奴隷(キミ)と僕とを結ぶHIMO   作:凍傷(ぜろくろ)

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よくお聞きなさい凍傷。
オリジナル小説を書いたら、なんかそれっぽい設定とか紹介とか書かなきゃダメなのよ?

「それって50音並べて、内容に触れるものを書くとかでいいのですか?」
「了承」

一秒だった。

「ではどれくらいのことを書けばいいやら」
「全部だ」
「エ?」
「複線なぞ知らん。全部だ」
「……現材公開できる情報、とかいって進撃の巨人が全てのネタを暴露してくれたら最高に面白いですねと思ったことがあるこの馬鹿者に、まさかの……!」

というわけでネタバレ満載。
この場合、HIMO的にというか、元の世界のお話方面で。



第二十九話【更新来たのに設定話だとテンションさがるよね】

◆あ

*猫狼───アイリュコス

猫=アイルー、狼=リュコス。

合わさるとアイリュコス。

誰かさんの所為で一時は人を襲い、犯す魔物のレッテルを張られた。

 

*亜人───あじん

魔物混ざりの識別名称。

エルフやドワーフもこの中に含めて呼ぶ者が多いが、魔物ではない限り結界の影響は受けないので、そういった者たちからはこの呼び方は嫌われている。

そうしなければ通じにくいために、仕方なく使っている人も居るが、あまりしつこく亜人亜人言うと嫌われる。

 

*アメンボィジャー

アメンボ型の旅人。

細い。めっちゃ細い。

蚊と間違われると激怒するらしい。

 

*アルマデル

融合前の空界の名称。

一言で言えば剣と魔法の世界……だったが、古くより癒しの力が枯れていて、どちらかといえば魔物優勢の世界だった。

東西南北に竜の王が存在し、人の国は三つ。

中心にはウォルトデニスという神秘の泉があった。

かつては中心にも竜の王が居たらしいが……?

 

*イェア・ゲッドラック・ライク・ファイクミー

原中に伝わる謎の掛け声。サー・イェッサーとセット。

主に鼓舞に使われ、言われた方がサー・イェッサーと返す。

原中の猛者どもがウォートラントルーパーズで遊んでいた際、ステージ1の出撃前のテリー教官の言葉を気に入り、聞き取ろうとしたが失敗。

なんかこれっぽいこと言ってた気がすると適当に言葉を並べた結果。

つまり言葉自体に意味はない。ないけど叫ぶのって結構大事。

 

*イグナショフ

ヘビィビーの名前。

友人にセフォーやカラエフなどという蜂が居るとか居ないとか。

 

*イセリア・ゼロ・フォルフィックス

北の魔女、ヤムベリング・ホトマシーの娘で、リヴァイア・ゼロ・フォルグリムの母親。

試験管ベイビーどころか酒瓶の中で作られた子供で、母親が超苦手。

賢者の石を作ってみせた偉人ではあるが、不幸体質。

かつて、黄の竜王シュバルドラインの能力を封印してみせた。

これがなきゃ、モミアゲ様はかつての戦いで死んでいたとか。

 

*着火───イグニス

チャイルドエデンに伝わる火属性魔法の発動キー。

カルナ・ナナクサという人物が、授業の一環で教えている。

属性によって始動キーが違う。

 

*I☆YA☆SHI───いやし

ヒトが受け取った特典の1。

なんでも癒せる。

え? 回復しない? うるさい、癒しなんだから癒せるのよ。

癒せない癒しになんの意味があるの。解ったら癒されなさい。

え? 嫌だ? 治れっつってんのよ!

 

*依頼人───いらいにん

冒険者ギルドに依頼を持ち込む人々。

毎回、なにかにちなんだ人物がやってくる。

が、初心者用の依頼はギルドがあらかじめ用意しているもので、名前も偽名だったりすることが多い。

初心者用クエストが終了すると、大体の初期装備は揃っている。

普通はヒト少年のクエスト事情のようにこんがらがったりはしない。

 

*海の波風亭───うみのなみかぜてい

マラカルニにある宿の名前。

冒険者ギルドのまん前にあるため、冒険者がよく利用する。

ギルドに加盟していると、利用料金が多少安くなることで有名。

ミレアノという女性が主人をしており、冒険者の一部は彼女の支えで成長したこともあって、ママと呼ぶ人も居る。

 

*ウォルトデニスの泉───~いずみ

空間世界の中心にある、結界の中にひっそりと存在する澄んだ泉。

狭界に繋がる穴と、空にある大陸ノヴァルシオに転送する装置があるといわれている。

現在はナギーが管理しており、日々を退屈に過ごしている。

 

*ウンディーネ

水の精霊。かつては恋に恋する乙女であったが、元マスターの精神崩壊から様々なことがあって、現在は大魔王をマスターとして見て、存分に楽しんでいる。

リヴァイアサンとよく行動をともにしている、濃い青の姿をした女性。

潤い肌。

 

*エーテルアロワノン

かつてフェルダールにて最初の町として存在した花舞う都。

常に花吹雪が舞っていて美しい場所だったが、魔物に襲われ滅び、アンデッドが住まう地となってしまった。

のちに情報屋救出イベントにて復活することになるが、大自然と融合したために自然要塞へと到る。

要塞の中には妖精の世界への道もあり、そこでミレアノさんの旦那さんがお仕事している。

なお、巨大な根っこが蠢いて移動も可能であり、移動形態ごとに名前が違う。

陸移動:大盛りたこ焼きそば

飛行 :ラピュウタ

船  :マグロ漁船

潜水 :ゴックズゴックハイゴック

 

*エディー・アルサムワン

ギルド“俺の翼”のリーダー。

協力してくれた者たちの手柄をさも自分が成功させたように自慢し、仲間を集め、自分の手柄を増やしたクズ。

ほぼ仲間に戦わせて、おこぼれ経験値でレベルを稼ぎ、初心者指導と称して初心者にひっついては戦わせ、それを繰り返すことでレベリングをしてきたハイエナ野郎。

地界人達からは“ゆうた”と呼ばれている。

 

*エミュル・アルフェルム

ロリお姉さん。ギルドで加入受付をしている緑髪のかわいい子。

ザーマスおばさまがつけているような三角眼鏡をつけており、その眼鏡は魔力を込めるとテコーンと光る。

254歳らしい。

チャイルドエデン出身で、大魔王が作るうどんが大好物。

エルフなのに肉も食べられる。むしろ肉うどんとか大好きだし。

チャイルドエデンの管理人であるカルナよりも、たまぁに立ち寄る大魔王に懐いていた。

 

