【完結】オリジナル魔法少女育成計画 罠罠罠   作:ふぁもにか

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EX
EX1.ふぁもにかの独白ターン


 

 どうも、ふぁもにかです。この度は『オリジナル魔法少女育成計画 罠罠罠』を最後まで読破していただき誠にありがとうございます。いやはや、皆さん大変だったでしょう。だって、総計約25万2500文字ですよ!? 人間の1分間の平均読書速度は400〜600文字だそうなので、1分間に500文字読んだと仮定したら、8時間25分も皆さんの時間をこの作品に使わせたってことになりますからね。最後までこの作品を読みきってくれた皆さんにはどれだけ感謝の言葉を送っても足りないことでしょう。本当にありがとうございます。そして、お疲れさまでした。

 

 と、まぁ。恒例の開幕感謝の言葉はこの辺にして、ここからはこの作品の裏話や思い入れなどをつらつらと記載していくので、興味のある方だけどうぞ読んでやってくださいませ。

 

 

 まず、私がなぜ魔法少女育成計画を原作に据えつつ、しかし原作キャラを全然出さない形式のまほいく二次創作を執筆したか、なんですが……私、元々『異能バトルもの』が非常に大好物なのです。『うえきの法則』や、『家庭教師ヒットマンREBORN!』みたいに、各キャラが己の持つ能力を活かして相手を出し抜いていく様にとってもワクワクするのです。それも、弱いと思っていたキャラが思わぬ能力の使い方で強者に喰らいつくシーンなんかはもう垂涎ものです。よだれダラダラです。例えば、ワンピースのMr.3がルフィをサポートして、マゼランの毒から凌ぎきったシーンとかもう興奮具合がヤバかったものです。

 

 だが。この手の『異能バトルもの』ってそう数は多くないんですよね。それも、良質な『異能バトルもの』ともなると、数はさらに限られます。私の主観で、『異能バトルもの』の供給が足りていないけど、私はもっと『異能バトルもの』を見たい。ならば、執筆しよう。との思考を経て、『異能バトルもの』の執筆を決意しました。普段から二次創作を手掛けていると、『自分の嗜好に合致した作品が探しても見当たらない』→『なら自作しよう』ってなるものですよね。二次創作者のあるあるなのです。

 

 で、『異能バトルもの』の中でもなぜ魔法少女育成計画(※以後、まほいくと記載)という、シリアスや鬱がそこら中に跳梁跋扈している作品を原作にしたのか。理由は色々あります。まず第1に、私が小柄な女の子が確かな信念を胸に全力で戦う姿が大好きであること。第2に、当時は『†ボンゴレ雲の守護者†雲雀さん(憑依)』という、基本ギャグ作品を執筆中であり、シリアスや鬱成分に飢えていたこと。第3に、まほいくの設定をベースにすれば、誰が生き残るかわからない、ハラハラドキドキの命を賭したバトル展開を構築できると閃いたこと。

 

 そう、私は『異能バトルもの』は『異能バトルもの』でも、先の展開が全く読めない系の『異能バトルもの』を執筆したかったのです。先に例として挙げた『うえきの法則』や『家庭教師ヒットマンREBORN!』は戦闘シーンにワクワクしますが、しかし同時に『何だかんだで主人公勢が勝つんだろうな』、『後遺症になるような重傷とか負わないんだろうな』との気持ちも生じやすいものです。だって、長期連載作品ほど、そう何度も主要キャラを負けイベントに晒したり、そう易々と主要キャラを殺したりできませんからね。

 

 その点、原作のまほいくは誰が勝つのか、生き残るのかがわかりません。例え原作小説の表紙を飾っていようと、最強クラスの魔法を使いこなしていようと、最後まで生き残るとは限りません。まほいくrestartまで読む中で、そのわからなさ、先の読めなさの虜に私はなりました。そして、思ったのです。もしも私だったら、私が作者だったら。誰を生かして、誰を殺しただろうかと。

 

 そのように妄想を膨らませていたら、段々と『ぼくのかんがえたまほうしょうじょたち』を互いに戦わせたい願望に駆られ、そして衝動的に『オリジナル魔法少女育成計画 罠罠罠』の執筆を始めたのです。……連載中の『†ボンゴレ雲の守護者†雲雀さん(憑依)』の執筆を放置して。うん、ごめんなさい。しばらく更新してなくて本当にごめんなさい。エタるつもりはなかったけど、我が内にてうごめく本能には勝てなかったんだよ。

