【完結】オリジナル魔法少女育成計画 罠罠罠   作:ふぁもにか

31 / 38

 どうも、ふぁもにかです。今回で終章は終了です。しかし、終章の先にエピローグが設けられているので、まだ最終回ではありません。……本当は30話できっちり最終回を迎えたかったのですが、相変わらず私の見通しは甘いですなぁ。



30.踊らされた咎人の決断

 

 

 ☆ラストエンゲージ

 

 ――時はさかのぼる。

 

 

「……ぅう……」

 

 ラストエンゲージとフォーチュンテラーを殺害したぽむらちゃんが墓地を去ってから、30分後。元々ラストエンゲージの体を構成していた、グチャグチャな肉塊がドクンと鼓動する。その鼓動を契機として、肉塊はグネグネと蠢き、元の形を取り戻していく。まるで時間が巻き戻されているかのように、肉塊が魔法少女の体を再び形成し始める。そして、ラストエンゲージの意識は舞い戻り、ラストエンゲージはうめき声とともにまぶたを上げる。

 

 ラストエンゲージの見た目は様変わりしていた。今までは一定のペースで色が赤と黒に切り替わるジャケットとジーンズ姿で。グレーのセミロングな髪型で。右目が黒、左目が赤のオッドアイが特徴的だった。しかし、今は。服装だけはそのままに。髪は背中まで伸び。髪の色が銀一色に染め上がり。右目は翠、左目は金色のオッドアイに切り替わっていた。

 

 

 己の上位互換へと変身できる可能性を秘めた魔法少女、ラストエンゲージ。

 しかし、彼女が第二形態の性能を披露する機会は終ぞ訪れなかった。

 ……否、ラストエンゲージの『第二形態に移行できる』魔法の発動条件は、魔法少女に変身した状態で、明確な殺意を抱く他者に殺されること。つまり、自分以外の誰かに殺されてからがラストエンゲージの魔法の本領発揮だったのだ。

 

 

「……死んだかと思った。いや、本当に一度死んだんだっけ? ということは、これが第二形態? あんなに痛い思いをしないと第二形態に移れないなんて、なんて理不尽な魔法……」

 

 純然たる殺意を抱えていたぽむらちゃんに殺されたことで魔法の発動条件が満たされ、第二形態に至る形でこの世に復活できたラストエンゲージは先ほど己が体験した死の痛みを想起し、ブルリと体を震わせる。と、その時。第二形態の知識がラストエンゲージの頭の中に次々と注ぎ込まれてくる。あまりに情報量が多く、ラストエンゲージは一度で把握できなかったが、身体能力が大幅に増強されていることと、精神に作用するあらゆる状態異常が無効化される仕様になっていることだけは何とか把握できた。

 

 

「……フォー……」

 

 第二形態の情報を少しばかり入手したラストエンゲージは周囲を探索する。すると、フォーチュンテラーの無残な死体が転がっているのを発見した。上半身が爆滅しているが、占い師なコスチュームから死体がフォーチュンテラーのものだと気づいたラストエンゲージの呟きは虚空に消える。あの時、無理にでもフォーチュンテラーを逃がしていれば。今頃、フォーチュンテラーは生き延びていられたのだろうか。ラストエンゲージの心に後悔の念が巣食い始める。

 

 フォーの死体から漏れ出る血が豪雨により粗方洗い流されていることから鑑みて、わたしが死んでから幾分か時間が経っているのは確定的だ。わたしが殺されてからどれほど時間が経過したのか。今、どういう状況になっているのか。ラストエンゲージは情報収集のために他の魔法少女との連絡手段であるマジカルフォンを取り出す。と、そこで。ラストエンゲージはマジカルフォンにデフォルトで表示されている内容を初めて見た。

 

 

『魔法少女以外誰もいない、ボロボロに崩れ去ったR市全域にて。罪なき市民を容赦なく虐殺した悪の魔法少女と、正義の炎を胸に宿す将来有望な魔法少女とのガチンコバトル。果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか!?

 

○正義の魔法少女:残り2名

■EFB

■ルディウェイ【DEAD】

■スウィーツ【DEAD】

■ぽむらちゃん

 

○悪の魔法少女:残り6名

■ミラクルシャイン

■コットン

■メトロノーム【DEAD】

■サンタマリア【DEAD】

■メタ☆モン【DEAD】

■ユウキ【DEAD】

■なのだ先輩

■星井ミク

■フォーチュンテラー【DEAD】

■ムイムイ

■ファソラ

■ラストエンゲージ【DEAD】

 

○履歴

20■■/09/12 13:45 ムイムイさんがルディウェイさんを殺しました!

20■■/09/12 13:30 EFBさんがメトロノームさんを殺しました!

20■■/09/12 13:22 スウィーツさんがユウキさんを殺しました!

