どうやらここはポケモンの世界らしい   作:POKOえもん

2 / 3
ようやくポケモンが出せた・・・

後半にはバトル描写もありますが、もしかしたらわかりにくいかもしれません。そこは許容していただければ


第二話 どうやら0からスタートらしい

さて、現状を整理してみよう

 

今俺は布団の上で寝ている、というか寝かされている。両側には両親(らしい)に挟まれている。要は川の字というわけだ。そして肝心なのは、

 

 

 

 

 

 

俺、子供になっとるがな・・・

 

 

 

 

 

 

今俺は転生してから3年、つまり3歳になっている。ん?前話から時間飛んでるって?細けえこたぁいいんだよ!

なおポケモンの世界というのは本当のようだ。現に家にもいる。まあそれはおいおい紹介するとして

(どうすっかなぁ、これから)

精神年齢はほぼ20歳でも体は3歳である。当然3歳らしい振る舞いをしないといけない。いきなり3歳児が旅だのバトルだの言いだしたら誰だって怪しむだろう

(はぁ、我慢しろってか・・・)

と心の中でため息をつきつつ今日も俺は寝るのであった

 

とまあこんな生活を繰り返してきたわけだが、ある日両親のこんな会話を盗みぎ・・・げふんげふん耳にした

(そろそろあの子にもポケモンを持たせようかと思ってるんだけど)

(いいんじゃないか、レンなら大丈夫だろう)

神展開キター!

おっとあやうく叫ぶところだった

ばれないように続きを聞くと、

(じゃあ5歳の誕生日にしようかしら)

(そうだな、そのくらいがいいだろう)

えー、あと2年待つのか、まあいいか

さて、俺の最初のパートナーは何になるかな

 

 

 

「「誕生日おめでとう、レン!」」

そして迎えた5歳の誕生日、ついにその瞬間がやってくる

「レン、実はお前にプレゼントを用意したんだ」

と父さんがモンスターボールを出してきた

俺ははやる気持ちを抑えつつ、

「何が入ってるの?」

「それはお楽しみよ」

母さんに言われた。まあ秘密にしないとプレゼントのうれしさ半減だわな

そしてボールを開けると・・・

 

 

 

 

 

 

「ブイ!」

 

 

 

 

 

 

中にいたのは・・・

 

 

 

 

 

 

「今日からお前のパートナーになるイーブイだ、仲良くするんだぞ」

 

 

 

 

マジかよ

よりによってイーブイって

そもそもどこで手に入れたんだよ

改めて両親怖いって思う

ちなみに父さんはシルフカンパニーの社員、母さんは専業主婦だが過去タマムシ大学を首席で卒業している

つまり俺はなかなかにすごい両親の間に生まれたことになる

あとあと聞いた話だがイーブイはとあるツテで譲ってもらったらしい

なお母さんのポケモンはロコン、父さんのはゴーリキーである

というわけで俺の最初のパートナーはイーブイに決まった。ちなみに進化先はもう決めてある。俺の一番好きなやつだ。といっても当分先にはなるだろうが

とりあえず

「ありがとう!父さん、母さん!」

感謝の言葉は忘れない

 

それから少し経ったころ母さんにトレーナーズスクールに行くよう勧められた。いわく一般的な教養は身につけたほうがいいとのこと、さすが大学主席

とはいっても中身は20歳なわけだし、ゲームやアニメとかである程度の知識はあるのでそこらへんの大人よりはポケモンのことは知っている、今更行く必要はないのだが

ただスクールにはたまにオーキド博士が来るらしく、先のことを考えると今のうちに関係を作っておくのもいいかもしれない

 

そんなわけで俺は近所のスクールに通うことになった(あ、言い忘れてたけど家はトキワシティだよ)

当然ながら周りは同年代のポケモン初心者ばかりである。どうやらポケモンをつれているのは俺以外に数人しかいないようだ

ポケモン協会曰く普通自分のポケモンを持つのは10歳からと言われているらしい。理由としては小さい子供だとちゃんと管理が行き届かないことが多いからとのこと。実際それで過去に問題が起こったことがあるそうだ

 

ということで最初の授業である。教室に入ってきたのは・・・

 

「やあ諸君、さっそくだがポケモンは好きかな?」

 

紛れもなくオーキド博士本人だった

おいおいちょっと待て、いきなり来ちゃったよ。ていうか髪の毛まだ若干黒いよ。てことは原作より時系列前なのか

オーキド博士の授業はなかなか面白かった。ポケモンとは何かを子供の頭でも理解できるようにわかりやすく説明していて時折ユーモアも混ぜつつ授業を展開していく。そして最後に、

