東京喰種:re 皇と王   作:マチカネ

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 突然、天井が回って気分が悪くなってしまい、緊急外来へ行ったところ、良性発作性頭位めまい症でした。
 一月ほどで治るとのこと。


第22章 機身

 唸り声を上げ、のた打ち回る“竜”。

「あれは何……」

 高台で見ているリオ、正体不明の震えがくる。

「喰種と言いたいが、あんな化け物、見たことないぞ」

 ベテランの篠原もビビってしまう程の怪物。

「……」

 亜門は何も言えなかった、尊敬する上司から、受け継いだ“勘”が囁いていた“竜”の正体を。

「ライ殿からの連絡がありました。あの“竜”は金木研だと」

 背後のジェレミアがスマホ片手に話す。

 驚き、再度、“竜”を仰ぎ見るリオと篠原。

「あれがカネキさん……」

 恩人の変わり果てた姿、それが震えの原因、ショックと悲しみが同時に押し寄せてくる。

「あの時の半赫者か……。あの時もヤバかったがとんでもなくヤバくなってしまったな」

 嘉納ラボで、一度、暴走状態のカネキと戦ったことのある篠原。

「【眼帯】……」

 果って追い求めたライバルの変貌に複雑な思いを持つ。

「ジェレミア、用意してくれ、“アレ”で出る」

 意を決した亜門。

「かしこまりました、すぐにでも出撃できるように準備致します」

 

 

 

 

 都会は眠らない、夜が更けても人々がいなくなることは無い。この日は雨が降っていた、それでも人々は行きかう。

 響き渡った咆哮。一斉に頭を上げ、そして見た。

 映画や漫画、創作の世界でしか見たことのない怪獣を。

 始めは何が起こっているのか、理解が追いつかず、全員、放心状態。

 “竜”は道を動き出す、その巨体に建物が壊れ、窓が割れる。ただ前進するだけで巻き込まれた都民たちが絶命。

 やっと思考が追い付き、呼び起こされたのはパニック。

 

 

 雨が降り出す中、東京都庁舎にへばりつき、“竜”は上っていく。

 自衛隊のヘリ部隊が一斉掃射。命中し、爆発を起こす。

 外殻に損傷、“竜”は落ちる。

 そこへ地上部隊の戦車の主砲が火を噴き、迎撃。

 第二射を撃とうとした時、“竜”が反撃をしてきた。

 この攻撃は強力な上、広範囲に及び、回避は不可能だと察したとき、自衛隊員たちは覚悟を決めた。

 

 いつまで経っても攻撃は来ない。何故と思い、状況を確認した。

 空に浮かぶ黒い機体、それを表現する言葉はロボットしかない。

 ロボットが発する光の盾、バリアーが“竜”の攻撃を防いでいた。

 “竜”に続き、ロボットの登場、錯乱しない自衛隊は流石。

『お前たちに出来ることはない、巻き込まれたくなかったら、去れ』

 この言い方に自衛隊はカチンときた。文句の1つでも言おうとしたら、

『“蜃気楼”今の言い方は良くない、彼らは立派に戦っているじゃないか』

 そこへ黒字に赤の入ったボディカラーのロボットが道路を滑るように来る。

 ロボットが一体増えた。

『“不動”君の言うとおりだ、自衛隊の方々よ、失礼した』

 素直に謝り、

『前衛は、私“蜃気楼”と“不動”に任せてほしい。君たちには後方支援を頼む』

 “不動”は鉈型の武器を取り出す。

 後方に下がった自衛隊の横をすり抜け、“竜”を切りつける。

 反射的に行われる“竜”の反撃を“蜃気楼”がバリアーで防ぐ。

 “不動”は攻撃を続ける。

「私たちも負けていられないぞ、一斉掃射」

 それ呼応するかのように自衛隊たちが後方から攻撃、“竜”の反撃は“蜃気楼”がバリアーで防いでくれる。

 攻撃は“不動”と自衛隊、“竜”の反撃は“蜃気楼”が全て防いでくれる。

 見事な連係プレイ。

 

『“ゼロ”』

『ああ、解っている、目的は倒すことではない』

『感謝する。俺はカネキを何としても助けたい』

 この会話は“不動”と“蜃気楼”の間だけで行われ、自衛隊には聞こえていない。

 

 

