ダンジョンに偉大なる魔法使いがいるのは間違っているだろうか 作:フリーク
とりあえず、行けるところまで行けるように、頑張ります
キャンプ地襲撃より時が経ち、ロキファミリアのキャンプにある一つのテントに、ネギの姿があった
「改めてお久しぶり」
「全く…いきなり現れたのはビックリしたよ」
そう返すのは団長であるフィン
「それにしてもリヴェリア、よく彼がやろうとしたのがわかったね?」
「あたりまえ…っと言いたい所だが、あの時念話がきてね」
「よかったです、通じてたんですね!」
「『よかったです』…じゃない……全く、いきなりあんな事言われたら普通かなり動揺するぞ」
「因みに何て言われたんだい?」
「ああ、確か…」
『今からデカイの放つので、モンスター集めて下さい』
「「「「「「「………」」」」」」」
「相変わらずじゃのぅ」
「まあ、それで助かったんだからいいじゃないか、ガレス」
するとアイズが聞いてきた
「三人共、知り合い、なの?」
「ん?……ああ、まだ紹介してなかったね。彼の名前は、ネギ・スプリングフィールド。まあ、俗に言う命の恩人だね」
「そんな人がいたんだすね、団長」
「まあ、まだ若い時の話だから」
「そういうフィンは、全然年齢感じないよね。さすが
「それをいうならネギ、お前は成長…身長が伸びたか?」
「経過した時間に対しては少ない気がするがな」
「アハハハ…それでフィン、遠征どうするの?」
「今回はこれで中止だね。損害が大きいし、それに…」
「親指が疼く…?」
「だから撤退の準備、手伝ってね」
「わかった」
「っと、そういえば皆聞きたいことあるかな?」
フィンは後ろを見ながら聞いた
「オイフィン教えやがれ、ソイツどこのファミリアだ!そしてレベルも!」
「こらベート、聞き方が…」
「私も気になる…」
「アイズもか…」
声の聞こえないヒュリテ姉妹や、レフィーヤも、言うまで逃さない…ような事を目で言っていた
「全く…ネギ、言ってもいいかな?」
「僕は大丈夫だよ」
「本人の了承も得たし言うね」
「彼は
『………えーーーっ?!』
…テント内は静寂から、悲鳴に変わった
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ダンジョンより帰還中…
「そういえばフィン、ロキ様は相変わらず?」
「うん、まああの性格は変わってないよ」
「そうなのか…」
するとネギは何か考える素振りをすると、直ぐに頭を振り忘れようとしていた
「何を考えていたんだい?」
「…僕の師匠の中に、ロキ様と同じ性格をした人がいてね。そっちのほうが大分たちが悪いけど…」
「そ、そうなんだ…」
フィンは自らの主神を考えて、よりたちが悪いというのはどんな人だろうと考えていた
しかし考えて想像できなかったため聞いてみた
「因みにどんな人なんだい?」
「うーん…簡単に言えば…」
「言えば?」
「『気合バカ』かな?…ああこれ僕じゃなくて、僕の生…いや友達が、言ってたんだ。『何でも気合があればできる!!』みたいな人だから。まあそれで恐ろしく強いし…」
どこか闇を感じる生き方だった
「まあ、そのせいかネギ。以前より強くなっておるのぅ」
「まあね、これでもいろんな人に師事してもらって、特訓したから」
「後で手合わせしてもらおうかのぅ」
「受けて立つよ」
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その頃後ろでは、5人が集まって話していた
「ねぇ彼の事どう思う?」
「あの子の事?多分、スゴク、強い」
ティオナの問いに答えたのはアイズだった
「ハッ、魔法だけ打てても強くなんかねェぜ」
「その魔法も規格外に強かったんだけどね……リヴェリアと一緒くらいかな…」
「で、でも、魔法の種類ならリヴェリア様が勝ってます‼」
ベート、ティオネ、レフィーヤも、それぞれの考えを言っていた
「それにしても
ティオネの発言に、皆黙った
誰がどう見ても、あの少年は英雄、もしくはそれに近い力を持っていた
しかも、この場にいる冒険者は第一級冒険者と呼ばれるエリートだ
団長の発言を疑う訳ではないが、誰もが信じ切れているわかではないのだ
「そういえば…」
前からリヴェリアの声が聞こえた
恐らく噂の少年に話しかけているのだろう
「さっき放ったあの魔法はなんだ?見たこともないものだぞ」
(((((!!)))))
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