20■■/09/12 13:21 ユウキさんがスウィーツさんを殺しました!

20■■/09/12 13:21 ぽむらちゃんさんがフォーチュンテラーさんを殺しました!

20■■/09/12 13:17 ぽむらちゃんさんがラストエンゲージさんを殺しました!

20■■/09/12 13:16 ルディウェイさんがサンタマリアさんを殺しました!

20■■/09/12 12:24 スウィーツさんがメタ☆モンさんを殺しました!』

 

 

「……いつの間にこんな情報が……」

 

 わたしたちを取り巻く戦況がマジカルフォンにリアルタイムで更新されていることにラストエンゲージが驚く中。突如として、ラストエンゲージの脳内に直接、声が響いた。それは、いかにもチャラついてそうな男の声だった。

 

 

『こんちゃーす、魔法少女諸君! さてさて。今は亡きメトロノームの【私たちがゲームと勘違いをしていっぱい人殺しをしてしまった原因を私たちに教えて】って願いを叶えるため、今から俺が当事者の皆の頭の中に真相を直接伝えるぜ! 君たちがVRMMOの世界だと思い込んで家族やR市の住民や建物を壊しまくったのは、コットンとファソラが共謀して罠を仕掛けたからだ! 要はその2人が君たちを襲った一連の悲劇の黒幕ってわけだ! ついでに、君たちの居場所や魔法の情報を外部に流していた内通者の正体もファソラだぜ! 以上!』

 

 男の声は言いたいことを勝手に言い終えると、ラストエンゲージからの質問を一切受けつけずに脳内から消え失せる。今の男の話が本当なら、コットンとファソラとともに行動している人の命が危ない。ラストエンゲージは墓地を後にし、他の魔法少女との合流を最優先にR市を駆け続けた。だが、R市は広く、中々合流できずに時間のみが過ぎていく。

 

 段々とラストエンゲージに焦りが積もりゆく中、ラストエンゲージはようやく念願の他の魔法少女を目撃した。当の魔法少女、星井ミクは1つも廃墟のない、瓦礫だらけのフィールドの中心にぽつりと1人で立っていて。今まさに自殺のための流れ星を自身の頭上に召喚している所だった。

 

 

「……間に合った……?」

 

 自殺を試みる10センチサイズの星井ミクの元へと急いで距離を詰めたラストエンゲージは、絶妙な力加減のデコピンを星井ミクの首に叩き込むことで気絶させて、ひとまず星井ミクをジャケットのポケットに入れて回収する。なぜ、身長が縮んでいるかは不明だが、星井ミクの自殺を食い止めた。最悪の事態を未然に防ぐことができた。その上でのラストエンゲージの自問だったが、直後にラストエンゲージの視界に入った光景により、ラストエンゲージは自問への明確な回答を得た。

 

 

「……いや、遅かったか……」

 

 瓦礫の上に転がる、迷彩服を着た自衛隊らしき死体に、見た目小学生&高校生の少女の惨たらしい死体。多分、この少女たちは2人とも魔法少女で。星井ミクが自殺に走ったことから、星井ミクと同じパーティーの面々だと推測できる。フォーチュンテラーの死体をラストエンゲージは直接見ている。ファソラは黒幕ゆえにこんな所で死んでいるとは考えにくい。となると、2人の魔法少女の正体は自然となのだ先輩とムイムイの2人に絞られる。

 

 わたしがもっと早く第二形態に至れていれば。ラストエンゲージはさらなる後悔に顔を歪ませる。だが、立ち止まっている暇はない。ラストエンゲージが時間を無為にすればするほど、さらなる魔法少女の犠牲が発生してしまう。ラストエンゲージは人影を求めてR市を駆け巡る。すると、ラストエンゲージは黒幕のコットンとファソラを発見した。

 

 だが、様子がおかしい。コットンは半ば思考停止の状態でファソラを見上げている。対するファソラは愉悦顔。この2人が結託して、共謀して、今の盤面を整えたにしては違和感がある。ラストエンゲージは付近の廃ビルに身を隠し、2人の話に耳を澄ませる。第二形態に至ったことで超強化された聴力をもってすれば、豪雨の中でも離れた場所で会話をする2人の声を聞き取ることも容易ゆえの行動だ。

 

 話を聞いた結果、一連の悲劇の真の元凶はファソラ1人で、コットンはファソラの悪意に踊らされた被害者でもあることが判明した。そのため、コットンがファソラの働きかけにより自殺を選択せんとしたタイミングで。ラストエンゲージは廃ビルの物陰から飛び出し、槍の穂先をファソラに定め、迅速の突きでファソラの背中を貫いた。そして、今に至る。

 

 

「な、ぜ……貴女が…ぁ…!?」

 