 二等捜査官の五里美郷(ごり みさと)は“竜”と“蜃気楼”“不動”と名乗るロボットの戦いを見ていた。

「あの声は……」

 “蜃気楼”の声に聞き覚えは無いが、“不動”の方にはあった。

 しかし、それはあり得ない、何故なら、その人物は『20区の梟討伐戦』で……。

「あなたも来たのですね」

 背後から掛けられた声に振り替えると、

「法寺特等」

 そこにいたのは法寺。

「私も“アレ”が現れたので、ここに来ました。痩せても枯れても捜査官ですのでね」

 五里も同じ理由でここに来た。法寺、五里双方の手にはクインケの入ったアタッシェケースがあった。

「ですが、残念なことに私たちの出る幕はなさそうでね、――今は」

 “竜”の巨体、捜査官2人では、到底太刀打ちできない相手。“今”のところ、“竜”の相手は“蜃気楼”“不動”と自衛隊に任せるしかない。

「五里二等、“不動”と呼ばれるロボットから発せられた声、私には“彼”と同じに聞こえました」

「私もです」

 大きく頷く五里。ただ、それを確かめる術はない。

「私たちは局に戻りますよ、皆も集まっている頃でしょう」

 CCGの捜査官ならば、必ず集まっている。何故なら、捜査官だからだ。

 

 

 夜明けとともに“竜”は動きを止めた、東京都庁舎に巻きついたままで。

 自衛隊の包囲は維持しているが、“蜃気楼”と“不動”と名乗ったロボットはいずこかへと飛び去り、姿を消した。

 

 

 “竜”の出現により、CCGは大忙し、見たこともない、巨大な喰種が現れたのだから。

 

 

 法寺の予想通り、捜査官たちは局へ向かう。

 その中にはクインクスの才子、シャオ、髯丸の姿も。

「あの怪獣もすごかったけど、2体のロボットもすごかったスね」

 髯丸の興奮は収まり切ってはいない。

「不謹慎よ」

 シャオに注意されるが、熱いマニア心は抑えきれない。

「……」

 実は才子も同じような感情を持ってしまった。ロボットVS怪獣、オタク心が揺さぶられて当然のシチュエーション。

 

 

 全身にあった眼は閉じ、眠っているのか死んでいるのか解らない状態。

 集まって調べる捜査官たち、指揮を執っているのは田村丸。

 確かめるため、1人がストックで刺してみた。

「反応がないな」

「死んだんでしょうか」

 何度か刺していると、突然、眼が開き、反撃が来た。

 碌に反応するまなく、首が飛ばされ、もう1人は腰を抜かす。

 “竜”は、まだ生きている。

 田村丸は退避を指示。

 

 

 

 

 サラサラと昨夜からの雨は、まだ降り続いていた。

 そんな中、東京都庁舎に巻きつく“竜”を見ながらトーカは座り込み、うなだれていた。

「……トーカさん」

 リオは声を掛けたが、それ以上の言葉が思い浮かんでこない。トーカに必要なのは自分ではなく、カネキさんなのだ。

 地下は旧多率いるオッガイと脱退捜査官の襲撃を受けた。

 ここにはトーカやヒナミ、ミザ、子供たち、地下から無事に逃げ出せた喰種たちが集まっていた。

「リオ、お前のことはナキもしっかり覚えておったぞ」

 ナキに恋心を持っていたミザ。物忘れの激しいナキが名前を憶えているのは大事な相手か、亡くなった仲間。

 みんなが無事に地上に逃げてこられたわけではない、ナキたち白スーツは自らの命を犠牲に殿を務めた。

 彼らの命を懸けてくれたことで、トーカたちは生き延びることが出来た。

 親しい人を失うことはリオも悲しい。

「ガキが冷えるぞ」

 座り込んでいるトーカに、ニシキは傘を差しだす。

「止めばいいよな、雨」

 リオに視線を移す。

「リオ、お前、今までどこにいたんだ?」

 ふらっと『:re』からいなくなって、【黒山羊】にも参加せず、24区にも来なかった。

「異世界の人と一緒にいた」

 カネキのこと、トーカのこと、ショックが大きかったためか、つい口走ってしまう。

「中二病か?」

 はぁ? な顔をするニシキ。

「ったく、なんでアタシが」

 と文句を言いながら、ふらふらのヨモを運んで来たイトリ、どっこいしょと下ろす。

 地下に埋まりそうになったところをウタが引っ張り出した。その理由は友達だから。

 こうもり傘を差しているウタ、ヨモとの付き合いは長い。

「ヤッホー、リオくん、相変わらず可愛いね。でも少し逞しくなったわね」

 ヨモに連れられ、始めてイトリの経営しているバー『Helter Skelter』に行った時、リオは男の子か女の子か聞かれたり、可愛いと気に入られた。

 また常連のニコとは黒歴史も作ってしまった……、俺は記憶の奥底にに封印してしまいたい出来事。

「ところでリオくんは、これからどうするつもり?」

 尋ねられ、一度、イトリの方を見た後、“竜”とトーカを交互に見る。

「僕は僕の出来ることをやるまでです」

 

 

 

 

 

