ロウきゅーぶ!短編集   作:gajun

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今回の話は、会話のみの形式となっているため、読みにくさを感じてしまうかもしれません。
内容としては、智花が真帆達四人にSNSでお泊り回の事を報告する形での総集編の様なものです。



長谷川家お泊り報告(SNS)

                ―交換日記(SNS)―

 

まほまほ『よーし。ヌケガケですばるんにまたオトナにしてもらったもっかんのホーコクカイ

     はじめるぞー!!』

ひなた 『おーぱちぱちぱちー』

湊 智花『ご、ごめんね……いつも私ばっかり……みんなだって昴さんと居たいのに……』

 紗季 『こら真帆。トモだって気にしてんだから、冗談でもあんまりそういうこと言わないの』

まほまほ『だって羨ましいじゃんか。ま、もっかんとすばるんのあいだにあたしらがはいりこめる

     ヨチはねーからな』

あいり 『気にしないでね智花ちゃん。私は智花ちゃんのお話を聞かせてもらえるだけで、すごく

     嬉しいから』

ひなた 『おーひなもうらやましいけど、ひなおはなしするのヘタだし、ともかのおはなしだと

     いっぱいおにーちゃんのことでてくるからたのしみー』

湊 智花『うぅ……みんなごめんね』

 紗季 『というわけだから、今回のお泊りの件も包み隠さず全部話すのよ』

湊 智花『今回もいっぱい失敗しちゃったから、あんまり話したくないんだけど……う、うん』

 

 

まほまほ『んじゃ、まずすばるんにちゃんとおっぱい揉ませてあげたか?』

 紗季 『あ、バカ。それは一番最後の楽しみにとっておかなきゃダメじゃない』

湊 智花『だからそんなことしてませんっ!!』

あいり 『良かった。やっぱり二人はそんなことしてないよね。もし本当にそんなことしてたら

     どうしようって心配しちゃってたんだ』

ひなた 『ぶー。きっとおにーちゃんだって、ともかのおっぱい、もみたかったとおもうのにー』

 紗季 『あーあ。いきなりネタバレされちゃったじゃない。ま、さすがにするわけないか』

まほまほ『だってきかねーといつまでもきになっちゃうじゃんかーあたしはたのしみはショッパナ

     にあじわうタイプなんだっ!』

湊 智花『もぅ……どうしてそんなに昴さんに私の胸をも……触らせたがるの?』

 紗季 『トモだって長谷川さんに揉んでもらった方が大きくなるし都合いいんじゃないの?』

まほまほ『だよなー』

ひなた 『ひなだったら、おにーちゃんにならいいよー』

あいり 『ひ、ひなちゃん! だからそんなこと言っちゃダメだよっ!』

まほまほ『そうだぞヒナ! すばるんにそんなこと言ったら、もっかんが激オコすんぞっ!!』

湊 智花『怒りませんっ!! ……あ、でも、昴さんにそんなこと言ったら絶対ダメだからねっ』

 紗季 『はいはい。それじゃ、残念ながらトモの胸の成長チャンスは延期されちゃったことが

     判明したわけだし、本題の報告会を始めてもらいましょうか』

まほまほ『おー!』

ひなた 『おー!』

湊 智花『うぅ……なんか色々納得できないけど、あんまり話してるともっと変な事を言われそう

     ……わかりました』

あいり 『智花ちゃん、お願いしますっ』

 

 

 紗季 『朝はいつも通りよね?』

湊 智花『うん。いつもの時間に昴さんのお家へお邪魔させて頂いて、一緒に朝練にも参加させて

     もらってるよ』

まほまほ『まだすばるんのことヌケねーの? もっかんならホンキでやればイッカイくらいなら

     いけんだろ?』

湊 智花『そんなことないよっ。私なんかじゃまだまだ全然敵わなくて……私、ちゃんと昴さんの

     練習相手になれてるのかなぁ……』

あいり 『智花ちゃんでも敵わないなんて……やっぱ長谷川さんすごく上手いんだなぁ』

ひなた 『おー? ともかすっごくうまいよ』

 紗季 『少なくとも私達の中じゃ一番よね。長谷川さんもトモとする時が一番楽しそうだし』

湊 智花『みんなありがとう……そうだよね。もっともっと上手くなればきっと昴さんのお役に

     だって立てるはずだよねっ』

まほまほ『すばるんにチョーセンすんには、まずもっかんにかたねーとダメだな。よし、もっかん

     こんどセーセードードーショウブだっ!!』

湊 智花『ふぇぇ!? べ、別に私に勝たなくても昴さんだったらお願いしたら、いつでもお相手

     して下さると思うよ? ……でも、うんっ。私だって真帆に負けないよっ』

ひなた 『おーひなもおにーちゃんにおあいてオネガイしてみようかな?』

あいり 『わ、私もお願いしてみようかな? きっと全然敵わないと思うけど、でも色々動き方を

     アドバイスして頂けたら、すごく嬉しいし』

 紗季 『ふふ。誰が最初に長谷川さんを抜けるかの勝負。面白そうね』

 

