EX-AID・A・LIVE ~SPIRITS LOVERS~ 作:エルミン
「グレード3」
《ガッチャーン!レベルアップ!》
《マイティジャンプ!マイティキック!マイティアクションX!!》
《アガッチャ!シャカリキ、シャカリキ!バッドバッド!シャカッとリキッとシャカリキスポーツ!!》
「・・・!」
「あれが・・・!」
「レベル3・・・!」
「そうだ。レベルが一つ違うだけで、強さに雲泥の差が出る」
シャカリキスポーツのガシャットを使い、シャカリキゲーマを纏ってレベル3となった黒いエグゼイドは、士道に悪意の牙を向ける。
黒いエグゼイドが仕掛けてくる前に、士道が先に仕掛ける。
士道はガシャコンブレイカーを持ち、ハンマーにして殴りかかる。
しかし、黒いエグゼイドはそれを難なく受け止めて空いている手にシャカリキスポーツのタイヤを手にもって、それを武器にして攻撃する。
「がはっ・・・」
くらった士道がよろけて横にずれるが、そこにコラボバグスターがおり、右手のパンチを当てる。
吹っ飛んだ士道に、黒いエグゼイドはエネルギーを集中させたタイヤをブーメランのように投げる。
エネルギーを纏ったタイヤが士道に命中。ダメージと共に地面に叩きつけられ、更にタイヤが操られているかのように変幻自在に動き、士道に連続でダメージを与えていく。
地面に落ちて、攻撃はようやく止まった。タイヤが自動で黒いエグゼイドの元へ戻る。
ここまでの攻撃で、士道はかなりのダメージを受けてしまった。
黒いエグゼイドの言う通り、レベル一つ違うだけで、強さに差が出ている。
ライダーゲージ、残り35%。
「シドー!」
「士道・・・!」
「五河君!」
『士道!しっかりして、士道!』
十香、栞、折紙・・・三人の少女が士道に駆け寄る。
琴里も通信ではあるが、士道に声をかける。
栞と折紙はまだ体にダメージが残っているが、動くことは出来る。
「シドー!大丈夫か!?」
「ぐっ・・・」
士道は体へのダメージが多いためか、返事をするのも辛そうだ。
そうしている間にも、黒いエグゼイドはトドメを刺すべく近づいてくる。その時・・・。
「ん?」
黒いエグゼイドが止まった。何故なら・・・・・・。
「頼む・・・・・・シドーをこれ以上、傷つけないでくれ!」
十香が士道を庇うように立っていた。両手を横に広げて、自身を盾にしているようだ。
「私を殺したいのならば、殺せ。だが・・・これ以上シドーを、この二人を巻き込まないでくれ・・・頼む」
「な、何を言ってるの!?」
「そんなのダメです!」
折紙と栞が慌てて止めようと肩を掴むが、十香がそれを振り払う。その反動で、二人は倒れてしまう。
顔を俯かせながら、それでも守るために。その為に己を犠牲にしようとしている。
「ふん・・・・・・まぁいい」
黒いエグゼイドは、タイヤにエネルギーを集中させて、十香に向けて投げる。
(これで良い・・・)
十香は心の中で覚悟を決めた。士道に救われたこの命は、士道を救うために使おう。そんな気持ちを持って、盾になった。
タイヤが十香の命を奪おうと迫り来る。そして・・・・・・。
ーーーーーーーーーー
崖から落下したスナイプ・・・狂三とグラファイトは、地面に落ちたがすぐに立ち上がった。
狂三は短剣の攻撃の時に影に逃げたものの、ダメージが無いわけではない。ライダーゲージが減っている。
グラファイトも短剣を使った反動で体にダメージが残っている。長期戦は不可能だ。
どちらが言うまでもなく、お互いにわかっていた。
《ガシャット!キメワザ!》
「奥義!」
狂三は、バンバンシューティングガシャットを、ガシャコンマグナムのスロットに入れる。電子音声の後、銃口にエネルギーが集まる。
グラファイトも武器にエネルギーをためる。
《BANBAN CRITICAL FINISH!!》
「激怒龍牙!!」
お互いに必殺技を発動。狂三の放ったエネルギー弾と、グラファイトの放った斬撃がぶつかり合い、大きな爆発が起こる。