*£───おろ

現在の空界の通貨。

ポンドではない。

 

*オン・ラブラトルド・アンベルト

古くは、弦月彰利が使いだした謎の詠唱。

現在では奴隷紋生成の詠唱として使われている。

中井出の霊章の中の世界、レストラム中野から行ける某ぬるいお湯の喫茶店では、“ラブラドールを拘束しない”的な意味で使われている。

 

 

◆か

*カイ

創造の精霊。

モミアゲが美麗だとかなんとか。

名前の由来は悠介の“介”から。

 

*快感、シャンプー体験───かいかん、~たいけん

かつての時代、中井出と彰利が命懸けで黒竜王ミルハザードに体験させたシャンプー体験。

つけると強制的に“イエ~~~ス!!”と言わせるというシャンプーの力である。

あぁん! 髪の芯まで潤っちゃう!

AdmiralsAmbition4、191話の『晴れ時々レーザー/快感、シャンプー体験』より

 

*香織───かおり

ヒト少年の恋人さん。

好き合っていたが、ある日に自分の中の病気を知り、ヒトを振る。

ヒトが事故に遭った際、どうせ悔いを残すなら、ずっと一緒に居ればよかったと後悔。

人物情報にて、同じく友人である悠彰と結婚したと書かれているが……?

 

*神───かみ

チェーンソーでバラバラになる。

チェーンソーを持っていれば必ずバラバラに出来るわけではないので注意。

まずチェーンソーを購入したら、雑魚敵と何度も戦ってバラバラにし、チェーンソー熟練度を上げましょう。

数値として見ることが出来るわけではないけど、なんかあるの。ほんとに。

 

*カルナ・ナナクサ

七草霞流那が本名の地界人。

サンドランドノットマットの皆様からは寝取り野郎と呼ばれている。

寝取りっぽい状況は、世界の辻褄がそうさせただけであって、彼が望んだわけでもないのだが。

かつてヒロラインを冒険していた中井出博光が世界に忘れられた際、相手が居ないのに娘が居るのに相手が居ないのは不自然だと辻褄を合わされ、中井出の妻はこやつの妻であるという世界が構築された。

 

*技師の町ナットクラック───ぎし~まち~

巨大な岩肌を削って町にした不思議な場所。

頑強な岩であり、地震が来ても崩れない。規格外な地震ならばどうなるかはわからないが。

形としては、絶壁があるとして、そこを削り掘って作ったような町。

蟻の巣の断面図を思い浮かべれば、それでほぼ間違いない。

岩から採れる石は鈍重石と呼ばれ、特産品とされている。

 

*奇跡の魔法───きせき~まほう

自分の存在を糧に、願いを叶える天界の法術。

使うと消滅し、別の何かになる、とも云われている。

様々な記憶からも消えてしまうが、血の繋がりを持つ者は忘れないとされている。

その他に、深く深く関わった者の記憶にも残ることがある、とも言われている。

別の何かになった場合にも奇跡の残照のようなものが残っており、それが小さな願いを叶えることもあるそうな。

空と風になったどこぞの二人が、丘の上で願った少年少女の小さなお願いを叶えたり~とか。

 

*狭界───きょうかい

空界の裏世界として知られる、瘴気溢れる世界。

主に召喚獣と呼ばれる存在が住まう場であり、この世界の生物は討伐すると宝玉を落とし、それを使用することで契約、召喚などをすることが出来る。

巨人や竜族は元はこちらに居た存在であり、全ての竜族の親である黒竜王レヴァルグリード、巨人の王たるアハツィオンもそういった存在。

 

*キン肉バスター───~にく~

五所蹂躙絡み。

カメハメ48の殺人技の一つ。

キン肉族に伝わる技ではないので注意。

 

*空界───くうかい

天地空間の空に位置する世界。

空間世界で、ファンタジー要素盛りだくさん。

地界で神隠しにあったら、ほぼこっちに迷い込んでいる。

 

*クオリティーナッシャー

ニココ梨から抽出できる果汁で作る飲み物。

元は天界に伝わるドリンクであり、とても美味。

 

*クグリューゲルス王立魔法アカデミー───~おうりつまほう~

空界にある学校のひとつ。

魔法、魔導魔術などを主に教える。

かつては優秀な成績を残した生徒に空間工房の鍵を渡していたが、現在はその伝統も廃れて久しい。

空間工房を悪用する連中が増えたからだとかどうとか。

モミアゲ様も卒業生。

 

*クリエイター

“創造”を扱う者のこと。

空界では数名が確認されている。

賢者の石の精製に成功すると、石の力を用いて不完全ながらの創造をすることが可能。

リヴァイアの母、イセリアが精製に成功、軽い創造を行使していたとされる。

どこぞのモミアゲ様は、創造自体が戦闘法だったわけだが。

 

*ケイト・ミレガー

ミレアノの娘。

妖精と人のハーフであり、赤子の大きさで産まれ、成長とともに妖精サイズになったとされる。

しかしなにかの拍子に人間サイズになることもあったらしく、その時のための衣服も用意されていたとの噂が?

 

*ゲームシステム

表・裏・狭がある空界において、ゲーム要素が混ざったこのフェル・マデオネス。

誰であろうと入界すればステータスやらなにやらが用意され、死ねば魂が裏世界に送られる。

なお、モンスターなどの魂は宙を舞う災厄に吸収されるか、そのまま地に還るので、裏世界に飛ばされたりはしない……かも?

