どうしますかね?冬将軍と邂逅する前に領主を追い詰めますか?今の所領主と接点どころか借金のタネさえなくて、カズマに嫌がらせなんて出来ないので領主に関わる必要がないんですよね。
個人的には悪魔とえっちゃんの戦いを書いてみたいのでちょっと聞いてみました。では、意見をくれる場合は下さい!
この素晴らしい報酬に祝福を
カズマside
今日は待ちに待ったデュラハン討伐の報酬を受け取る日だ!楽しみだなぁ〜。なにせ、魔王軍幹部だからな!次からは恐らく俺もえっちゃんの戦闘に加われるだろうけど今回はえっちゃんのおかげで大金を手に入れることができるからな!……はぁ、こんな事ならアクアを転生特典に選ぶんじゃなくて俺も特別な力を選べばよかった…はぁ。
ま、それはさておき。ここの領主はいい噂が基本的にないらしい(神さま情報)。だから俺たちの報酬を何か理由をつけて借金にするか、払わない可能性があるらしい。
ちなみに、それを聞いたえっちゃんは何処かへ行った後数時間経過してから帰ってきた。何をしてきたんだろう?
「ところで、アクア達はどこ行ったんだ?」
「アクアでしたら先にギルドに行くと言ってましたよ。なんでも宴会芸スキルを使って欲しいらしくて。めぐみんとダクネスはアクアについて行きました。」
おい。あいつは一応女神なんだからもっと女神らしく行動しろよ…宴会芸で呼ばれるとか。もうあいつ宴会芸の女神でいいだろ。
「カズマ。いくらなんでもそんな考えはいけないです。一応あれでも水の女神ですよ。」
「お前は俺の心が読めるのかよ…」
「ある程度は」
他者視点の場合。(主にわたしからしたら)もうこいつら夫婦でいいんじゃねぇの?こいつらこれで付き合ってすらいないんだぜ?ちなみに、ギルドでえっちゃんに声をかける男がいないのはカズマとえっちゃんが付き合っている。もしくは結婚しているという噂がありえっちゃん自身が他の人(カズマはえっちゃんに関してはとても鈍感になる。えっちゃんからの好意は親友としての好意としか思っていない。)からわかりやすいほどにカズマのことを好いている。
『ち!リア充め!爆発しろ!』
『見てて砂糖吐きたくなる!』
『く!今日はヤケ酒だ!』
「何かみんな殺気だってんなぁ」
「何故でしょうかね?っと。ギルドに着きましたね」
「あぁ、さっさと報酬もらって家帰るぞ〜」
「宴会に参加しなくても良いのですか?」
「んー。えっちゃんはどうする?」
「わたしは一応参加する気ですよ」
「なら参加するか」
そう言えば。あのデュラハン…魔王軍の幹部なんだよな。結構高い賞金だったら良いなぁ。
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えっちゃんside
この街の領主ははっきり言ってクソ野郎でしたね。あれはいづれもっとひどい目に合わせましょうか。賞金のことも廃城を破壊したからと言って修繕費に借金を背負わせようとしましたし。…廃城なんですから直す必要ないですよね?なのでオハナシをしたら少し時間をかけましたが納得してくれましたので報酬も期待しておきましょう。何兆エリスといくんでしょう。楽しみです♪
「お!みんなー!!!今日の主役が来たゾォーー!!!」
「「「ウオォぉぉおお!!!!」」」
「やっぱすげぇよお前ら!冒険者になってそこまでたってないのに魔王軍幹部を倒すなんてな!」
「当たり前です。わたしのレベルはデュラハン討伐の時にはもう39めでいってたんです。今は43ですが…」
「ははは!どうやらお前らには常識が通用しないらしいな!」
「おい。その『お前ら』に俺も加わってんのかよ…」
「当たり前だろ!こんな化け物達のリーダーなんだからよ!」
その返事に対してカズマが「えっちゃんはともかく。アクア、めぐみん、ダクネスはただの馬鹿なだけだから!それに俺は化け物じゃねぇ!」と言いました。あの。わたしも化け物ではないのですが…
「まぁまぁ。早く報酬をもらいに行きましょう。」
「そうだな。」
そして。わたしとカズマは受付の前まで来ました。
「お待ちしておりました!カズマ様!そして、カズマ様とそのお仲間の方々には普通の報酬と特別報酬がございます!」
うおおおぉぉぉぉぉぉお!!!!!!
「まぁ。当然ですね」
「カズマカズマ!これでしばらく飲んで暮らせるわね!」
「あぁ、暫くは危険なことはしなくても済みそうだ」
「な!それは困るぞ!」
「困るのはダクネスだけなのでは?」
「ま、早く報酬をくれよ。」
「はい!こちら!報酬金の三億エリスです!」
「「「「「さ、三億ぅぅぅう!!???」」」」」
す、少な!これくらいでしたらやろうと思えば1日か2日ぐらいで貯めることが出来そう…
「よっしゃああ!!!今日は俺の奢りだァァァァア!!!」
「「「「うおおおおお!!!!よっしゃああ!!!!」」」」
ま、カズマが楽しそうなので良しとしましょう。
その時のえっちゃんの表情を見ていた少年の冒険者はこう語った。
『あの時のえっちゃんさんの表情は何処か、狂気を持っていてそれでいてとても恍惚としていて。僕はその表情に心を奪われました。とても、色っぽかったです…』