ぐだ男がサーヴァントとしてぐだ子に召喚されたそうです 作:橘 翔
20件が最大なんだね……知らなかったʬʬʬ
「近くに小さな街があります。情報収集がてら寄りましょうか」
「うん、わかった!」
「うーん、先輩とジャンヌさんの距離感が縮まっているような……?なんでしょうこのモヤモヤする感じとドキドキする感じは」
「!?」
寝取られ……趣味……!?
「ロマニ……後で殺す」
『え!?なんで!?』
「どうせお前だろうがぁぁぁぁ!!」
『なにが!?なにがなのかな!?』
マシュが汚された!この人でなし!!
「……もうすこし静かにすることは出来ないのか?」
「まぁまぁ、ぐだ男はいつもあんなだから」
「マスター耳貸して……」(こしょこしょ)
「!?ロマニぃぃぃぃ!!」
『立花くんまでかい!?』
全てはロマニが悪い。
「てか違うからね!?私はマシュのことも大好きだから!!」
「先輩!?苦しいです!」
マスターがマシュに抱きつく。
おぉ、マシュマロとマシュマロがぶつかり合って変形してとても眼福なこうけ「ガンドぉぉぉ!!」ふぁ!?
「あっぶな!?サーヴァントが危機を感じる攻撃だと!?」
「……なんかいやらしい目をしていた」
「すいませんでした」
「ほらぁ!!」
「あの、みなさん?着きましたよ?」
ジャンヌのいたたまれなさそうな様子に気づいたのはしばらく経った後だった。目のハイライトが消えてた。こわ!!
ん?この駄文はなんだって?俺達の日常(笑)をお届けしてみただけだ。特に意味は無い。
―――◇◆◇―――
小さな街に着いた。は、いいんだけど、
『……ダメだ。生体反応はキャッチできない。アンデッド系の魔物がうじゃうじゃだ』
「街中に魔物が跋扈しているな」
「そんな……どうして……」
「ジャンヌ……」
街は既に蹂躙されていた。生まれ育った国が蹂躙されているのだ。ジャンヌにはショックが大きいだろう。
「マスター、ジャンヌに付いていてあげてくれ。街中の魔物を排除してくる。エミヤ!」
「わかっている」
「マシュは守備よろしく」
「了解しました」
ぐだ男は先に飛び出していった。恐らくジャンヌへの配慮だろう。こうゆうとこは気が回るんだよなぁ。
「ジャンヌ、大丈夫?」
「はい……すこしショックですが……」
「…………」
この世界はパラレルワールドで、現実世界には関係ない。そう言うのは簡単だが、それでは意味が無い気がした。
「絶対に、この国を救おう」
「はい……よろしくお願いしますね、マスター」
「むむむ、やはり先輩とジャンヌさんがラブラブですね」
『僕は何も言わないぞ!?言わないからね!?』
「?」
―――◇◆◇―――
そぉおおおい!!
「ギャアァァァァ」
殲滅完了!!
「こちらも終わったぞ」
「うし、おつかれ」
これでこの街から魔物は居なくなったはずだ。
「彼女達も来たみたいだぞ」
「ん、了解」
ジャンヌは落ち着いたんだろう。そこらへんはマスターは得意だろうし。
「おまたせしました」
「ありがとう2人とも」
うん、顔色もいい。流石マスター、といったところか。
『ちょっと待って!!サーヴァント反応だ!速いぞ!?』
「なっ!?」
「数は?」
『……5騎だ!』
「は!?5!?」
『だめだ、速すぎる!逃げきれないぞ!』
あぁ、ありましたねぇこんなこと……ん!?
師匠と拳交えるワンチャン!?
滾ってきたぁ!!!
―――◇◆◇―――
「あらあらあら!!こんなことってある!?」
やってきたサーヴァントのうち一人は、
「あれは……私?」
ジャンヌと瓜二つだった。
「あははは!!ねぇ、ジル!私可笑しくて可笑しくて壊れちゃいそう!っていないんだったっけ」
「ジャンヌが2人!?」
「こんなことが……」
『しかもあっちの方が反応が強い……』
「ふむ、これは……」
「ジャンヌさんが2人……これはメシウマですね!」
なんか色々私達が混乱している時に
―――パァン!!