裏世界は大魔王の世界であり、サンドランドノットマットが首都となっている。

元は妖精の世界らしい。自然ぎっしり。

 

*GM四天王───げーむますたーしてんのう

ナギー、中井出、ドリアード(白と黒)、スピリットオブノート(黒)で構築された四人のGM。

普段はナギーことニーヴィレイ・アレイシアス・ドリアードが取り仕切っている。

なお、ナギーも中井出も名乗りの度に四天王の中でも最弱と唱えているので、誰が最弱なのかは謎である。

 

*弧月日───こげつひ

ヒトの友人、弧月日悠彰の苗字。

月の家系の派生で、モミアゲ様とツンツン頭の遠い子孫的存在。

 

*弧月日悠彰───こげつひはるあき

気が合うなら誰とでも友達に、がモットーの馬鹿。

イジメ等が大嫌いで、それに立ち向かったヒトを気に入る。

月の家系の能力には死者蘇生もあるものの、使うことは許されていない。

能力には目覚めていなかったため、ヒトが死んだ際には号泣したとされる。

 

*ゴブリン

空界にて地上を駆ける存在最速のモンスター。

別に女性を捕まえて子を産ませる、なんてことはしない。

二足歩行ででっぷりしてるのに、何故か直線移動はとても速い。

姿はガーディアンヒーローズのゴブリンそのまま。走り方も。

 

*コボルトベビー

ヒトのライバル的存在。

ショックなことがあると「ゲェー」と叫ぶ。

 

 

◆さ

*サーヴォテイン

サボテン素材で作れる武器。

レーヴァテインと名前が似ているために、初心冒険者に大人気。

 

*最果ての英雄───さいは~えいゆう

ある世界線の未来のモミアゲ様。

ある時間軸では“守ること”を願い過ぎて、守りすぎ、人でパンクしそうになった地界の滅びを見届けた者。

未来に絶望して過去のとある夏へと転移、その頃の仲間の在り方を眺め、干渉し、やがて過去の自分を滅ぼそうとした。

……こいつが居なければ中井出が仲間に忘れられることもなかった。

 

*サキュバス

男の夢に現れて、精を奪うとされる魔物。

こやつに出会いたいと願う人間の男性は結構居るらしい。

シアンの祖母にあたるサキュバスは、人を襲ったのも愛したのも生涯ただ一度だけだったらしい。

 

*サンドランドノットマット

元はヒロラインの砂漠地帯にあった町の名前。

そこで活躍した辺境英雄エロマニアさんを慕う猛者どもの意思が首都を象り、裏世界の首都とまで完成する。中井出の意思はまったく関係ない。

世界としての在り方は妖精世界。

自然がごっちゃりで、人がイメージする綺麗な森林だのなんだのそのものがここにある。

そのくせ精霊は黒の精霊しかおらん。表の精霊にしてみれば、癒しを独占している怪しい世界としてしか映っていない。

大樹ユグドラシルの核が存在している世界でもあり、その傍の自然の木々が重なって出来た大魔王様と自然の精霊様の愛の巣が存在していたりする。

自然の精霊様が照れたり恥ずかしがったり喜んだり嬉しがったり幸せを感じたりするたびに自然が活性化するため、自然の在り方とか水の澄み具合とか空気の美味しさとかがそれはもう大変なことになっている。

マナは主にここから溢れ出ている。

枯渇の心配? ……そんなもの、ウチにはないよ……。

なお、基本思考が“楽しみたい”という馬鹿者ばかりが住む約束の地のため、お祭り騒ぎとかめっちゃ大好き。

妖精エルフドワーフ獣人なんでもござれ、悪いことをしているわけでもないのに、表の精霊側にマナと癒しを独占していると思われているため、敵視されている───のをいいことに、それを全力で楽しむために悪を名乗る愉快な連中。

こやつらの愉快が日々の冒険者への依頼を増やしていると考えれば、需要と供給にはなっている。

モンスターが起こす事件などには関与していない。

モンスターにやらせるくらいなら自分で愉快に暴れますぞって感じの馬鹿者集団。

 

*シアン・ド・ギャルド

番犬の名を与えられた人と猫狼のハーフ。

と思いきや、サキュバスと人のハーフの子と、猫狼との子。

主人であるヒトを過保護なまでに溺愛しており、その愛もサキュバスや人や猫や狼の特性が混じり、結構な勢いで捻じ曲がっているっぽい。

一途で従順で、時に独占征服されたくて、褒められたいし真っ直ぐ愛してほしいし、ともかく愛がすごい。

サキュバスの血の所為か、虐待を受けて栄養バランスも悪かったのに、スタイルがとても良い。

 

*シアンの母───~はは

自分の中の呪いをシアンに移すためだけに猫狼を襲い、子供を産んだ存在。

現在は何処に居るのか、何をしているのかも不明。

 

*シード・デイ・カーナ

空界の魔王さん。威厳はない、少年っぽさを残した容姿の魔王さん。

この世界の魔王は自称だったりするが、冒険者にはそれも必要だろうといつの間にか定着している。

お陰で魔王だからって理由で討伐しに来る勇敢なる者たちが後を絶たない。

ちなみに彼自身は悪さなど行なっていないので、本当に“ああほら、あいつ魔王だから”なノリで狙われている。

かつての魔王の口から卵として吐き出されることで産まれるが、産まれた瞬間に目の前に居たどこぞの馬鹿者を父と勘違い、いろいろ落着して、大魔王を父と呼ぶ。

楽しむことを目指していろいろやっているが、どうにも生真面目な性格が前に出てしまって、上手いことはっちゃけられない自分や、どこかでブレーキをかけてしまう自分があまり好きじゃない。

名前を逆さに読むと、義理の父親の苗字がわかる。

 

*式───しき

空界に広く流通する魔術。

魔導魔術と呼ばれ、魔導を用いた能力と共通されて知られる能力。

指に魔力を込め、光で式を描いて完成させる不思議能力。

失敗すると爆発する。

なお、現在は廃れて久しい。

 

*舌打ち───したう~

やらない人が見ると、なんのためにやっているのかがまるでわからない、周囲に不快感をバラ撒く奥義。

いえほんと、なにかに不満を持っても、傍に居る誰かとの共通の敵に対してのものでも、本気でやめましょうね?

言わないだけで、心の中で“こいつのこの舌打ちする癖、なんとかならんかな……”って思ってる人かなり居ますから。

薔薇馬鹿ことエディーがよく使用するスキル。

ヘイト管理に向いている。敵も味方も選り取り見取りさ。

 

*ステータス移動───~いどう

ステータスを好きにコントロールできる、ヒロライン名物。

頭でっかちな装備をしておいて、STRMAXで相手を殴ることも可能。

大賢者様がキン肉バスターをかけることだって出来るステキ能力。

 

*スピリットオブノート

表の精霊の王。

裏の精霊の王はオリジンとされていたが、現在は黒のスピリットオブノートが居るだけ。

ヒトと接触したのは裏の方である。

大魔王やツンツン頭からはスッピー、ノートン先生の名で知られている。

かつてはモミアゲ様をマスターとしていたが、ある大戦後には大魔王をマスターとしている。

 

*ゼット・ミルハザード

もしかして⇒◆ま行:ミルハザード

 

 

◆た

*大魔王───だいまおう

テイ・トクサン←正体。

大魔王という役職は一応のものであり、世界を揺るがすような悪さをしたのかといえばそんなことはなく、ただ世の中を面白くしたいだけのドアホウ。

魔王は討伐しなきゃいけない、という奇妙な使命感を持ってる人がいっぱいおるけど、基本は攻撃しなければ攻撃しない愉快な人。

討伐しようとすると外道の限りを尽くして討伐しにくるので注意。

 

*多賀───たが

ヒトの旧姓。現在はツァガ。

両親ともに女の子を育てるプランしか頭になく、(ヒト)を身籠った時点で世間体以外でのそいつの子育てを放棄していた。

実は善人とかそんな慈悲はない。

 

*多賀比徒───たがひと

多賀家において“比べられる存在”。ヒトの日本名。

人、のままでは世間体に関わるからと多少捻られただけの、結局はろくでもない名前。

顔立ちは結構老け顔……?