 

 

 ではでは。次はこの作品を執筆する上でのコンセプトというか、やりたかったことについて触れていきます。まず、私はまほいく原作をrestartまで閲覧していて思いました。『明らかにふざけた感じの魔法少女名の子が早々に死んでいるような気がする』と。ならば、この作品ではふざけた魔法少女名を冠するキャラに終盤まで生き残るか、いっそ殺し合いを生き延びてもらおうとの心境でとあるキャラを作りました。……そう、貴女ですよ。なのだ先輩。

 

なのだ先輩「え?」

 

 最終的には死にましたが、終章までしっかり生存したなのだ先輩はこの作品を通して、まほいくにおけるふざけた魔法少女名な女の子たちの希望の星となれたことでしょう。

 

 他にも、私はアニメ版のまほいくを視聴していて思いました。『各キャラの過去回想の存在で大体のキャラの死期が読めちゃってちょっと面白みに欠けるな』と。ならば、視点移動を駆使してこの作品でも敢えて各キャラの過去回想を載せつつも、でも必ずしも回想の後にすぐ死ぬとは限らないとの構成にしました。実際、過去回想後にすぐ死んだ魔法少女もいれば、過去回想があったけど上手く生き残った魔法少女もいましたしね。どこでどのキャラが死ぬのかを読まれてしまうと、この手の作品の面白さは激減しますからね。過去回想の挿入タイミングにはかなり気を遣いました。

 

 

 さてさて。この作品の裏話は大体話し終えました。今の私の感想としては、よくこの作品を完結できたなぁって感じです。何せ、私は読者の皆さんの感想やUA数をモチベーションの燃料にしなければ連載を続けられない系二次創作者ですから、これまで完結させた『勇者刹那30』『熱血キンジと冷静アリア』『元の体を取り戻すのです! by.電』と比べて、感想&UA数にあまり恵まれなかったこの作品を、一度もエタることなく最終話まで投稿しきれたことがちょっと信じられません。読者の皆さんにそこまで注目されてない、マイナー二次創作を最後まできっちり書き上げられたのは、中々得難い貴重な経験でした。一体何が私を突き動かしていたのかは不明ですが、執筆していて楽しかったから続いたのでしょうね。やっぱり小柄な女の子が残酷な展開に戸惑い、嘆き、絶望しつつも、それでも完全に屈さずに抵抗する様は筆が進みますなぁ!

 

 

 ゴホン。そして、次回作ですが……あ、うん。大丈夫です。わかってますから。まずは『†ボンゴレ雲の守護者†雲雀さん(憑依)』を完結させなきゃですね。社会人になったら二次創作を手掛ける暇なんてないかもなんですしね。その後、社会人になってもなお、執筆時間を確保できるようなら、30話程度の中編モノか、100~200話ぐらいになりそうな長編モノのどちらかの新連載を考えています。とはいえ、長編の方は基本シリアスだし、伏線管理が大変になりそうだから、連載するならお手軽な中編の方になりそうです。

 

勇者キリト「おいおい、いい加減『SALO(ソードアート・ルナティックオンライン)』の連載も再開してくれよ。続きが気になって仕方がないんだけど」

木場きゅん「あと何年スタンバってたら『木場きゅん奮闘記』の続きの執筆を始めるんですか?」

アホの子トリス「そうだよ! もう待ちくたびれちゃったよ! 『アホの子トリスと愉快な仲間たち』の更新マダァー? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン」

ふぁもにか「(∩ ゚д゚)アーアー聞こえなーい! 聞こえないったら聞こえなーい!」

 

 

 というわけで、私の独白は以上となります。

 最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

 機会があれば、また別の作品でもお会いしましょう。では、さらばッ!

 

 

 ハーメルンでのまほいく二次創作はまだまだ数が少なく、盛り上がっているとは言い難いですが、『オリジナル魔法少女育成計画 罠罠罠』が、今後のまほいく二次創作界隈の盛り上げ役の一端を担ってくれることを願って。

 

                              ふぁもにか

 

 

 

 

追記.この作品では『残酷な描写』タグのみでは許されないほど残虐なシーンが多々描写されましたが、決して私はハードリョナ好きな人間ではありません。いたって正常な嗜好を持った一般人です。……本当ですよ! 本当ですからね!

 

 




次回【EX2.もしもこの作品がまほいくTRPGのシナリオで、各魔法少女にPLがいたら(1)】
※次回更新は12月15日です。

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