 ファソラは人生で一番驚愕していた。なぜなら、万が一にも第三者の奇襲が成功しないように、万全を期した上で、コットンの精神をズタボロに引き裂いて遊んでいたからだ。一切、油断などしていなかった。だからこそ。ファソラはコットンに絶望を叩きつける一方で、常に周囲一帯に魔法を行使して、ファソラに近づけば近づくほど、得体の知れない恐怖が増幅され、絶叫せずにはいられなくなるようにしていた。なのに、おかしい。

 

 

「……わたしが第二形態に至る条件は、殺意を抱いた誰かに殺されること。そして、第二形態のわたしにはあらゆる状態異常が無効。RPG終盤のボスみたいに、第二形態になれるような存在に、状態異常が効かないのは暗黙の了解。つまりはそういうこと……」

「ぎぃッ!?」

 

 ラストエンゲージは律儀にファソラの疑問を晴らしてあげつつも、槍を容赦なく横に振るい、ファソラの腹部を切り開きつつ、槍を自由に振るえるように手元に戻す。その際、ファソラの腹部から飛び出した血が、もれなくコットンに降りかかり、肌に赤が付着する。

 

 

「……あ、あらあら。第二形態のラストさんはわたくしの天敵、ですか。あぁ、わたくしはここで終わりのようですわね。もっと、もっともっともっともっと! かわいい魔法少女たちが心身ともに酷く痛めつけられ、絶望の果てに惨死する光景を見たかったのですが」

「……ファソラ。貴女のことは、それなりに好きだった。それだけに、残念……」

 

 腹部を深く切り裂かれたことや、ラストエンゲージに己の魔法が一切通じないことから、ファソラは己の逃れようのない死を悟り、大して魔法少女を絶望させてない内に死を迎えてしまうこと自体に残念そうにため息を吐く。対するラストエンゲージは最後まで己の欲望に、本能に忠実で、数多くの魔法少女を悲劇に落とし込んだことへの罪悪感や後ろめたさを欠片も感じていないファソラを、哀れそうに見つめ。そして。槍の横薙ぎをファソラに繰り出し、ファソラの首を刈り取った。

 

 

 己の歪んだ本能のままに15名もの魔法少女を巻き込んで悲劇を生みだした元凶、ファソラ。彼女がラストエンゲージに殺されたことで、後々彼女が自己の欲求を満たすためだけに、他の魔法少女たちを標的にして起こしたであろう絶望的な悲劇は、回避された。

 

 

 

 ☆コットン

 

 コットンの目の前で、ファソラの首が刎ねられる。コットンでは手も足も出なかったファソラを、第二形態に至ったらしいラストエンゲージはいとも簡単に殺してみせた。

 

 

「……」

 

 次は、僕の番だ。僕がラストさんに殺される番だ。ラストさんがいつ復活したかはわからないが、躊躇なくファソラを殺しにかかれたということは、メトロノームさんの願いに応じて僕たちの脳内に流れたあの男の声を、僕とファソラが黒幕だと告発する内容を聞いたはずだ。だから、次は僕の番。僕が、首を刎ねられる番。

 

 ブルリと、コットンの体を恐怖が駆け巡る。先ほどまではファソラの魔法の影響で死ぬことが全然怖くなかったが、今は怖い。痛み、苦しみの果てに絶命することが、怖い。でも、僕がこんな感情を抱く資格はない。だって、僕は。ファソラとともに皆を残虐に死なせる舞台を整えたのだから。経緯はどうあれ、手を差し伸べてくれたミラクルさんを、殺したのだから。

 

 

「……コットン。どうする……?」

「どう、する……とは?」

「……コットンの選択肢は2つ。生きるか、死ぬか。生きるなら、わたしと一緒にここから離れる。そして、犯した罪を相殺できるぐらい、いっぱい頑張る。善行をたくさん積む。死ぬなら、今回の悲劇を生み出した元凶の一角たるコットンを殺したいほどに憎んでそうなミクにでも貴女を殺させる。どうする……?」

「……どうして、僕に選択肢を与えるのです? 仮に僕が生きると言ったら、本当にラストさんは僕を殺さないつもりですか? 貴女に家族やR市の人々を殺害させたんですよ、僕は。皆を殺された復讐を果たす機会をふいにするのですか?」

「……さっきのコットンとファソラの話を盗み聞きしてた。コットンは加害者でもあるけど、どちらかといえば被害者。それに、わたしの復讐はファソラで終わった。わたしに、コットンを殺すつもりはない。どうする……?」

 

 しかし、ラストエンゲージはコットンを殺そうとしない。コットンを静かに見据え、コットンに生か死かの選択を迫る。なぜ、僕を殺そうとしないのか。僕に憎き仇敵を見るような眼差しを注いでこないのか。不思議に思い、コットンが問いかけると。ラストエンゲージは、復讐はファソラ殺しで済ませたとして、改めてコットンの返答を促す。

