普通とはかけ離れた奴が学院に紛れ込みました。   作:DaTa 23°

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お久しぶりですかね?
だいぶ投稿が遅れました。
どうも、冷えたどらごんです。
部活の練習や、試合。 定期テストで遅れてしまいました。
では、どうぞ。


とつぜんテロリストがやってきたそうです。

今日は、本来なら休みの日なのだがこのクラスは講師が来るのが遅く授業があるのだ。

別に俺としては、学校が苦というわけではないが、やはり本来休みであるのに授業があるのは少しがっかりしているところもある。

 

現在の時刻は十時五十五分。授業開始予定時間は十時三十分。すでに二十五分が経過している。

レーダス先生の久しぶりの遅刻だ。

最近は遅刻もせずに良い授業をしていたのだが、めずら…しくもないな。 変ではあるが。

でも、俺としては嬉しい、昨日は固有魔術(オリジナル)を作っていてあまり眠れてないんだ。

一つ一つは、楽なんだが大量に作るとなるとなぁ。

いや〜時間かかった。

でも、まだレーダス先生が来ていな…あ〜あ。そういうこと。そりゃ遅くなるわ。今のうちに固有魔術起動させておこう。 あっ、教室の扉の前に気配が。

そして、扉は開かれる。

 

「あ、先生ったら、何考えてるんですか⁉︎ また遅刻ですよ⁉︎ もう……え?」

 

なんか、チンピラ風の男とダークコートの男がいた。

うわー、もう見た目が黒だわ。

絶対チンピラの方は性格も難があるだろ。

 

「あー、ここかー。いや、皆、勉強熱心ゴクローサマ! 頑張れ若人!」

 

今、その勉強熱心が崩れたのだが。

いったいどうしてくれるんだ。

俺の睡眠時間を減らしやがって。

 

「あ、君達の先生はね。今、ちょっと取り込んでるのさ。だから、オレ達が代わりにやって来たっつーこと。ヨロシク!」

 

なんか言ってるよ。

もういいや。 レーダス先生見よ。

おーー、なんか取り出したら相手の魔術が起動しなかったぞ。 何アレ? 魔術厨には最強だろ。

しかも、魔術戦で拳って魔術厨に怒られるぞ。

 

「おい、お前早くしろ。」

 

うわー、しかも全裸にして街に縛っておいて行くとか、

あの人社会的に死んだな。

 

「おい!お前聞いているのか!」

 

「うるさいよ。教室では静かにっていわれなかっ……なんだ自称テロリストか。はいどうぞ。」

 

なんかこいつ急に大声だしてきてびっくりした。

まぁ、素直に腕を差し出して、【スペル・シール】をかけられる。これで魔術起動が封じられる。

さてさてどうしよっかなぁ〜。

やることは決まってるけど。あとは、待ち時間だな。

何しよ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

少し時間が経過して、ティンジェルさんとフィーベルさんが連れてかれた。

今は、結界の中で体操座りしています。

あー、暇だぁー。暇。ちょう暇。

やっぱり、時間の設定間違えた。

クッソ、なんで時間経過に設定したんだ。

あー、もうクラスの人と話そう。

 

あっ、あれはカッシュだったけ。フレンドリーな彼なら時間をつぶせるかもしれない。

 

「ねぇ、カッシュ君少し話そうぜ。」

 

「あー、なんで俺がこんな目に……」

 

「おーい、カッシュ君? カッシュ君ー」

 

「そもそも、なんで今日なんだよ……」

 

「カッシュ君ー カッシュ君ー」

 

「俺今日死ぬのかな。あぁ、もっとやりたいことあったんだけど……」

 

「おい!カッシュ君いい加減無視もやめろ!傷つくぞ俺の心が。」

 

返事をしないカッシュ君を蹴り飛ばしてやったが俺は悪くない。 無視をしたカッシュ君が悪い。

 

「い、いきなり何すんだよ!」

 

「いや、今暇だから少しお話ししようぜっていう誘いだけど。どう?」

 

「ふざけんなよ! 今、どんな状況か分かっているのか⁈」

 

俺に怒りをぶつけんなよ。 こっちがふざけんなよ。

あっ、もう時間だ。

 

そう思っていると、俺の足下に円ができ光る。

すると、俺に付与されていた【スペル・シール】が、消えていた。

 

「あーあ、カッシュ君のせいで喋らずに時間がきたよ。もったいない。」

 

驚きで、全員固まっている中俺は、

 

「《力よ無に帰せ》」

 

結界の魔術を消した。

 

「やったぁー。これで帰れる」

 

「あぁ、やっと家に帰れる」

 

「お父様とお母様にも会える」

 

とそれぞれ今何が起きたかを理解し、喜んでいるが、

 

「《結界よ取り囲め》」

 