爆発と煙が晴れると、グラファイトは狂三を探すが姿が消えていた。どうやら撤退したようだ。
「・・・・・・」
グラファイトは数秒回りを見回したが、いないことを確認して姿を消した。
狂三は士道達が見える所に出て、変身を解いて様子を見守る。
士道を庇うように立っていた十香に向けて、タイヤを投げている黒いエグゼイド。
投げられたそれは、十香に・・・。
ーーーーーーーーーー
十香に向けて、タイヤが投げられる。それは、十香に・・・・・・。
「おらぁ!!」
当たらなかった。
十香よりも前に出た士道がガシャコンブレイカーを力一杯振るい、タイヤを弾いた。
顔を俯かせながら、己の足で立ち上がっていた。
「シドー!?」
「・・・・・・ごめんな、十香」
「え・・・」
「俺が守るって言ったのに、こんなカッコ悪い所を見せて・・・。でも、俺は諦めない」
士道は俯かせていた顔を上げて・・・。
「だから、大丈夫だ十香。仮面ライダーとしても、五河 士道としても。君を護り、救ってみせる!!十香を、精霊を救うことを・・・諦めない!!!」
大声で己の決意を叫んだ。その直後、士道は走り出す。
「シドー・・・シドー・・・!」
十香は泣いていた。喜びで。精霊である自分の為に一生懸命になってくれている事が。救う、守ると言ってくれている事が、嬉しい。
「おにーちゃん・・・・・・」
琴里は泣いていた。心の痛みで。精霊を救うために交渉を引き受けてくれた士道。
それだけでも大変なのに、怪人や謎の敵と戦っている。
士道に任せてボロボロになっていく彼を見ている事しか出来ない自分自身が許せなくて、悲しくて。
チョコブロックをすれ違い様に壊してエナジーアイテムをゲットする。
《マッスル化!》
攻撃力を上昇させる赤いエナジーアイテムを、マッスル化を収得。攻撃力を上げて黒いエグゼイドに向かっていく。
黒いエグゼイドはタイヤを手に持って、直接殴りかかる。
しかし、士道は黒いエグゼイドを踏み台にして高くジャンプ。そして、マイティアクションXガシャットをガシャコンブレイカーのスロットに入れる。
《ガシャット!キメワザ!》
《MIGHTY CRITICAL FINISH!!》
ガシャコンブレイカーにエネルギーが集まる。目標は、コラボバグスター。
コラボバグスターは己が目標だということに気付いてロケットパンチを放つが、士道の攻撃の方が上回る。
ロケットパンチを粉砕し、ガシャコンブレイカーの打撃がコラボバグスターに命中。その強い一撃でコラボバグスターは倒される。
《GAME CLEAR!》
音声と共に、ゲームの絵と、GAME CLEARの文字が出てきた。
士道は赤いガシャットを入手する。
「なるほど・・・狙いはそれか」
「これで俺もレベル3・・・勝負だ」
士道は赤いガシャットを起動する。
《ゲキトツロボッツ!》
タイトル画面が表示されて、赤い小さなゴリラのようなロボットゲーマが出現。士道に片手を上げて挨拶し、自ら黒いエグゼイドに攻撃していく。
士道はガシャコンブレイカーを投げ捨てて、ゲーマドライバーのレバーを閉じてゲキトツロボッツガシャットを、マイティアクションXの隣に入れる。
《ガシャット!》
「第三変身!!」
《ガッチャーン!レベルアップ!》
《マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!!》
《アガッチャ!ぶっ飛ばせ、突撃!ゲキトツパンチ!ゲキトツロボッツ!!》
頭部はロボットのような意匠になり、胸部装甲も追加され、防御力も上昇する。
左腕には強化アーム「ゲキトツスマッシャー」が装着される。
この強化アームには腕力を10倍に強化する効果がある他、ロケットパンチの要領で射出することも可能。
仮面ライダーエグゼイド、ロボットアクションゲーマー ・レベル3、変身完了!