 

 コットンは思考する。普通に考えれば、死ぬべきだ。僕は、R市を壊滅させて、14人もの魔法少女の人生を狂わせたのだから。故意か否かなんて関係ない。僕の魔法は今回の大規模な悲劇を用意できるほど強力で、そんな僕はファソラのような魔法少女にたやすく操られてしまうのだ。人の心に、感情に干渉できる魔法少女がファソラだけだなんて、そんなわけがない。ならば、僕はここで死ぬべきだ。僕が死ぬことが、僕の贖罪となり、未来の悲劇を防ぐ最良の一手となる。でも。

 

 

 ――今からでもやり直そうよ。償おうよ。私たちの罪は消えないし、どれだけ罰を受けても足りないことを私たちはやっちゃったけど。もう手遅れだけど。でも、手遅れだからって何もしないのは違うよ、きっと。だから、私たちにやれる贖罪を、いっぱいやろう。封印刑や死を受け入れるんじゃなくて、私たちのやり方で、罪と向き合おう

 

 ミラクルシャインの言葉が、コットンの脳裏にこだまする。よみがえる。何度も反響する。ミラクルさんは、死を受け入れる形での贖罪を否定していた。……死ぬのは、簡単だ。いつでもできる。だったら、僕は。僕は。無様でも。醜くても。生きるべきなんじゃないのか。生きて、生きあがいて。偽善だとか関係なく。善行をどこまでも積み上げていくべきなんじゃないのか。

 

 

「…………僕は、生きたい。残る人生をすべて使って、罪を償いたいのです」

「……そう。なら、行こう……」

 

 コットンの答えを受けて、ラストエンゲージはコットンを背中に背負って、速やかにR市を後にする。未だ止む気配のない豪雨は、非業の死を遂げた魔法少女たちや、生存こそしたものの癒えぬ傷を心に負った魔法少女たちの悲しみを代弁しているかのようだった。

 

 

 かくして。ファソラの悪意、あるいは歪んだ本能を起点として、主にR市が舞台となった、魔法少女たちの悲劇は幕を下ろした。一連の悲劇に関与した魔法少女16名の内、生き残ったのはコットン、星井ミク、ラストエンゲージの3名のみ。その事実が、いかに此度の悲劇が凄惨なものであるかを如実に物語っていた。

 

 

 

 

■ミラクルシャイン:ぴかぴかに光り輝くよ【DEAD】

■コットン:ウソをホントと思い込ませられるよ

■メトロノーム:願い事がたまーに叶うよ【DEAD】

■サンタマリア:他人に力を貸与できるよ【DEAD】

■メタ☆モン:誰にでも自在に変身できるよ【DEAD】

■ユウキ:ハートからビームを打ち出せるよ【DEAD】

■なのだ先輩:手乗りサイズにできるよ【DEAD】

■星井ミク:キュートな流れ星を落とせるよ

■フォーチュンテラー:すぐ先の未来が見えるよ【DEAD】

■ムイムイ:イメージを現実に具現化できるよ【DEAD】

■ファソラ:あらゆる音楽を自在に奏でられるよ【DEAD】

■ラストエンゲージ:第二形態に移行できるよ【DEAD】→【RESURRECTION】

■EFB:解けない氷を生成できるよ【DEAD】

■ルディウェイ:あっち向いてホイで絶対に勝てるよ【DEAD】

■スウィーツ:水をチョコに変えられるよ【DEAD】

■ぽむらちゃん:対象を吹っ飛ばす魔法のボムを生み出せるよ【DEAD】

 

 ――最終生存者数:3名 内訳:コットン、星井ミク、ラストエンゲージ――

 

 

 

 

 

 終章 手遅れでも前を向く END

      → NEXT エピローグ 三者三様の道

 

 




絶望「ふぃー、暴れた暴れた。凄く楽しかった。すっきりしたから帰るわ(*^▽^*)」
ふぁもにか「お疲れさまでーす」

次回【31.正義の魔法少女】
※次回更新は12月13日です。


 ~おまけ会話~

ラストエンゲージ「……あ、そうだ。結界のこと、忘れてた。結界を解かないと、R市の外に出られない。あれ、でもさっき自衛隊の死体を見たけど、どうやって結界の中に入って……?」
コットン「あ、それは僕のウソなのです。EFBさんたちを僕とファソラで洗脳して、悪の魔法少女を絶対に殺すって思考に変えさせた時に、結界があるってウソをホントと思い込ませたのです」
ラストエンゲージ「……なるほど、ウソだったんだ。なら、問題ないね。行こう……」
コットン「はいなのです」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。