月夜「今日の前書きは私!
突然だけど作者。」
作者「あッはい」
月夜「これって異世界転生タグ付いてるよね。詐欺じゃない?」
作者「」
月夜「あっこら逃げるなー!!」
今回も誤字、脱字のオンパレードかも知れません。感想で柔らかく教えて頂けると助かります。
では5話、どーぞ!
何かとても申し訳ないことをしたような気がします。
紅夜…もしかして
「あ、言ってなかったっけ?俺、両親死んでんだよね。」
月夜が申し訳なさそうにこちらを見てくる。さっきから毒舌だから何か新鮮なものを感じる。
「義眼この目あるじゃん?これさ、昔、両親とドライブしててー高速道路走ってたんだわ。んじゃぁ、前から逆走してきた軽トラがバーンって。
運転席と助手席に座ってた両親は呆気なく死んじゃって、後ろにいた俺は骨折と破片が目にささるだけで済んだわけ。」
いやーあれはやばかった。だってあの時まだ小学生だぜ?6年生だけど。今が15だから…4年前くらい?
もう物心ついて、中学入る前、1番両親のお世話になる時に死んじゃったからなー。2週間は他人とろくに喋れなかったなー。
「なんか…ごめん。」
「いんや、いーことよ。慣れちまった。」
慣れた。本当にそうだ。事故で顔とか目立つ所に傷が出来た人は分かるだろう。
人に会うたび、どうしたの?って聞かれる。最初の方は丁寧に説明するけど、慣れてくると簡単な説明を思いつく。
俺もそうだ。特に片目が義眼あかい。いくらかっこいい!とかいって付けた目でも、今みたいに隠してない頃は本当によく聞かれた。そのたびに親が死んだことを思い出した。それも、中学入って、一気に人が増えて大人数に説明する時に慣れた。親が死んだって事が【悲しい思い出】から【過去の事実】に変わっていった。
「つまり紅夜は一人暮らしですか?」
切り替え早えぇなおい。さっきの申し訳なさそうな態度はどこいった。…まあいい。それも月夜か。
「そうだ」
そう言い紅夜は締め切っていたカーテンを一気に開ける。
もう夕方か。オレンジの太陽が眩しい。
さっきも1回カーテン開けたような気がするけど…ま、いっか。
カーテンを開けた先にはビル。下には道路。そう、ここはマンションだ。
「両親と住んでた頃は一軒家だったけど、今は1人でマンション。お金は親の遺産と同情した親戚がくれた。だからもう購入品。家賃は払わなくていーの。」
親戚はみんな遠かった。流石に1人になればどこかの親戚の家へ行くのが常識なんだろうが、生憎、俺が行きたがらなかった。代わりに、お金を出してくれたって事だ。
生活費は親の遺産の残りと前の家を売った金。無くなる予定はまだ無いけど、無くなったら、また親戚が助けてくれる。マジ親切。
「なるほど…寂しくないんですね。」
「さっきも言っただろ?慣れたんだよ。ほら、使ってない部屋があるからそこに案内するよ」
「あっ、二人暮らしオーケーなんですね。」
あっ…上手く誘導された…
明かされる紅夜の過去。
紅夜は小4から厨二病でした。
では!次回は多分10月3日!
次回会いましょう!