?』

 

 

超高速移動したアヴェンジャーの両腕の振り下ろしが、防御が外された複眼に炸裂。もぎ取る様に両眼を抉り飛ばし、ヒュージフライは絶叫してダウン。しかしすぐに再生しようと黒い触手を周囲のゾンビに伸ばし、その瞬間に右腕を伸縮する異形の腕にした立香の掴んで持ち上げた、鉄パイプの突き刺さったゾンビに突き刺さってそのまま取り込んでしまい、ダウンした身体を持ち上げたヒュージフライの複眼で鉄パイプが雷に反射して光った。

 

 

『なんだ、これは?………ァアアアアアアアアアアアアッ!!??』

 

 

瞬間、避雷針となった鉄パイプに雷が直撃し、全身に電撃が駆け巡って分解、肉塊となったゾンビの山の中から姿を現し、痺れて膝をつく本体のシモンズ。そして右腕を元に戻した立香のサムライエッジの弾丸が、シモンズの眉間を撃ち抜いていて。

 

 

「死ぬほどしたもの、命乞いはもうこりごりだ」

 

「その巨体で監獄塔の天井を崩し、空を見せてくれた結果がそれだ。暴食も程ほどにすることだな。俺がもっとも嫌う人種の怪物、紛い物の悪魔よ」

 

 

シモンズは崩れ落ちて消滅。両腕を元に戻して一息つく立香に、アヴェンジャーは笑い、すっかり風通しのよくなった裁きの間に吹きすさぶ風に外套を揺らしながら背後から歩み寄る。

 

 

「メルセデスは、いなかったね」

 

「そうだな。どこへ消えたのやら。それよりも、だ。は、はははははははははは!よくぞ殺した、祝福しよう藤丸立香。なんだ、手慣れているじゃないか?」

 

「これでも四つも特異点を超えて来たからね…でも、エヴリンの力が無かったら切り抜けられなかった」

 

「そうだな、もしもなんの力もない藤丸立香ならば第五の裁きの間で死んでいただろう」

 

「どういう、意味・・・?」

 

 

振り返る立香。そこに立っていたアヴェンジャーを見上げる。その表情は何の感情も感じられなかった。アヴェンジャーの見下ろす立香の表情も、何の感情も感じられなかった。無言で睨み合う両者。沈黙を破ったのはアヴェンジャーの方だった。

 

 

「もはやシャトー・ディフは役割を終える。だがここはシャトー・ディフ。偽りであれど本質は変わらぬ。かつてここを出たのはただ一人。ならばここから出られるのも、ただ一人。もう一人の死体と入れ替わり生き延びる。――――そうだ、お前が第二のファリア神父だ」

 

 

瞬間、反応できなかった少女の胸部をアヴェンジャーの貫手が貫いていた。膝をついてかふっと血を吐き、憎々しげにこちらを睨みつける『藤丸立香』に、アヴェンジャーはおかしいとばかりに嘲笑を浮かべた。

 

 

「あの魔術王は元々、お前と藤丸立香を同士討ちで殺すためにここに入れた。お前のせいでややこしいことにはなったがな」

 

「さっきから、何を言って…!」

 

「では聞こう。お前は誰だ?」

 

「私は…、藤丸、立香……」

 

 

息も絶え絶えにそう答えた立香だが、吹きすさぶ風で視界に揺れる長い黒髪(・・・・)にハッと目を見開いた。今、吐いた血も、よくよく見れば赤い血などではなく、液状となった黒カビで。わなわなと黒カビに塗れた両手を見ると、先ほどまでは確かに令呪の刻まれた大人間近の少女の手だったはずのそれは子供の様な小さな手になっていた。

 

 

「なん、で…」

 

 

慌てて服装を見やる。今まで気付かなかったが、身に着けているのは白いカルデア礼装でも他の礼装でもなく、黒いワンピースに茶色いブーツ。そして、空気も読まずにアヴェンジャーに襲いかかり撃退され側に転がったゾンビの血溜まりに映った姿は、『藤丸立香』などではなく。

 

 

「わたし……なんで、りつか…、エヴ、リン…?」

 

 

長い黒髪を流して驚愕に目を見開いている、ロンドンで出会った幼い少女が、そこにいた。




実は「藤丸立香」と呼称していただけで一度もその容姿については触れていなかった監獄塔編でした。アヴェンジャーはずっとエヴリンの姿をしている立香(?)と会話していました。でもちゃんと立香本人も監獄塔にいたという。どういうことなんでしょうねえ。今までの会話を見てみたらわかるかも?メルセデスはどこにいったのか。

バイオ6の黒幕二人、カーラさんとシモンズの登場でした。ハエ=暴食の象徴だからこれしか思いつかなかった。監獄塔の天井と壁を破壊して雷と風を入れるために最後に配置しました。アヴェンジャーで変則チャージショットはやりたかったことの一つ、彼もまたディーラーと相性抜群です。G生物から鉄パイプを奪っていたのもシモンズ撃破の為でした。

監獄塔編における『藤丸立香』の正体とは?なお、本人は自分を藤丸立香だと思っていた模様。次回で監獄塔編も終局かな。
エイプリルフール特別編を挟みますが、次回もお楽しみに!よければ評価や感想、誤字報告などをいただけたら嬉しいです。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。むしろ感想くださいお願いします。

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