普通とはかけ離れた奴が学院に紛れ込みました。   作:DaTa 23°

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どうも、冷えたどらごんです。 あれ? 名前変えたからでーたかな?
投稿期間が少し空いたのは部活って大変だね、と言っておきます。
それでは、どうぞ。


そして事件は終わっていく。

結界の外に出てダークコートの人から少し時間が経った。

一通り歩いたけど何にもない。

誰かとすれ違うこともなく、何かが起こるわけでもない。

後は、あのゴーレムがいっぱい居る高いところかな。

にしても、レーダス先生ともフィーベルさんともティンジェルさんともあっていないということはそこにいるのかな?

まぁ、行けば分かるだろう。

 

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さて、到着っと。 ゴーレムがいっぱいいたまる。 この扉開けたらいいのか。

よっt

 

「……歯ぁ食いしばれ。」

 

開けた先に見えたのはレーダス先生に殴られこちら側に勢いよくとんでくる男の人だった。

あっ、これヤバイやつだ。

 

ドオォォン

 

男の人の頭と俺の頭がぶつかったことにより大きな音が出た。

いくら色々と普通とはかけ離れた俺だとしても人間だ。

頭と頭がぶつかればすごく痛いし、それが強くならなおさら。 あー、マジでついてないなぁ。

 

「えっ、 シュウ君⁈」

 

「なに? シュウ⁈ おい、大丈夫か⁈ クッソ誰がこんなことを…」

 

「直接的ではないにしろ、あなたが原因でしょ‼︎」

 

俺の周りではどうしてか漫才もどきが行われていた。

おい、倒れてるやつの周りでそれはないだろう。

そう思いながら俺は意識を失った。

 

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さて、唐突だが説明に入ろう。

今回何故システィーナがグレンと一緒にいるのか、何故グレンは意識を失わなかったのか。

まずは、システィーナの方だがこれはレイクとの戦闘がなかったため眠ることなくグレンと一緒に行動しここまでたどりついたからだ。

グレンの方もレイクとの戦闘はなかったため、魔力が少なかったが別になくなるほどひどくなかったし、ルミアの異能でブーストされていたので意識を失わなかった。

これが今回起きたシュウが介入したことによって変わった、結末の一つである。

さて、説明も終わったことだし本編に移ろう。

 

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あーー、そうだね。

 

 

 

なんでそんなことをするの?

って、顔してるね。

 

 

 

でも、これは仕方ないことなんだ。

 

 

 

君たちは、僕を裏切り僕の敵になった。

 

 

 

敵になったなら容赦はとことんしないって決めているってこと知っているでしょ?

 

 

 

知っていて敵になった。 そうでしょ?

 

 

 

もう僕も何十人と相手してうんざりしてるんだよ。

長い時間追いかけっこしちゃってさ。

 

 

 

さて、これ以上君たちの相手をするのは面倒なんだ。

もう始めよっか。

 

 

 

えっ? やめてって言ってるの?

 

 

 

やだよ。 僕は決めたんだ。

ここにいる全員を”消す”って。

 

 

 

もうこれは決定事項。

僕以外に誰も変えられない。

 

 

 

ほら、どんどん消えていくよ。

 

 

 

恨むなら、僕の敵になった自分を恨んでね。

 

 

 

あーあ、みんな消えちゃった。

そうだなぁ…あっ、そうだ。

 

 

 

アルザーノ魔術学院に行こう。

 

 

 

そうと決まればすぐに準備しよう。

 

 

 

金とかお金になるものも持って行こう。

 

 

 

持ち主がいなくなったんだから。

いいよね。

 

 

 

よし、じゃあしゅっぱーつ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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目がさめる。 周りは白いカーテンで囲まれており、頭には枕、からだには布団がかけられていることが分かった。

というかここ学校の医務室のベッドじゃん。

カレンダーを見てみると最後に確認した日から一つ足した数字になっていた。 すなわち1日寝ていたのだ。

寝すぎて逆に辛い。

 

「おぉ、目ぇ覚めたか。」

 

「あっ、おはようございます? レーダス先生。」

 

レーダス先生が、カーテンを開けベッドの横まで来る。

 

「からだの方は大丈夫なのか?」

 

「からだじゃなくて頭ですよ。 もう大丈夫だと思います。」

 

「そっか。 そりゃあよかった。 後で白猫とルミアにも礼言っておけよ。 ある程度のことはしていたんだからな。」

 

「そうだったんですか。 分かりました、言っておきます。」

 

「ていうか、マジでお前何してくれてんの?