デレマスの武内Pが若い感じ。

 

*多賀麗葉───たがうるは

ヒトの妹。病気持ち。

親から兄の悪口ばかりを聞いて育ったが、兄がやさしい人だということは知っていた。

むしろなにかにつけて兄の悪口を言う親が、あまり好きではなかった。

会う度に愚痴る人間と、知りたい外の世界のことを一生懸命話してくれる兄と、どっちが好きかって言ったら……ねぇ?

 

*地界───ちかい

天地空間の地に位置する世界。

ようするに僕らの世界。

 

*チャイルドエデン

捨て子達の楽園。

誰がそう名づけたのか、そう呼ばれる要塞みたいな場所。

蒸気仕掛け、機械仕掛けのものが多く、雷の精霊の聖堂が存在する。

現在はカルナ・ナナクサとマイカ・アヤセが管理をしている。

たまにテイ・トクサンが訪れるらしく、子供からは大人気だそうだが、大人には嫌われている。

 

*ツァガ・ヒト

ヒトのファンタジーネーム。

本人はむしろツァガの部分を無くして、ただのヒトでありたい。

もっと言えば名前全体を変えたいらしい。

様々なものへの適正が壊滅的であり、ギフトがなければ才能も0の凡人。

 

*月の家系───つきのかけい

月詠街と呼ばれる場所に存在する、月の顔の数だけあるとされる家系。

その歴史は古く、とある儀式で神を下ろした時代まで遡る。

まだ、妖怪と呼べるモノが普通に存在していた頃のお話。

薄れてはいるものの、神と死神の血を継いでいる所為か妙な能力と、生まれ付いての身体能力がある。

 

*晦悠介───つごもりゆうすけ

月の家系、神側に傾倒した名、朧月の一人。

晦に預けられる前の記憶が封印されていたため、いろいろあるまでは自分の家系ごとの能力についてもよくわかっていなかった。

想像を創造する創造の理力という能力を与えられ、最初は鳩しか出せなかったピジョンボーイ。

それから様々な出会いの果てに、空界で王様になったり英雄になったり竜王になったりと忙しい。

かつて契約特典で創造の理力を与えた(つもり)のルナ・フラットゼファーと再会、のちに猛アタックされて結婚。

いろいろあって、雷属性を好んで使用する。

創造を使用することで、自分に都合のいい空間の創造が可能。

とある戦いの果てに人々の記憶から消滅したとされる。

現在はモミアゲ様としての記録しか残されていない。

 

*ツンツン頭───~あたま

弦月彰利の識別名称。

彼の名は知らなくとも、その固有名は知っている、という人も居る。

またはホモ、ホモっち、変態オカマホモコン。

 

*テイ・トクサン

提督さん。原沢南中学校迷惑部の部長を指す。つまり中井出。

 

*テッド・ボリバス

職業:魔法使い、格好:戦士の、マッスルに憧れる家庭的な青年。

家事全般にEX級の特性を持つ。なおバトル能力はからっきし。

リシュナに救われた恩があり、いつか返したいなぁと思っている。

 

*天秤の悪魔───てんびん~あくま

デビル天秤様。

使ってない能力がパンパンになってきたからとりあえず使わせて系悪魔。

有休を使うような(てい)で転生特典を渡す、ノリがいいロリお姉さん。

暇に任せてヒトの状況を覗き見たりしている。

あ、これは見たら失礼なものだった、と思った際には、状況を秤にかけてささやかな幸運をプレゼントしたりしているとか。

たまぁに運がいいことが起こるのはその所為だったりする……?

ヒトが閲覧する情報などをちくちくといじくっていて、状況によって説明が変わるのはその所為。

なので、ヒトが知っている情報が更新されない場合、書かれる情報も更新されていない場合が多い。

例としては猫狼が人を襲って子供を産ませた、云々。

同じロリお姉さんな、ギルドのエミュルさんとはべつに関係ない。

 

*トーテムポールロマンス

ツァガ・ヒトが一応のリーダーらしい、お金を溜めることを目的としたギルド。

ちなみにこの名前は、弦月彰利が書き記したとされる本に書いてあった言葉。

彼の知人の友人が酔っ払うと、この言葉を叫びながら暴れたらしい。

 

*ドスコイカーン

明命書房に存在する、相撲の“ドスコイ”の語源となった伝説の人物。

 

*トラック

転生名物。

これに轢かれれば、運が良ければ特典付きで異世界転生できるとラノベ界でもっぱらの噂。

のちの運転手の人生は破滅するが。

 

*ドリアード

一目見ると心を奪われ放心してしまうような美しさを持つ、よくある月桂冠を頭に乗せた緑髪の綺麗な精霊様。

空界の自然の在り方を担う大精霊様であり、そのニンフの中の一人。

当時はまだモミアゲ様と契約した精霊だったが、ある事情をきっかけに中井出のことを気にし始め、やたらと心を惹きつけられ、つつかれ、くすぐられ、彼が孤独になったあたりで我慢出来ずに手を伸ばした。

世界の辻褄によって既婚者ではあったが妻を寝取られた中井出を支え、癒し、何千年も生きてるのにウヴで奥手な少女のように手を繋ぎ、恋人になる。

自分から相手を男性と捉えて意識するのは初めてであったため、超が付くほど奥手。

お陰で精霊の意識レベルで超大恋愛となり、57億もの時を経てようやく結ばれる。

かなり潔癖症で、中井出以外の男性に触れられることを良しとしていない、隣を歩くと決めたならば命尽きるまで、とか言い出すタイプのお方。精霊としての力を求められた契約は、それはまた別の話。