もう一回結界を張った。

元々結界の中にいた、嬉しがっていた人達は一瞬何が起きたか理解できなかった。いや、したくなかっただろう。

 

「あー、安心してくれ、内側からは出れるが、外側から絶対に入れないようにしといた。 例外はあるけど。

じゃあね〜。」

 

「ちょっ、ちょっと待ってくれ!俺たちをここから助けてくれるんじゃないのか⁈」

 

「えっ?だから、ちゃんと助けたじゃん。ほら結界張ってるし。鍵だってかけていくよ。」

 

「違う!家に、家族のところに帰してくれるんじゃないのか⁈」

 

「何言ってんの?俺そんなこと一言も言ってないんだけど。 あと、そこから出さないよ。終わるまでは。

だって、邪魔だから。 それとも死にたい? 死にたいならいいけど……どうする? 死にたい人、手ぇあげて。」

 

予想通り誰もあげない。

 

「あっ、誰もあげないんだ。まぁ、賢明な選択だと思うよ。それじゃあ、今度こそじゃあね〜。」

 

そして扉を閉める。 そして、ちゃんと鍵を閉めて。

よしっ。これでOK。 さぁ、少しだけ遊ぼう(殺そう)か。

 

俺は、不敵な笑みを浮かべながら、その場を去った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あ〜、誰か俺と遊ぼうよ! せっかく結界から出てきたのに時間がもったいない。」

 

もうかれこれ十五分ほど歩いているが誰にも会わない。

何故に? もうこれすべて解決したんじゃね?

うわ〜、やっぱり設定間違え……いや、あってたわ。

 

「貴様、何故ここにいる?」

 

「はっ? 分からないの? スペル・シールと結界やぶってきたんだけど。 もう少しその足りない頭で考えろよ。」

 

「き、貴様っ… いいだろう。ここまで俺を侮辱した奴はお前が初めてだ。 それに免じて痛みを感じさせる間もなく殺してやる。」

 

「はぁ? お前ら程度で俺を殺す? 何言ってんの?

お前らは、俺からしたらモルモットなの。 分かる?

だから、光栄に思うんだな。 これの実験台として選ばれた自分のことを。」

 

俺は、白紙のカードを相手に見せつけせながらそう言った。 この白紙のカードは、俺の固有魔術にして魔導器。

さて、実験を始めよう。

 

「死ね!」

 

相手はどうやら五本の剣を使うらしい。

多分三つが手練れの剣士の技を記憶していて自動に動くやつと、術者の意思で自由に動かせるやつだろう。

飛んでくる二本の剣をしゃがんで回避し、次いで飛んでくる一本の剣を半歩横に動いて避ける。再度飛んでくる二本の剣を転がって避ける。 さらに、飛んでくる剣を避ける。飛んでくる。避ける。 飛んでくる。避ける。 飛んでくる。避ける。 避ける。避ける。避ける。

 

「なぁ、これもう飽きね? 俺もう飽きてきたんだけど。」

 

「何故だぁ! 何故あたらない‼︎」

 

「はぁ、もうなんでこうみんな俺の話を聞かないのかなぁ。 せっかく殺すの待っていたのに。 もういい。 飽きた。」

 

そう言ったあと、白い紙を五枚出して、指で、パチンッと鳴らす。 すると、浮いていた剣が重力にしたがい、床に落ちる。

 

「何⁉︎ 【ディスペル・ファース】だと⁉︎」

 

「おいおい。 こんなんで驚くなよ。 これからは、俺のターンだ。 せいぜい苦しむことなく死ぬことを祈っておくんだな。」

 

十枚の白い紙をおもむろに投げ、【サイ・テレキネス】それぞれを浮かす。 さっきやっていた、浮遊剣に似ている。

 

俺は、指でパチンッと鳴らし、魔術を起動させる。

十枚の紙のうち三枚から光の光線が放たれた。

 

「ッ⁈」

 

いきなりの魔術で反応できるわけなく、その身で光の光線をうける。

 

「さて、ここから先は戦いなんてものじゃない。

一方的な理不尽極まりない、ワンサイドゲームだ。」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そっからの戦い……いや戦いとも言えない、一方的ないじめであった。

相手が魔術を使おうなら容赦なく口に向かって、【ライトニング・ピアス】を放つ。 足に向かって放つ。 手に向かって放つ。 放つ。 放つ。 放つ。

 

そうして、現在俺の制服は少しだけ血で汚れている。

はぁ、洗わなければいけない。

 

そう考え、俺は歩き始める。

 

 

 

床に転がっている無数の穴が空いた何かに一切感情を持たずに。

 

 

 




今回は、少し急ぎめにかいたのでだいぶ雑になってしまったかな?と思ってしまいます。
次回は、もう少し早く投稿できるよう努力します。
では、また次回。
最後まで見ていただきありがとうございました。

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