乾いた音が鳴った。拳と掌を打ち合わせた音だ。
発生源はもちろん
「さぁ、こいよ、師匠」
誘うように一人のサーヴァントに手招きをする。
「なるほど、乗ってやろうじゃないの」
そのサーヴァントも答えるように前に進み出て、
得物を
『「「「「「は?」」」」」』
周りが呆然している中、2人は拳を構えた。
「いざ」
「狂化かかってるから手加減はできないわ、よ!」
2人の正拳突きがぶつかり合い、
衝撃波が周りの瓦礫を吹き飛ばした。
『「「「「「はぁ!?」」」」」』
「あら、結構やるじゃない」
「狂化やべぇ!一撃が可笑しい威力なんですけど!」
殴り、受け止め、殴り返し、
ほぼシンクロした動きでお互いを殴りあっている。
「私と同じ構え?教えたことなんてあったかしら?」
「ちょっと訳ありでね!」
それでもお互いに一歩も引かない。
まるで一種の芸術でもあるかのように完成された武闘に周りが見とれる。
あれはまるで、
「ボクシング……?」
そうとしか言えない。
二人の高い身体能力がそれを芸術まで押し上げているのだ。
だが、その均衡も続かない。
疲れからか、はたまた何かに躓いたのか、
ぐだ男の上半身が揺れた。
「もらったぁ!!」
相手のサーヴァントもその隙を逃すまじと、渾身のアッパーを叩き込もうとして、
ぐだ男がニヤリと笑い、
ほんとうにスレスレで避けた。
驚愕している相手にぐだ男がカウンターのアッパーを叩き込こむ。
相手も満足げに微笑むと、
凄まじい威力の回し蹴りが突き刺さった。
遥か先の建物を倒壊させながら吹き飛び、
『サーヴァント反応……消滅……』
消滅した。
なに、これ?
―――◇◆◇―――
っべー!!死ぬかと思った!!
マルタはチャンスの時って絶対アッパー打ち込む癖があったから予想できたけど……別の手だったら死んでた!!!狂化のせいで威力馬鹿みたいに上がってるしさ!
「ありがとうございましたぁ!!」
師匠が飛んでった方に90度の敬礼。
「ちょ、はぁ!?あんたライダーに何したのよ!?」
「ん?拳闘士なら勝負の誘いは断らんだろうに」
まぁ、本人に言ったら絶対否定されるけど。
「よっしゃ、次はエリちゃん!じゃなかったカーミラさん!かもん!」
(ブチィ)
「ふふふ、いいわ、血祭りにしてあげる。男の血なんて欠片も興味無いの、早く消えてちょうだい」
「大丈夫、すぐ終わる」
俺じゃないからな、
「ッ!!アサシン!避けなさい!!」
邪ンヌには気づかれたが、問題無い。
カーミラの死角から
避けようとしたカーミラが不自然に止まり、
直撃した。
『サーヴァント、消滅!!』
おかんがいるあたりに親指を立てておく。みんなが見蕩れてる中、気づかれないように移動していた彼には拍手喝采だ。
「ちぃ、一旦引く」
「させません!!」
「あの白髪のオッサンは任せたぞ!マスター、マシュ!」
「一人で大丈夫!?」
「任せろぉ!!」
エミヤがいるのだ、ウラドさんは大丈夫だろう。
俺が相手するのは
「はろー、デオンくんちゃん」
「ふむ、真名が尽くバレているな……君は一体何者だい?」
「誰でもいいじゃないか。そんなことより」
「うん?」
「男なの?女なの?」
「…………」イラッ
むむ、結構気になるんだけどなぁ。願わくば女。
どうやら地雷だったらしく無言で斬りかかってくる。
それを素手で止め……無理!!
避ける、避ける避ける!!