様々が中井出を忘れる中、ナギーやら別の然精霊との関係で、自然との繋がりが誰よりも強かった中井出の中にユグドラシルの核を埋め込んだため、彼女だけは中井出を忘れなかったこともあり、中井出も芯から彼女を信頼、愛しているという鬱陶しいほどラブラブ馬鹿ップル。もとい夫婦。

中井出と関わってからももちろんだが、ナギーを作り出してからは感情が随分と豊かになり、穏やかなだけではいられなくなった。

中井出に独占されたいと思う中、なんだかんだ嫉妬心もあり、嫉妬が行き過ぎると中井出の腕の霊章からツルを伸ばし、注意を促す。それでも嫉妬させる行為が続くと、本人にその気はなくても無意識にツルが中井出を絞め付け始めるため、なんとか治そうと努力はしている。

……ちなみに。そんな大事で綺麗で可愛くてステキな奥さんが相手だろうと、理不尽が過ぎれば大魔王・渾身右ストレートが顔面に炸裂する。

自然の大精霊が大魔王の右拳を軸に空中で回転する様を見た他のニンフの反応は、それはもう『ほぎゃあああ!?』に尽きた。

そんな反応でも構ってもらえるのが嬉しいらしいです。

いや、Mじゃないです。Mじゃなくて、純粋に、初めての自分の奥底から沸き出る恋心と、構ってくださいハートに戸惑っているだけです。

殴られれば当然落ち込む。……直後の構われまくり状態であっさりと機嫌も回復するわけだが。

中井出に対してのみ、超絶ちょろいさん。

……その点で言うと、中井出もドリアードに対しては相当なわけだが。

既にモミアゲ様との契約は解除してあり、中井出と契約済み。

精霊として契約済みであり恋人であり夫婦であり良きパートナーであり、互いが互いをダメにする馬鹿ップルでもある。

彼女の肌に触れると理性が飛びそうになるほど心惹かれてしまうため、初夜の大魔王はその能力の全てを理性に回した紳士全開男子だったとかなんとか。

そうしなきゃ乱暴になる以外なかったんだって。怖いね、人知を超えた魅力。

なお、結ばれた際にも新たなパスが繋がれたため、ドリ姉さんたらますますホの字。

大丈夫なのかこの人。もとい精霊。

 

*ドルモス

出っ張った腹が特徴のスキルギルドの店長さん。

普段は大工の仕事をしているらしい。

 

*奴隷───どれい

この世界の奴隷は衣食住が約束されてて奴隷らしくない、と一部のお方が仰る。

しかし強制命令はきっちり出来るし、断れば奴隷紋からペナルティが流れる。

“衣食住”を管理する必要があるが、言ってしまえば最低限それさえ世話すれば“ほぼなんでも許される”ということ。

つまり、ヒトのような奴隷の扱いをする方が珍しいだけであり、リシュナさん達が奴隷の名を嫌がったのもこれが原因。

命令を断る毎に強制力のようなものが働くため、厭らしいことを考える主人どもはまず細かなことから命令、それを奴隷に断らせて、積み重ねて、やがて最終的な行為に移れるよう誘導するのだとか。

クズがァッ! クズがっ! クズがぁああっ! とか言って蹴り込みたい事実です。

 

*奴隷紋───どれいもん

名前がドラえもんに似ている。

奴隷の証であり、主人は奴隷の状態を覗くことが出来る。

奴隷のステータスの閲覧、インベントリ状況の確認、装備変更などもいじくれるため、とても便利。

マップで調べれば、奴隷の位置情報までわかる。

 

 

◆な

*中井出博光───なかいでひろみつ

元究極の凡人の、現大魔王。

ただの地界人だったが、月の家系の元級友、晦悠介と弦月彰利にいろいろと巻き込まれ、人生が変わる。むしろ変えられた。

それが原因で人を殺すことになるわ妻にも子にも忘れられるわ、辻褄の所為で妻子を寝取られるわでろくなことがない。

のちに彼を慰めたドリアードと文通、心癒され、57億もの時を経て結婚。

人ならざる者と迎える初夜はいろいろと大変だったらしい。

のちに滅びる筈だったヒロラインと融合、ほぼなんでも出来る、楽しいことをなにより優先する自他ともに認める外道となる。

老若男女の差別はせず、相手が王だろうと英雄だろうとマッスルミレニアムを仕掛けられる愉快な馬鹿者。

常に“対価”を頭に“楽しい”を追求し、人をからかったのならば殴られようがそれが対価である、と、まあそんな馬鹿。

然精霊ナギーと魔王シード・デイ・カーナとは特別仲が良い。

なお、原中時代(中学生)にはエロマニアさんと呼ばれており、エロビデオ等のコレクションもすごかった。

社会人になってから地界で唯一の肉親、ともに暮らしていた祖父が毒殺されたのち、悠介の紹介で空界に移り住むことになったが、そこで自分で役立てることはないかと模索、手にした映写機を使い、自分の中のエロスを映像化することに成功。

自分の中のエロスを肉眼で確認するに到り……なんかいたたまれなくなって、エロスを卒業。

ヒトと同じく才能なんてものはなく、あったのが精々で1にも満たないカケラの能力。

それを、殺されたことで冥界に送られていた、家族の魂で作られた鎌を手にすることで解放。

それがあっても完全に解放できなかった能力が器詠の理力というもので、ものに宿る意志を読み取るというもの。

これがなければ永遠に孤独だったとされる、様々な偶然に助けられただけの、ただの寂しがり屋の果て。

 

*ナギー

ニーヴィレイ・アレイシアス・ドリアードの通称。

意地っ張りで強がりだった部分が多く、またその様子が“ハヤテのごとく!”の三千院凪に似ていたことから、原中メンバーに名づけられた。

自分を然の聖堂から連れ出してくれた中井出にとても懐いており、外のことをよく知らない内から原中大原則を教えられて経験を積んだため、性格がそれはもう原中寄り。

対価を考えれば殴られようがどうしようが人をからかい世界をからかい、久しぶりに会えた中井出に飛びついては襲い掛かってきたと勘違いされキャプチュードをくらったりフロントスープレックスをされたりと、散々な目に遭っている。

しかし楽しいことには目がないため、暇さえあれば中井出を探している。

魔王シードとは中井出との時間を取り合う仲で、仲が良いとは言えない。

 