 

まほまほ『そんじゃつぎーのホウコクいってみよーっ!』

 紗季 『しっかりお手伝いして長谷川さんのお母さんのポイントもちゃんと稼げた?』

湊 智花『ぽ、ポイントって、そんなつもりじゃないもんっ! ……でも、七夕さんからは花よ』

まほまほ『はなよ?』

ひなた 『おはな?』

あいり 『お花のお世話? 智花ちゃんお花係だもんね』

湊 智花『ううん。ごめんねっ。ちょっと打ち間違えちゃっただけだから気にしないでっ。できる

     範囲でちゃんとお手伝いもさせて頂けたからっ』

 紗季 『花嫁修業?』

あいり 『長谷川さんの!?』

まほまほ『さすがもっかんヌケメねーな』

ひなた 『おーおにーちゃんのはなよめしゅぎょー』

湊 智花『はぅ!? ち、違うのっ!! な、七夕さんには昴さんに花嫁修業振りを見てもらってね。

     ……って仰って頂けたけど、私はそんなつもりは……』

 紗季 『語るに落ちたわね』

 

 

まほまほ『んでんでんでーすばるんのハナヨメになるためになにみてもらったの?』

湊 智花『本当にそんなつもりないのに……』

あいり 『私もちょっと知りたいかも』

ひなた 『おーひなもー』

湊 智花『……一緒にお買い物に付き合って頂きました。お料理は晩御飯だけ七夕さんと一緒に

     作らせてもらいました。……あ、それとお手伝いじゃないけど、逆に昴さんに勉強を

     見て頂いちゃった』

まほまほ『うぇ……ベンキョーもしねーとダメなのか……』

 紗季 『当たり前でしょ! まったく……いつか本当に留年しちゃっても知らないわよっ!』

あいり 『長谷川さんと一緒にお買い物……私も一回してみたいかも』

ひなた 『おーいっしょのおでかけいいなー』

 紗季 『ふむ。前みたいに、ちゃんと周囲に新婚振りをアピールか。これでご近所さんにも

     しっかり伝わるわね』

湊 智花『もぅ……そんなこと言ったって、私とけ、結婚するにはお父さんを説得できないと

     駄目だから難しい。って昴さん言ってたもんっ』

 紗季 『え』

あいり 『えぇ!?』

まほまほ『すばるんマジなの?』

ひなた 『おーともかとおにーちゃんけっこんするの? おめでとー』

湊 智花『~~~~!? ち、違うよ!! 昴さんがじゃなくて、私と結婚する人がって事だよっ!

     お父さんすごく厳しいからそんな人がいたら苦労しそうだね。ってことだよぉ』

まほまほ『あーもっパパすげぇーキビシーだろーなー』

あいり 『う、うん。そうだよね』

ひなた 『ぶーともかとおにーちゃんケッコンできないの?』

 紗季 『そこは長谷川さんの頑張り次第じゃない? トモもちゃんとサポートしないとダメよ』

湊 智花『だから、ちが……うぅ……イジワル……』

 

 