隙間からスチームを勢いよく吹き出し、戦闘準備は万全だと伝える。
「ガチンコバトル、開始だ!」
「いいだろう、かかってこい」
レベル3となった両者が激突する。
黒いエグゼイドの攻撃をかわして、士道が左腕のアームで殴る。その一撃は重く、ゲーマを装甲として纏っている黒いエグゼイドにも確かなダメージを与える。
黒いエグゼイドは、タイヤを両手に持ってそれを振り回して攻撃していく。
士道はそれを左腕のアームで受け止めてから、右足のキックを当てて引き離し、力を込めてアームでぶん殴る!
「・・・・・・っ」
黒いエグゼイドに大きなダメージを与えていく。
それに追撃をかけるのは士道。
アームでアッパーを放ち、浮いたところにジャンプして再びアームで殴り地面に叩きつけた。
着地する士道。ダメージを受けながらも立ち上がる、黒いエグゼイド。
そして、黒いエグゼイドは先程のようにエネルギーを集中させたタイヤをブーメランのように投げる。
しかも、今度は両方のタイヤだ。エネルギーを纏ったタイヤを操り変幻自在に動かす。
士道は縦横無尽に動き回る二つのタイヤに敢えて突っ込んでいく。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「!?」
突っ込んで来た士道に驚きながらも、黒いエグゼイドはタイヤで攻撃していく。
ダメージを受けながらも士道は止まることなく走り、接近して力を込めたパンチで黒いエグゼイドを殴る!
黒いエグゼイドは大きなダメージを受けるが、倒れることなく踏ん張った。
士道もタイヤの嵐の中に突っ込んでいきダメージを受けたが、士道も倒れることなく踏ん張った。
そして、二人は全く同じ行動をする。
士道はゲキトツロボッツガシャットを抜き、黒いエグゼイドもシャカリキスポーツガシャットを抜く。
それをキメワザスロットに入れてボタンを押す。
《ガシャット!キメワザ!》
電子音声の後、エネルギーが膨れ上がっていく。
そして、ゲキトツロボッツのエネルギーが士道の右足に集まっていく。
黒いエグゼイドに、シャカリキスポーツのエネルギーが集まる。
そのエネルギーは、スポーツゲーマのタイヤが両方回転し、増幅していくエネルギーが右足に集まっていく。
両者はもう一度ボタンを押す。
《GEKITOTU!》《SYAKARIKI!》
《CRITICAL STRIKE!!》
士道と黒いエグゼイドが同時に走り、ジャンプする。
そして、士道はゲキトツスマッシャーの形になったエネルギーを纏った右足を前に出し。
黒いエグゼイドは、シャカリキスポーツのタイヤから送られてきた増幅エネルギーを右足に纏って右足を前に出し。
「「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」
二人のライダーキックが炸裂し、ぶつかり合う!!
強いエネルギー同士が激突。それはぶつかり合いによってどんどん大きくなっていき・・・。
大きな爆発が発生し、両ライダーを巻き込んだ。
「シドオォォォォォォ!!」
「士道!!」
「五河君!!」
少女達の叫びが響く。フラクシナスから見ていた琴里も士道の無事を祈る。
そして、爆発した場所から落ちてきたのは士道だ。
黒いエグゼイドは姿を消している。爆発が起こった時に撤退したようだ。
フラフラしながらも、士道はゲーマドライバーのレバーを閉じてガシャットを二本抜いて変身を解いた。
「「「『・・・・・・!?』」」」
見た全員が絶句した。
士道は身体中傷だらけで服もボロボロ。傷口から血が出ていて誰が見てもわかるくらい多くの傷を負っている。
士道を救った青い炎は出ていて、傷を癒してはいるが失った体力や血は戻らない。
「良か・・・った・・・皆、ぶ・・・じで・・・・・・」
十香達の無事を確認した士道は安心したが、それで緊張の糸が切れたのか、意識を失って倒れてしまった。
意識が途切れる直前、大泣きして駆け寄ってくる十香を見た。
ーーーーーーーーーー
同時刻。天宮市のどこかで。
黒いエグゼイドがダメージを負った体で歩いていたが、受けたダメージが多いためか、ふらついている。
ふらつきながらも歩き、パラドとグラファイトのいるところまでたどり着き、ゲーマドライバーのレバーを閉じてガシャットを二本抜いて変身を解いた。
