この素晴らしいヒロインに祝福を   作:luck

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活動報告にあった、カズマさんに甘いものをえっちゃんがねだるという話を番外編として投稿することにしました!

今回は時間と運によって投稿できました


番外編
カズマさん糖分摂取のお時間です


カズマside

 

「カズマ。こっちです次はこっちにいきましょう」

 

「わかったわかった。だからそんな引っ張るな」

 

いきなりだが、何故こんなことになってしまったのかを説明しよう。

こんなことってなんだって?それはえっちゃんに連れられて甘味巡りをしているということさ!

 

 

〜回想〜

 

1時間ほど前、机に顔を付けて突っ伏している人物を見つけた

 

「………何してんの?」

 

「糖分が足りません。カズマさん糖分を要求します。」

 

クルリ!という効果音が付きそうなほどの速さで顔だけをこちらに向けてそう言ったのはみんなの天使(冒険者間ではこのことは周知の事実である)ことえっちゃんだ。

 

「糖分?甘味ってことか?」

 

「そうです。具体的にはあんまんなどが食べたいです」

 

「てか、なんで糖分がないだけでそんなことになってんだ?お前は逆に前は甘いの苦手だったろ?」

 

「この体になって甘いものがとても好きになったのです。そして、甘いものを取らないと動けないのです。」

 

「そうか。じゃあ、これ食ってみるか?」

 

そう言いだしたのは砂糖を使って作ってみた飴玉だ。この世界に来て飴玉を見ていなかったのでちょっとだけ作ろうと思ったものだ。

 

「!いただきます」

 

「はや!?」

 

目で追いかけることが出来ないほどの速さなんだけど!?そんなに甘いものが好きなのかよ!

 

「んー。これ結構美味しいですね。味は〜オレンジみたいですね。どこで売ってたんですか?」

 

「あぁ、それは俺の手作りだよ。味の方は果汁でなんとかなるかなと思って何となく入れて見たものだ。……そんなに美味しいならこれから定期的に作ってやろうか?」

 

「お願いします。お礼に何でもしますので。」

 

グワッ!という効果音が付きそうなほど真剣な目?で俺に頼んで来た。

…そんなに好きなのか。

 

「ところで、アクア達は?さっきから見えないけどどこ行ったんだ?」

 

「なんか町で祭りがやってるらしいですよ。なのでちょっと行ってくると言っていました」

 

「そうか……

!なら俺たちも行くか!」

 

「何故です?」

 

「祭りならうまいもんがあるだろ?それにさっきなんでもするって言っただろ?だったら行こうぜ!」

 

「そうですか。ならいきましょうか。………あ、お祭りなら甘いものもありますね。買ってくださいね?」

 

コテンと首を傾けてそう言うえっちゃんに俺は。

 

「お、おう任せとけ」

 

……今のは可愛かった

 

 

〜回想終了〜

 

 

ということがあり、今は一緒に祭り巡りをしている。

 

「なぁ、えっちゃん。」

 

「なんですか。」

 

「お前の邪聖剣ネクロカリバーってさ。整備とかすんの?」

 

「いえ?しませんよ。基本壊れたら買い換えます。」

 

「え?そんな感じで大丈夫なの?」

 

「大丈夫です。…!カズマ。ここも甘い匂いがします。買いに行きましょう」

 

「って!どれだけ食うきだ!もう30分以上ずっと食い続けているじゃねぇか!」

 

「今まで摂取出来なかった分をここで補います。」

 

「あぁもう!ならあれに出よう!『甘いもの大食いグランプリ!』あれなら好きなだけ食えるぞ!」

 

「いいですね。出ましょう」

 

え?出るの?ま、まぁこれ以上金がかかるとやばいしな。いくらえっちゃんが高難易度クエストをクリアできると言ってもベルディアの時みたいなのはもう見たくないしな。

 

「おう、じゃあ受付行ってくるぞ」

 

「わかりました」

 

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つうわけで登録して今食ってるところだけど……

 

『おおっとぉ!!!謎のヒロインXオルタ選手!まだ食べるまだ食べる!!このまま会場内の甘味をすべて食べてしまいそうな勢いダァァァア!!!』

 

「うぷ。も、もう無理ダァ」

 

「げん…かい」

 

「おかわりです」

 

『た、食べ続けているぞX選手!これは既に大会記録を更新しているが。どんどん増えて行くゥゥ!!!!』

 

という、えっちゃんの独壇場だな。

 

「おーい。えっちゃん!どこまで食べる気だ?」

 

「…そうですね。腹八分目という言葉もありますしここまでにしましょうか。」

 

まだ食えるのかよ!

 

『しょ、勝者!謎のヒロインXオルタ選手ゥゥ!!!!こんな大会は波乱の一幕ダァァァア!!!』

 

 

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「お疲れ」

 

「付き合っていただきありがとうこざいます」

 

「そんな固いこと言うなって。俺とお前の仲だろ?なんでも言えって。」

 

「……そんなこと言うと勘違いしてしまいますよ?」

 

「ん?なんか言ったか?」

 

えっちゃんがなんか言った気がしたが気のせいか?

 

「いえ、飴玉の件忘れないでくださいねと言っただけです。でも、飴玉以外にもたまには食べたくなるのでレパートリーを増やしてくださいね」

 

「わ、わかってるよ」

 

まぁ、これは俺とえっちゃんの日常の一幕だよ。




どうでしたか?

面白いといいのですが。要望通りでしたか?
そこらへんわからないですが、これからもいいアイディアがあれば、番外編。もしくは本編に使っていこうと思います。よろしくお願いします

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