*夏の記憶───なつ~きおく

ある夏に起きた忘却の時。

詳しいことは中井出しか知らず、彼自身も全てに忘れられている。

提督であったことも麻衣香の夫であったことも、ゲーム世界で悪を一身に引き受け、皆に憎まれることで皆を強くさせたことも。

ヒーローとは、いつだって命がけで常にピンチをぶち壊していくもの。

悪とは、ヒーローに比類し壁となり、いつだってヒーローに壁をぶち壊させるもの。

どこぞの孤独な馬鹿が皆の未来を夢に見て、誰に罵倒されようとも悪であることを貫いた、誰もが忘れてしまった夏のお話。

 

*ナビネックレス

ギルドプレート付きの装飾品。

首にかけると消えて、意識すると現れるスグレモノ。

様々な機能が使える。

 

*ノヴァルシオ

浮遊大陸。

空中にある大庭園とも呼ばれる場所で、かつてはこの地に召喚された巨人族が住んでいたとされている。

光の精霊の聖堂もあるため、結構明るい。

かつて地界に住んでいた者たちが住んでいる。

意志とは分かれた存在であるため、中井出と離別することになった夏の記憶は一切ない。

世界の中心にあるウォルトデニスという泉から転移装置を使って到着出来る。

が、現在は使用できない。

 

*呪い持ち───のろいもち

時折現れる、様々な制約。

魔物交じりの存在によく現れるらしく、一般的に嫌われている。

両親や家族に望まれて産まれた子に呪いが発生したことはないと云われているが、一般人は案外それを知らない。

 

 

◆は

*ハァーン・ダイナマイトッツ

俺はハァーン! よろしく頼むぜ! が口癖のマッスル。

肌が白くてマッチョなおっさん。

英雄が残した剣を使って戦う、なんてことはない。

鍛冶仲間にライフアイ・ゴッシュとラインホルト・ガバルーという人物が居る。

ランディ? 銀次郎? 知らない子ですね。

 

*原沢南中学校迷惑部───はらさわみなみちゅうがっこうめいわくぶ

中井出博光を部長と(無理矢理)した、とある集まり。

トップを提督と呼び、下は一等兵と二等兵で構築されている。

悠介と彰利が一等兵扱いで、他は二等兵だったとか。

提督、と呼ばれている割に、普段から「クズが!」だの「カスが!」だの言われていた。

迷惑部とは、一切遠慮も差別もせずに心の友であろうとする仲間の名である。

なので言いたいことは平気で言う。クズだのカスだのはその延長。

 

*原中───はらちゅう

原沢南中学校の略。

現実の世界に同名の学校があるが、一切関係がない。

原沢南中学校迷惑部、その大原則からなる魂の誓いを(はら)ソウルという。

 

*原中大原則───はらちゅうだいげんそく

原中迷惑部に所属する愚か者共が書き記し、ノリで守らんとする原則。

その一つに愛は一途であるべしがあり、案外守られている。

なお、メイツどもは全員迷惑部内の猛者ども同士で結婚を済ませ、現在も連れ添っている。

忘却と辻褄のために守れなかったのは中井出と彰利だけであり、それがなければ今も妻と娘と一緒に幸せな家庭を築いていた。

……もっとも、そんな中井出も現在はドリアードと再婚、ドリアードが幸せ過ぎてマナと癒しを吐き出しまくっている状況なのだが。裏の世界が木々で溢れて大変らしいです。

「然の属性ばかりが満たされ過ぎていて、他の属性が押し潰されるわ馬鹿者!」とは黒スピリットオブノートのツッコミである。

ちなみに彰利の場合は空界で数人のおなごと結婚したが、夏の記憶だったために全て無かったことになっているし忘れている。

夏の記憶は中井出以外に覚えている者は少ない。

 

*原メイツ───はら~

原ソウルを心に宿す者全般を言う。

中井出とかかわったためにその精霊人生を狂わせたナギーも、メイツとして認められている。

メイツとは互いに遠慮することもなく、ツッコミがほぼプロレス技として知られる伝説の集団である。

 

*薔薇馬鹿───ばらばか

ギルド“俺の翼”のリーダーを指す。

超俺様思考で俺様至上主義。

歴戦にて必ず死なずに戻ってくることから、不死鳥なんて二つ名もつけられたことがあるが、事情はお察し。

 

*万国共通ピングー語───ばんこくきょうつう~ご

ピングーにてピングーらが喋る言葉のこと。

ピングーのビデオの裏面などに、言語についての説明で書いてあった……と思った。

 

*HIMO───ヒモ

女から金を得て生きている男、

女から金を巻き上げて生活する男、

女にたかって生活する男、

女から巧みに援助を得る男などのことをいう。(おおwikipedia……)

 

*博光の野望ONLINE───ひろみつのやぼう・おんらいん

かつての時代、地界におわす馬鹿者どもが精霊を巻き込んで始めた創造世界。

プレイする者たちの脳内と、管理する精霊たちの趣向で内容がアップデートされ、時が経てば経つほどカオスなゲームになった。

そんな内容だから、それぞれのやってみたいや使ってみたいが凝縮された世界になり、SUVウェポン使用申請でマガス・マッガーナも使えたし、ブレードスナッパージョブとしてエースインザフォールが使えたりしたし、自分に都合のいい世界を創って挑もうとしてもワールドデストロイヤー使える頭のイカレた変態ストーカーさんも存在してぶるぁああああ!だった。

のちに滅ぶだけだったこの世界も、ゲームをするための機体が中井出の武具と融合したため、不滅の世界として中井出の中に存在している。

言ってみれば、そここそが中井出の腕に走る霊章の中の世界。

 

*フェル・マデオネス

現在の空界の通称。

旧:アルマデル。

ゲーム世界ヒロラインのフェルダールと融合させられたため、こんな名前。

略称:スネオ。

 

*フェルダール

ゲーム世界、博光の野望ONLINEの世界としての名前。

魂の静寂、と書く。

 

*不破刃───ふはじん

誰でも彼でも漢と呼べる、一部じゃとても有名な忍ばない半裸頭巾。

すごい漢だ。

 

*ヘビィビー

日本蜜蜂がデカくなったような、ボクサーチックなモヒカン蜂型モンスター。

体は重く、様々な部分が硬いと思われているが、常に蜜を纏って硬質化しているから。

高温を発することが出来て、それを前足に込めて放出するBマグナムが使える。

ただし熱を集中している最中は体がひどくもろくなるため、HIT確定の時じゃなければ使おうとはしない。

モデルはKOFのヘビィD。

 