その人物も傷が多く血も出ている。
「恐れているのか?エグゼイドの力を」
「まさか・・・恐ろしいのは」
黒いエグゼイドに変身していた男は。
「あんなに強い力を作り出せた、私自身の才能だ!!」
「ハハハ!心が踊るな。仮面ライダーゲンム・・・檀 黎斗」
幻夢コーポレーション社長、檀 黎斗だった。黎斗は士道達の前では見せなかった、狂気の笑みを浮かべた。
ーーーーーーーーーー
「・・・・・・・・・・・・んぁ」
「!シドー、気がついたか!」
「士道!良かったです・・・・・・」
「五河君、大丈夫?私達がわかる?」
「十香・・・栞に鳶一?ここは・・・」
「天宮総合病院よ、士道」
士道が寝ていたのは、天宮総合病院の病室、それも個室だった。
士道の周囲に十香、栞、折紙、琴里、令音の五人がいた。
「琴里。令音さんも・・・」
「・・・CRの責任者から全部聞いたわ。バグスターウィルスの事、CRの事、仮面ライダーの事・・・・・・全部」
「・・・・・・」
「一応、CRや衛生省の代表、ここにいる皆にも
「・・・ごめんな、今まで」
「本当よ」
琴里は士道を少し睨む様に見るが、目には涙が溜まっていた。
「何で今まで黙ってたの?何でもっと早く言ってくれなかったの?」
「・・・・・・怖かったんだよ」
士道は語り始める。自分の気持ちを。
「責任者から信頼出来る人には話して良いって言われていたけど、俺が言うのを躊躇ってた。
仮面ライダーになってバグスターと戦うというのは、ウィルスに感染した人の命を背負うってことだ。
自分が負ければその人の命も失われる。命を預かる責任の重さをハッキリと自覚してから・・・。
その命をめぐる戦いに大切に思う人達を巻き込むことが、怖くなった」
「知ってしまえば、巻き込まれる。巻き込まれれば、命を狙われる。
そうなる事を考えたら、怖くなった。俺の大切な人達までもバグスターとの戦いに・・・」
その時、琴里は立ち上がって士道の顔を掴んで自らの方を向かせる。
「私だって・・・おにーちゃんを巻き込んでしまった事を、今でも申し訳ないって、怖いと思ってるわよ!」
涙を溜めておけず、流しながらも琴里は士道に気持ちをぶつける。
「仮面ライダーとして戦っている事を知らないまま精霊の救済をお願いして、世界の命運を背負わせてしまった。
士道にはバグスターウィルスで苦しむ人の事もあるのに更なる重荷を・・・・・・ごめんなさい」
「・・・・・・俺もごめんな、琴里。これからも、俺を支えてくれるか?」
「もちろんよ。ラタトスク司令としても、私個人としても、おにーちゃんを支えるわ!」
「・・・私も、シンの味方だ」
「シドー!私を忘れるな!」
「十香!?」
「シドーは私を救ってくれた。私の命を、心を。だから、今度は私がシドーを救う番だ!」
「士道は一人で背負いすぎなのです。もっと頼ってくださいよ」
「五河君、私達は五河君の味方だよ。あなたの力になれるように、頑張るから」
「・・・皆、ありがとう」
皆の優しさを感じ、士道は礼を言った。
ーーーーーーーーーー
「だーーーーーりーーーーーん!!」
「美九!?」
「大丈夫ですかだーりん!?だーりんが重傷を負ったと聞いて急いで駆けつけて来ました!」
「いや、それは良いけど何でナース服!?」
「私がだーりん専属のナースになるからに決まってますー!ノーコンティニューでだーりんを看病しますよぉ!」
突然乱入してきた美九で騒がしくなる中、折紙は考える。
(ラタトスク・・・精霊を討伐するのではなく、対話を通じて和解を目指す組織)
士道の妹、琴里から話を聞いた折紙。
かつて、精霊を討伐する組織であるASTに所属をしていた。今は辞めているが、それでも精霊は危険という認識がある。
しかし・・・・・・。
「こらお前!シドーが困っているではないか、今すぐ離れろ!」
「ホワァァァァァァァァァ!?どなたですかこの可愛い乙女はぁぁぁぁぁぁ!?」
「ぬ!?」
「だーりんのハーレムに加わったんですか!?よろしいならば味見ですよおぉぉぉぉ!!」
「黙れHENTAI!」
「ミクン!」
「こいつは誘宵 美九。アイドルであり、事情を知っている仲間で、HENTAIだ」
「誘宵 美九って、あの超人気アイドルの!?」
「おぉぉ!?ツインテール美少女キター!」
「俺の義妹に何すんだアァァァァァァァァ!」
バコンッ!