「えぇいちょこまかと!!」
「ひぃ!やっぱ狂化かかってるな!!」
ほんとならもうちょい優しいんだけどなぁ……マリーに手を出したと知って後ろから斬りかかってくるくらいには(白目)
「もう下がる場所は無いよ」
「む……」
懐かしんでたらいつの間にか追い詰められていた。うーん……
「運が無かったね、終わりだ」
「そうだな、殺れ
「な!?」
鋭利なナイフが心臓を貫く。
「ふふ、油断した……な」
「これは俺が卑怯かなぁ」
「おかあさん、私失敗した?」
「いや、助かったよ」
「ん!」
さっきのカーミラが止まったのもジャックのお陰だ。
頭を撫でると気持ちよさそうに目を細める。可愛いよぉ……ん?まだロリだから手を出してません。紳士なんで。イェスロリータ・ノータッチですよ!
―――◇◆◇―――
『サーヴァント消滅!あとはジャンヌだけだ!』
ぐだ男の方も上手くいったらしい。
「邪魔を……するなぁ!!」
「きゃあ!!」
「ジャンヌ!!」
ジャンヌと黒ジャンヌの戦いはジャンヌが劣勢のようだ。
「ほんとなんなのよあんたたち!!あああああ、憎い憎い憎い憎い憎い!!」
「くっ!」
「ジャンヌ!気をつけて!」
「へーい、ジャンヌ下がって!邪ンヌはこっちで相手する」
そんな中、ぐだ男が私達とは反対側に現れた。
「来いよ、偽物」
「ッ!!殺す!!殺す殺す殺す!!」
「ちょ、ぐだ男!!」
黒ジャンヌはぐだ男に真っ直ぐ突っ込んでいき、
落とし穴に落ちた。
沈黙が場を支配した。
見事に腰まで埋まっている。
「やーいやーい!引っかかった!!」
「……………………」
もはや怒りで声も出ないのか飛び出し、一歩踏み出そうとして、
透明な糸に引っかかり、
落とし穴に頭から落ちた。
痛々しいほどの沈黙が場を支配する。
かなり深いらしく、足首ぐらいしか見えていない。
「なんかもう、狙った通り過ぎて楽しすぎる!!邪ンヌサイコー!!」
『「「「うわぁ……」」」』
敵の私たちでさえ同情を覚える仕打ち。
これは酷い……
黒ジャンヌは無言でゆっくりと這い出してくると、
「お、覚えてなさいよ!!!」
逃走した。
恐らく敵の大将だ、追ったほうがいいんだろう。けど、
あの目尻の涙を見ちゃ追えないよ……
とりあえずあの腹を抱えて笑っている鬼畜外道をどうにかしないと……今後の世界のために。
ここにいる全員がそう誓った。
―――◇◆◇―――
ジャックを召喚してたのはかなり前から。それで落とし穴とかの準備をさせていた。そのせいで俺は素手で戦っていた訳です。気配遮断A+って凄いねほんと。
「この鬼!悪魔!黒ジャンヌ泣いてたわよ!?」
「え?怒られるの!?」
「当たり前でしょうがああああ!!!」
絶賛叩かれている。痛い。
「ぐだ男先輩……あれは……」
「まさに外道だったな」
「あははは……」
『よっ、さすが!』
みんなの視線が痛い……
ねぇ、なんで?敵撃退したよね?
楽しんでたけど、致し方ないよネ!
マリー「私達」
アマデウス「出遅れたね」
―――オルレアンにて
「じぃぃぃるぅぅぅぅ!!!」号泣
「!?」
どうも橘です。
いやー、はっちゃけた。
みんなも望んでるからいいよね!
連日投稿の理由?
フレ申請が大量に来たから
これは恩に答えないと(錯乱)
ってなったから。
ほんと大量のフレ申請ありがとうございました。
こんなに反応あるとは……みんな暖かいね(TT)
早い者順に出来るだけ登録しました。
外れてしまった人わざわざしていたただいたのに、すいません!
ねぇ、ほんとにいいのみんな?
クソ雑魚だよ!?貴重な一枠使っていいの!?(錯乱)
ありがとうございました!更新頑張ります!
FGOも(ボソッ)
追加・最後にマリーとアマデウス追加しました