あいり 『私も最近はお兄ちゃんと一緒にいる時間が増えたと思うけど、同じくらい智花ちゃんも

     長谷川さんといるみたいだね』

 紗季 『朝練から始まって一緒に買い物や勉強して……って、本当に一日中ずっと長谷川さんと

     いるわね』

まほまほ『もっかん、ずっとすばるんにくっついてたんだな』

ひなた 『おーともかとおにーちゃんとってもなかよしー』

湊 智花『ふぇぇ!? ば、晩御飯を作る時は七夕さんと一緒だよっ! 昴さんには自分のお部屋で

     過ごして頂いてるし』

 紗季 『そんなに慌てて否定しなくても。それで、ちゃんと昴さんに食べて頂けてたの?』

ひなた 『おーともかのたまごやき。まえにたべさせてもらったけどおいしかったよー』

まほまほ『なゆっちのメチャうまオムレツにマッコーからいどむとかすげぇーよな』

あいり 『うん。本当にすごいと思うよ。私もそれくらい勇気があったらなぁ……智花ちゃんも

     いっぱい練習してきたんだよね?』

湊 智花『う、うん。本当は自分で全部食べちゃうつもりだったんだけど……』

 紗季 『こらこら。せっかく作っておいてそれはないでしょ』

まほまほ『そーだぞーもっかん! ハジメちゃったんなら、さいごまでしねーとゼッテーコーカイ

     すんぞっ!』

湊 智花『あはは……結局、昴さんにすぐに見つけられちゃった。それで、ぜひ味見させて欲しい

     って言って下さって……』

 紗季 『で、どうだったの?』

ひなた 『おーおにーちゃんのハンテーわー?』

あいり 『ドキドキ』

湊 智花『昴さんも七夕さんも美味しいって言って下さったけど、まだまだ七夕さんにもお母さん

     にも全然敵わないから……もっと頑張らないとっ』

 紗季 『良かったじゃない。そりゃ、あの二人は別格だし。鉄板の上だったら私も張り合いたい

     けど……普通の料理じゃね』

まほまほ『うむ。ひびショージンだなっ』

ひなた 『おーひなもがんばるー』

あいり 『私もいつかお兄ちゃんに何か作ってあげたいな……喜んでもらえるか不安だけど……

     智花ちゃんを見習わないとっ!』

まほまほ『バンリーンだったら、ないてよろこぶんじゃね?』

 紗季 『そうね。絶対喜ぶと思うわ……多分私達が引くくらいに』

湊 智花『そ、そこまでは……でも絶対喜んで頂けると思うよっ。愛莉、頑張ってねっ!』

ひなた 『おーあいりーがんばれー!』

 

 

 紗季 『さて、夕飯の時間が終わったということは、いよいよあの時間ね』

湊 智花『あの時間?』

あいり 『なんだろう?』

ひなた 『おーついにあのじかんがやってきてしまいましたなー……あのじかんってなに?』

まほまほ『いちいちもったいぶらずにいえよー! まったくこれだからサキさんは……』

 紗季 『はいはい。お風呂よ。お風呂。みんな大好きな』

まほまほ『おふろ!!』

ひなた 『おーおふろーひなもだいすきー!』

あいり 『お風呂……』

湊 智花『うぅ……い、言わないとダメ?』

 紗季 『当然でしょ! もしかして、その反応だと上手く一緒に入ることができたの!?』

まほまほ『ガタッ!!』

あいり 『く、詳しくお願いしますっ!!』

ひなた 『おーくわしくー』

湊 智花『その……一緒には入らせて頂いたんだけど……とても大きくて私はまだまだ子供なんだ

     なぁって思い知らされちゃった。うぅ……なんで私のはこんなに小さいんだろう……』

 紗季 『え!? ちょっと待って! も、もしかして二人で試しちゃったの!?』

まほまほ『ほぇ? なんでひとりでそんなテンションあげあげなの?』

あいり 『試すって前にみんなで言ってたマッサージの事?』

ひなた 『おーおっぱいおっきくするまっさーじー』

 紗季 『そうじゃなくて! ……あ、いや。もしかしたら、それもしてもらったのかも……

     トモ、どうなの?』

湊 智花『ふぇ? む、胸のマッサージはしてもらってないよ? 男の人は好きな人も多いけど

     おっぱいはいずれできる私の大切な赤ちゃんのための物なのよ。……って優しく教えて

     下さって。それに、愛情をいっぱい込めればちゃんと大きく育ってくれるから大丈夫。

     ……って、七夕さんが言って下さったんだから絶対大丈夫だよねっ』

 紗季 『確かにね。私達は小さい事ばかりを気にしすぎていて、信じてあげるという大事な事を

     忘れていたわ』

まほまほ『だからいっつもいってんだろーあたしはゼッテーキョニューになるって。しんじてれば

     ダイジョービなんだよっ!!』

ひなた 『おーみんなであいりみたいになるぞー』

あいり 『私みたいにって……そんなにいらないよぉ……でも、みんなが一緒になってくれるのは

     嬉しいかも』

 