*辺境英雄エロマニアさん───へんきょうえいゆう~

テイ=トクサン←正体。

映写機を手に、自分の頭の中を映像化する以前の提督さんを指す。

彼は原中ではエロマニアとして崇められていたが、現実を知ってからはエロスを捨てた。

 

 

◆ま

*マイカ=アヤセ

綾瀬麻衣香が本名の元地界人。

元は中井出博光の妻であったが、世界が辻褄合わせを始めた際に、中井出を除いた状態で当時一番状況的に近しい存在だったカルナを夫としてあてがい、それが事実となった。彼女の意志は一切無視で。

中井出とは幼馴染であり、様々な悲しいも楽しいも共有し合った仲。

あんなことがなければ、今も中井出の傍で笑っていたはずの、完全にとばっちりで寝取られた女の子。

肉体側と精神側とで分かれている現在のフェル・マデオネスでは、サンドランドノットマット勢力として中井出の中に居る。

変わらず中井出を愛しており、ドリアードとは仲が───悪い、ということはない。

だって悪いの世界の辻褄だし。

ちなみに精神側のカルナもべつに麻衣香のことが好きというわけでもないので、ある意味彼もとばっちりである。

 

*魔王───まおう

シード・デイ・カーナという名の、元はヒロラインの魔王、ナーヴェルブラングの子。

どこぞのピッコロ大魔王のように卵を吐き出したナーヴェルさんを前に、その卵がキャッチされ、孵化したため、刷り込みでどこぞの馬鹿が父と認識された。

その名残で、魔王と大魔王なんて関係が築かれている。

ヒロラインでの冒険の途中で彼が父ではないと判明したが、結局は全力でぶつかり、発散し、感動し、そのまま父と呼ぶことが決まる。

どことなく少年っぽさを残した容姿のまま成長し、現在では空界で魔王を名乗っているが、結局のところは悪さを働くでもなく、中井出を探してばかりの日々。

中井出との時間の取り合いをしてばかりのナギーとの仲は、あまり良いとは言えない。

自分に挑まんとする強者との戦いを好んでいるので、悪さをしなくても討伐勇者が来るこの状況を結構楽しんでいる。

え? 魔王らしい悪さ? いえ、特になにも。

 

*マクスウェル図書館───~としょかん

ヒロラインはフェルダールの大空に存在していたグラウベ・フェイトー山に存在する超巨大図書館。

管理者が元素の精霊マクスウェルであり、名前はそこから来ている。

なお、山の名前は実在の人物であるグラウベ・フェイトーザ氏とはなんの関係もない。

 

*魔術───まじゅつ

空界にてヤムベリング・ホトマシーが体系化させた能力。

種類も様々で、効果も様々な成長性がある。

だが、体系化した本人が攻撃的なために補助魔術系統の成長はすこぶる遅いとか。

 

*町の結界───まちのけっかい

町に存在する、魔物を弱体化させる結界。

人間以外は気分が悪くなる。

エルフやドワーフなら大丈夫っぽい。

 

*マラカルニ

ヒトが最初に辿り着いた町の名前。

一応海に面しており、漁業都市アッサラントとの交易が盛んな町。

しかし海水を含んだ風は魔法によって遮断されており、この町に居て「海の香りがする……」なんて感想を口にする者はひどく少ない。

 

*マリア・ミルハザード・簾翁───~すおう

ゼットとみさおの娘さん。

様々な才能があるくせに、無知がそれを殺している残念な娘。

竜にも武器にもなれる。

 

*ミアンドギャルド

ミア・クローディア←正体。

カイと彰に振り回されっぱなしの丘の魔女様。

魔力だけは一級品。

 

*みさお

本名:簾翁みさお。

古の時代、地界の月の家系にて刀の巫女に選ばれ、死神が鍛えた刀で自害することで刀に宿った存在。

刀となってからは屠神冥月を名乗り、のちの巫女である弧月日沙姫とともに生きる。

純潔でなければいけなかったため、ゼットと結ばれ、マリアを産んだのちに完全に刀と化していたが、のちに中井出の手で解放される。

 

*ミルハザード

正式名称ゼット・ミルハザード。

元ただの空界人で、ある人物に騙された幼馴染の召喚魔法に巻き込まれ、狭界に落ちた少年。

そこで地獄の日々を生き延び、黒竜の力を得るまでに成長した。

空界人が敵に対抗すべく生贄召喚をすることで、長い年月をかけてようやく空界に戻るが、その生贄にされたのが幼馴染であるセシルであったため、怒り狂い人を滅ぼさんとした。

のちにセシルの転生体である簾翁みさおと結ばれるが、そのみさおが、彼がライバル視していた悠介の義理の娘になっていたため、超困惑。

父、と呼べたら結婚を認める、なんて悠介に言われたため、苦悩する日々。

何度も父と呼ぼうと、「ち、ちち、っち……!」などとどもっていた際、彰利と中井出にパルコ・フォルゴレの代表ソング“ちちをもげ!”だと思われ、熱唱と同時にからかわれた過去がある。

黒竜王だろうとからかわれる世界がそこにあった。

ちなみに人型にもなれるため、その際に散々とからかわれた嫌な思い出もあり、頭を“創造されたハーバルエッセンス”で強引に洗われた際、「イエ~~~ス!」と言ってしまった過去は忘れ去りたい黒歴史。

……なお。

今こやつの設定を振り返ると、なんかもう“なろう系主人公”にしか見えない。

これを連載していた時は2010年になってたかどうかってくらいなので、凍傷その頃なろうに登録もしてなかったですよ……。

あ、ちなみに2011年に完結しております。虫食い完結って感じですけど。

 

*ミレアノ・ミレガー

マラカルニの宿、海の波風亭の主人。

妖精と結ばれたことで老いが遅くなる祝福を受けており、これでも結構な年齢だったりする。

が、あくまで純粋な空界人。

肝っ玉かーちゃん気質でとっても元気。

 

*ムラビトンスーツ

サンドランドノットマットを発端の地とされる村人の一般的な装備。

着ていると穏やかになれる。

スーツとあるが、地界でいうパリっとしたああいったものではなく、ファンタジーもののモブが来ているような、ぬののふくよりも1ランク下に見えるあの服。

大魔王の装備はブリュンヒルデという意志を持つ装備であるが、彼は好んでこの服のカタチになってもらっている。

 