 この事態なのにノンビリ本を読んでいるマイペースなライ。

「ライ、お前も来てたのか」

 ライの姿を見つけたウリエが声を掛けた。

「相変わらず、綺麗な顔じゃな」

「女から見ても綺麗ね」

「それで男なんて反則ス」

 才子を初め、クインクスもいる。だが六月と晋三平の姿はない。旧多、離脱メンバーと一緒に【黒山羊】討伐に行ったきり、音信普通、そして“竜”出現。

 当然カネキのことは心配、そして六月と晋三平も心配している。みんな、大切な仲間なのだ。

 俄かに騒がしくなる。何かとクインクスたちが聞き耳を立てていると、探していた嘉納の遺体が発見され、死因は銃器による自殺と聞こえてきた。

「これで重要な情報源が失われたか……」

 ウリエ、舌打ち。

 さらに玄関が騒がしくなった。何事かとウリエたち、クインクスは玄関に向かう。

 読んでいた本を閉じ、ライも玄関へ。

 

 玄関にいたのは嘉納の助手たち、沢山の資料を持参。率いている西野貴未(にしの きみ)は行方不明になっていたニシキの彼女。

 失ったと思った矢先、情報源が向こうからやってきた。

 ライと目の合った貴未、

「あなたがライくんね、嘉納が実験台にしたいと言っていたわ」

 物騒なことを言う。ウリエ、才子、シャオ、髯丸も引いている。

「そりゃ、光栄なことで、でも遠慮させてもらうよ」

 本人はこの調子。

「あなたにも聞きたいことがある、着いてきて」

 

 

 簡潔に話は進む、“竜”が消滅するには200年かかるということ、活動を再開すればエネルギーを充填するため暴食を始めるので、それまでに元となった個体を見つけ出さなくてはならないこと。

 あまりにも“竜”の体は巨大すぎる。個体を見つけ出すことは砂漠で蟻を一匹見つけ出すようなもの。

 

「で、ライくん、あのロボットのことだけど、何か知っているんじゃない?」

 貴未が問う。嘉納が出て行く前、ライくんなら、何か知っているだろと言い残した。

 道を踏み外しはしたが、嘉納も頭は、よく回る人物。

 確かにあのロボットなら“竜”への強力な切り札になる。

「僕がやりたいのはカネキさんを助けることで、倒すことじゃないんだ」

 一応、認めているような言い方。

「オイ、そんなこと言っている場合じゃねぇぞ」

 丸手が窘めようとしたら、いいタイミングなのか悪いタイミングなのか部屋がノックされ、捜査官の1人が顔を覗かせた。

「喰種が来ました、集団で」

 “竜”=カネキを見に行った喰種たちが帰ってきた。にしては捜査官の様子がおかしい、顔色が良くない。

 ともかく、玄関へ行ってみることにした。

 

 

