異世界に転生…性別も変わりました。   作:磯山ゲル

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どうも、磯山ゲルです。

戦闘回をしたいなと思いつつも全くストーリーが思いつきません(汗)

今回は説明回のような感じですがお許しください。

では、どうぞ。


魔術とは、

「それで、魔術にはランクみたいのがあって魔術師の格はその階級で決まるの。階級に含まれない魔術は、下級・中級・上級って言われるんだけど、魔術師には才能が必要だからこの三つの階級に収まる魔術を行使できれば冒険者にとっては貴重な戦力となるの。それで…」

 

あの後、家でご飯を食べ、片付けの手伝いをしながら次は何をしようかと考えていたところ、シャリアが魔術についてのことを教えてくれるといったので、教えてもらっているところだ。

 

「上級よりも上が、魔級→王級→帝級→界級→神級っていう感じになってるの。ただ、階級は魔術師同士の大体の強さのメモリだから。面倒だから名乗らなくてもいいやって人もいるわ。ただ、宣伝効果はあるから大半の人は自分の階級を上げるわ。ここまではわかった?」

 

「えっと、階級を上げるにはどうすればいいの? 」

 

階級を上げるには魔術の腕を上げることね。自分よりも強い人のところで学んで実力を認めてもらえれば名乗ってもいいことになってるわ。」

 

 

 

「あと魔術には属性があるの。炎・水・風・土・雷・闇・光の七つね。まぁ基本は自分の適性の魔術だけを率先して覚えるから特にほかの属性については知らなくていいって人が大半ね。あと、属性ごとの相性とかはあまり気にしなくてもいいの。」

 

「どうして?炎だったら水で消えるから弱いんじゃないの?」

 

「もちろん、自然の中の原理に当てはまって、炎は水をかけられたら消えるわ。でも、炎を使う魔術師によっては水を蒸発させる程の威力も出すことができる。だから、あまり相性とかは関係してこないわ。」

 

「そうなんだ…。」

(つまり、レベルが高ければ関係ないってことなんだ…。)

 

「まぁ、魔術についての勉強とかは夜に少しして、基本は朝とかに少しずつ使って慣れていこうね。」

シャリアは私の頭を撫でて微笑む。

 

「うん。そうする。」

 

「よし!あ、明日はどうする?私は、診療所あるから夕方までは魔術とか見てあげるのは夕方以降になっちゃうけど、ティナはどうする?本とかもいっぱいあるから読んでたりとかテトと外で遊んだりとかしててもいいけど…。」

 

シャリアは診療所をやっているんだったな。どうしたものか…と考えて思いつく。

 

「お母さんのお手伝いをしたいけど駄目かな?」

 

「え!?私の手伝いって診療所の!?」

 

「うん。まだ数日しか経ってないけど親子なんだから、何か力になりたいなぁって思って。それに、怪我とか病気とかの事とか知っておけば今後役に立つと思うから。」

 

…そう、シャリアは診療所をやっていて、回復系の魔術も使える。そこで学ぶことはできないかとも思ったのだ。勿論、これからお世話になるんだから手伝いたいっていうほうが大きいが…。

何事も教科書を読んで自分で練習してみるよりか、現場で実践するほうが覚えるし慣れることもできる。

ここは、異世界だ。どんなことが起こるかわからない、人が傷つくことを見ることもあるだろう。なので血とか見慣れておいたほうがいいと思ったわけだ。

 

「うーん…。」

 

今回に限ってはシャリアも即決しかねるようだ。どんな患者がいるかは知らないけど命を扱ったりするのだから当然だとも思う。

 

「ま、いいか。」

 

軽っ!!

 

「じゃあティナは午後からでいいわよ。午前中は自分の好きなことをやるってことにしておきなさい。」

 

午前中は自分の好きなことをか…、

 

「わかった。じゃあ午前中は草原で体力つけたり魔術の本読んだりしてるね。」

 

「ええ、でもあまり無理をしないでね。家の裏の草原はカルサスの森に面してるから…。まあ結界が張ってあるから大丈夫だとは思うけど気を付けるのよ。何かあったら私を呼ぶこと!いいね?」

 

「わかった。でも結界って?」

 

「私が張ってる魔術の一つよ。害意を持ったものが通ると発動するようにしてあるの。効果は、一時的な石化と能力低下、雷によるダメージ付与よ。森の外周部に居る魔物だったら結界に触れるだけで消滅しちゃうから近寄ってこないけどね。」

 

なんと、恐ろしい効果なんだろうか。

 

「そっか…、あれ?テトは白狼で魔物じゃないの?普通に通ってきたけど。」

 

「テトは魔物だけど、ティナのことが好きみたいだし、害意を持っていなかったからね。通しちゃった。因みに白狼は魔物だけど人を襲ったりはそもそもあまりしないのよ。森の守護獣なんて呼ばれるぐらい強くて優しい種族なのよ。妖精とよく一緒に暮らしてるって話を聞いてたからティナのことも妖精だと思っちゃったわけだし。」

 

思い出したのか恥ずかしそうに頬をポリポリかく。

 

「そうだったんだ…。なるほどねぇ。」

 

「あぁ、でも妖精かと思うほどあの場でのティナは幻想的だったわよ?暗い森の中の光の当たる場所で白狼と一緒に居るんだもん。ティナ可愛かったし。絶対十人中十人が間違えたと思うわ。」

 

幻想的だとか可愛いとか突然言われて顔が熱くなる。

 

「ふふっ、顔赤くしちゃって可愛いわねうちの娘は~。」

 

ニマニマしながら頭を乱暴に撫でられる。

こっちのほうが生きてる年数は上なのになんだかされるがままになってる気がする。肉体は精神にも影響を与えるんだろうか?

それとも、母は強しってやつなのか?

 

まぁなんにせよ、今後もこんな風な扱いをされるんだろうなぁなんて思った。

 





どうでしたでしょうか?
まぁ、説明回なだけに話は進展していませんが…

次回は数年後からスタートしよっかなとか考えたりしてます。
…だってそうでもしないと話が進まへんのやもん。

感想、質問お待ちしております。

では次回も約一週間後にお会いしましょう!

アディオス!

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