クラスの奴らに喧嘩どころじゃないことしやがって。 おかげで納得させるのに時間かかったんだからな。」

 

「ハハッ。 それ関しては何も言えませんね。

ところで前置きはそのくらいにしてそろそろ本題にはいりませんか?」

 

そういうと、レーダス先生は驚いた表情をしたがすぐに元に戻し誰かに合図をするような行動をした。 すると俺のからだはいっきに手と足を縛られた感覚が襲い、見てみると【スペル・シール】と【マジック・ロープ】がかけられた。

 

「いきなりですまないが、貴様を拘束させてもらった。 シュウ=アライ。」

 

いきなりアルフォネア教授が入ってきた。 もう何聞かれるか分かった。

 

「さて、シュウ。 正直に答えろ。 あの事件でいた犯人の人数は4人。 そのうちの二名は捕まえられ、一名は俺の目の前で死んだ。 そして、もう一名はいたるところに無数の穴が空いてある死体が発見された。 そいつを殺ったのはお前かシュウ。」

 

あー、もうほら俺が思った通りだよ。

 

「…………あぁ、そうです。 自分が殺りました。」

 

「…………そうか。 じゃあ、天の智慧研究会っていうのを知っているか。」

 

「そうですね。 少し昔になりますかね。 まぁ、言ってしまえば。 存在は知っています。」

 

「何故知っている……とは聞かない。 お前は、こっちかそっちかどっち側だ?」

 

こっちていうのはレーダス先生の方であっちは天の智慧何ちゃらの方だろう。 だから、俺は決めてあるんだもちろん……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「自分はどっちでもない。」

 

 

 

こう答える。

 

「ほう、それはどういうことだ。」

 

レーダス先生が威嚇して聞いてくる。

 

「自分は、どっちの味方でもありません。 自分は、気分次第ですかね。 先生方を助けるのも事件を終らせることも。 全てが俺の気分次第です。」

 

「てめぇ、人の命がかかっているんだぞ!」

 

レーダス先生が俺に服の首元をつかんで言ってきた。

 

「それでも自分はどちらの味方でもない。

昔、友達と思っていた奴が、味方だと思っていた人が、味方をしてくれると言った人が急に敵になったことがあるんです。 その時に思いましたよ。 友達、味方は簡単に裏切る。 だから、自分はどちらの味方でもない。」

 

そうだ。 あの時に気付いたんだ。 人は簡単に裏切る。

俺の”秘密”を知ってしまえば。

 

「…………そうか。 分かった。 お前の過去に何があったのかは分からないし、知らない。 だが、お前は俺の生徒だ。 味方と思わなくてもいい。 仲間と思わなくてもいい。 それでも、何かあったら頼りにしていいんだぞ。 お前は俺の生徒の一人なんだからな。」

 

「返答に困りますね。 そうですね。 自分一人で解決するにはめんd…難しい時は頼らせていただく、と言っておきましょう。」

 

「お前今めんどくさいって。 いや、いい。 おい、セリカこいつの拘束といてやれ。」

 

「いいのかグレン。 そいつは、もしかしたら道を外れ敵になるかもしれないんだぞ。」

 

「いいさ。 敵になったら俺の鉄拳制裁で元の道に無理やりにでも戻してやる。」

 

アルフォネア教授は、無言で俺が縛れていた魔法をといた。

 

「ふぅー、まぁ、別に味方にならないとは言ってないし、事件に介入しないとも言ってないです。 全ては自分の気分次第ですがね。」

 

「なるべくならそんなことなければいいんだがな。じゃあな。 おとなしく休んでおけよ。」

 

「分かりました。 それでは、帰りに気をつけて。」

 

二人は、そのままカーテンの外に出た。 休んでおけということは明日までここにいなくてはいけないのかな。

…………お家に帰ろ。

 

俺は起き上がって小さい歩幅だがゆっくり歩き、保健室を出る。 あぁ、ご飯どこで買おうかな。

 

 

 

 

その後保健室にきた、見回りの先生が言われていた生徒がいないのを確認して、大騒ぎになったのはシュウが保健室からでて、しばらく経ってからのことだった。

 

 

 

 




いやぁ、少し急ぎすぎましたか?
まぁ、いいか。

遅くなってしまいましたが、お気に入りにしてくださった方々、感想をくださった方々、評価してくださった方本当にありがとうございます。

それでは、また次回。
最後まで見ていただきありがとうございました。

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