「ミクロンッ!・・・・・・え、だーりんの妹!?ならば、私の事はお義姉ちゃんって呼んでください!」
「・・・は?」
「私はだーりんのお嫁さんになるんですよ!あなたみたいな可愛い子が義妹だなんて、私は幸せですねー」
「・・・は?」(低い声)
「き、貴様!よくわからないが、シドーは渡さないぞ!」
「美九さん!少しは自重しやがれー、なのです!」
「・・・モテモテだね、シン」
「助けてえー○ん・・・じゃなくて令音さん!」
士道が救った精霊、プリンセス。士道によって十香と名付けられた精霊。
そして、士道によって救われた「命」。
折紙は、十香が黒いエグゼイドに倒されそうになった時、士道を、そして自分と栞を庇った。
己の命よりも、士道達を優先したのだ。
その姿や士道を想う所を見ていると、普通の女の子にしか見えない。
これから先、士道は他の精霊に会うことになるだろう。
出会っていく精霊を見て、世界に・・・そして士道に害をなすような事をするならばともかく、そうでないなら・・・。
「美九さん!五河君にくっつきすぎです!」
折紙は決めた。今はしばらく様子を見よう、見守っていこう。精霊と士道の行く末を。
ーーーーーーーーーー
数日後。ASTで一人の隊員が辞めてしまった。その隊員は、士道を撃ってしまった隊員だ。
一般人である士道を撃ってしまった恐怖と罪悪感で武器を使う所か見ることも出来なくなった・・・所謂トラウマというやつだ。
士道は生きているが、それを知らない。仮にそれを知っても変わらないだろう。
「・・・・・・はぁ」
燎子はASTのこれからを憂い、深いため息を吐いた。
同日。退院し、再開した学校。そこで・・・。
「夜十神 十香だ!皆、よろしく頼むぞ!」
「風鳴 栞です!よろしくお願いします、なのです!」
十香と栞が来禅高校の女子の制服を来て、士道のクラスに転校生として入ってきたのだ。
十香は、夜十神という名字を得てまで。後で琴里から聞いたが、ラタトスクが戸籍を作ったようだ。
栞は、仮面ライダーとして士道のサポートに付くためであるが、栞自身も士道と一緒にいられる時間が増えるため、アッサリと引き受けた。
「これからよろしくな、シドー!」
「よろしくお願いするのです、士道!」
「あぁ、こちらこそ」
二人が加わったことで、これから日常が騒がしくなるだろうな。そう思う士道であった。
次回予告。
新たなバグスターとの戦いで、折紙の意外な弱点が発覚する。それを克服するための特訓が始まる。
第六話 ブレイブのDancing!
「ノーコンティニューで、踊ります!」
ーーーーーーーーーー
CRの責任者、衛生省の代表は後に登場します。
ここで、この作品の進行について少し説明を。
デアラ原作一巻と二巻の間に、ドレミファビート、ギリギリチャンバラ、ジェットコンバットの話をやります。
ドラゴナイトハンターZの話(エグゼイド九話~十話)はデアラ原作二巻、四糸乃の話でやります。
そして、デアラ二巻と三巻の間にエグゼイド十一話~十二話の話をやります。
更に、その後は「とある精霊との話」が終わったらデアラ三巻の話となります。とある精霊は、まだ秘密です。
ご了承下さい。