「君たちは未来あるトレーナーの卵じゃ。どうしていくかは君たち次第じゃがきっと良いトレーナーになれると信じておるぞ」

と締めくくった。さすが博士

 

こうして俺の学校生活が始まったわけだが、当然良いことばかりではない。予想していた通り授業内容は全部知識の範疇だったので退屈で仕方がなかった。寝てやろうとも思ったがさすがにそれはマズいのでなんとか耐える

さらに面倒だったのは・・・

「おい、お前ポケモン持ってるんだろ。俺とバトルしろ!」

こういうガキである。クラスのなかでは体も大きく、どうやら自分が1番だと証明したいらしい。とはいえ校内での私闘は禁止されているので俺は無視を決め込む。すると

「なんだ、怖いのか?あん?」

ああうぜえ、とっとと消えてくんねえかな、いっそのことぶっ飛ばしてやろうか

と思っていると、

「ほっほっほ、その意気込みおおいに結構」

通りがかったオーキド博士、ナイス!

「そのバトル儂が受け持とう、先生たちには説明しておくから外に出なさい」

 

というわけで俺とイーブイの初バトルである。ルールは1vs1、審判が戦闘不能と判断した時点で試合終了となる。今回の審判はオーキド博士だ

「2人とも準備はよいかな?ではバトル開始!」

まずは相手から、

「いけぇコラッタ!」

コラッタ。ポッポと並んでおそらくカントー地方で最もよく見かけるポケモンだろう。割と素早く、攻撃力もそこそこあるので侮れない相手ではある

とはいえ相手は知識の浅い子供だ、勝つことはそう難しくないだろうが

(さて、どうやってオーキド博士の興味を引こうか)

ただ勝っただけでは面白くない、いかに魅せるバトルをするか、そんなことを考えながら

「行くよ、イーブイ!」

「ブイ!」

さあ、始めようか

 

(ほう、イーブイか。珍しいポケモンを連れておるの)

オーキドはレンのほうを見ながら呟く

(さすがはあの2人の子供じゃな、良い目をしておる)

初めてレンのことを見たとき、オーキドはすぐにその素質を見抜いていた。彼は将来素晴らしいトレーナーになると

(さて、お手並み拝見といこうかの)

 

「コラッタ、たいあたり!」

相手が先に動く。やっぱり速いな

「イーブイ、躱してすなかけ!」

すなかけは相手の命中率を1段階下げる技で、序盤ではそこそこ有効な技だ。コラッタに砂がかかり、動きが若干鈍くなる。その隙を見逃さず、

「イーブイ、たいあたりだ!」

クリーンヒット。瀕死とまではいかなかったがかなり体力を削っただろう

「くっ、コラッタ!もう一度たいあたりだ!」

相手が指示を出すが、目に砂が入ったコラッタはうまく動けず、そのままイーブイがたいあたりで押し切った

「コラッタ戦闘不能!イーブイの勝ち!よって勝者レン!」

ふぅ、勝ったか

「お疲れ、イーブイ」

イーブイは尻尾を振りながら「ブイブイ!」と返事をする

ふと相手を見ると、

「つ、次は負けねぇからな!」

とテンプレの捨て台詞を残して去っていった

これでめんどくさい絡みがなくなるといいが、そう考えていると、

「ほっほっほ、お見事お見事」

オーキド博士がこっちにやってきた

「さすがじゃな。あの2人の子供なだけはある」

え、博士両親のこと知ってたのか

「2人は儂の娘の友人でな、昔から交流があったのじゃよ」

なるほどな、そういえばそんなこと聞いたことがあったような

「将来楽しみにしておるぞ」

そういってオーキド博士は去っていった

よし、順調だな。これなら大丈夫だろう

とここでふと思う

(そういえばこの世界って何沿いなんだ、ゲームかアニメかそれともポケスペか・・・)

どの話に沿うかによって今後がだいぶ変わってくるだろうが

(今はいいか、おいおいわかってくるだろう)

そう考えながら俺は駆け出す

 

 

 

 

 

 




というわけで主人公の最初のポケモンはイーブイでした。本文にもあるようにすでに進化先は決めてます。
戦闘描写難しい・・・今回はまだ短かったけどこれからどうしよう・・・
リアルのほうも割と忙しいので更新は遅めになると思いますがご了承ください。
では第三話でまた会いましょう!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。