*メイドさん

メイドさん。メイドではない。愛と敬意を込めて、メイドさんと呼ぶのだ。

  弦月彰利著 ~メイド秘術書より~

 

*メイド秘術書───~ひじゅつしょ

メイドさんへの愛と情熱と敬意が綴られた書物。

弦月彰利がその想いをぶつけた書物であり、書きかたが鬱陶しい。

しかし共感出来る者にしてみれば素晴らしい書物であるらしい。

なお、黒や紺と白が基準のエプロンドレス至上主義なので、小林さん家のメイドラゴンの小林さんとはきっと合わない。

服装以外でのメイドさん談義でならきっと仲良くなれる。

第一頁目には“スカートが短いソレは、メイドさんではなくウェイトレスだ”とデカデカと書かれている。サマータイプがどうなどとの理屈などは認めないらしい。

メイドには“さん”をつける彼にしては珍しく、書物の名は“メイドさん秘術書”ではない。

 

*モレキュラー

装飾店。ミレアノさんの宿屋の丁度裏にある。

白髪のオジサマが店主を勤める、静かな場所である。

 

 

◆や

*やまふじ

地界は月詠街に存在する、レバニラ炒めがとっても美味しい学生たちの聖地。

速い、美味い、安いが揃っており、あのモミアゲ様やツンツン頭さん、果ては大魔王様までしょっちゅう利用していたらしい。

 

*ヤムベリング・ホトマシー

空界を代表する伝説の魔女さん。

三つの国のひとつに存在する王、リヴァイア・ゼロ・フォルグリムの祖母だったりする。

大魔王とは知り合いで、肩を組んで笑い合うくらいには気心知れている。

 

*弦月彰利───ゆみはりあきとし

一般的に“弓張”、と書かれる月の顔のひとつ、弦月の子。

男親が無能なくせに、才能重視の男尊女卑の差別野郎だったため、そいつと同じようになりたくないと、かつては女性に手を上げることはクズの所業と思っていた。

子供の頃に悠介と出会い、親友となり、こいつのためなら頑張れると命どころか人生を張って彼を助け続けた。

死んで創造されてを千年分繰り返したお陰で、その途中でほぼ全ての月の家系の能力を開花。

文字通り人生を使って強者に到ったものの、繰り返す原因となった死神さんを倒し、繰り返さない未来を手に入れたのち、平和ボケした。

悠介のことは主に、悠介かダーリン、ダーリソなどと呼んでいる。

別に生粋のホモじゃなく、そういうキャラ作りの一環が馴染んだ結果である。

繰り返す時間の中で影響し合った所為か、中井出とは結構性格が似ているところがある。

 

*弦月彰───ゆみはりあきら

ミア・クローディアと友達になった地界人。

その後どうなったかは謎。

 

 

◆ら

*ラノベ主人公

どんなに馬鹿って設定でも、人の髪型や衣服の知識はそんじょそこらの頭でっかちにも負けない謎の存在。

ほんとなんなのこやつらの服装とかへの知識量。

“個性:コミュ障”は転生するといつだって消滅する。

 

*リヴァイア・ゼロ・フォルグリム

三国の中でも皇国と呼ばれる、レファルドの王。女性である。

魔女のヤムベリングさんの孫にあたる。

とある過去の嘘がきっかけで、彰利を検察官と呼び続けている。

彰利からはリヴァっちの愛称で呼ばれている。

なにがあったかさえ忘れてしまったが、あることがきっかけで大魔王のことは本能的に嫌っている。

 

*リシュナ・マグベストル

チェイルドエデン出身の魔法双剣使い。

才能には恵まれなかったが、憧れと努力で魔法双剣を習得、マグベストルの名に恥じぬように……と頑張っている。

引き取った相手が魔法使いと双剣使いの双子で、故の憧れ。

線は細く、戦闘は速度重視型。胸が小さいのを気にしている。

エミュルとは同じ出身ということもあり仲が良い。

憧れの冒険者となり、ここから頑張るんだ───! と張り切ったところで、悪い男に引っかかり、ろくにランクも上げられないままに時間を潰してしまった。

ギルド“俺の翼”での冒険者生活は黒歴史。

悪い男、とあるが、その場合でよく考えられるような女性としてを汚される方向の経験はない。

というか男性経験がない。

 

*竜王───りゅうおう

空界の東西南北や中心に存在する竜の王。

東に黄竜王シュバルドライン

西に緑竜王グルグリーズ

南に蒼竜王マグナス

北に赤竜王ヘイルカイト

中心に紫竜王カルドグラス

狭界にかつての竜王の祖、九頭竜レヴァルグリード

あとはブラックヘイルと呼ばれる黒い山に、黒竜王ミルハザードが住んでいたとか。

将棋界の竜王とは関係ない。

 

*露明石───ろめいせき

太陽がない空界で、灯り代わりに使われている石。

融合世界になる前の空界の名称がアルマデルであり、その頃から広く知られる光る石。

光の精霊ウィルオウィスプの光が弱まり、闇の精霊の闇が夜をもたらす時、重宝されている。

ドワーフの洞窟で採られるものであり、原石はとても貴重。

蛍光装置として加工された状態のものは案外安値らしい……?

 

 

◆わ

*ワールドデストロイヤー

ヒロラインがプレイヤーの頭の中をもとに作られたものだったために居たバケモン。

デカい斧持って、細マッチョで、髪の毛が長いウェーブで、ぶるぁああああ!! とか叫んでとにかく暴れる君の死に場所を決めるRPG。

レベルが低いからって同じ場所でレベリングしてると、畜生にも劣る下劣な行為と勝手に断じてブチ殺しに来る。

 

*ヲルスム

トレジャーストライクというゲームに居たキャラ。なんか印象に残ってる。

え? この小説との関係性? そんなもの……ウチにはないよ……。

 

*んんんんんんんん!! うおおおおおおおおおおおお!!

すごい漢だ。

 




というわけでそれっぽい話。
次話がいつ上がるかは謎としても、頭の中にはお話があります。
あとは話として書くだけなのに、書いてみるとど~にも面白みが……。
なお話数そのままなのは、設定話を盛り込んだ所為で数字的なズレ防止のためです。
テキスト文書倉庫ではなく適当なフォルダにテキストが埋もれていたので、UP。

前の投稿がほぼ2年前って……うーん、たっぷりの余裕が欲しい。時間的にも金銭的にも。

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