 玄関に並んだ喰種の集団と動揺を隠せない捜査官たち。青白い顔で震えている捜査官やクインケを構えている捜査官もいる。

「何狼狽えているん――」

 すでに東京ドームで会見済み、今更、狼狽える必要が無いはずと思っていた丸手の言葉が途中で止まった。

「SSレートの【黒兎(ラビット)】がいる】」

 震える捜査官。

 数多くの捜査官を葬り去った【黒兎】の姿があった。その隣にはもう1人のぬいぐるみのようなウサギのマスクも立っている。

「ジェ、ジェ【JAIL】もいる」

 怯える捜査官。

 キジマ式キジマ岸兄弟を返り討ちにした、恐るべきSSSレートの【JAIL】。

 【JAIL】に【黒兎】、三枚刃のミザ、S~レートの【オロチ】までいるではないか。捜査官たちが怯えるのも無理はない。

 さらに捜査官たちを動揺させているのは、

「鋼太郎」

 暁がその名を呼んだ亜門鋼太郎は『20区の梟討伐戦』で行方不明となり、殉職扱いになっていた。

 法寺と美郷は顔を見合わせ、やっぱりと言った表情。

「篠原さん」

 嬉しそうなジューゾー。篠原幸紀も『20区の梟討伐戦』で意識不明となり、病院から姿を消していた。

 裏切り者として手配されている平子、0番隊の夕乍。CCGから姿を消した、同じく0番隊のハイルもいた。

「おいおい、永近、いくら機動力が必要と言っても限度があるだろ」

 特にSSSレートの【JAIL】は強烈過ぎる。

「問題ありませんよ、彼を助けるためなら協力してくれます」

 地行博士の作った人工声帯を付けた永近、マスクもへのへのもへじから鼻と口元を覆うスカーフになっている。

 自分の存在が足枷になっていると、いたたまれなくなる【JAIL】リオ。

「みんなに聞きたいことがある」

 亜門が進み出てた。手に何か青い細長い包を持っていた。形状からしてクインケではない。何よりクインケならアタッシェケースに入っている。

「捜査官にとって、最も重要なことは?」

 質問されても動揺している捜査官たちは、中々答えられない。

「喰種を駆逐することです」

 そんな捜査官たちに代わって、宇井が即答。

「違います」

 否定する亜門。

「喰種対策法“序文”最も価値のあるものは平和であり、対策局員は

その維持に最大の努力を払う。平和のために戦う、それが捜査官だ、戦うべきです。喰種や【JAIL】と一緒に」

「私は受け入れる」

 いの一番に才子が手を上げた。

「後輩は先輩に従います」

 髯丸とシャオも手を上げた。

「丸手さん、老婆でも使うのがあなたと聞きました」

 ウリエも手を上げた。

「そうだな【ラビット】だろうが【JAIL】が役に立つなら使うべきだ」

 暁も手を上げた。その眼はウサギのマスクを被ったトーカに向けられている。これには捜査官たちは衝撃を覚えた【ラビット】は暁の父、呉緒の仇なのに。

 呉緒を殺害したのはトーカなのだが、公式には弟の【黒兎】のアヤトとなっている。

「全く、どこへ行ったかと心配していたぞ。まぁ、元気で何よりだ」

「ベットで寝ているのは飽きたのでな、戻ってきた」

「また、お前と一緒に戦うことになるな」

「ああ」

 握手する。篠原に黒磐は、どこへ行っていたとは聞かなかった。それは2人の中では聞かなくてもいいこと。

 苦楽を共にした特等の再会。

「強力かつ恐ろしい敵ほど、仲間になれば頼もしいものはない」

 ライも手を上げた。

「あのワーム、再び“竜”が動き出せば無差別に捕食を行う。老若男女問わず喰いまくり、被害は東京23区全土に被害が及ぶ可能性は高い。その中には君たちの大切な人、家族親類恋人親友もいるだろう。捜査官のみんな、守りたくないのか? 守れる力が目の前に来て、協力を申し出ているのに、ちっぽけなこだわりで台無しにしてしまうつもりなのか? “こだわり”っていうのは本当は“気にしなくてもいいことを気にする”とか“細かいことにとらわれる”と言う悪い意味なんだ。今一度、考えてみると良い、本当に守りたいものが何なのかを」

 ライの言葉が捜査官たちの心に浸透していく。

 突然、喰種たちがマスクを脱ぎ捨てた。東京ドームの時はCCGを信頼していないと脱がなかったのに。

 この行為は、あなたたちを信頼するという意味に他ならない。

「“こだわり”なんてクソ喰らえだ。んなもんのために死ぬつもりかよ」

 素顔のトーカの可愛さに、

「マスク」

「可愛い」

 見とれる捜査官。

 だがそれ以上のがいた、マスクを取ったリオ。

「冗談だろ、あの子が【JAIL】だと」

「まだ子供じゃないか」

「めっちゃ可愛い」

 SSSレート【JAIL】の伝聞と素顔のギャップに萌えてしまう。

 男の子のリオの方が受けがいい、トーカにしてみたら複雑な心境。

「篠原さんが賛成するなら、僕――」

 僕も賛成ですと言ううとしたジューゾーの前に篠原がやってきた。

「お前のことはお前自身で決めるんだ。ジューゾー、お前はもう大人なんだぞ」

 以前と同じ優しい顔で言われた。

 最初、少し驚いた顔をしたが、すぐに笑顔になり、

「そうですね、じゃあ、僕自身の考えで一緒に戦います」

 自分自身の判断で自らの行くべき道を決めた。

 これに鈴屋班が続く。

 捜査官たちの毒気が完全に抜け落ちた。東京ドームで結ぼうとしていたものより、強力な協力体制が築かれた。

「これもあなたの計略ですか?」

 宇井がライに問う。

「正直、あのタイミングでマスクを脱いでくれればいいと、考えていたのは確かだよ。でも一切、アドバイスはしていない」

 アドバイスはしなかった、喰種たちが自主的にやらなければ意味は無いのだ。

「なるほど、喰種たちに賭けたということですか。本当に絶妙のタイミングでマスクを脱いでくれましたね」

 賭けに大勝利。

「ライ」

 亜門が呼ぶ。

「これを渡してくれと頼まれた。“あの男”がそろそろ必要とだろうと言ってな」

 手に持っていた青い包、青い刀袋に包まれた一振りの刀を渡す。

「そうそう、これが欲しかったんだ。どうもクインケは性に会わなくて」

 首を傾げる宇井。刀袋に包まれているとはいえ、ライが手にしているのは日本刀、クインケの代わりにはならないはず。

 

 

 




 原作ではカネキが復活しましたね、でも“竜”が暴れています。
 この先はどうなるのでしょうか……。
 亜門の乗っているナイトメアフレーム“不動”の名前は亜門=アモン。
 アモンはデビルマンの合体した悪魔の名前。
 そこで不動明から“不動”と命名しました。

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