湊 智花『それに私にバスケを教えてくれた男の子の話をしたり、七夕さんから、昴さんが私達と

     同じくらいの頃の話もいっぱい聞かせてもらっちゃった』

まほまほ『あーなつかしーな。ちょーど、もっかんとバスケのメンバーあつめしてるときにきいた

     やつだよな』

 紗季 『集めてたっていうか、あんたが私達を無理やり引っ張ってきただけでしょうがっ!』

あいり 『結局、男の子もだけど智花ちゃんの前の学校のバスケ部の人達とも会えなかったよね』

湊 智花『大会に出られたら、もしかしたら会えるかな? って思ったんだけど……』

ひなた 『おーひなもみつけられなかった』

まほまほ『ま、そっちはいーんじゃねーか? もっかんはソイツらにあやまりたいんだろーけどさ

     ソイツらだってもっかんをイジメてたんだからオタガイサマじゃん』

湊 智花『でも、いつかきちんと謝りたいな。私だって悪かったんだから』

 紗季 『ま、お互いにバスケを続けてたらいずれ会えるでしょ――って、ちょっと待って!!』

まほまほ『なんだよーせっかくあたしがイイはなししてたのに』

あいり 『紗季ちゃん、何か気になることあったの?』

 紗季 『一緒に入ったのって七夕さんなの!? 長谷川さんの方じゃなくて!? そこのところを

     はっきり!!』

まほまほ『……はっ!! そーだった!! アブねーあやうくもっかんにごまかされるとこだった!!』

ひなた 『おーハッキリー!』

あいり 『コクコク』

湊 智花『当たり前でしょ!! 昴さんと一緒に入れるわけないでしょ!! ……七夕さんは三人で

     入りましょう。って言ってたけど……』

 紗季 『そのまま便乗しちゃえば良かったのにもったいない』

まほまほ『なーせっかくのチャンスだったのに』

ひなた 『おーおにーちゃんとなゆっちの三人いいなー』

湊 智花『恥ずかしすぎて無理だよっ!! わ、私の体なんか見せられるものでもないんだし……』

あいり 『う、うん……一緒になんてすごく恥ずかしいもんね』

 

 

 紗季 『ま、普通に考えたらそうよね。てっきりトモが長谷川さんから男の人のアレを見せて

     もらっちゃったのかと……』

まほまほ『ここでこのサキさんである』

 紗季 『うっさいわねっ!! 気になるに決まってんでしょ!!』

湊 智花『ふぇ? 男の人のアレ? なんだろう?』

ひなた 『おー? おへそ? ちっちゃいくぼみかわいいよね』

 紗季 『ひなはともかくトモも気づかないのはちょっと意外ね』

あいり 『お、男の人のアレって……あ! う、うん。私もたまにお願いしてお兄ちゃんに見せて

     もらってるんだ』

まほまほ『うぉぉ!? アイリーンが気づいたか。いいだしっぺのサキさんはともかくアイリーンも

     いがいとムッツリだなぁ~』

湊 智花『うーん……本当に何の事だろう?』

ひなた 『おー。なんもんですなー』

あいり 『えへへ……ついマジマジと見ちゃうから、お兄ちゃんも少しだけ恥ずかしそうにしてる

     けど、やっぱりちょっぴり得意そうなお顔になってるよ……すごいよね。とても大きく

     なって逞しいなぁって思っちゃう』

 紗季 『えぇ!? 愛莉のお兄さんに何度も見せてもらってるの!?』

まほまほ『すげーアイリーン。マジスゲーよ!』

あいり 『でもいっぱい見せてもらった後に、今度は私のも見せてみろよ。って言われちゃって

     ……私のなんて全然大したことないのに、すっごく嬉しそうに見てくれるんだ』

 紗季 『愛莉のは十分大したことあると思うんだけど……って兄妹で見せ合ってんの!?』

まほまほ『やはりアイリーンはあなどれんな』

湊 智花『三人とも何の話してるんだろう?』

ひなた 『おーあいりいいなぁーひなもおへそみたいー』

 紗季 『いや、おへその話じゃないぞ? 愛莉、続きをどうぞ』

 

あいり 『え? 別にそんな続きなんてないよ? たまにお兄ちゃんとスポーツジムで一緒に

     筋トレしてる時の話だよ。何回もお願いして力こぶを作って見せてくれるんだけど

     本当にカッコいいって思っちゃうんだ』

ひなた 『おーそれはいがいだったーでもおっきくてかっこいいよねー』

 紗季 『なんだ……結局愛莉は無罪だったか。ま、当然よね』

湊 智花『あ、私も昴さんと一緒にトレーニングさせて頂いてる時とか、たまに……ちらっと

     見せてもらってるよ……ほ、本当にちらっとだけだよ?』

まほまほ『そう言いながらマジマジと覗いている智花さんであった』

 紗季 『はいはい。どうせ穴が開くくらい凝視しちゃってんでしょ』

湊 智花『してないもん!! うぅ……二人で同じような事を……』

 紗季 『ところで、無実だった愛莉をムッツリと言った真帆は当然何なのか知ってるのよね?』

 紗季 『ストーップ!! 書き込まなくていいから!!』

 紗季 『絶対書き込んじゃ駄目よ!!』

まほまほ『そんなの決まってんじゃん! 男の人のアレなんておち』

湊 智花『おち?』

あいり 『おち?』

ひなた 『おち?』

まほまほ『なんだよービックリして、まちがえてとちゅーで書きこんじゃったじゃんかー!』

 紗季 『ちゃんと合ってるから書き込まなくていい』

まほまほ『にっししー。ムッツリなサキさんのクイズにみごとセーカイしたのはあたしだけかー

     みんなまだまだコドモだなー』

ひなた 『おーひなわかったー!』

 

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